From:宮本大輔
神戸駅のスターバックスより…
おはようございます、宮本大輔です。
世の中にはポジティブシンキングが蔓延しています。
きっとあなたも、
「自分を肯定しなさい」と
教わってきたと思うんですが、
「自分の考えを常に否定しなさい!」
と言われたらどっちが正しいと思いますか?
自分の考えを肯定することって
すごく簡単です。
人間、誰しも自分が正しいと思いたいからです。
逆に否定され続けたら
頭が狂って鬱々としてしまいます…
なので、無理にポジティブにならなくても
基本的には自然に自分を肯定しようとします。
しかし、これを続けていると
問題が発生してしまうんです。
それは、固定概念です。
「自分は正しい」と思い込み
問題が起きていることに気づきません。
大事なことを見落としてしまいます。
なので、常に自分を否定し続けることは重要です。
・自分の考えは間違っているんじゃないか?
・思い込みじゃないか?
こんな具合に、自分の盲点を探し、
立ち止まって第三者の視点で見るのです。
自分で否定し続けてもいいのですが、
人に指摘してもらうのが効果的と思います。
僕も、家族とか、身の回りの人に、
自分の考えでおかしいところはないか
聞いて回っています。
先日、レッスンプロの友人と話していた時、
お互いの考えが食い違ったときがありました。
かなり、頭ごなしに否定されて
その晩はイラついたんですが。
やっぱり良い友人で、
お互いにリスペクトしているので、
一晩、二晩考えてみたら
やっぱり彼の話も一理あるなと。
指摘されることによって、
真っ暗な部屋に、少しずつ穴が開いて
光が差し込んで来るような感じです。
そういうことを気付かせてくれる人って
大事だとおもいます。
逆に言えば、
相手の意見は否定しない。
自分の意見は否定しまくる。
これも大事だと思います。
私のレッスンでも、
セオリーや理論が色々あるわけですが、
常に自分で否定して、否定して、
向上するようにしています。
ゴルフではプロやコーチによって
主張が違ったりしますよね。
そういう時にどっちを選択したほうがいいのか?
ということをよく質問されます。
誤解を招くかもしれませんが、
僕は、全部正しいと思っています。
というか、
正しい「面」があるのです。
多角的に考えるとどんな理論でも
正しい「面」を持っていて
受け入れていくべきと思います。
ダイヤモンドってありますよね。
原石を磨いて面を作っていくわけですが、
ダイヤモンドは面を増やせば増やすほど
より強く光り輝くそうです。
ちょっと忘れてしまいましたが
144面か、210面がベストと聞いた気がします。
(興味がある方は調べてみてください)
4面とか、6面じゃ綺麗に輝かないそうです。
ダイヤモンドを光り輝く宝石にするには
多面にしないといけないのです。
これは私たちが生きていくうえでも、
同じことが言えます。
例えば、僕はゴルフで言えば、
ビジネスゾーンがいいよと言っています。
でも、「ビジネスゾーンがいい」だけでは
ざっくばらんな大きな1面ですよね。
どんな練習をやるべきなのか?で2面。
1日何球やるべきなのか?で3面。
どのクラブでやるべきなのか?で4面。
年齢によってやることは変わるのか?で5面。
こんな具合に、どんどん、
面を増やしていく意識が大切です。
面を増やしていくためにも
自分の考えを常に否定しましょう。
常に自分は間違っていると思って
他人の考えは必ずいい「面」がある
と考えるようにすること。
プロゴルファーで成功している人は、
この考え方が身についていると感じます。
自分の考えを常に否定していきましょう!
ー宮本大輔
追伸:
小原プロの生徒さんの「凄い結果」はもうチェックしましたか?
ベストスコア69の金城さん:
http://g-live.info/click/7ad_c_1803/
最高ハンデキャップ3の市原さん:
http://g-live.info/click/7ad_c2_1803/
*特別レポートの公開は本日21日(水)まで!
宮本 大輔
最新記事 by 宮本 大輔 (全て見る)
- 【重要】「悩む」と「考える」、その違いは? - 2019.03.20
- ゴルフ上達に必要なスイングの考え方とは? - 2019.03.13
- 【ビデオ】打つ前からドライバーの成功は決まっている? - 2019.03.06
多様性という言葉が今の時代上回っている気がするが、輝くダイヤの要件を一例に多面性という言葉を復活させる、勢いのある名文でした。全て正しい、間違いではない、自己否定とは聞く耳、引っ掛かる感度、もう一度よく感じ考えてみること、という深みに誘った良い話でした。