不満ではなく不安

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2013.10.31
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

今日はあなたに、ちょっと恥ずかしい私の過去についてお話ししようと思います。

これは私がプロゴルファーとしてゴルフを教え始めた頃のこと。

とあるゴルフ練習場で、教えていた生徒さんと別れて、
トイレに行ったのですが。。。

トイレでの会話

その日のレッスンは、1対3ぐらいで行うグループレッスンでした。

ですのでまあ、全体に説明する時間があったり、
個別に見る時間があったりという感じだったんですね。

その中で私なりに、その人に合ったレッスン方法を模索しながら、

 「こんなことをしてみたらいいですよ」

 「こんな練習が役に立ちますよ」

ということをお伝えしていました。ですが、、、

練習場のトイレに行って、いわゆる私は「大」のほうに入ったんです(笑)。
そうしたら、先ほど教えた生徒さんに違いない人たちが入ってきました。

 「あのさっきの練習、ちょっとめんどくさい、、、」

 「なんであんな練習しなきゃいけないんだ?」

 「本当にあんな練習でうまくなれるのか?」

そんなことをトイレで口々に言っている声を、、、聞いてしまったんです。

怒りから無力感に。。。

内容としては、教えている練習方法からして、
私のレッスン内容のことを言っているのは明白でした。

その声を聞いて、はじめはその生徒さんたちに対して、
怒りの気持ちを抱きました。

 「何にもわかっていないくせに!」

しかしその一方で、同時に浮かんできたのは、
自分に対する無力感のようなものでした。

 「自分はアマチュア一人もうまくすることができないのか。。。?」

実際、自分が信頼されていないからこそ、
そのように思われてしまうのであって、そのことに無力感を感じていました。

そんなことがあって、私は何がいけなかったのか、
今までの何がいけないのかを考えるようになりました。

何が、悪かったのか? 答えは意外とすぐに出ました。

不満ではなく不安

その生徒さんたちは私のレッスンに不満を感じていたのは事実です。

しかしながら、それ以上にあったのは「不満」ではなく
「不安」のほうが大きかったのではないかと気づきました。

おそらく、私がレッスンで伝えた方法に、
「本当にそれでいいのか?」と不安になっていたのだと思います。

だからそれが

 「あのさっきの練習、ちょっとめんどくさい、、、」

 「なんであんな練習しなきゃいけないんだ?」

 「本当にあんな練習でうまくなれるのか?」

という、生徒さんの言葉に集約されていたのだと思います。

人間という生き物は、自分が分からないものに対しては
不安や恐怖を抱くようになっているようです。

 ・これをやったら、次に何が起こるのか?

 ・これをやったら、何がどうなるのか?

 ・この先に目指すゴールがあるのか?

こうしたことが見えないと不安になります。
そして、、、不安になると、人は行動しなくなるのです。

そしてこれは別に、私が教えるうんぬんのことだけに限りません。

教わる側、上達を望む側からすれば、次に何が起こるのかがわかると、
上達への行動がしやすくなるということです。

あなたももし、自分が行動できないと悩んでいるのなら、、、
自分が何に不満を感じているかではなく、何が不安なのか?

そしてその不安はどうすれば取り去ることができるのか?

そのことにフォーカスしてみると、何かが変わるかもしれません。

またメールします。

The following two tabs change content below.
小原 大二郎
1976年2月生まれ  ジャパンゴルフツアープレイヤー兼レッスンプロ 「100切り・最短シングル専門レッスン」を提唱。18歳で初めてゴルフを経験し、殆どの時間を練習場で過ごしながら26歳でプロデビューを果たすという異例の上達を遂げる。その経験とこれまでの指導経験、海外での研究経験を元に「5ラウンド以内に100を切る」「半年でシングルを達成する」わかりやすいレッスン内容と、温厚で頼りがいのある人柄が人気を呼び、運動神経に自信がない女性や高齢、80台に到達できないアマチュアから絶大な支持を得る。また実践レッスンには芸能人をはじめ、連日多くのアマチュアから問い合わせを受ける。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
カテゴリー: メルマガ | 投稿日: | 投稿者:
小原 大二郎

小原 大二郎 について

1976年2月生まれ  ジャパンゴルフツアープレイヤー兼レッスンプロ 「100切り・最短シングル専門レッスン」を提唱。18歳で初めてゴルフを経験し、殆どの時間を練習場で過ごしながら26歳でプロデビューを果たすという異例の上達を遂げる。その経験とこれまでの指導経験、海外での研究経験を元に「5ラウンド以内に100を切る」「半年でシングルを達成する」わかりやすいレッスン内容と、温厚で頼りがいのある人柄が人気を呼び、運動神経に自信がない女性や高齢、80台に到達できないアマチュアから絶大な支持を得る。また実践レッスンには芸能人をはじめ、連日多くのアマチュアから問い合わせを受ける。

 

不満ではなく不安」への11件のフィードバック

  1. ウエ○○○

    今のレッスンプロの変わり2年ですが、1年めでやっと言っている事が理解?通じてきた?
    という感じでした。最近、くずれる要因がしぼれてきた気がします。2年前は100~105だったのが現在は92~100です。もちろん、練習場では まずビジネスゾーンでボールをつかまえてから、じょじょにフルスィングへと伸ばしています。
    とりあえず、言われる事はやってみる! なかなかできないのですよ~。自分ではやれてるつもりでも・・・。

    返信
  2. かず

    プロジェクトに参加させてもらってもうすぐ一年で丁度100を切った頃でした。
    自分ではドライバーは良い時で270ヤード!なんて自信もあったのですが、OBも多くて悩んでおりました。小原プロの教えが全く自分のスイングのイメージとかけ離れていたので、本当にこれでいいのか?と思うことも多々でした。小原プロすみません…
    しかし自宅ではビシネスゾーンの素振りは毎日していたせいなのか分かりませんか、ベストスコアも87もでました。
    しかしアベレージはやはり100を切ったくらいで進歩がありませんでした。
    しかしつい最近のラウンド中にティショットでドライバーのスイングスピードを半分位の感覚で振って見たのです。そしたら狙った所には飛んで行くは飛距離もそこそこ飛んでるは!で自分でもビックリ!
    そんな発見から約一ヶ月なんと42.41で83でラウンド!ベストスコア更新できました。
    今言えることはスイングスピードを落とした事で思ったのは小原プロの教えて下さってる事や言葉を疑ったり、理解できなかったりしていたのは結局は自分の教わる準備が頭の中で出来て無かった…ということのように思います。
    邪魔をしていたのは飛距離に対するこだわり?マン振り?友人達への見栄?
    スイングスピードを落としたら発見が一杯!
    長くなりましたが今回の小原ブロの話で思ったのは、教えてもらう我々の問題も多いように感じます

    返信
  3. 田中 賢

     いつも、心配りのメールをありがとうございます。
    小原プロの、この姿勢には本当に頭がさがります。今回の内容については、まさしくティーチングの根幹だと思います。ゴルフに限らず、どんな場面でも教える、最大の難しさだと思います。それは、伝える日本語の使い方の難しさと伝わる側の受け取り方の、それぞれの個性に因る違いからきます。
    ひとりひとりに、それらをこちらの意思を正しく伝えるには無理があるのかも知れません。
    しかし、常に教える側が、それを意識しているといないでは、大きく違うような気がします。
    すなわち、優秀なティーチャーか否かの差は、そこから出るのだと思います。
     小原プロ!!頑張ってください!!
    プロは、私の希望の星かもしれません?

    返信
  4. 小松次男

    小原プロへのメールは初めての者です。
    何時も自身納得しながら読まさせていただいています。
    今回の不安についてコメントをさせて貰いたく思います。
    私自身が実践するのに小原プロの教えを参考にイメージし実践しているのですが、事ドライバーの正確性について本日はとことん参ってしまいました。練習場で分かったつもり、ゴルフコースでそこそこ身に付いた結果でいたのに元に戻ってしまったと打ちひしがれています。
    ドライバーの成功率30%レベルに後退したのはどこに問題があるのでしょうか?
    失敗の内容はダフリ・トップ・天ぷら(ひっかけ)・スライスとダメ現象全てです。
    このまま、練習を続けても意味がないのではないかと不安です。
    天の声をお願いします。

    返信
  5. 松本 吉信

    その通りですね。実社会でもその通りだと思います。目指すゴール、あるべき姿をはっきりさせることですね。

    返信
  6. 仁田脇慎市

    お世話になりありがとうございます。
    先生のビジネスゾーンを手掛かりに昨日92で回りました。とても最近ではいい成績です。
    ドライバー260ヤード飛ばせるのですが、200ヤードしか飛ばないおとなしいドライバーでラウンド。とにかく危険回避。セカンドで260残れば、140と120に分けロングもパーオン。ショートに至っては3ホールワンオン、1ホールはエッジとほぼ完ぺきでした。がけ下にい1度も行かず自分では大満足。しかしコンペで同行した仲間からは大不評、男らしくかっ飛ばせ、自分らしくないゴルフは見たくない云々。飛ばし屋が刻んだらせこいゴルフなんでしょうか。生涯ベスト90なのに更新は間近なくらい簡単にラウンドできました。飛ばしはリスクが高く両立は困難と考えますがどんなものでしょう。

    返信
  7. wada

    難しいことはわかりませんが、教える側は教わる側のためになる、この練習がよいと思ったことを教えるのが、当然であり、教わる側も自分のためになる、よいと思ったことが取り入れられれば、一番いいのではないかと思う。いくら教える側が、本当に深い意味をもって、教えていたとしても、教わる側が、あまりためになる、よい内容であると思わなければ、どうしても受け入れにくいものだと思います。

    返信
  8. 宮本武志

    私の通う練習場には男女のインストラクターが5人おられます。彼らのインストラクター歴はいろいろです。例えばB級ライセンス所持者とかPGAのA級ライセンスとかアメリカでライセンス所持者とかです。彼らの年齢も30代後半・40代・70台前半・70台後半と様々です。生徒募集も初心者向けにはこのインストラクター・中級者・上級者にはこのインストラクターと案内されています。
    長年、この練習場に行きます関係上、彼らと顔見知りになり、いろいろ生徒さんに教えておられる言葉を見聞きしてメモをとりました。初心者=クラブを握ったのが初めての生徒にあるインストラクターは「ゴルフは野球スイングじゃない! そんなに、体重を右に移動させて左に体重を戻すような解放スイングはしてはならない! 野球のボールは動いているが、ゴルフの球は停止したのを打つのだから、アドレスでそのまま=左体重のまま、前傾姿勢を保ち体の正面を右インサイドへ回してクラブと地面が平行になった時点でクラブを上にあげてください!」とご指導されていました。
    その生徒さんは”先生、これじや打てない。僕は体全身を使って今までスイングしてボールを打っていました。テレビとかDVDで視聴している姿と僕の姿をDVDで撮影したのを見ると、よく似たスイングです、あなたから指導を受ける前にはドライバーで240ヤードの目標に届いていましたし、コースでは250ヤードまで飛んでゴル友からドラゴン王だと自負していました、先生に教わろうとしたきっかけは方向性とスライスが悩んでいたから、それだけをナオしてもらいたかったんです”すると、インストラクターは「僕が教えるコースは5クオーター制です。1クオーターではグリップの握り方から始めますから1ポイントアドバイスは私のコース範囲外ですから、他のインストラクターに当ってください」。。。。 彼は私のゴル友の息子で顔馴染みでした。小学校時代からリトルリーグで野球をしていましたので、よく応援にも行っていました。その場を去る彼に「コーヒーのもう」と誘いました。私は5人のインストラクターでも「人間いろいろあるように、インストラクターもいろいろだ」から話はじめ、「君はインストラクターに何を求め、自分がどうしたいのか?」を尋ねました、その時に彼の友人でもある私の息子が来ましたせいか、胸襟を開いてあれこれ話し始めました。
    練習場の支配人にもあい、生徒募集に当り「彼らが何を求めているのかを聴いて、生徒に適応するインストラクターを紹介してはどうか」との話をしました。
    私の息子が面倒みてくれているインストラクターに現在、彼はご指導を受けているとのことで、あれから8ケ月経過してこの先生とのコンペで80代前半を出して3位入賞したと聴きました。
    ゴルフでも仕事でも初めて着手するときは、私でもだれでも大きな不安はあります。
    インストラクターさんも多忙でしようが、ゴルフの道を極めたいと望む初心者には先輩指導者として
    まず、生徒さんの心の中を察することが大事だろうなあと、私は思いました。  

    返信
  9. 佐藤史紀

    ・今回の小原先生の講義内容ですが、どういう内容の事を教えて生徒が「めんどくさい」とか「うま くやれるの」とか言ったのでしょうか?それが分からないと本日の講義内容は理解できません。

    返信
  10. 五藤 和實

    あのさっきの練習、ちょっとめんどくさい、、、」

     「なんであんな練習しなきゃいけないんだ?」

     「本当にあんな練習でうまくなれるのか?」

    とゆうような方はこのレッスンに参加資格は無いように思えます。

    なんて失礼な方たちでしょうか、私もレッスンを始めて100がなかなか切れませんでしたが

    昨日ゴルフに行ってきました97でした。(*^_^*)

    ありがとうございました。

    これからも宜しくお願いします。

    小原先生も頑張ってください。

    応援しています。

    返信

松本 吉信 にコメントする コメントをキャンセル

投稿コメントの反映までは、3営業日ほどお時間がかかる場合がございます。

おすすめ商品

Z3 SOFT クラウドファンディング発 Z3 SOFT

ゴルフライブ限定
¥4,480
税込4,928円(送料無料)

ARK ゴルフ特化型偏光サングラス ARK サングラス

ゴルフライブ限定
定価¥35,800
税込38,500円(送料無料)

e-PuttGate 小原プロ開発の飛距離+ミート率アップのスイング改善特化アイテム

ゴルフライブ限定
¥14,800定価¥21,780
税込16,28円(送料無料)

PIN STRIKER PIN STRIKER - ピンストライカー -

ゴルフライブ限定
¥17,800定価¥21,780
税込19,580円(送料無料)