アプローチ…52度と58度、どっちを使う?

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2019.04.25
tokutake

From:徳嵩力一
千葉の自宅より、、、

こんにちは。プロクラブフィッターの
徳嵩力一(とくたけ・かついち)です。
 

さて今日は、ベテランゴルファーの方からの、
こんな質問にお答えしたいと思います。
 

 「アプローチウェッジの52度と58度を持っています。
  いつもどちらを使うか本当に迷います。

  上げる必要がなければ、
  52度で転がしたほうが良いのか?

  フェースを開けば柔らかい玉が出るのだし、
  ライによって選択肢は変わるのでしょうが、
  原則的なものがあったら、ご教示下さい。」

 

ご質問、どうもありがとうございます。

そうですねえ。。。結論から言ってしまいますと、

ゴルファーのレベルによる

これについての答えは、
レベルによって変わってくると思います。
 

たとえば、スコアが72くらいで回る人であれば、
グリーンに乗せることが目的ではなくて
ピンにできるだけ寄せることを考えます。

一方、スコア100を切ることを目的にしている人なら、
まずはグリーンに乗せることが先決ですよね。
 

ということで、
質問者様の意図次第で答えが変わる。
それによって使うクラブも変わる。。。

そのようなわけで、誰にでも当てはまる
「原則」のようなものは、ないと考えます。

ただ、寄せる方にしろ乗せる方にしろ、
どちらにしても気をつけたほうがよいことは。。。

次がパターで打てるようにすること

どちらにしても、
 

 ・次のショットを、パターで打てる状態にしておくこと

 ・もう一度アプローチを打たなくて良いようにしておくこと
 

これが何より重要です。
 

極端に言ってしまえば、
アプローチはグリーンに乗りさえすれば良いので、
パターを使っても構わないわけです。
 

このへんはゴルファーのレベルにもよりますが、
ボールとクラブをコンタクトさせるのならば、
ロフトが立っているクラブの方が楽ですので。。。
 

その点やはり、パターが一番簡単なクラブです。
 

とはいえ、途中にラフがあったり、
グリーンから遠い場所にあったりしますので。。。
 

セオリーとしては、ライや立っている場所から
クラブ選択を考えます。
 

小原プロをはじめ、
ゴルフライブの講師たちのレッスンでも言われるように、
 

 「アプローチは、転がすことを優先にする」
 

そこはあくまで基本路線です。

ですがバンカー越えや、転がって通せないところは
サンドウェッジが第一選択、という選択肢にもなります。

ただそれも、フワッと打つことが難しいというのなら、
確実性は低くなるので。。。

やはり、状況やレベルによっても
本当にやり方が変わってきます。

ピタッと寄せてコロンが最高だけど…

正直言って、自分のアプローチの場合は
 

 「まず、パターで打てるかどうか」
 

ということを考えます。
 

もちろん、最高なのは
 

 「ピタッと寄せてコロン」
 

なんですけれども、
自分も競技ゴルフをやっていた頃に比べれば
今の練習量は決して多くないので。。。(苦笑)
 

やはり、大きなミスを絶対に防ぐという前提で考えると
 

 「最低限、ここだけはやっておきたい仕事は何か?」

 「次がグリーンのパットになるのには、どうするのか?」
 

で考えます。
 

というわけで、パターの前に大きなミスをしないためには
グリーン周りでサンドウェッジという選択は
「練習量もある上級者向け」なのかなとも思います。

(自分たちがサンドウェッジを売っておいて、なんですが
 それでもサンドはゴルフには欠かせないクラブですので) 

ビジネスゾーンでウェッジは確実に上達

ちなみに、多くのお客様を拝見していて、
日頃からビジネスゾーンの練習をきちんとやっている方は
やはりウェッジも上達しています。
 

ゴルフパフォーマンスに通うお客様と話していても
 

徳嵩 「最近どうですか」

お客様「いやー、アプローチがよくなって」

徳嵩 「ああ、じゃあビジネスゾーンが出来てきてますね!
    ビジネスゾーンの練習を継続してしっかり
    やっていらっしゃいますもんね!」

 

という会話になることが多いです。
 

もちろん、クラブ的な観点で考えれば、
ロフトが立っているクラブ(パターなど)のほうが
簡単、ということにはなるわけですが。。。
 

ビジネスゾーンがきちんと出来れば、
ウェッジのアプローチも自信を持って打てるようになります。

当然、アプローチで苦労することは少なくなります。

なので、スタジオの会員さんには
ビジネスゾーン練習をしていただいているわけですので。。。
 

やはり、基本のビジネスゾーンをしっかり練習するのが
結局は上達への近道です。
 

今日は久しぶりに技術的な質問でした。

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それでは、また次回。

徳嵩力一
 

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徳嵩 力一

徳嵩 力一

高校・大学とゴルフ部に在籍。大学卒業後、クラブデザイナーの第一人者である故竹林隆光氏が設立、代表を務めた 株式会社コンセプト(現、株式会社フォーティーン)に入社。当時ゴルフクラブを数値で表して、クラブ設計を行う、中空アイアンの発明、 タラコ元祖UTなど革新的なクラブ設計で著名だった竹林氏の元でクラブ理論、フィッティングを学び、3,000名以上にフィッティングを行う。 また、プロゴルフツアーにも参加し、選手のフィッティング、セッティングの提案に従事。有名ツアープロも多くフィッティングしてきた。 在籍時代に競技出場中の小原プロと出会い、小原プロのクラブフィッティングを担当。その後、小原プロのスタジオ、フォースワンカスタムフィッティングの代表としてアマチュアゴルファーのベストスコア達成に貢献中。これまでにクラブに費やした金額は軽く1,000万を超えるほどのクラブ博士。古今東西あらゆるクラブに精通する生きるゴルフクラブ辞典。
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カテゴリー: アプローチ, ウエッジ, クラブ, ゴルフパフォーマンス, パター, メルマガ, 新着メルマガ | 投稿日: | 投稿者:
徳嵩 力一

徳嵩 力一 について

高校・大学とゴルフ部に在籍。大学卒業後、クラブデザイナーの第一人者である故竹林隆光氏が設立、代表を務めた 株式会社コンセプト(現、株式会社フォーティーン)に入社。当時ゴルフクラブを数値で表して、クラブ設計を行う、中空アイアンの発明、 タラコ元祖UTなど革新的なクラブ設計で著名だった竹林氏の元でクラブ理論、フィッティングを学び、3,000名以上にフィッティングを行う。 また、プロゴルフツアーにも参加し、選手のフィッティング、セッティングの提案に従事。有名ツアープロも多くフィッティングしてきた。 在籍時代に競技出場中の小原プロと出会い、小原プロのクラブフィッティングを担当。その後、小原プロのスタジオ、フォースワンカスタムフィッティングの代表としてアマチュアゴルファーのベストスコア達成に貢献中。これまでにクラブに費やした金額は軽く1,000万を超えるほどのクラブ博士。古今東西あらゆるクラブに精通する生きるゴルフクラブ辞典。

 

アプローチ…52度と58度、どっちを使う?」への5件のフィードバック

  1. 御手洗政則

    有難うございました。私は、まだやっと100を切る程度の実力ですが、アプローチでは、58度のロフトのウェッジをよく使うのですが、ピンそばにぴたりとよることもありますが、距離を合わせるのが大変難しく感じております。
    今、練習場では、PW,AW、SW(58度)でアプローチの練習をおこなっておりますが、グリーンの状況によって転がり方が、
    変わるので、ランニングが、基本だといっても、なんとなくキャリーで、直接ピンを狙うようにしていますが、上級者でない私の練習は、間違っているのでしょうか?ちなみに上記3本のウェッジを4時ー8時、腰ー腰(ビジネスゾーン)、肩ー肩、の練習を
    それぞれ、20球、10球、10球 計120球位を1回の練習で週3~4回位行っております。

    返信
    1. 徳嵩 力一徳嵩 力一 投稿作成者

      御手洗政則様
      コメントいただきどうもありがとうございます。
      いただいたご質問ですが、いわゆるフワッと高めにあげて、ピンにピタッと止めるアプローチというのは、なんとなくボールが寄るイメージがあるかもしれません。また、そのようなアプローチに憧れもあったりします。
      しかしながら、ボールを高く上げれば上げるほど、ボールのコントロールは難しくなります。御手洗様が距離を合わせるのが難しいと感じるのはおそらくそのためです。
      ですので自分は第一選択として転がし、そしてもし目の前にバンカーなどの障害物がある場合は、上げる方法を考える、というふうにしています。
      4~8時、ビジネスゾーン、肩から肩の練習をウェッジで欠かさず行っているのはすばらしいと思います。続けることでウェッジの精度は確実に上がって来ますので、ぜひそのまま続けてください。
      御手洗様の上達のご報告をお待ちしております。

      返信
  2. YAYASU

    原点は、転がしとビジネスゾーンですね。再確認でした。有難うございました。

    返信
    1. 徳嵩 力一徳嵩 力一 投稿作成者

      YAYASU様
      コメントどうもありがとうございます。
      はい、練習はやはりビジネスゾーン、そしてそれを実現するためのゴルフクラブ、ということになります。
      これからもどうぞよろしくお願いいたします。

      返信

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