From:徳嵩力一
千葉のクラブ工房より、、、
こんにちは。プロクラブフィッターの
徳嵩力一(とくたけ・かついち)です。
今日なんですが、あなたに
「徳嵩さんは何ヤード飛ぶんですか?」
という話をしたいと思います。
タイトルの言葉なんですが、この仕事をしていると
こういう質問をよく受けます。
その質問に答える前に。。。
こんな質問をいただきました。
240~250ヤード飛ばしたい
> いつも、楽しく拝見しております。
> ヘッドスピードが40m/s程度でも、
> 240ヤード以上飛ばすことは、可能でしょうか。
(同じような種類の質問で、
このようなものもいただいています)
> メーカ品の1Wをいろいろ試しても
> 飛距離は200~210ヤードと変わらない。
> 250ヤード飛ぶクラブはないでしょうか?
> ちなみに1Wでのヘッドスピードは39~40m/sです。
どうもありがとうございます。
質問者さんはお二人ともきちんと
ヘッドスピード(HS)を明記していらっしゃるので、
回答はしやすいですね。ありがたいです。
まず、これは自分も小原プロもいろいろなところで
前提条件としてお伝えしていることですが。。。
ボールを遠くに飛ばすための
「3要素」というものがあるんですが、
あなたはすでにご存知ですか?
せっかくなので、その3つとは何なのか?
ちょっと考えてみて下さい。
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(考える時間です)
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はい、ではよろしいですか?
飛距離を出すため3要素
何度かこの場でもお伝えしていますが、
飛距離を決める要素は、以下の3つです。
1.スイングスキル
2.ギア
3.フィジカル
自分はフィッターですので、
スイングスキルとフィジカルはいったん置いておいて、
ギアのところで言いますと。。。
このギアという要素の中にも、飛ばしにかかわる
クラブ的な要素が、さらに3つに分かれます。
a.ボールの初速
b.打ち出し角度
c.スピン量
このa~cの3つが、飛距離にかかわってきます。
ということで、何が言いたいかといいますと。。。
お二人のヘッドスピードはわかったんですが、
クラブについては、このa~cの3つの要素がわからないと、
何とも言えない、ということです。
ヘッドスピードに対して、そこにいいミート率があると
「ボールの初速」は上がります。
(逆に言うと、ヘッドスピードがあっても、
ミート率が悪いと、ボールは飛ばないということです。
つまり、ヘッドスピードだけではない、ということですね)
そして、次の打ち出し角度は、ヘッドスピードに関係なく、
理想の角度は「14度前後」が理想です。
また、スピン量に関して言えば、
「2000~2500回転」が理想のスピン量です。
ということで、もしそのヘッドスピード以外の
「打ち出し角度」と「スピン量」が上記の数字の範囲に
収まっているのであれば。。。
今の飛距離が、現状のマックスの飛距離と言えます。
したがってその場合は、スイングスキルとフィジカルと
見直していくしかないということですね。
ですがもし逆に、それらの数値が適正距離外であるなら、
その適正値を叩き出せるクラブにすれば。。。
まだ飛ぶかもしれない、ということになります!
250ヤード… 飛ばせるか?
基礎体力でヘッドスピードを上げるのはちょっと。。。
ということなら、ヘッドスピードの上がるクラブ、
すなわち「長尺」にトライしてみることですね。
クラブが長くなれば自然と
ヘッドスピードがよくなる要素になります。
あるいは、何がなんでも飛ばしたいということなら、
いわゆる「高反発ドライバー」という選択肢もあるでしょう。
高反発のドライバーにすることで、
ボールの初速は上がります。
あとはスイングスキルを上げていくなど、
そうした3つの要素の合わせ技の中で、
飛距離を伸ばしていくことになります。
ちなみに。。。冒頭の自分の例で言えば、
ヘッドスピードは長尺ドライバーを使って
(MAXの47.5インチの長さで)46m/sぐらいです。
長さが45インチぐらいになると、
ヘッドスピードは44m/sぐらいしか出ません。
そして、スピン量は2000回転。
打ち出し角度は14度。。。
つまり、ほぼ全ての数値が飛ばしの規定内なので、
これ以上伸ばす要素があまりないんです。。。(T_T)
あとやれるとすれば、
フィジカルの要素を伸ばすぐらいでしょうか。
それにしても上限値に近いので、ここから飛距離アップするのは、
ちょっと至難の技な感じですね。。。
ですので、飛距離についての楽しみが少ないとも言えます。
あ、それで肝心の自分の飛距離ですが。。。
今はキャリーで250ヤード(+ラン)ですね。
自分で言うのも何ですが、ヘッドスピードの割には
ミート率はまあまあ高いほうで、
効率よくまあまあ飛ばせている部類なんじゃないかなと。
これもそれも何より、道具の利点を知っているからです。
他の人ならロスする可能性のある部分を、
道具でカバーしています。
ここから先は、筋トレなどで地道にあげるしかないんですが、
逆に言えば、道具でここまでなら行ける、ということです。
こうした可能性も、フィッティングを受けていただけると、
いろいろ分かってきます。
追伸
そういえば、ちょっと急なんですが、
チーム小原で企画した「レッスン&フィッティング」の
企画がありますのでご案内です。
東京の世田谷区で行うのですが、
フィッティングが受けられる枠は限られています。
(レッスンだけの枠もあるため)
フィッティング受講枠は先着順ですので、
ご希望の方はお急ぎ下さい。
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それでは、また次回。
徳嵩力一
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徳嵩 力一
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