20年経っても変わらないもの

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2016.09.07
morisaki_catch

From:森崎 崇
ゴルフパフォーマンス新宿店より、、、
こんにちは。森崎です。

20年。これは、
僕がゴルフを始めた時から経過した年数です。

当時学生だった自分が、今こうしてたくさんの読者に向けて
メルマガを書いているとは全く想像していなかったと思いますが、
僕はこれまで高校、大学とゴルフ部に所属し、日々ゴルフに励んでいました。

例えば1日で1000球打つのは当然で、特に高校時代は通称緑の甲子園と言われる
全国高等学校ゴルフ選手権大会に出るくらいの高校でしたので、
クリスマスは毎年試合で潰れていたほどです。

といっても、そんな日々のおかげで今の自分があるのですが、
これまでのゴルフ界を振り返ってみると、大きく変わったところと
さほど変わってないところはけっこうハッキリしています。

そこで、今日は主観的に20年の間にゴルフで変わったところと
変わってないところをお話したいと思います。

変わるものと変わらないもの

ゴルフはタイガー・ウッズ以前と以後で大きく変わったという
話は聞いたことがあるかと思います。

僕は丁度その中間くらいにゴルフを始めているため、
一応両方を見ているのですが、

タイガー・ウッズ以前は、アスリート志向の強いスポーツではなく、
どちらかといえば、ビジネス上のコミュニケーションという側面が
強かった時代。

ゴルフ場に行けばあちらこちらで接待ゴルフ。そんな時代でした。

でも、そんな状況はタイガー・ウッズの出現によって、
大きく変わりました。ゴルフはアスリート志向の側面が強くなり、
それまで以上にゴルフはスポーツとして変化していきました。

特に、ゴルフクラブはびっくりするくらい変わりましたね。

もちろん、道具を使うスポーツとしてそれは当たり前のことなのですが、
じつのところ、アイアンなどの短いクラブはそこまで目に見えた変化はないように思えます。

その証拠に、最近20年前のクラブを
そのまま使ってるという方に出会いましたし、
打ってもらっても、違和感を感じることはありませんでした。

また、パターに至っても寿命の長いクラブですが、
考えるに、ショートゲームに使うクラブは飛距離よりも
コントロールや操作に重きを置くクラブだから寿命が長いのかもしれませんね。

では、何が変わったかと言えば、
飛距離が求められるクラブ、つまりドライバーです。

今やドライバーは大容量化が進み、(200ccくらい増えましたね)
シャフトの長さも数インチ長くなってます。

ヘッドも金属の加工技術が進歩したことによって、
大きくても軽いというドライバーが次々に誕生しています。

やはり、ゴルフの大きな魅力である飛ばしを担う
クラブだけあって、ゴルファーの関心も高いおかげか、
各メーカーがこぞって新技術を投入しているようです。

それに、昔に比べて誰にでも扱いやすいように設計されているのも
大きく変化したところで、スイートスポットも広くなり、
ボールも真っ直ぐ飛ぶようになりました。

よく“やさしいクラブ”と言われるカテゴリーですが、そういった設計もあって、
ゴルフを始めたすぐの方でも楽しく飛ばせるようになったのは事実です。

ですが、昔からゴルフを嗜むゴルファーにとって、
この“やさしい”が意外にも落とし穴なのです。

何故かと言うと、

今時のクラブは球が上がりやすい

僕のように、学生からゴルフをしていたというのは、
ゴルファーの中では少ない方で、多くは社会に出てから
始められた方だと思います。

そうすると、ゴルフ歴20年前後のゴルファーは
今では40代後半~50代くらいになられている方が多いと思いますが、

僕を含めたこのキャリアのゴルファーにとって、
記憶に残るプロゴルファーの1人と言えばジャンボ尾崎プロでした。

そのジャンボ尾崎プロと言えば、強烈なダウンブローが
持ち味でしたが、じつは今ではそれはあまり良くないのです。

というのも、先程やさしいクラブの話をしましたが、
ドライバーでやさしいというのは球が上がりやすくなった
ということを意味します。

つまり、球が上がりづらかった昔のドライバーに比べ、
現代のドライバーでは無理に球を上げる必要はないのです。

これは、今でもその世代の生徒さんが話すと、
けっこう驚かれることがありまして、
そこも変わったなと実感します。

このように、20年で様変わりした部分もある中で、僕の主観ですが、
これだけは本当に変わらないなと思うものがあるんですね。

それは、

スイングの基本は変わらない

ゴルフのスイングの話をする上で、
よく出てくるゴルファーと言えば、
そう、ベン・ホーガンですよね。

今更多くを語る必要もないくらい、偉大なゴルファーですが、
彼のスイングを解析した著書「モダン・ゴルフ」を今見ても、

現代に通用する理論やスイングは山のようにあります。
それだけ、スイングの基本は変わってないんです。

スイングで大事なのはインパクトの瞬間ですし、
正しいインパクトをするためにはグリップも正しく握らなければなりませんし、
正しいスイングをするには良いアドレスを身につけなければいけません。

ただ、そこに至る道筋が数多く存在するために
アマチュアゴルファーが悩んでしまう原因にも
なってしまうのです。

繰り返しで申し訳ないのですが、やはりラウンドで
結果を出すゴルファーは地道な練習を
習慣として日々行っています。

そこにセンセーショナルなトレーニングはありません。

僕はこの話をする時にいつも、
小原さんの話を思い出すのですが、

===============================
ゴールにたどり着くたった1つの方法、、、
それは、決めた道を一歩一歩、着実に継続して進んでいくこと。
一度、その練習を始めたら、集中してやりきること。
これがゴルフ上達のために絶対に必要な能力の1つです。
===============================

習慣として続けるトレーニングというのは、
すぐに結果を生むものではないかもしれませんが、
その習慣が、確実にあなたのゴルフをもっと楽しくさせてくれます。

変わるもの(クラブ)

変わらないもの(スイング)

を見分け、今の自分には何が必要なのか、
是非一度考えてみてくださいね。

PS.
もし、日々の練習がどうすれば楽しくなるのかなとか、
この練習は果たして必要があるのかなと思ったら
是非コメントを書いてください。

出来る限り返信していきますし、
精一杯、サポートさせていただきます。

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※本日 9月7日で終了

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森崎崇

森崎崇

1981年東京都生まれ。14歳の時にスコア100を切ったことから、ゴルフの道に進むことを決意し、高校時代は団体・個人共に全国大会に出場。多くの苦難を乗り越えながらも、レッスンプロとしての活動を始め、10年間で指導したゴルファーの数は実に2,500人以上。活動の最中、小原プロを含むコーチ達と出会ったことがきっかけで、ゴルフパフォーマンスの立ち上げと共に新宿店所属のレッスンプロとなり、クールな外見とは裏腹に情熱的なレッスンを行うことで、ジュニアからシニアまで幅広い世代に絶大な支持と信頼を寄せられる。また、プロキャディとしてツアープロのスイング、トレーニングを1番間近で見てきた経験から、最前線で闘うプロならではのテクニックやコースマネジメントを、アマチュアゴルファーが実戦でも活かせる指導法を確立。その結果、片手シングルを達成するゴルファーを量産したことからついたあだ名は「片手シングル養成マシーン」。現在はゴルフパフォーマンス史上、最速でヘッドコーチに就任し、更に活動の場を広げている。
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カテゴリー: 新着メルマガ | 投稿日: | 投稿者:
森崎崇

森崎崇 について

1981年東京都生まれ。14歳の時にスコア100を切ったことから、ゴルフの道に進むことを決意し、高校時代は団体・個人共に全国大会に出場。多くの苦難を乗り越えながらも、レッスンプロとしての活動を始め、10年間で指導したゴルファーの数は実に2,500人以上。活動の最中、小原プロを含むコーチ達と出会ったことがきっかけで、ゴルフパフォーマンスの立ち上げと共に新宿店所属のレッスンプロとなり、クールな外見とは裏腹に情熱的なレッスンを行うことで、ジュニアからシニアまで幅広い世代に絶大な支持と信頼を寄せられる。また、プロキャディとしてツアープロのスイング、トレーニングを1番間近で見てきた経験から、最前線で闘うプロならではのテクニックやコースマネジメントを、アマチュアゴルファーが実戦でも活かせる指導法を確立。その結果、片手シングルを達成するゴルファーを量産したことからついたあだ名は「片手シングル養成マシーン」。現在はゴルフパフォーマンス史上、最速でヘッドコーチに就任し、更に活動の場を広げている。

 

20年経っても変わらないもの」への2件のフィードバック

  1. 藤村

    毎日、メールマガジンを楽しみにしております。
    まだ、100前後のスコアですが週末練習場に行き、時間をつぶしています。
    時間をつぶしているという表現は適切ではありませんが。練習場に向かう車中では、今日のテーマを決めて練習し始めますが、途中で体と打球が乱れ、理由が分からなくなり当初の目的が果たせず、結果的に球数を消化していると、後で反省の毎日です。
    今回質問したいのは、道具(アイアン)の性能についてです。実は先日、ゴルフ練習場で60歳後半位の男性が力みなく、軽ーく打って綺麗な弧をえがいていました(距離も私より出ていました)。もちろん、力まずに捻転をきかせて打っていたと思いますが、クラブ(アイアン)を見て、ソールが分厚く高価そうなクラブでした。以前、ゴルフのスコアは金で買う(道具次第)もんだ!と聞いたこともありますが、アイアンにしろドライバーにしろクラブの性能でどこまで変わるのでしょうか?

    返信
    1. 森崎崇森崎崇 投稿作成者

      藤村さん

      今まで徳嵩フィッターから聞いた話だと、フィッティングを受け作ったドライバーで30ヤード伸びた人もいると聞いたことがあります。アイアンは番手なりの高さで上がっていないひとは自ずと距離は出ませんので、そのような人が上がるクラブに替えた場合15ヤードくらい伸びると思います。
      ちなみにソールが厚いアイアンは上がりやすいです。

      返信

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