「技」左肩が上にあがったセットアップ

2016.11.13
ohmori

From:大森睦弘
岐阜の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。

さて、今回は

 「技・左肩が上にあがったセットアップ」

というお話をさせていただきます。

セットアップでは通常ショットでも
パッティングでも左肩が右肩より上にあがった形とします。

それは、なぜでしょうか。

でも、左肩が高くなったセットアップの形は
非常に大切なことです。

今回は、この左肩が斜め上にあがった形の理由を
見てみることにします。

それを知れば、あなたもこれからは正しく肩のラインを
セットアップで作ることができるようになります。

左肩が高くなるべき3つの理由

セットアップで両肩のラインが水平に対して
左側が高くなるべき大切な理由は次の3つです。


(1)リリースのタイミング作り

(2)両手の前後差

(3)ターゲットの狙いやすさ

クラブのリリース

まずは、
(1)リリースのタイミング作りについて見てみます。

このことはまさかこんなことが関係するのかと
驚かれることと思います。

しかし、リリースタイミングがセットアップでの両肩のラインの傾きで
変化するという事実は、かなり重要な要素です。

ボールヒットに向かっては、クラブが早すぎもせず、遅すぎもしないで、
正しい安定したタイミングでリリースされることが重要です。

しかし、クラブのリリースのさせ方については
いろいろなことが言われています。

左サイドに壁を作るとか、手元を止める、
さらには腰を逆に回そうとするということまで。

しかし、そんなことを意識的に行わなくても、実は体の構造から、
自然に最高のタイミングでクラブはリリースできてしまいます。

鞭をイメージしてみましょう。

鞭では手元から動いて、鞭全体を振り始めますが、
途中で手元を止めます。

そうすると、手元から鞭の先端に向かって、
それまでしなっていた鞭がしなり戻り始めます。

そして、しなり戻りのエネルギーが鞭の先端に集められ、
鞭の先端は最高速に達します。

しならせられている物をしならせている部分、
鞭では手元が鞭をしならせていることになりますが、
このしならせている部分を止めるなり動かす速度を遅くすることで、
しなり戻りが始まります。

そして、鞭の手元を加速して鞭をしならせますが、
その手元を急激に止めるほどしなり戻りは急激になります。

ゴルフでは下半身の動きで骨盤から上の体幹が回転することで、
上半身、中でも特に左肩甲骨を体の正面方向にスライドすることと、
それに連動する右手甲側に折れるヒンジや、右腕などをしならせて
ボールヒットに向かいます。

ですから、体幹の動きが止まれば、
上半身のしなりは急激にリリースされ、
その先の腕とクラブが鋭く振られます。

体幹が止まる様子

ボールヒットに向かって体幹が止まる様子を詳しく見てみます。

まずは腰の回転について。

腰はダウンスイングで左に回転してきて、左に45度程度回転してきたら、
腰はまだまだ回転はできますが、それまでの回転速度よりは遅くなってきます。

それは、股関節の曲がり具合を見てもわかります。

股関節が一番深く入るのは、ダウンスイングしてきて
少し重心を落としてきたあたりです。

そして、腰はセットアップで骨盤を前傾させて
上半身の前傾角を作っています。

その骨盤が前傾した状態から、骨盤はセットアップでの前傾角度を保ったまま
トップからボールヒットまで回転することで、
上半身は下半身の回転で大きくしなります。

ボールヒットに向かって骨盤を前傾角度を維持して
背骨を中心に斜め回転させるためには、左サイドを斜め上方向にあげ、
右サイドを左斜め下方向に落とす動きとなります。

ということは、左脚を伸ばしていくことで
左サイドを斜め上方向に持ちあげる動きが必要となります。

そこで、ボールヒットに向かっては、
左股関節はある程度曲げて入れたままで骨盤の前傾角度を保ちますが、
左膝と左股関節を伸ばす動きで骨盤をターンさせてきます。

ところが、膝も股関節もある程度伸びてくると、
それ以上伸ばしても伸ばす角度の変化に対して、
脚の長さが長くなる程度は少なくなってきます。

ということで、脚の長さが長くなることの減速により、
腰をフルターンさせるつもりでも、腰は左に45度程度ターンした辺りからは
左へ回転する速度は減速してきます。

さらに、腰から上のお腹周りはお腹を凹めるなどして、
できるだけねじれないようにするほど、
下半身のパワーを上半身のしなりに反映できます。

そして、腰の回転に体幹の回転は直結します。

重い内臓などの動き

また、背骨の前側には重い内臓があるので、
その内臓の重さの影響は想像以上に大きなものです。

さらに、腕の重さは体重の6%程度が平均的ですから、
体重70kgだと約4kg、両手では約8kgもの重さがあり、
ゴルフのスイングではそれらが背骨の前側にある形でスイングします。

そこでこの重い内臓と腕の動きを見てみます。

ゴルフのスイングでは、
胸がスタンスの正面方向を向いているポジションが、
胸が一番下にあるときです。

そして、バックスングでは体幹が右に回転する分、
頭の高さは一定でも、お腹も胸も両腕も右上にあがってきています。

その右上にあがった背骨の前側の部分はダウンスイングでは
一番低いポジションに向かって落ちてくることで、
体幹の左回転を加速させる方向にエネルギーをプラスしてくれます。

そして、特に肘から先はダウンスイングではしならされて
体に対しては右側に遅れてついてきます。

そうなると、体の前側が一番低い位置であるスタンスの正面方向に向いたところから
少し左にターンした辺りが、体の前側が一番低い位置になります。

そこから体幹が左にターンするほど、
体の前側のパーツは左斜め上にあがり始めることになります。

そうなると、胸が向いている方向がスタンスの正面を少し過ぎると、
体幹の回転が体の前側の重さを上にあげる分、左にターンすればするほど
より体の前側を上にあげる角度が急になり、体幹の減速率は大きくなります。

しかも、ボールヒットに向かっては右腕も伸びてきて体から離れてくることで、
回転のしにくさである慣性モーメントが大きくなり、
体幹はより回転できなくなります。

スケートのスピンで両手を広げるほと回転速度が落ちます。
それと同じです。

体幹の回転が遅くなるタイミング

ということで腰が左に45度程度回転したところでは、
この腰を回転させる原動力である脚を長く伸ばす動きの減速と、
体の前側を上に持ちあげることや慣性モーメントなどの急増のトリプルパンチで、
体幹の回転は急激に減速してきます。

そして、一旦体幹の回転力が落ちると、
体幹の回転でしならされていた上半身のしなりとしての左肩甲骨のスライドや
右手甲側へ折れるヒンジや右腕のしなりは、急激にリリースされてきます。

さらに、上半身のしなりのリリースによってクラブまで連動して振られ、
そのリリースされる反対方向への力が体幹にかかってきます。

そうすると体幹はさらに回転速度が遅くなり、
一瞬止まるところまできます。

そうなったらさらに上半身は急激にリリースされてきます。

そして、シャフトがしなり戻ってきて
クラブヘッドまでリリースされながらボールヒットに向かいます。

ただしボールヒットでは上半身のしなりは
まだ完全にはリリースされていないで、まだまだリリースの最中です。

そして、肩から先の腕とクラブが鞭のようにヘッドから遠い順に
急激にリリースされてボールヒットしてヘッドがボールを打ち抜きます。

特に、上半身でもクラブに一番近い右手甲側へ折れるヒンジは
セットアップよりも深く入った状態でボールヒットします。

このような自然なリリースの場合、ボールヒットでの両肩の傾きに対して、
ヒンジがセットアップよりボールヒットで残っている分ぐらいは浅いですが、
セットアップで両肩は左側が上になって傾いていることが
良いセットアップとなります。

左肩が上にあがっている二つめの理由

セットアップで左肩が上にあがっているもう一つの理由
(2)両手の前後差について見てみます。

まっすぐに立ってクラブを両手の間を目一杯離して持ってみてください。

左手はグリップで右手はシャフトの真ん中ぐらいを持ってみます。

そうすると、できるだけクラブを支えるだけの力でクラブを持ったら、
シャフトの向きはどんな方向を向いているでしょうか。

そうです、体の正面に対して右斜め前方向に向いています。

そこから両手の間隔を狭めて、通常のグリップの形ぐらいまで寄せてきても、
右向きの角度は浅くなってきますが傾向は変わりません。

通常のグリップでの両手の前後差でも、
シャフトは体の正面方向に対して右斜め前方に伸びます。

そして、グリップエンドはだいたい左股関節辺りを向きます。

そこからグリップエンドが左股関節前でおへその高さあたりを向けます。

上半身の形をできるだけ変えないようにしながら、
両股関節を曲げることを意識して膝も少し曲げてバランスをとりながら、
ヘッドをボールの後ろにおろしてきます。

そして、シャフトの傾きもボールヒットをイメージしてセットします。

そして、そこに体を入れていきます。

このように上半身の正しい形を作ってから、
その形をできるだけ変えないでセットアップに入ると、
左肩が少し上にあがったほうが楽にセットアップできることがわかります。

これは、手元の前後差により、シャフトが体の右斜め前方に伸びていることで、
胸を真下に向けた形ではなく、胸を左に少し回した形が
ヘッドを楽にボールの後ろにセットできる形となるからです。

左肩が上にあがっている三つめの理由

左肩が上にあがっている三つめの理由
(3)ターゲットの狙いやすさについて。

ヒトはボールの後ろからターゲットに向かってまっすぐに向いていると、
ターゲットとの距離感や方向を右脳や小脳に精密に入力できます。

それによって、論理的に考えるよりも強力にターゲットに対して
体全体が同期して集中できます。

体の細胞の一つ一つをターゲットに向けているイメージが湧いてくるぐらいです。

しかし、ゴルフではターゲット方向に対して横向きで体をセットします。

そうすると、先ほどの体全体をターゲット方向へ向けたときに比べて、
ターゲットを狙う意識が薄れます。

そこで、肩のラインを水平にするのではなく、
ターゲット方向である左側を右側よりも少し上にあげるだけで、
ボールを後ろから覗くイメージとなり、
ターゲットを狙っている感じが強くなります。

この肩のラインの傾きかただけでも、
ターゲットとの距離感とか方向性が良くなります。

こうしてみてくると、セットアップで真面目に考えすぎて、
肩の傾きまで平らにしょうとしていると、
無駄な努力となることがわかります。

両肩のラインの傾きを決めるコツ

両肩のラインがセットアップでどの程度左あがりになっているといいのかが、
わかるためのコツがあります。

それは、セットアップでできるだけ余計な力を入れないことです。

余計な力というのは、
クラブを正しいポジションに保持する以外の力のことになります。

セットアップでは余計な力がものすごく小さくても、
スイングでクラブが遠心力を受けてくると、より大きな力を出して
セットアップでの余計な力のしっぺ返しをしなければならなくなります。

ですから、セットアップでの余分な力というものをしっかり排除することが、
簡単でパワフルで気持ちの良いスイングの要となります。

そして、セットアップで余計な力を取り除く一番簡単な方法は、
ボールに対してヘッドからクラブ全体をセットしたら、
そのクラブに対して体を入れていくことです。

体を入れるというのは、ボールの後ろにセットしたヘッドとシャフトの形を
できるだけ変えないようにして、足踏みをしながら
気持ち良く振れそうな足場を探すことです。

足踏みをすることで、全身の余計な力は知らないうちに激減します。

足踏みで楽に振れそうな足場が決まったときの、
両肩のラインの水平方向に対する傾きをチェックしてみましょう。

左肩側が上にあがった形になります。

そして、足踏みをしていると両肩のラインも
自動的にあなたにとって最適な傾きに合ってきます。

左肩が上にあがった形になってもそれは自然なのですから、
それを無理やり平らにしようとしないで、
足踏みが決めてくれた両肩のラインの傾きを信じてスイングしましょう。

そうすれば最高に気持ちの良いショットが、あなたを待ち構えています。

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