From:大森睦弘
岐阜の自宅より、、、
こんにちは、大森睦弘です。
さて、今回は
「タッチ合わせはこれでバッチリ」
というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
アプローチショットやパッティングでの距離感であるタッチを、
絶妙に合わせるための技について見てみましょう。
距離に合致した動きは、距離をつくると表現します。
そして。。。
(続きはビデオにて)
タッチ合わせはこれでバッチリ
パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコン(または)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] または[なし] をクリックします。
(おまけ付き)
今回のメールマガジンの内容をPDFでもご覧になれます。
こちらからクリックしてダウンロードして下さい。
↓
https://g-live.info/click/omrpdf191117/
※印刷してファイルなさる方にはこちらが便利です。
小脳を働かせるスピード感
そして、距離をつくるための要は「スピード感」です。
小脳はミュレーションを行って、
どんな風に動いたらやりたいことができるのかを
さまざまなパターンで検証して動きを確定させます。
そのための拠り所となるのが、スピードのイメージです。
誰でも道路を横断するときに、
車と自分のスピードをイメージして安
全に渡れるのかどうか判断します。
そのとき働くのが、小脳のシミュレーション機能です。
ゴルフでのタッチ合わせでも同じで、
ボールのスピードと打ち出しの高さなどをイメージして、
それを実現させるヘッドの速さや動きの感覚につなげます。
振り幅で調整しようとすると実際にボールを打つために
振るときには慣性力で大きめに振ってしまい、
動きを途中で緩めるなどで体の動きはぎくしゃくしてしまいます。
スピードをイメージすることで小脳を働かせれば
全身が同期して動くことができ、
距離感としてのタッチを能力の限界まで出すことができます。
そして、ヘッドのスピードは素振りで確定させます。
パッティングならイメージしたヘッドスピードを素振りで出して、
動きの速さを確認してからパッティングすれば良いです。
アプローチショットでは、距離によってふた通りの方法で対応します。
キャリー15y以上での対応方法
サンド・ウェッジでキャリーが15y以上となる場合の距離調整は、
スタンスの幅で行います。
ロフトが58度のサンド・ウェッジでのキャリーが15yぐらいの場合は、
両脚で地面を縦に踏めるポジションとなります。
その場合はスタンスの幅として、
両足の母指球の少し後ろの間隔が腰の幅程度で
だいたい30cmぐらいになります。
そこからスタンスの幅が広がるほど股関節がたくさん入って
下半身の可動域が大きくなり、その分バックスイングで
下半身を使い切ったときの手元があがる高さが高くなります。
また、手元の高さに連動してヘッドも大きく振られる分、
トップに向かうヘッドのスピードはアップして
トップの大きさが大きくなって飛距離が伸びます。
ここで大切なことは、下半身をスタンスの幅の中で使い切ることです。
それと、下半身を使い切るまでは上半身で自ら力を出して行うことは、
親指側に折れるコックを入れるだけにすることです。
下半身を使い切ったらそこからはヘッドの勢いて右肘が曲げさせられ、
右腕はシャフトで押されることに耐えて潰されないように
押された分だけ押し返そうとすれば良いです。
ここで、右肘が曲げさせられるだけで
腕の力でクラブを上に持ちあげようとしないことが、
スタンスの幅に連動した安定したタッチをつくるための要です。
キャリー15y以下での対応方法
キャリーが15yよりも短い場合はスタンスの幅は
腰の幅程度のままですが、
打ちたい距離が短くなるほど動きをゆったりにします。
スタンスは脚を真っ直ぐにして地面を縦に踏める幅より狭くすると、
脚が斜めになってバランスも崩しやすく地面を縦に踏みにくいために
地面に力を伝えにくくなります。
そのため、スタンスの幅は腰の幅より狭くしないことが、
イメージしたパワーを地面に伝えて簡単にショットするために
大切となります。
そして、素振りで動きの速さに対するヘッドスピードを確認して、
実際にショットするときはその速さを強く意識します。
結局はヘッドスピードは振り幅に連動しますが、
イメージするのは振り幅ではなくあくまでもボールの速度と
そのためのヘッドの速さだということを肝に命じて覚えておきましょう。
ラフなどでの対応
また、ラフなどでは強めに振るとかやってしまいますが、
それは危険です。
ラフからのショットの場合でも、
まずは素振りで芝に絡まない状態での
必要なヘッドの速さを決めます。
そして、ラフで実際にショットする場合には
その素振りで決めたヘッドスピードを出そうとすることに
意識を集中させます。
ラフに食われても決めたヘッドスピードを出そうとすることが、
良いタッチをつくるための要です。
距離あまりでの大失敗
また、フルショットではなくクラブの距離が余っているショットでは、
案外大きな失敗をすることがあります。
フェアウェイでピンまで残り30y前後の
寄せられる絶好の場所からショットしたら、
ザックリの大ダフリやシャンクなんて経験はあるのではないでしょうか。
その失敗こそまさに思ったより大きくバックスイングしすぎて、
ダウンスイングで動きを緩めてしまうことが一番の原因です。
動きを緩めるとなると、まずは下半身の動きが緩慢になり
脚を使い切らず腰がしっかりターンしないために
重心の左への移動不足でダフリます。
脚の正しい動きで腰から首の付け根である体幹を
背骨を中心にして左にターンさせると、
背骨の前側の重い内臓は左を向きます。
そうすると重心は左に移動します。
重心位置にヘッドの最下点がきやすいので、
体幹の左ターンで重心がボールの先に移動した状態にすれば
自然なダウンブローとなってクリーンヒットしやすくなります。
さらにターン不足ではダフリやすいばかりか、
左サイドのスペースが狭くなってヒール側にヒットして
ボールが急激な角度で右に飛び出すシャンクにもなります。
シャンクは左サイドへ手元とクラブが抜けるスペースが狭いために、
ヘッドがボール方向へ押し出されることで誘発されることがあります。
シャンクしたなら次からはボールヒット向かって
左脚をしっかり伸ばして左のお尻を左後ろポケット方向へ押し込むことで、
体幹を左にしっかりターンさせるようにします。
そうすると左サイドには、手元とクラブが抜けるスペースができ
シャンクにはなりにくくなります。
いずれにしても下半身の動きが緩むことは、
ダフリやシャンクの原因となり非常に怖いことです。
映像の逆再生も効果的
ここでパッティングやアプローチショットのセットアップ終盤で、
タッチをつくるためにやると良いことがありますので見てみましょう。
ターゲットからボールの軌道の映像を逆再生すると、
手元でのボールの速さをイメージできます。
特にパッティングではセットアップ終盤で
ターゲット方向からボールの動きの映像を逆再生して、
イメージでボールがヘッドのところまできたらバックスイングすると良いです。
スピード感はタッチをつくる最高の材料ですから、
スピードのイメージで小脳を最大限に活用して
どんどん寄せを決めましょう。
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では、また。
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大森コーチ殿、
いつも題名を見て、次いで映像を見て、それでなんとなく(スミマセン)納得し、pdfファイルはかなりにインパクトのある時のみ(と言ってももう数十ファイル以上となりますが)DLして、詳細に読む習慣となっておりました。
今回は映像を見て、何故か物足りなくなったので、念のためpdfDL後、終わりの方から読みはじめました。
とんでもなく有益な記載が詳細に記されており、吃驚仰天しました。映像だけでは到底伺うことが出来ないプレゼントでした。知らない視聴者の方がおられるのではないかと心配になるくらいです。
お願い:可能であれば映像の最後にpdfファイルの目次みたいなものをチラット入れていただけると、見過ごすことがなくなります。お手数となりますが是非ご検討いただけるとありがたいです。
また今回はアプローチのタッチ・距離感・スピード感に係るお話しでしたが、是非100Y 前後を狙い撃ちできるショットに関する大森打法の解説を是非とも機会を見つけてUPしていただけるよう、強くお願いいたします。
今回は(も)良いpdfファイルをつけていただき感謝申し上げます。
コーチの益々のご活躍を祈っております。」
C1:「可能であれば映像の最後にpdfファイルの目次みたいなものをチラット入れていただけると、見過ごすことがなくなります。」
そうなんですが、撮影して編集した後に、PDFの後半を組み替えることもあるので、実はPDFの目次は入れたくないというのが本音です。
ただし、メルマガとPDFの序盤にインデックスを入れることは検討して実施したいと思います。
C2:「是非100Y 前後を狙い撃ちできるショットに関する大森打法の解説」
そのうちに発売させていただく100y以内の攻略ショットについてのDVDがありますが、その内容をメルマガでも小出しにしてはいます。メルマガでも上半身完全固定ショットなどをお伝えしているので、それをライン出しショットに応用するなどもありです。ただし、系統的にまとめて見ていただくことが効果を発揮するので、メルマガでの小出しではなかなか総意をお伝えすることが難しいと感じています。以前、メルマガで盛り込み過ぎたら、読者の方から長いと言われてお叱りを受けたことがありましたし。それで、最近は3,000文字前後で完結させるようにはしています。また、分割すると、その関係性が理解していただけなかったりなどです。ま、DVDでなくても出来るだけ広くお伝えできるように努力しますので、そのうちに楽しみにしていていただければと思います。
大森コーチ殿、
お忙しい中、返信いただき恐縮です。
きちんと本文に記載されている文章をを読めばいいのですが、なかなかできません。
本文目次(赤字の部分だけでも)を映像の後、本文に移る前に記していただけると、とてもありがたいです。
また100Y前後のショットに関するDVDの件、ものすごく楽しみにしております。
それもこれもSW15YCショットの自分なりの悪戦苦闘が少しづつですが生きてきているのを、最近つくづく感じております。
前傾した上体を体幹軸が曲がらないように「回されてしまう」魔訶不思議は、自己流で固まったシニアーゴルファーには、夢のように感ずるところです。
どうも有難うございました。」
C1:「本文目次(赤字の部分だけでも)を映像の後、本文に移る前に記していただけると、とてもありがたい」
そうですね。撮影編集と本文書き上げのやりからなどを考えてみます。何れにしても映像に本文の目次を入れることは現状では難しいというのが本音です。
本文の先頭にとも考えたのですが、出だしが煩雑になって先を読んでいただけないこともあるかもしれないしとも思いました。また、本文の途中に目次を入れるのも、分かりにくくなりそうなので、気が進まないでいます。
C2:「前傾した上体を体幹軸が曲がらないように「回されてしまう」魔訶不思議」
やってみて上手くできてしまうことに驚かれたかもしれません。脚を伸ばしたり落としたりする方向を正しくするだけで、腰から首の付け根までの体幹はセットアップでの前傾角度を維持でき流ので、それが肝でしたね。