From:大森睦弘
岐阜の自宅より、、、
こんにちは、大森睦弘です。
さて、今回は
「右脚の出しゃばりでアウトサイド・イン」
というお話をさせていただきます。
トップからいきなり右脚を使って腰を回したことで
アウトサイド・イン軌道になり、
ゴルフを難しくしているケースは非常に多いです。
まさにダウンスイングで外から入って内側に抜ける軌道が、
アウトサイド・インなのですが、
そうならないためには、どうすればいいか?
あなたに行っていただきたいのは、
とっても簡単な、たった一つのことだけです。
と、本題に入る前に
業務連絡が3点あります。
まず1点目。先日からお知らせしています通り、
私の6ヶ月のレッスンコース「大森塾」について。
大阪と岐阜のみ、引き続き下記よりお申込みが可能です。
ぜひ一度、ご案内をご確認下さい。
↓
http://g-live.info/click/omrjuku_gen170924/
■近畿開催:大阪府(大阪市東淀川区)
井高野ゴルフセンター
〒533-0001 大阪市東淀川区井高野4-7-85
日曜コース
10月15日(日) / 11月12日(日) / 12月10日(日)
01月14日(日) / 02月11日(日) / 03月11日(日)
月曜コース
10月16日(月) / 11月13日(月) / 12月11日(月)
01月15日(月) / 02月12日(月) / 03月12日(月)
火曜コース
10月17日(火) / 11月14日(火) / 12月12日(火)
01月16日(火) / 02月13日(火) / 03月13日(火)
■中部開催:岐阜県(各務原市)
ニッケゴルフ倶楽部 岐阜センター
〒509-0141 岐阜県各務原市鵜沼各務原町8-7
日曜コース
10月22日(日) / 11月19日(日) / 12月17日(日)
01月21日(日) / 02月18日(日) / 03月18日(日)
月曜コース
10月23日(月) / 11月20日(月) / 12月18日(月)
01月22日(月) / 02月19日(月) / 03月19日(月)
火曜コース
10月24日(火) / 11月21日(火) / 12月19日(火)
01月23日(火) / 02月20日(火) / 03月20日(火)
ご希望の方は、まずは一度
下記のご案内をご確認下さい。
↓
http://g-live.info/click/omrjuku_gen170924/
そして2点目。
私のワンデーレッスン、10月のレッスンも募集中です。
すでに残席わずかの日程もございますので、
ご希望の方はお早めにお申込み下さい。
大阪(大阪市東淀川区)
10/15(日)・10/16(月)・10/17(火)
10:00~17:00
↓
http://g-live.info/click/ohmlg171015/
岐阜(岐阜県各務原市)
10/22(日)・10/23(月)・10/24(火)
10:00~17:00
↓
http://g-live.info/click/ohmlg171022/
初めから半年のレッスンはちょっと。。。という方は、
こちらのレッスンに一回ご来場ください。
そして最後に3点目。
先ほどのワンデーレッスンとは別バージョンとして、
「半日レッスン」というものを神戸市で開催します。
兵庫(兵庫県神戸市) ※3名限定
10/18(水)
10:00~13:00
↓
http://g-live.info/click/ohmlg171018/
こちらはすべて室内でのレッスンですが、いろいろ工夫を凝らして行っています。
よろしければこちらもご検討下さい。
では、話を戻します。
脚を使いなさいと言われるけれど
パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコン(または)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] をクリックします。
(おまけ付き)
今回のメールマガジンの内容をPDFでもご覧になれます。
こちらからクリックしてダウンロードして下さい。
↓
http://g-live.info/click/omrpdf171008/
※印刷してファイルなさる方にはこちらが便利です。
インパクト面のアウトサイドである上から入って、
インの下に抜ける軌道であるアウトサイド・イン軌道が、
スライスの多くの原因だということはあなたもご存知のことと思います。
確かにスイングでは脚を使いなさいと言われます。
ところが、脚を使うことを正直にやろうとすると必ず陥る罠が、
トップからいきなり右脚で地面を蹴って腰を回そうとすることです。
トップからいきなり腕の力で打ちに行くと、
確かに軌道はアウトサイド・インになります。
ところが、上半身は正しく動いて打ちに行っていなくても、
トップからいきなり腰を回そうとすると軌道がアウトサイド・インになります。
そのからくりは、腰が回転すると、
上半身ががターンして手元がボール方向へ出ることになるからです。
そして、手元がインパクト面に対して浮いた状態となることで、
ボールヒットに向かって上から入って下に抜ける軌道になってしまいます。
では、どうすれば良いのか。
トップでの右脚に多く乗った状態から、
一旦両脚で地面を踏もうとすれば良いです。
それだけで、トップから右脚で力を入れようとしなくなり、
アウトサイド・イン軌道が解消の方向に進みます。
トップに向かって右にシフトしてきた左膝を、
セットアップのところに戻そうとするだけでも、両脚で地面を踏みやすくなります。
実際、トップでは背骨を中心に右にターンしていることで、
背骨の前側の重い内臓や両腕とクラブが右斜め上にあがってきています。
この内臓や両腕とクラブが上にあがったことで高くなった重心を、
下に落とそうとするだけでも、腰はセットアップの向きに戻ろうとしますから
その重さに任せれば良いだけです。
アウトサイド・イン軌道の弊害
スライスはゴルフを始めたばかりのときに出やすいですが、
スライスが直ってもアウトサイド・イン軌道が残っていると、
とんでもないミスを誘発してしまいます。
それは、引っかけやダック・フックなど、
左に出でさらに左に曲がってしまう、絶対に出したくないボールです。
実は、ボールヒットに向かって前腕を力で左に捻ってフェースを閉じる動きを行えば、
とりあえずはスライスは解消の方向になりますが、それでは根本治療にはなっていません。
そのために、とんでもないミスショットを打つことになってしまいます。
まさに、引っかけやダック・フックは100を切って、
90台、80台のスコアが出始めた、さあもっとうまくなろうと
意気込んでいるときに出始めて、多くの人を悩ませます。
アウトサイド・イン軌道は、トップから手で打ちに行くということが
原因になりやすいことは、あなたもご存知のことと思います。
確かに、手でクラブを振りに行くと、
軌道はインパクトのときのシャフトのラインである
インパクトラインの上から入って、下に抜けていきます。
フェースの向きに対して軌道が左向きだと、
ボールにはスライス回転がかかりボールは右に曲がっていきます。
ダック・フックでボールが左に飛び出してさらに左に曲がる場合は、
アウトサイド・イン軌道でその軌道に対してフェースが閉じて左を向いている状況です。
グリップがウィークなままボールヒットでに向かって
前腕を左にうまく捻ることがうまくなってきて、
軌道に対してフェースを閉じすぎる方が非常に多いです。
ウィークなグリップのために、力を入れていないと開いてしまうフェースを、
無理やり力で閉じるようになります。
ウィークなグリップとは、クラブの遠心力で左腕が引っ張られたときに、
フェースが開いてしまうグリップです。
正しいグリップなら、クラブが遠心力でまっすぐに引っ張られても、
フェースの向きは変化しないので、ボールヒットに向かって
前腕を左に捻る必要はありません。
そして、ボールヒットに向かって前腕を力で左に捻る動きを行っていると、
左に捻り過ぎるようにもなってしまいます。
そうなると、単なるスライスしか出なかったものが、
いきなり左に飛び出すようにもなってしまいます。
結果として、右に行くのか左なのかは
打ってみなければわからないショットを作ってしまう、
悲しい苦労を行ったことになります。
右脚をトップからいきない使う弊害
ところが、手で打ちに行っていないのに、アウトサイド・イン軌道になることは多く、
その要因が、冒頭でお伝えした、トップからいきなり右脚を使って腰を回そうとする動きです。
トップの形から腰を左に回してみてください。
手元はボールの方向へ出てきます。
ということは、インパクトラインに対して手元は上に浮いた状態となります。
手元がインパクトラインに対して上に浮けば浮くほど、
ボールヒットに向かって手を力ずくで引き下ろすことになります。
それはそうです、トップから手元が一旦大きく上にはずれたわけですから、
ボールヒット近辺で急激にインパクト面に乗せるという
難しい作業をすることになります。
また、飛ばしのためにも、トップからの右脚の力の無駄遣いはもったいないことです。
飛ばすための右脚のイメージ
右脚はボールヒットに向かう上半身の強烈なリリースに耐えて、
そのリリースのエネルギーを逃がさないことが飛ばすためには最も大切です。
実際、良いドライバーショットのボールヒット近辺では、
下半身は上半身のリリースの反作用を受けて、腰の回転は止まらせられてしまいます。
そのため、ダウンスイングからボールヒットに向かって
右脚は自分からはそれほど積極的に動かさないことが、
パワフルなショットのために大切です。
脚を使えと言っているのに、積極的に使わないとは、
いったいどういうことなのでしょうか。
ボールヒットに向かって、意識としては左脚で地面を縦に蹴ることを
かなり強くイメージします。
しかし、右脚は左脚に少し遅れて強烈に地面を踏まされることに耐えるという感じが、
しっかりクラブを振るためには大切です。
それは、上半身がしならされて、しなり戻る反作用を下半身、
特に右脚が受けることになるからです。
以前に「技・ダウンスイングの右脚の意外な動き」の中で、
ボールヒットでの右脚について、
そのうちにお話させていただくことになっていました。
「技」ダウンスイングの右脚の意外な動き(2017.06.18)
↓
http://g-live.info/click/170618_nikkan/
ということで、ボールヒットでの右脚の動きを、
もう少し詳しくこれから見てみましょう。
ボールヒットに向かう動きの全体像
左脚の鋭い縦蹴りで、左のお尻を左後ろポケット方向へ押し込むことで、
腰は急激に左にターンし始めます。
そして、骨盤の左回転に連動して、骨盤から首の付根までの体幹がターンします。
そこで、左肩をその場に置いておくようにイメージすれば、
体幹の回転で左肩甲骨は胸の方向へスライドされ、
左肩甲骨まわりの筋肉と腱が引き伸ばされます。
左脚の縦蹴りが強烈なほど、左肩甲骨周りの引き伸ばされた筋肉には
脊椎反射で勝手に縮もうとする動きが自動発生します。
そうすると、上半身のしなりの最大ポイントである
左肩甲骨まわりのしなり戻りが強烈に発生します。
左肩甲骨が胸の方向へのスライド状態から、元の形に戻るということは、
左腕が体の方向へ引っ張られることになります。
そして、左腕はグリップエンドを引っ張り、
右手がシャフトに押された分だけ押し戻すことで、右腕がテコの支点、
グリップエンドがテコの力点となります。
ヘッドはテコの作用点として、左肩甲骨のスライドの速度の
何倍もの速さで振られることになります。
クラブは急激にテコの原理で振られることで、
下半身にはその反作用として、右回転させられる力が発生します。
右脚は、この上半身の反作用の力を受け止めるだけでやっとという状態となります。
そのため、右脚はダウンスインの序盤では静かにしておいて、
そこで力を使い果たさない様にすることが、良い軌道を作るためにも、
パワーにとっても重要です。
反作用を受け止める右脚の動き
では、上半身の強烈な反作用を余すところなく受け止めるための
右脚の動きとは、どんな動きでしょうか。
それは、右脚をお尻の後ろ側に蹴る動きです。
まさに走るときの脚の蹴り方です。
トップからは背骨の前側の重い内蔵と両腕とクラブの重さに任せることで、
腰はセットアップの向きまでターンしてくれます。
そこから、左脚を伸ばして左のお尻を左後ろポケット方向へ押し込んで行くと、
腰はさらに左にターンします。
そうすると、右脚は実は体の真下よりもお尻側に伸ばした形となってきます。
まさに、右脚をお尻の後ろ側に蹴る形です。
上半身のリリースする反作用を受け止めるのは、
まさに走るときの地面を蹴っている形となった右脚です。
クラブが強烈に振られるほど、右脚には大きな圧力がかかるため、
感覚的にはあたかも右脚の前で振っている感じになります。
実際には、重心はかなり左脚に寄っていますが、
上半身の強烈な反作用による圧力のほうが重力を上回り、
右脚に多くの圧力がかかった状態となります。
そして、右脚の方向へ押してくる大きな力に右脚が耐えれば耐えるほど、
ボールは飛びます。
ちなみに私の「大森塾」では、
こうした「ちょっとしたことでうまくいく」ヒントについても
たくさんご紹介させていただきます。
大阪と岐阜のみ、引き続き下記よりお申込みが可能です。
ぜひ一度、ご案内をご確認下さい。
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■近畿開催:大阪府(大阪市東淀川区)
井高野ゴルフセンター
〒533-0001 大阪市東淀川区井高野4-7-85
日曜コース
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01月14日(日) / 02月11日(日) / 03月11日(日)
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10月16日(月) / 11月13日(月) / 12月11日(月)
01月15日(月) / 02月12日(月) / 03月12日(月)
火曜コース
10月17日(火) / 11月14日(火) / 12月12日(火)
01月16日(火) / 02月13日(火) / 03月13日(火)
■中部開催:岐阜県(各務原市)
ニッケゴルフ倶楽部 岐阜センター
〒509-0141 岐阜県各務原市鵜沼各務原町8-7
日曜コース
10月22日(日) / 11月19日(日) / 12月17日(日)
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01月22日(月) / 02月19日(月) / 03月19日(月)
火曜コース
10月24日(火) / 11月21日(火) / 12月19日(火)
01月23日(火) / 02月20日(火) / 03月20日(火)
ご希望の方は、まずは一度
下記のご案内をご確認下さい。
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もし、初めから半年のレッスンはちょっと。。。という方は、
私のワンデーレッスンに一度ご来場ください。
10月のレッスンも募集中です。
すでに残席わずかの日程もございますので、
ご希望の方はお早めにお申込み下さい。
大阪(大阪市東淀川区)
10/15(日)・10/16(月)・10/17(火)
10:00~17:00
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岐阜(岐阜県各務原市)
10/22(日)・10/23(月)・10/24(火)
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ワンデーレッスンとは別バージョンとして、
「半日レッスン」というものも神戸市で開催しています。
兵庫(兵庫県神戸市) ※3名限定
10/18(水)
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こちらはすべて室内でのレッスンですが、いろいろ工夫を凝らして行っています。
よろしければこちらもご検討下さい。
これで、今日は本当のおしまいです。
では、また。
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いつも、ありがとうございます。私は、以前のコメントで、まず、左右の足の交互の伸ばしが大事なのですね。とコメントしました。その後、左足の伸ばしには、右足のモモをできるだけ付けるようにしないと、解剖学的に、腰の斜めの回旋運動が行われないことも、分かりました。この点は、スイングの中のキモの一つと思っております。
今回は、その後のメルマガのグリップエンドの進行方向と逆の方への移動とかと、関係がある、キモの2つ目と思っております。
私が、今度練習場で試したいのは、右足を伸ばしながら、トップへ向かい、右足をそのモモをつけるようにして、左足を伸ばしながら、ダウンスイング、ヒットをする際に、ダウンの最初の方で、やや、右のトップと上半身を(先生は上げたものを落とすように、といわれます)右後方へ少し引っ張る感じを付けることをやってみようと思っています。
C:「左足を伸ばしながら、ダウンスイング、ヒットをする際に、ダウンの最初の方で、やや、右のトップと上半身を右後方へ少し引っ張る感じを付けることをやってみようと思っています。」
あまり、引っ張る感じは入れたくなりところです。井澤利光プロはトップから腕とクラブを引き下ろすとも言っていますが、無理やり素早くインパクトラインに乗せようとし過ぎかと思います。まずは、重力に合わせて自然に落とせるためにどうしたら良いのか考えてみてはどうでしょうか。
やってみましたが、インパクトの際フェースが開き、シャンクが出るので、やめました。元の、フルスイングの時、左肩を入れる動作を入れて、間を作るように、しました。
練習後、考えたのは、フルスイングでなく、ハーフや3/4のスイングでも、その場所で、肩を入れるような感覚を持つように、打つ前に、考えてやるということです。先生の、右足体重をセットアップに戻すのは、上半身のまだトップへむかう時でしょうから。スイングの最中に、大きい筋肉の足のことは意識できますが、それ以外は、肩を入れる感覚とかいった、不確かなものしか、実行できません。そんな中、スイングの最中に行う動作は、動きがある動作ならまだしも、それをなくする動作は、トップで静止しか、私にはできません。静止の中で、右サイドに上がった内臓などの落下を意識しそれとともに、ダウンスイングすることは、前にやりました。これでいいのでしょうか?上の左肩を無理に入れる意識より、この方がいいでしょうか。静止する時間が長いと、ボールを意識してしまい、本当に当たるのか、心配になります。
先生のDVDで、フォローの時、伸ばして空いた空間に、フォローの腕を通すというものがあると思います。これは、スイングをコンパクトにして、正確性を高めるためと思います。バックスイングの時も、伸ばす右足の空間に、バックスイングのグリップ等を通す意識なのでしょうか?
C:「インパクトの際フェースが開き、シャンクが出るので、やめました。」
アウトサイド・イン軌道が緩和された良い傾向です。問題は、グリップがウイークすぎることかもしれませんので、確認してください。
なぜなら、シャンクの主な原因はボールヒットに向かてフェースが開くことだからです。フェースが開くとヘッドの重心を中心にヘッドが右にターンしやすいので、シャフトがボールに近づくことと、シャフトが先頭になるので、シャフトに当たるシャンクになりやすくなります。その他にはボールヒットで伸びあがりすぎるなどで腰がボールに近づくとシャンクになることもありますが、フェースが開くことが一番多いシャンクの原因です。そして、軌道の向きにフェースの向きは引っ張られやすいので、軌道がアウトサイド・インでは、フェースは閉じやすくなります。軌道に対してフェースが左を向けばフック、右を向けばスライス、ボールヒットでフェースの向きがターゲットに対して左向きならボールは左へ飛び出し、右向きなら右へ飛び出します。フェースの向きに対して、アイアンなら75%、ドライバーなら80%程度依存してボールは飛び出します。
Q1:「静止の中で、右サイドに上がった内臓などの落下を意識しそれとともに、ダウンスイングすることは、前にやりました。これでいいのでしょうか?」
まず、トップで静止しなければならないという場合は、バックスイングで腕を上にあげる力を使いすぎていることになります。筋肉は力を入れると完全に弛緩できるまでには約0.4秒かかるため、バックスイングで腕を上にあげようとする力を使うほど、トップから下に落としにくくなります。落ちにくいうことは、落とすことが難しいということになり、うまく落とせないため、静止したほうが結果が良くなるということになります。しかし、静止しては、次にお伝えするヘッドの勢いで上半身をしなせることができなくなる分、柔軟性と下半身の鋭い動きが必要となります。
脚を使ってバックスイングを開始すると、脚を使い切った辺りではまあまあヘッドに勢いがあります。そのヘッドがトップにあがろうとする勢いをできるだけ邪魔しないほど良いトップに収まります。また、ヘッドの勢いでトップに向かっている最中に、左肩にだんだん張りを感じてきますから、その張りを感じはじめたぐらいから下半身を先行動作させて、トップに向かうヘッドと下半身の真逆の動きを利用して上半身をしならせる、さらには左肩甲骨を胸の方向へスライドさせる力にします。
そのためには、セットアップから左肩とか手首にできるだけ余計な力が入らないようにするほどやりやすくなります。
そして、ダウンスイングではトップでセットアップから右上にあがった背骨の前側の重い内蔵とか腕を下に落とせば良いですね。
Q2:「左肩を無理に入れる意識より、右サイドに上がった内臓などの落下を意識しそれとともに、ダウンスイングする方がいいでしょうか」
はい、そうです。
Q3:「バックスイングの時も、伸ばす右足の空間に、バックスイングのグリップ等を通す意識なのでしょうか?」
はい、バックスイングで右膝はしっかり伸ばし、右股関節はセットアップでの骨盤の前傾角度を維持する程度には入れたままにすることで、右サイドには大きなスペースができます。そうすれば、体幹のターンに従って手元は自然にインサイドに入ってきます。そして、フェースはボールを向いたまま腰の高さ辺りまであがるように、手首の親指側に折れるコックを入れて行けば、最高のハーフウェイバックとなり、そのヘッドの軌道をトップに向かって辿らせれば、良いトップにヘッドは収まります。
「石川遼もやっている・・」のメルマガを見て、更に分かりました。
左肩甲骨のストレッチが、上半身のしなりを作っているのですね。
上の回答で、下半身は交互の伸長させながらの右サイドの上半身打ちで、うまくいっているような気がしていましたが、間違っていたようです。試してみようと思います。
C:「左肩甲骨のストレッチが、上半身のしなりを作っている」
はい、まさにそのとおりです。肩甲骨がスライドするということをしっかり意識できた瞬間、あなたのゴルフは別次元に突入です。
大森コーチ殿、pdfファイル有難うございました。テキストファイルにして行きつ戻りつ読むことが出来るので大変助かります。今回の命題では、自分の克服すべき課題を詳細に解説していただいているようで、興味深く読ませていただきました。なにしろ、コーチのSW15YCarryshotの右脚の動きを、どうやっても真似できないからです。特にインパクト直後からフォローにかけての右脚の状態です。
Q1:命題の右脚の動きを習得するための、最高のドリルはやはりSW15YCarryshotをひたすら練習することですか?もちろん正しい動かし方??を熟知したうえでですが・・・・。
Q2:コーチの説明の中で、あいだの説明??が飛んでいると感ずる個所があるのです。それは下記AとBの間の右脚の動かし方、動き方の説明です。即ち
A:>トップでの右脚に多く乗った状態から、一旦両脚で地面を踏もう (右腰前出防止)
B:>ボールヒットに向かって、意識としては左脚で地面を縦に蹴ることをかなり強くイメージします。
しかし、右脚は左脚に「少し遅れて」「強烈に地面を踏まされる」
このAとBとの間で、一体何をどうすれば、正しい動きを習得できるのでしょうか?
Q3:Bの「少し遅れて」とありますが、なぜ遅れるのか、どうやって遅らせるのか?あるいはそう意識だけするのか教えてください。
Q4:Bの「強烈に地面を踏まされる」は、上体のしなり戻りのために生ずるとは思いますが、あくまでも結果であって、自分から踏むという事ではないのですね。左脚の縦に蹴る力が「弱い」と、右脚の現象は生じないのですか?少なくとも左膝が外から見てカクンと真っすぐになるくらいの力でないとできないものですか?
いくら頑張ってSW15YCarryshgtの練習を重ねても、右脚がお尻の後ろ方向へ向かず、両膝が同じように曲がったまま揃ってフィニッシュを迎えてしまうSW15YCarryshotしかできず、どう練習すればよいものか・・・・・。コーチは殆どのアマチュアがコーチの言われる動きになっていないと冒頭で述べられているところを見ると、体得するのはタレントのあるほんの一握りの人たちなのではありませんか?仮にできるとしても、それを体得するための「努力度合い」はいかほどのものが必要になるのかについてもアドバイスお願いします。
Q1:「命題の右脚の動きを習得するための、最高のドリルはやはり正しい動かし方を熟知してSW15YCarryshotをひたすら練習することですか?」
そうですが、もう一つわかりやすいドリルがあります。それは1回のスイングを20秒以上かけたゆっくりシャドースイングです。そして実はも追う一つお勧めしたいドリルがあるのですが、少し敷居が高いと言えば高いですが、効果は抜群です。それは、長い棒往復素振りです。直径2.5cm長さ170cm,総重量530gの塩ビの水道管を往復素振りすることです。SW15yCでは動きが小さいので動きの大きさという意味では長い棒往復素振りのほうが格段に大きいのでわかりやすいと言えばわかりやすいです。長い棒なので速く振ることもできないし、手で振ろうとするとかなり苦しいので脚で動く様になります。しかし、SW15yCやゆっくりシャドースイングは動作が簡単で体力もいらないのでこれも良いドリルとなります。
Q2:「A:>トップでの右脚に多く乗った状態から、一旦両脚で地面を踏もう (右腰前出防止)
B:>ボールヒットに向かって、意識としては左脚で地面を縦に蹴ることをかなり強くイメージします。
しかし、右脚は左脚に「少し遅れて」「強烈に地面を踏まされる」
このAとBとの間で、一体何をどうすれば、正しい動きを習得できるのでしょうか?」
何もしないということが重要です。ようするに、重力で両腕とクラブ、そして体も下に落とされて両股関節が少しでも入ってくるだけです。飛ばしたいなら股関節は深く入れるほどパワーをだせますが、ショットとしては難しくなります。
Q3:「の「少し遅れて」とありますが、なぜ遅れるのか、どうやって遅らせるのか?あるいはそう意識だけするのか?」
上のQ2でお答えいたように、重力で落ちる「間」をつくるので、トップで右脚に多く乗った状態から両脚で踏めるまでは重力に任せるだけなので、脚を蹴り始めるタイミングは少し遅れます。
Q4:「左脚の縦に蹴る力が「弱い」と、右脚の現象は生じないのですか?少なくとも左膝が外から見てカクンと真っすぐになるくらいの力でないとできないものですか?」
そうです、左脚の蹴りの強さは強いほど、それまでじっくりしならせてきた上半身は急激にしなることで、そのしなり戻りは強く発生します。
左脚は自分では目一杯伸ばして地面を縦に蹴るつもりですが、とくにドライバーショットなどの強く振るショットでは、脚を伸ばしている最中に上半身がしなり戻り始め、それがあまりにも強烈なために、ボールヒットではまだ左脚は伸ばし切れないままだし、右脚も一生懸命伸ばそうとしても、上半身のリリースの反作用で腰は右にターンさせられる力を強烈に受けるため、押し戻されるぐらいになります。
Q5:「体得するのはタレントのあるほんの一握りの人たちなのではありませんか?」
タレント性は必要ありません。まずは、頭で全体の動きを理解して、ゆっくりシャドースイングやSW15yCさらには長い棒素振りで正しいイメージを実現してみようとすればできます。但しそれまでの悪い動きのオンバレードは小脳にしっかり刻まれているので、代償動作がたくさん発生していてその悪い代償動作をまずは小脳から消去するという作業がどれぐらい必要かは、それまでの悪い動きの程度に依存します。いずれにしても、代償動作の問題で、時間はかかるかもしれませんが、重力を使った切り返しの「間」はだれでも必ずできる動きです。
多くのジュニアでは、何も説明しなくても、切り返しから両脚で地面を踏む動きをやっています。 ジュニアは腕力が無いので脚で上半身をしならせることを勝手にやっているというか、そうしなければクラブを振れないからです。
また、トップからの上半身の勝手な動きの反作用が大きいほど下半身を動かせなくなります。まずは、上半身を静かにしておいて下半身から動き始めることも切り返しの「間」をつくるためには大切となります。
大森コーチ殿、
>代償動作をまずは小脳から消去する
件に関し、以前尻壁掃除ドリルの詳細を解説頂き、練習メニューの必須項目となっています。
今回の右脚の悪い動きについては、長い棒往復素振りが代償動作をなくすベストドリルという解釈でよろしいですか?実際に左右10往復やるとかなり体力が消耗してしまう体たらくなのですが、例えば「間」の感じ方などは往復素振りのどのあたりで意識すべきなのでしょうか?
実感として股関節を大きく動かさないと、往復素振りに程遠くなることだけはよく感じておりますので…。代償動作の染みついたグランドシニアーは「一発で小脳から消し去る術」がほんとに欲しいものです。愚問にも丁寧にご回答いただき、どうもありがとうございました。
』
Q1:「長い棒往復素振りが代償動作をなくすベストドリルという解釈でよろしいですか?」
1回のスイングを20秒以上かけたゆっくりシャドースイング、SW15yC、そして、長い棒往復素振りの3点セットがスイングのさまざまな問題を解消する私がお勧めしたい基本ドリル&トレーニングです。
Q2:「「間」の感じ方などは往復素振りのどのあたりで意識すべきなのでしょうか?」
トップにあがってきて、長い棒がまだトップに向かっている最中に、両脚で地面を踏もうとすると、誰でも自然に両脚はガニ股になり、両股関節が入ってきます。これが、最高の「間」となり、しかも、長い棒なので動きが遅くなることと、大きく振るパワーを出すために本能的に両脚でしっかり地面を踏まなければと感じ、両股関節も大きく入りやすいですから。
長い棒は確かにスイングトレーニングとしては最高です。まさにゴルフで鍛えたい筋肉が強化されるばかりか、使いたい動作モード(伸張短縮サイクル的動き)で動かせるため、伸張短縮サイクルと真反対の反応であるゴルジ腱反射も抑制されて伸張短縮サイクルを使った体に変貌します。(すみません、いきなりあまり使わない用語を出しましたが、私の「脱・力み」などのDVDでは解説していますので、お持ちの方は見ていただければと思います。解説を始めると長くなってしまうので、恐縮ですがここでは説明を割愛させて頂きます。)