From:近藤雅彦
ゴルフパフォーマンス神田店より、、、
おはようございます!
近藤雅彦です!
最近、大手企業に勤めている友人と
食事していた時のこと。
「最近、どの取引先に
どんなお土産を渡せば喜んでくれるとか、
相手の家族構成はどうだとか、
そういうのに詳しくなってきた。
実力ではないところで仕事が決まっていくんだよね。」
という話を聞かせてもらいました。
私はこのような、
いわゆるビジネスマンではありませんが、
この感じよくわかります。
なぜなら、
キャディーとしてツアープロのトーナメントに
ついていた頃に
同じような経験をしたからです。
ツアー開幕の朝、
誰も見ていないところで相手の選手に一礼したのを
私がキャディーとしてつく選手が偶然見ており、
「君はとても良いことをしたね」
と褒めて頂き、
その方がツアーで出場する時は
必ずご指名を頂けるようになりました。
そのような経験があったからです。
所属プロから学んだこと
振り返れば、
礼やマナーを褒めて頂けるようになったのは
研修生時代、
ゴルフ場にいらっしゃった
所属プロの方のおかげです。
私がいたゴルフ場には
所属プロが3名もいらっしゃったのですが
(普通は所属プロは1件のゴルフ場に1人~2人です)
「ミスショットの後もふてくされた態度はとっちゃダメだよ」
「ティグラウンドはどこから入っても良いわけじゃないからね」
「忘れがちだけど、一緒にプレーした友達にも、
帰る時にはお礼を言うんだよ」
ですとか、
ゴルフのスキル以外のことも
多く指摘されました。
「上級者になればなるほど、
そして、ゴルフの世界に長くいればいるほど
実力だけではなく、
そういうところが大事になってくるよ」
しかし、
22歳で研修生入りした私は
まだ少し学生感覚もあったので
「結局は実力が一番大事でしょう!」と心の中で
ちょっと反発していました。
ですが、
私はとってもその方を尊敬していましたし、
マナーも完璧なスマートなゴルファーになりたかったので、
とりあえず、言う通りにしていました。
結果・・・
ツアープロの方にキャディーとしてご指名して頂き、
プロの現場で多くを学ぶことができたのです。
その指摘は細かい?
今なら
「ゴルフを楽しみたいなら、
上達ももちろん大事だけど、
それ以上に大事なものがある」
と断言することができます。
それは、私自身の経験だけではなく、
生徒さんのお話を聞いていてもそうです。
礼儀礼節であったり、
ルールをしっかり守ることであったり。
こういうことができる人が
別のラウンドにお呼ばれして、ゴルフ仲間を増やしたり
ワンランク上のラウンドに呼ばれたりして
上達のチャンスを得ています。
逆に、「この人、なってないな」と思われた場合、
最悪の場合、ラウンドに呼ばれないなんてことも、、、。
だから、私は
コースレッスンでマナーの指摘をすることもあります。
例えば、バンカーはここから入った方が良いですよ、とか
グリーンでは走っちゃダメですよ~とか、
ラフで素振りする時は
草に触れないようにした方がいいです、とか
(これはマナーというよりルール違反ですが)、、、。
自分でも「細かったかな?」と
感じることはあります。
しかし、ゴルフのスキルに直接、
関係ないところであっても
ちゃんと心得ていてこそ、
あちこちから声がかかったり、
良い情報が回ってきたりするものです
(コーチの評判だとか、
どこの保険が良いだとか笑)。
自分の”クセ”としてしまう
偉い人が見ているかもしれないから、
ちゃんとしておこう!
という損得勘定の話ではありません。
でも、少なくとも、
しっかり作法を抑えていると
自分も周りも気持良くプレーできます。
そうしていると、
「この人はしっかりしているから、
今度、自分のところのラウンドに誘っても安心だな」
と結果的に声をかけてくれる人が出てきてくれて
結果的に得をしたりするのです。
付け焼き刃の行動ではうまくいきません。
相手が「わかる人」であればあるほど
自分の芯からにじみ出てくる所作、
つまり行動のクセに
なっているかどうかがバレてしまいます。
特に、上手な人、
長くゴルフを続けている人ほど、
周りの人は厳しい目で見ます。
ですから、
あなたが22歳の頃の私のように
「結局、実力でしょ!」と思っていたとしても
礼儀礼節ですとか
ゴルフのマナーとか、
そういうことを大切にしてみてください。
そうすれば、
トラブルがなくなるのはもちろん、
きっと、また一緒にゴルフがしたいと思われたり、
自分のホームのラウンドに来こないか?と
誘われたり、
良い情報が回ってきたりするようになります。
ゴルフは他の何よりも
マナーに厳しく、人柄を評価されるスポーツです。
そこで「こいつはできるな」と
思われた人から良いところに誘われ、
良い情報をもらえます。
あなたが、もっと楽しいゴルフをしたいなら
ぜひ覚えておいてください。
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近藤プロに質問です。
>ラフで素振りする時は
>草に触れないようにした方がいいです、とか
>(これはマナーというよりルール違反ですが)、、、。
とありますが、今までハザード内でクラブを接地してはいけないというのは知っていましたが、ラフで草に触れてはいけないというルールは知りませんでした。
多くのレッスンビデオなどでもラフでのショット前に似たライの素振りで芝の抵抗を把握するようにと指導されていたかと思いますが、それはどのルールに抵触するのか教えていただければ幸いです。
コメントありがとうございます!
おっしゃる通り、
ボールから離れたところで、
素振りをすることはルール的に問題ありません。
芝の抵抗を確認するためには有効です。
あまり芝を削りすぎるのは、
マナー的にはあまり良くないので、
芝を削りすぎないように配慮は必要になります。
ただあまりボールに近いところで、
芝を削るような素振りを行いすぎると、
ライの改善でペナルティの対象となる場合がありますので、
注意は必要となります。
ルールやマナー違反にならないように、次の1打のための情報集めは、
スコアメイクにとても重要なことですね。
疑問が氷解しスッキリしました、丁寧な説明ありがとうございました。
これからも、スコアはもとよりマナーにも気を付けてゴルフライフを楽しみたいと思います。
引き続きご指導よろしくお願いいたします。