「頭を動かすな」と言ってはダメ

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2016.10.10
古賀さん写真koga

From:古賀公治
尼崎テクノランドより、、、

こんにちは、ティーチングプロの古賀公治です。

今日はあなたに、

 「『頭を動かすな』と言ってはダメ」

について、お話ししたいと思います。

スイング作りで本当に意識すべきことは、
「下半身」の動きを主役にして正しい順番で体を動かすことです。

正しく骨盤が動けばヘッドアップも起こりませんし、
引っかけもなくなります。

そして、よくレッスンで言われる「頭を動かすな」という言葉。
これは指導する上ではふさわしくないのです。なぜか?

「頭を動かすな」ではなく

スイングの指導・習得を考える上で大切なことは
「“頭の動かない”体の使い方がある」ということです。

そのためにはリズムやテンポを
もっと意識して練習することが大切です。

そしてスイングを一連の動きとして身につけた方が、
結果的にはスイングの形もよくなります。

現在の欠点も自然に矯正できてしまうのです。

かといって、下半身を使う事を意識すれば、
即座にいいショットが打てるわけではありません。

頭で「理解」したことを、
体が正しく「出来る」ようになるまでには
時間が必要だからです。

私はゴルフを音楽の上達にたとえることが多いのですが、
ギターやピアノにたとえるならば、
最初は音の出し方を理解し、考えながら音階を覚えます。

でも、そこから色々な曲を演奏できるようになるまでには、
かなりの時間が必要です。

ここで、以前ピアノレッスン講師の方からいただいた
メッセージを(ちょっと長いですが)引用させていただきます。

ピアノレッスン講師の方より

「根気が要るけれど楽しいレッスン」

小さい子にとって、右手はどっち?左手はどっち?は、
なかなか難しいようです。

そして、ト音記号とヘ音記号を結びつけるのも。

ピアノは88鍵あるけれど、
中央に座って真ん中のドより高い方が右手、低い方が左手。
1回のレッスンで何回も確認します。

五線譜にト音記号を書いて書いて書きまくって、
それでも位置が違ったり、形がヘンテコだったりするので、
また書いて書いて書きまくって、
ようやく綺麗なト音記号が書けるようになってきます。

綺麗に書けるようになると自信がつくのか、
それ以降は得意になって書きますね。

ピアノも同じだと思うのです。

同じような事を繰り返し確認して次第に覚えていく。
根気のいる作業だけれど、
何事も新しい事にチャレンジする事は根気が要るものです。

初歩のピアノレッスンで大事だなと思うのは焦らずに、
覚えるまでじっくり教えることだと思います。
そして、分かったかどうか必ず確認することも。

就学前のお子さんには音符カードが役立っている感じです。
音符を覚えるまで、線の間か線の上かを何度も確認します。

真ん中のド、高いド、低いド、
これも小さい子にとっては覚えるのが大変なようです。

毎回のレッスンで音符カードを使って答えてもらいますが、
今日はいくつ出来るかな~!みたいにやると闘争心が湧くのか、
覚えるのが早いようです。(^-^)

ゴルフも同じ

ここでピアノ講師の方がおっしゃっていることは、
そのままゴルフも同じことが言えます。

無意識に下半身を使えるようになるには、
時間がかかります。

コースに出た時に上手く下半身を使えるようになるには、
経験の積み重ねが絶対必要です。

そして同時に、スイングの改造中というのは、
一時的にミスショットも増えます。

動きを変えると、ボールを打つタイミングが変わって
違和感が発生するからです。

しかし、この忍耐こそが上達の道と繋がるのです。

違和感があったり結果がなかなかでない時は、
新しい動きを体がやろうとしている証拠だと思ってください。

そして、これがとても大切なのですが、
その違和感を怖がらずに、練習してください。

遠回りをしているように感じるように感じるかもしれませんが、
実は、これが最短で上達する近道となるのです。
 

今日はこんなところにしておきます。

もし疑問については、コメントいただだいたものから
お答えできる範囲で順次お返事を書いています。

画像付きでないと説明が難しいものについては
お答えできないことがあることをご承知ください。

なおお読みになった方は、
そちらについても再度コメントをいただけると
「既読」かどうかが私から見てもわかるのでありがたいです。

それでは、今日はこのへんで。
 

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接待ゴルフでゴルフデビューしたYさんは、
それから取り憑かれたようにプレー。

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古賀公治
レッスンプロとして26年間に指導した生徒は延べ15万人、指導時間38,000時間以上。多くのクラブチャンピオンを輩出するなど、アマチュアゴルファーの名指南役として活躍。父は元関西プロゴルフ協会会長として、JGTO初代代表の島田幸作氏や賞金女王3回の大迫たつ子氏を指導した古賀春之輔。主に関西を拠点にレッスン活動を行なう。やり方を一方的に押し付ける指導ではなく、アマチュアの立場に立った理路整然かつ懇切丁寧な指導は、レッスンを受けるアマチュアゴルファーからは絶大な信頼と支持を得ており「カリスマインストラクターの通訳役」とも呼ばれる。2014年6月よりゴルフライブの講師としての活動を開始。
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カテゴリー: スイング, メルマガ, 上達テクニック, 教える立場, 新着メルマガ | 投稿日: | 投稿者:
古賀公治

古賀公治 について

レッスンプロとして26年間に指導した生徒は延べ15万人、指導時間38,000時間以上。多くのクラブチャンピオンを輩出するなど、アマチュアゴルファーの名指南役として活躍。父は元関西プロゴルフ協会会長として、JGTO初代代表の島田幸作氏や賞金女王3回の大迫たつ子氏を指導した古賀春之輔。主に関西を拠点にレッスン活動を行なう。やり方を一方的に押し付ける指導ではなく、アマチュアの立場に立った理路整然かつ懇切丁寧な指導は、レッスンを受けるアマチュアゴルファーからは絶大な信頼と支持を得ており「カリスマインストラクターの通訳役」とも呼ばれる。2014年6月よりゴルフライブの講師としての活動を開始。

 

「頭を動かすな」と言ってはダメ」への2件のフィードバック

  1. 森田健二

    今晩は。いつも楽しみにしてます。
    今回の事例はまさしく今、自分が陥っていることなのでかなりびっくりしました。
    レッスンに通い半年経ち、練習場ではそこそこ打てるのですがコースでは3割位です。それに焦っていろいろやらなければ、と思って居たのですが身体が覚えるまで練習します!
    最初はビジネスゾーンを半年やったなーと思い出しました。まだまだ90切った位で満足してませんので違和感と友達になりたいと思います。ありがとうございました!

    返信

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