From:江連忠
神戸の自宅より、、、
こんにちは、プロゴルファーの江連忠です。
マスターズも終わり、国内男子ツアーも開幕。
ゴルフをやるのも、観るのも、楽しい季節ですね。
さて、今日あなたにお話したいのは、
「手で手を動かすな」
です。
今日の話は、
・プレッシャーのかかった大事な場面でミスが出てしまう
・いつでもゴルフで何らかのケガをしてしまう
こうした方にはぜひ読んでほしい内容です。
この二つ(大事な場面でのミス、そしてケガ)は
一見するとなんの関係もないように感じますが、
実は密接に関係しています。
両手ならうまく打てるのに
もしあなたが、
プレッシャーがかかった場面でミスが出てしまったり
ケガをしやすいのなら。。。
「左手一本での片手打ち」
試しにショートアイアンなどで、これをやってみて下さい。
フルスウィングが難しければスリークォーター、
あるいはハーフスウィングでも構いません。
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いかがでしょうか?
両手ならある程度打てるのに、左手一本になると
ダフったりトップしたりしていませんか?
それはなぜかというと、まさに冒頭でお伝えした
「手で手を動かしている状態」(いわゆる「手打ち」)
に、ほぼ間違いなくなっているからです。
手打ちのメカニズム
もう少し詳しく、説明しましょう。
両手で持っていた時は、それほど重さを感じていなくても
それをいざ片手で持つと、重く感じるようになります。
重さを感じない両手打ちの状態なら、
手で動かしてもコントロールできますが、
左手一本になると、そうはいきません。
ですので、うまく当たらなくなって、
左手一本でダフリやトップが出てしまうのです。
では、そうならないためにはどうすればいいのか?
ぜひ、次のことをやってみて下さい。
1.クラブを持たずに、アドレスの姿勢をとって下さい
2.両手を脱力して、下に垂らして下さい
3.その体勢のまま、その場で足踏みをして下さい
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いかがでしょうか?
そうやってみると、手を動かそうとしなくても
両手が揺れ始めませんか?
手を動かそうとしなくても、クラブは動く
この1~3の感覚が、スウィングには必要なのです。
そしてこれは、クラブを握っても同じです。
腕を茹でたスパゲッテイのように柔らかくしておき、
その場で足踏みをするように左右の体重移動をして
上体の動きを加えると。。。
手を動かそうとしなくても、クラブは動きます。
手で手を動かさなくなれば、左手一本はもちろん
右手一本でも、安定して球を捉えられるようになります。
ちなみに、この片手打ちを続けていると
・手と身体の一体感
・フェースをコントロールする感覚
こうしたことに、ある時ふと気づくようになります。
これはもう実際にやっていただく以外に、伝える方法がないのですが
理想のスイングに一歩ずつ近づいて行く感覚がわかってくるはずです。
大切なことなので繰り返しますが
「手は動かすものではなく、結果的に動くもの」
あなたは、手で手を動かしていませんか?
たったこれだけでも、あなたのゴルフは
大きく変わるかもしれませんよ。
真剣であることが、唯一のゴルフの楽しみ方。
ゴルフは人生を豊かにする素晴らしい方法。
江連忠でした。
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