「フックに悩んでいます」のウソ

2017.08.10
tokutake

From:徳嵩力一
千葉のクラブ工房より、、、

こんにちは。プロクラブフィッターの
徳嵩力一(とくたけ・かついち)です。

今日なんですが、あなたに

 「“フックに悩んでいます”のウソ」

という話をしたいと思います。

もちろん、スライスに悩んでいるゴルファーの方が多いでしょうが、
フックに悩んでいるという人も、少なくないですよね。

とはいえ今日の話は、フックやスライスの悩み以外にも、
ダフリやトップといった悩みをお持ちの方にも
役に立つ内容になるはずです。

フックが出ないドライバーが欲しい

フィッティングにいらっしゃるお客様の中には、
こんなリクエストをしてくる方がいらっしゃいます。
 
 

 「徳嵩さん、実は私フックに悩んでいまして、
  フックが出ないドライバーが欲しいんですが。。。」

 
 

もちろん、フックが出ているのですから
フックの出ないクラブにするという、
その発想自体は間違っていません。

実際自分も、そのようなご提案をお客様にすることもあります。

何度もこの場でお伝えしているように、
ゴルフクラブから力を借りられるのであれば、
それを借りるのも、ゴルフの醍醐味といえますから。。。
 
 

なんですが。。。

これはあまり言われていないことだと感じるのですが、
たとえばフックに悩む方に対して、処方箋として
 

 ・フックが出にくいクラブを提案していい時

 ・そのようなクラブは提案しない方がいい時
 

そうした提案をしていい時と、そうでない時があると言ったら
あなたは驚くでしょうか?

薬が「毒」になることもある

なぜ、フックに悩んでいる人に、場合によっては
フックを解消するクラブを提案してはいけないのか?

それは、フックに悩んでいるようでいて実は
 

 「本当はスライスしてしまうのが嫌で、
  それを無理くりつかまえようとして、フックが出ている」

 

という可能性もあるからです。
(そしてそれは、あなたが思っているよりも割合としては多いです)

そのような方に、フックをクラブで直すのというのは
逆効果になってしまいます。

実は、そのようなゴルファーの方にはむしろ

 「つかまりやすいクラブ」

を提案したほうがうまくいくことが多いです。
 

 「え、徳嵩さん。
  ちょっとそれは言い間違いじゃないですか?」

 「ただでさえつかまりやすいって言っているんですから、
  そんなことしたら『大フック』になっちゃいませんか。。。?」

 

いいえ、意外に思うかもしれませんが、
こういう人にはつかまりやすいクラブを与えたほうが
うまくいくことが多いんです。

その悩み、ホントにそれが原因?

どういうことかといいますと。。。

そもそも、右に出るのを嫌がってフックが出ているわけですから、
つかまりやすいクラブなら、右に行く心配は消せますよね?

そこで自然なスイングにしていただくことで、
自分の狙った出玉に近づけることができる、というわけです。
 
 

今回のような事例(本当はスライスしてしまうのが嫌で、
それを無理くりつかまえようとして、フックが出ている)の場合。。。

多くの方は、自分がスライスに悩んでいたことを
すっかり忘れてしまっているものなのです。

それはそうですよね。
だって、今出ているボールはフックなんですから。
そちらにフォーカスしてしまうのは、自然なことです。
 
 

これと少し似たは話ですが、ダフリが多い人というのは
軽いクラブを(それもかなり長いこと)使っていることが多いです。

これも逆に感じる方がいるかもしれませんが、
つまりこういうことです。
 

 使っていたのが軽いクラブだったため、
 最初のうちはトップが出ていた

     ↓

 そこから当てようとして上下動(沈み込み)が大きくなって、
 結果、ダフるミスが多く出るようになった

 

この場合も、自分が当初(それもクラブのせいで)
トップが出ていたことなんて、長いこと時間が経っていて、
もう忘れてしまっているわけです。

適応は人間の本能。しょうがない。けど…

ですが、こうした行動の結果になるのは、
人間として仕方のない部分はあります。

望まない結果が出てしまった時に
「次は出ないようにしよう」という具合に適応しようとするのは、
人間として極めて自然なことだからです。

ですが、そのミスを克服しようとする時、
スイングの方向性として「正しい」のならいいのですが。。。

多くの人は「正しくない」方向を続けてしまいます。
実はここに、大きな問題があります。

正しくない方法を続けてしまうと、
たとえばいざ、レッスンを受けて正しいスイングができるようになった時。。。
 

 「習ったのに、かえってミスが増えた」

 「あそこにレッスンに行ったら、当たらなくなった」

 「逆にスコアが悪くなって、ゴルフにならなくなった」
 

ということが起こる場合があるのです。

それはひとえに、悪い方向に適応してしまっているからで、
やり続ければ必ずいい方向に向かうのですが。。。

その我慢が、なかなか出来ないというのが現実のようです。
 

ともあれ、チーム小原の場合はありがたいことに
クラブとレッスンの一体化を提唱していますので。。。

考え方として、スイングという「ベース」を置きながら、
レッスンやフィッティングを受けていただいています。

それが結果的に、レッスン代もクラブ代も
最終的にはムダがないので、そのようにオススメしています。
 

レッスン以外のお客様にもぜひ、
フィッティングに来ていただきたいところなんですが

あいにくレッスン関係のお客様でかなり埋まっていて、
現状、お受けすることができない状況です。

もし空き枠が出てきましたら、
このメールマガジンの場でお知らせしますので、
今しばらくお待ち下さい。

追伸:モンゴプロのバンカー上達プログラム

チーム小原のモンゴプロが今回
バンカー上達のプログラムを新しく出したそうです。

 森田安寛の『ザ・ショートゲーム ~バンカーショット編~』

モンゴプロのショートゲームについては
今さら説明するまでもないかもしれませんが。。。

バンカーが苦手だと思っている方は
ぜひ一度のぞいてみるといいと思います。

http://g-live.info/click/mon-bun1707/

※新発売記念! 期間限定の特典プレゼント多数あり
 
 

それでは、また次回。

徳嵩力一

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徳嵩 力一

徳嵩 力一

高校・大学とゴルフ部に在籍。大学卒業後、クラブデザイナーの第一人者である故竹林隆光氏が設立、代表を務めた 株式会社コンセプト(現、株式会社フォーティーン)に入社。当時ゴルフクラブを数値で表して、クラブ設計を行う、中空アイアンの発明、 タラコ元祖UTなど革新的なクラブ設計で著名だった竹林氏の元でクラブ理論、フィッティングを学び、3,000名以上にフィッティングを行う。 また、プロゴルフツアーにも参加し、選手のフィッティング、セッティングの提案に従事。有名ツアープロも多くフィッティングしてきた。 在籍時代に競技出場中の小原プロと出会い、小原プロのクラブフィッティングを担当。その後、小原プロのスタジオ、フォースワンカスタムフィッティングの代表としてアマチュアゴルファーのベストスコア達成に貢献中。これまでにクラブに費やした金額は軽く1,000万を超えるほどのクラブ博士。古今東西あらゆるクラブに精通する生きるゴルフクラブ辞典。
カテゴリー: スライス, フック, メルマガ, 新着メルマガ | 投稿日: | 投稿者:
徳嵩 力一

徳嵩 力一 について

高校・大学とゴルフ部に在籍。大学卒業後、クラブデザイナーの第一人者である故竹林隆光氏が設立、代表を務めた 株式会社コンセプト(現、株式会社フォーティーン)に入社。当時ゴルフクラブを数値で表して、クラブ設計を行う、中空アイアンの発明、 タラコ元祖UTなど革新的なクラブ設計で著名だった竹林氏の元でクラブ理論、フィッティングを学び、3,000名以上にフィッティングを行う。 また、プロゴルフツアーにも参加し、選手のフィッティング、セッティングの提案に従事。有名ツアープロも多くフィッティングしてきた。 在籍時代に競技出場中の小原プロと出会い、小原プロのクラブフィッティングを担当。その後、小原プロのスタジオ、フォースワンカスタムフィッティングの代表としてアマチュアゴルファーのベストスコア達成に貢献中。これまでにクラブに費やした金額は軽く1,000万を超えるほどのクラブ博士。古今東西あらゆるクラブに精通する生きるゴルフクラブ辞典。

 

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