「心」できる気がすることとの戦い

2016.11.27
ohmori

From:大森睦弘
岐阜の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。

さて、今回は

 「心・できる気がすることとの戦い」

というお話をさせていただきます。

100をなかなか切れない場合には特にですが、
100切りを阻止している原因の一つとして、
大叩きの罠があります。

そんな罠にはまらないためには、
今を見つめることが大切となります。例えば。。。

実際の例

例えば、グリーン手前30yのところのラフにはまっていたとします。

よし、これならサンドウエッジで芝に食われる分を考慮して、
強めにショットすればピンに絡む。

そう思って打ったところが、
トップしてグリーンをはるかに超えてしまい、
その奥にあるOBにまっしぐら。

そんなご経験は一度や二度ではなく、
何回かあるのではないでしょうか。

ピンからたった30yぐらいのところから、
5打以上叩いてしまうということもあります。

たった30yなのですから、
なんとか3打以下ではあがりたいものです。

そこを、ピンをまっすぐに狙って、
ピンの下に付けてワンパットでなんとかパーなどと狙ってしまうものです。

そして、芝に負けないためにヘッドスピードは速め、
さらにバックスピンがかからない分、高くあげようとしてフェースを開いて、
しかもすくい打ちをイメージしてしまう。

こんな強めに打って無茶をやってしまう。

結局、トップでグリーンをはるかにオーバーしてまさかのOB。

または、ダルマ落としになり、同じ場所。

こんな悲しいことにもなってしまいます。

たった30yですからうまく打てる気がする。

しかし、ラフという状況というのは、
まあまあ難しいショットが要求される状態です。

そして、グリーン周りでは、
ターゲットを絶対にオーバーさせないことが大切です。

受けグリーンが多いことから、
特にグリーンオーバーでは下り斜面のアプローチショット、
さらには下りのバンカーショットとなります。

そしてグリーンのすぐ後ろはOBや崖もあるなど、
どんな状況かわからないことも多いです。

そんな状況で、まだ100を切れていない技術の状態である自分自身を
冷静に分析できず、無茶なショットをして大叩きのストーリーを演じてしまう。

手前がバンカーでもグリーンオーバーだけはさけたいものです。

ま、たまに奥に安全な場所があり手前が深いバンカーなどなら、
わざとオーバーもありえますが。

ハンデがシングルクラスでも、同じように、
「できるかもしれないショット」を打とうとしてしまいます。

どうすれば良いか

では、どうすれば良いか、
30y以下の距離からのラフでの具体的な作戦の一つの例をお伝えします。

サンドウエッジで指が白くなるぐらいガチガチに握り、
下半身を完全に固定するつもりで、パターのようにストロークします。

実は、下半身を完全に固定したつもりでも、
30yともなれば、まあまあ脚は動いているものです。

しかし、その動き方が下半身を完全に固定しようとするとかなり安定します。

出球の高さはロフト並みになりバックスピンはそれほどかかりませんが、
高さで止まりやすくなります。

また、体重は左足に70%ぐらいかけておきます。

そうすれば、その分ダウンブローになり
ボールの手前に立ちはだかっている芝を少しでも避けることができます。

そして、ピンは狙わずグリーンセンターを狙います。

そうです、ターゲットをピンではなく、グリーンセンターにします。

グリーンセンターよりも安全な場所があれば、
それもターゲットの可能性となります。

例えば、グリーンセンターではなくても、
手前や奥に難しい状況がない方向という選択もあります。

何もカッコよくロブショット風のスイングをする必要はありません。

多少カッコ悪くても、
あなたの統計的最小の打数であがれればいいわけです。

手前のエッジ近くにピンがあってそのピンを狙ってしまうと、
弱すぎてグリーン手前のラフにまた捕まるかもしれません。

しかし、グリーンセンター狙いなら、多少芝に食われても
またラフにはまる可能性は低くなります。

ピンを狙わないと損をした気がしますが、
1打を使ってターゲットに近づいたなら、
次からはより少ない打数であがれる確率が高くなります。

与えられた状況において、
あなたの技術で統計的に最小のスコアであがれる作戦を
選択できることが理想です。

でも、あくまでも理想ですが。

たとえ、打ったボールがショートしてまたラフに入ったとしても、
今の一打を使ってさっきよりは少ない打数であがれる場所に移動できたと
考えればそれでいいのです。

とはいえ、ピンまで30yなどの近いところから、
ピンを狙わずグリーンセンターなどの安全なところを狙うなんて、
普通はできません。

しかし、今いるところはフェアウェイから30yではなくラフです。

練習場のマットの上やフェアウェイからの30yとは全く状況が異なります。

また、ラフからのショットではないとしても、
スコアで100を切るまでは100y以内からはピンは無視しましょう。

そして、100y以上離れたところからのショットと同程度の難しさのショットでも、
やはりピンは狙わずグリーンセンターなり安全なところを狙います。

どうしてもできないことがある

しかし、ピンを狙わないとか、ラフから直接ピンを狙うなどの
「できそうな気がするショット」をやらないで、
もっと安全な方法を選択することは、実は心の問題のためになかなかできません。

特に100を切れていない場合は、自分自身を知らなさ過ぎますから。

そのため、できる気がするならやってしまいます。

たとえ成功確率が1%のショットでも、
それをやってしまうのが100を切れない場合の最大の敵です。

それは自分がどれだけの確率でできるのかという、
その確率の数字をかなり高めにイメージしてしまうう傾向があるからです。

本当は1%ぐらいしか成功できそうにないことでも、
50%ぐらいできそうな気がしてしまいます。

そこが、ゴルフの大きな心理的罠です。

100切り前なら極端な話、ドライバーは抜いて、
7番アイアン以下でラウンドするという作戦もあります。

そのほうがスコアがいいと、もしわかっていたとしても、
まず実行には移せません。

そこで、いろいろな誘惑に引き込まれて罠にはまらないためにも、
普段の練習では次のことをやっておくといいです。

練習で克服

良い状況ばかりのショットやパッティングをやるのではなく、
悪い状況での練習も行います。

それは、ラフや傾斜地などにボールがある状況というだけではありません。

例えば、ロフトがあって曲げにくい9番アイアンを使って
ボールを曲げようとすることも、ある意味難しい状況です。

さらい出球の高さを狙った高さにできるとか、
高さをコントロールすることもやってみるといいです。

そして、曲げ方や高さのコントロールを行うことで、
本来の正しいショットも身についてきます。

意図的に曲げるショット、インテンショナルショットは
100を切れていなくてもできます。

手の中でグリップを回して、フェースをターゲットに向け、
気持ち良く振れそうな足場を足踏みして決めたら、
向いた方向に向かって真剣に振れば曲がります。

インテンショナルフックなら、
手の中でグリップを左に回してフェースを閉じ、
フェースをターゲットに向けます。

そうしておいて、足踏みをして気持ち良く振れそうな足場を探せば、
体はターゲットの右を向きます。

それで、体が向いた方向に新しいターゲットを見つけて、
その新しいターケットに向かって真剣に振ります。

そうすれば、普段ストレートが出るスイングならフックがかかります。

その他ボールの高さのコントロールに関して、
サンドウエッジでは正しくショットしたら、
出球の高さはロフトの半分ぐらいの角度で飛び出します。

ほとんどケースでは、すくい打ちになっているために、
出球の角度は高く、ロフトぐらいの角度で飛び出しています。

すくい打ちなら自ら手先を力でリリースしているために、
リリースポイントが早すぎています。

出球が高すぎる場合は自らはリリースさせないで自然なしなり戻りに任せるとか、
フォローを低く出すイメージでショットをすれば改善できます。

また、セットアップでボールの後ろにヘッドをセットするときに、
出球の高さをイメージしてシャフトの傾きを調整してショットすることも
練習しておきたいものです。

そして、ラウンドでフェアウエーにある木を避けるとか、
まさに林の中からの脱出があります。

こんな時にはボールの高さをコントロールするとか、
ボールを曲げるという、あなたご自身の実力を知っておくことはものすごく大切です。

2パット以内連続ノルマ練習

また、パッティングで2パット以内連続ノルマ練習ということで、
10yぐらいから2パット以内を連続何回できるかということでも
難しい状況を作ることができます。

例えば、30分以内に30回連続2パット以内をやろうとして、
28回連続まで到達したとします。

そうすると、29回目ではかなり手がしびれてきます。

30回目ではさらに普段とは全く違うあなたを発見できます。

まるで人が変わる、え、自分って緊張するとこんなになるんだとわかります。

連続10回ぐらいではなかなかこんな緊張にまではならなかったとしても、
30回連続ともなると、普通のパッティング能力の人にとってはかなりの難関です。

ハンディがシングルの方なら、30回連続に挑戦してみることは良いことです。

ただし、30分やっていてもできないようだと、
それ以上やると心が折れてしまいますから、絶対に30分以内とします。

30分以内にできなかったら、そのときはあきらめて、次に機会に挑戦します。

備えあれば憂いなし

このように色々な難しい状況を設定して練習すると、
実際のラウンドであなた自身に起きることを、
あらかじめ体験することができます。

まさに、備えあれば憂いなしです。

予行練習するとしないのとでは雲泥の差です。

避難訓練はそんなことやっても何の役に立つの?
なんて思ってやっているとしたら、とんでもないことです。

避難訓練でただ避難してみるだけでも、
実際の災害時に対する心構えができます。

そして、頭で考えていただけではわからなかった、
色々な問題が浮き彫りにされます。

ですから、避難訓練はものすごく大切です。

それと同じで、ラウンドでのトラブルからうまく心をコントロールして、
あなたにとってその状況で行うべき行動を冷静に実行できるようにしたいものです。

そのために、普段の練習でも色々工夫して、
実体験にできるだけ近いことをやるようにしましょう。

今を見つめる

心技体を拡大解釈するなら、技術も心を作るための大切な要素と言えます。

データがあれば、冷静に自分自身を見つめるきっかけにできます。

瞑想やマイント?フルネスなどいろいろ言われていますが、
結局は自分自身を見つめるためのトレーニングです。

瞑想そのものが目的ではありません。

さらには山にこもって瞑想するよりも、
現実社会の中で自分を見つめる訓練をしたほうが、
よほど良い修行になるなんて誰かが言っていた気がします。

瞑想などで鍛えて自分自身を見つめる力を、
実際の生活やゴルフの中で生かしてこその瞑想です。

今の自分を、冷静に第三者的な立場で見ることができるための技術的なデータが、
少しでも頭の中にあれば、今を見つめることができやすくなるものです。

追伸

来月の千葉ワンデーレッスン会ですが、
12/5(月)、12/6(火)に若干空きがあります。

まだ間に合いますので、下記よりお申し込み下さい。

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※定員に達し次第、終了となります

追々伸

私は、このアキュロック・エース・パターを手にして
ボールを打った瞬間、思わず笑ってしまいました。

そんなパターが、ゴルフライブさんで発売中です。

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残念ながらDVDのみの購入はできないのですが
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しかもこのアキュロックエース、これを使うことで
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百聞は一見にしかず。
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※購入の画面まで行かないとDVDのセットは手に入りません。
※DVDのみの購入はできませんのでご注意下さい。
 
 

では、また。

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大森 睦弘

大森 睦弘

大学卒業後、世界でも有数な大手電機メーカーに勤務。社内の中央研究所や外部機関の客員研究員(東京大学)など、研究開発に従事。その類まれな分析力と強靭なメンタルは、ビジネスでの成功だけにとどまらず、スポーツでも発揮。国民体育大会アルペンスキーで優勝など、その競技力と長年の指導実績から、神奈川県アルペンスキーコーチとしても活躍。 その後、会社を早期退職し、ゴルフのインストラクターを養成するコースを卒業。卒業と同時に、コーチとして、プロ、ジュニアや一般の方々へのコーチング、ツアーキャディーなど、幅広い層に対するコーチングを行った。特にメンタルテストで「トップアスリートとして通用するレベル」と診断され、その強いメンタルを作りあげた経験を元に、メンタル面のサポートも行う。 現在、フリーのコーチとして独立。一般の方の本当の気持ちになって、どんなことでもとことん説明するなど、今まで納得できなかったと言われたことにも、やさしく解説することを信条としている。さらに、分析能力の高さを生かしてコーチングの仕事に従事するかたわら「ゴルフでのからだの使い方」をやさしく紐解くことで、ゴルフを普及させる活動を行なっている。
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大森 睦弘

大森 睦弘 について

大学卒業後、世界でも有数な大手電機メーカーに勤務。社内の中央研究所や外部機関の客員研究員(東京大学)など、研究開発に従事。その類まれな分析力と強靭なメンタルは、ビジネスでの成功だけにとどまらず、スポーツでも発揮。国民体育大会アルペンスキーで優勝など、その競技力と長年の指導実績から、神奈川県アルペンスキーコーチとしても活躍。 その後、会社を早期退職し、ゴルフのインストラクターを養成するコースを卒業。卒業と同時に、コーチとして、プロ、ジュニアや一般の方々へのコーチング、ツアーキャディーなど、幅広い層に対するコーチングを行った。特にメンタルテストで「トップアスリートとして通用するレベル」と診断され、その強いメンタルを作りあげた経験を元に、メンタル面のサポートも行う。 現在、フリーのコーチとして独立。一般の方の本当の気持ちになって、どんなことでもとことん説明するなど、今まで納得できなかったと言われたことにも、やさしく解説することを信条としている。さらに、分析能力の高さを生かしてコーチングの仕事に従事するかたわら「ゴルフでのからだの使い方」をやさしく紐解くことで、ゴルフを普及させる活動を行なっている。

 

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「心」できる気がすることとの戦い」への2件のフィードバック

  1. 岡本 真吾

    大森コーチへ
    様々なアドバイスを頂き それを元に自分なりに工夫して
    ゴルフ道に取り組んでおります

    今回の内容とは少しズレますが
    もし良かったら 教えて下さい

    ゴルフ歴28年、ハンディ10の58歳メンズです
    一年を通じて、これから寒くなる時期
    冬場ではコースコンディションが悪いのは当たり前ですが
    毎年
    それ以上にストロークが悪くなることが悩みの種です
    コーチの言われるように 下半身指導で毎日素振りをしております

    ラウンド前は早めに起床し、ストレッチを行なっていますが
    残念ながら
    朝早いラウンドで は狙いより球が右に出ます

    同様に朝早い練習でも何球かは球がつかまりません

    厚かましいですが 、良い方法、良いドリルがあれば
    ご指導下さい

    PS
    自分の気づきとしては、股関節と肩甲骨の連動がシームレスでない気がしてます

    返信
    1. 大森 睦弘大森 睦弘 投稿作成者

      Q:「朝早いラウンドで は狙いより球が右に出ます。同様に朝早い練習でも何球かは球がつかまりません。良い方法、良いドリルは?」

      いろいろ考えられますが一つはグリップがウィークすぎていて、何球か打っていると前腕の捻り方を上手く調整出来て捕まってくるということかもしれません。ですから、ドリルというか、グリップをチェックしてもし、ノーマルよりもウィーク寄りだったなら、修正することで改善できることになります。

      ノーマルとは、親指と人差し指でできるVの字の向きが、首の右の付け根と右肩の端の真ん中になります。これよりも左肩の方向に向くほどウィークだということになります。また、左手Vの字に隙間があると、Vの字の向きはウィークになっていないように見えても、実質左手の向きはウィークとなっている場合がありますから、左手のVの字は密着です。

      返信

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