フィッティングで予算を聞かない理由…

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2018.04.26
tokutake

From:徳嵩力一
千葉の自宅より、、、

こんにちは。プロクラブフィッターの
徳嵩力一(とくたけ・かついち)です。

今日だけれども、あなたに
 

 「フィッティングで予算を聞かない理由…」
 

という話をしたいと思う。
 

ズバリ、ゴルフパフォーマンスのフィッティングに
いらした方には予算を聞かないことが多い。

もちろん、例外もあるけれども
基本的に予算は聞かないことにしている。

それはなぜか?

なぜ、予算を聞かないのか?

もちろん、予算を聞く聞かない以前の問題として、
フィッティングに来たお客様には
クラブ購入の意志があるかどうかは確認している。

繰り返すが、買うか買わないかはお客様の自由。
決して押し売りはしないので、
そのへんの意志は踏まえて、ご提案するようにしている。
 

これは以前にもちょっとお話ししたかもしれないが、
実は過去に、クラブ購入の意志があるお客様には
予算を聞いていたこともあった。

聞いていたのだけれども、2つの理由でやめてしまったのだ。

一つ目の理由は。。。
予算を聞いてみて、一番多い回答というのが
 

 「(予算は特に)考えてなかった」
 

だったということ。

もしかしたら意外に思うかもしれないが、
聞いてみるとこの回答が、一番多い。
 

そしてもう一つの理由。それは。。。
  

 「予算を聞くことが、必ずしもお客さんのため
  (=予算に見合った結果の出るフィッティング)にならない」

 

多くのお客様を担当していて痛感するのだけれど。。。
この理由が一番大きい。

予算を超えても…?

もちろん、初めから予算ありきで考えたいという人もいるので
そのような希望があった場合には、予算をお聞きしている。

予算があるお客様には、そこを考慮した上で
そこに収まる提案も考えてはみるものの。。。
 

 「申し訳ないんですが、
  それだとちょっと無理ですね。。。」

 

と、ざっくばらんに言ってしまうこともある。
 

あるいは、予算はいただいているものの
「予算を超えちゃうんですけど。。。」と断った上で
予算額よりも上の提案をすることもある。
 

ただし、そうした場合はきちんと事情を説明する。
 

 「あなたは今、このような問題があります」

 「ウチの考える理想のスイング、
  目標のスコアまで持っていくことを考えるのなら。。。
  それで提案できるのは、コレです」

 

ということを、丁寧に説明させていただく。

こうした丁寧な説明ができるのも、
約2時間という長い時間をかけて(おまけに有料。。。汗)
接客をさせていただいているメリットでもある。
 

その上で、購入されないのならそれでも構わない。
でも、場合によっては
 

 「徳嵩さんのおっしゃることは、わかりました。
  それなら、当初考えていた予算は超えちゃうけど
  思い切って、行っちゃおうかな。。。」

 

というお返事をいただくこともある。

フィッティングの本当の目的は何か?

こんなことを言うと、
 

 「そんな接客をしてるなんて。。。
  お客さんのことを考えてないのか!?」

 

と思われるかもしれない。
 

でも、それはむしろ逆だ。
 

たとえば、こんなふうに考えてほしい。

こちらが考えるベストの提案があったとして、
そこから得られる結果が「100」だとしよう。

でも、予算の制限によって、そのベストと思われる提案を
(クラブを減らす、クラブのクオリティを落とす、などして)
半分に削ったとしたら。。。

予算の半分だからといって
得られる結果が「50」になることはなく、
おそらくよくて「20~30」。。。

悪ければ「ほぼゼロ」になってしまうのだ。
 

これは長年のフィッティング経験から言えることで、
例外はほぼないと言っていい。
 

だとすれば、
お客様が望んでいる結果があるにもかかわらず、
結果の出ないクラブを提案するほうが。。。

よほど不誠実だと、言えるのではないか?

予算が本当にない場合は…

だからといって
「本当に予算がないからどうしても無理!」
というお客様の場合。。。

そんな方にオススメしているのは
 

 短いクラブから徐々に入れていっていただいて
 最終的に全てのクラブを揃えていく

 

具体的には、まずはウェッジあたりから入れていただいて
アイアン、ウッド、ドライバーと順番に揃えていただく、という方法だ。

この場合、いわゆるビジネスゾーン練習を
短いクラブからすぐに行っていただけるというメリットがある。

もちろんクラブのバランスなどを考えると
一緒に使っていただくのが一番なのだが。。。

どうしても予算が気になるということなら、
苦肉の策として、このような方法をご提案している。
 

繰り返しになるけれども。。。
 

 私たちが求めているのは、お客様の結果。
 ただ、これだけ。。。

 

そこに共感していただけるお客様には
最大限の成果を出していただきたいと思っている。
 
 

それでは、また次回。

徳嵩力一
 

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徳嵩 力一

徳嵩 力一

高校・大学とゴルフ部に在籍。大学卒業後、クラブデザイナーの第一人者である故竹林隆光氏が設立、代表を務めた 株式会社コンセプト(現、株式会社フォーティーン)に入社。当時ゴルフクラブを数値で表して、クラブ設計を行う、中空アイアンの発明、 タラコ元祖UTなど革新的なクラブ設計で著名だった竹林氏の元でクラブ理論、フィッティングを学び、3,000名以上にフィッティングを行う。 また、プロゴルフツアーにも参加し、選手のフィッティング、セッティングの提案に従事。有名ツアープロも多くフィッティングしてきた。 在籍時代に競技出場中の小原プロと出会い、小原プロのクラブフィッティングを担当。その後、小原プロのスタジオ、フォースワンカスタムフィッティングの代表としてアマチュアゴルファーのベストスコア達成に貢献中。これまでにクラブに費やした金額は軽く1,000万を超えるほどのクラブ博士。古今東西あらゆるクラブに精通する生きるゴルフクラブ辞典。
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カテゴリー: クラブ, ゴルフクラブ, ビジネスゾーン, メルマガ, 新着メルマガ | 投稿日: | 投稿者:
徳嵩 力一

徳嵩 力一 について

高校・大学とゴルフ部に在籍。大学卒業後、クラブデザイナーの第一人者である故竹林隆光氏が設立、代表を務めた 株式会社コンセプト(現、株式会社フォーティーン)に入社。当時ゴルフクラブを数値で表して、クラブ設計を行う、中空アイアンの発明、 タラコ元祖UTなど革新的なクラブ設計で著名だった竹林氏の元でクラブ理論、フィッティングを学び、3,000名以上にフィッティングを行う。 また、プロゴルフツアーにも参加し、選手のフィッティング、セッティングの提案に従事。有名ツアープロも多くフィッティングしてきた。 在籍時代に競技出場中の小原プロと出会い、小原プロのクラブフィッティングを担当。その後、小原プロのスタジオ、フォースワンカスタムフィッティングの代表としてアマチュアゴルファーのベストスコア達成に貢献中。これまでにクラブに費やした金額は軽く1,000万を超えるほどのクラブ博士。古今東西あらゆるクラブに精通する生きるゴルフクラブ辞典。

 

フィッティングで予算を聞かない理由…」への1件のフィードバック

  1. ヒデチョロ

    私は、5月で54才になるGOOプロジェクト参加中の営業マンですが、お付き合いのため初めたゴルフですが、今、ゴルフにはまってます。愛媛なのでフイッティングしてもらいたいですが、なかなか遠くて戸惑っています。また機会が有れば参加したいです、平日でも四国開催はないですか?

    返信

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