From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます。
小原大二郎です。
さて、先日のマスターズで
「ちょっとしたことでスコアが変わる」
と、松山英樹選手が言っていました。
当日、会場は冷え込んでいて、
防寒対策をしても寒さが厳しかったようで、
思うように体が動かせなかったそうです。
「昨日までとゴルフ自体は変わってない。
ちょっとしたことでスコアは変わっちゃうので難しい」
この言葉どおり、ゴルフはほんのちょっとの変化で、
スイングやスコアに影響を及ぼしてきますよね。
わずかな誤差が明暗を分けるというのは、
常々ゴルフをやっていく中で
身を持って感じることですよ。
しかし、そのちょっとした変化に
気がつくことができずに、
原因がわからないままスランプに陥り、
悩まされている方を多く見てきました。
上達の足かせとなっている
真の原因がわからないという場合、
スムーズな上達を阻むことになります。
たとえば、レッスンをしていますと、
コースでのラウンドで
アイアンの番手を変えても距離の差が出ない。
8番で打っても7番で打っても、
同じような距離になってしまう
といった悩みを持った方がいらっしゃいます。
アイアンを使いこなす
アイアンは狙ったターゲットへ
ボールを飛ばしていくためのクラブですが、
番手ごとの飛距離を出すことができず、
グリーン手前にショートしてしまったり、
はたまたグリーンをオーバーしてしまったり。
狙い通りの飛距離を出すことができずに、
スコアをまとめることができないという方がいらっしゃいます。
アイアンでしっかりと
番手ごとの飛距離を出していくためには、
インパクトにおいて
このようにクラブヘッドよりも手元が先行した
ハンドファーストが重要です。
インパクトでクラブヘッドよりも
手元が右側に来てしまうような
ハンドレートと言われるような
インパクトになってしまいますと、
クラブの角度が上を向いてしまいますので、
クラブのもともとの角度、ロフト通りではなく、
クラブフェースが上を向いた状態で
当たってしまいますので、
ボールが前に飛んでいくことなく、
必要以上に高く上がりすぎてしまっているため、
結果として距離をしっかりと出すことが
できなくなってしまいます。
そこで本日は番手ごとの飛距離を出し、
アイアンショットをマスターしていただくために
重要となるハンドファーストの習得のコツを
ご紹介させていただきたいと思います。
ハンドレートとハンドファースト
ハンドレートインパクトになってしまう方の多くは、
クラブを振り下ろしてくる時に
体から腕が離れてしまい早く右肘と手首が
伸びてしまう方を多くお見かけします。
このようにリリースが早くなってしまいますと、
ハンドレートインパクトになってしまいますので、
振り下ろしてくるときに
体から右肘が離れずに、
右手首がキープされていますと、
手元が先行したハンドファーストになっていきます。
そこで、ハンドファーストインパクトを習得し、
アイアンショットを磨き上げていくための練習方法を
これからご紹介させていただきたいと思います。
まず、いつもどおりアドレスをしていただき、
左手をクラブから離し、右肘の内側に添えていきます。
そし左手で右肘の内側を抑えた状態で、
右腕一本で素振りをしてみてください。
少し振ることに慣れてきたら、
実際にその状態でボールを打っていきます。
左腕で右肘の内側を抑え、
身体から腕が離れてしまわないようにサポートをしながら
スイングを行っていきます。
体から右腕が離れない感覚がつかめてきたら、
右肘を抑えていたときと同じような感覚で
いつのスイングでボールを捉えています。
この動きを続けていっていただけますと、
右腕がダウンスイング時に体から離れてしまう動きを
改善していくことができますので、
ハンドファースト、手元が先行したインパクトを
行えるようになっていきます。
アイアンを極める
ただ、ここで一つ注意していただきたいのが、
振り下ろしてくる際には、
左膝の上に右肩をもってくるようなイメージで
肩を回すようにしてください。
振り終わった際に、右足の延長線上に、
右肩が右膝の上に残ってしまっていますと、
クラブが届かなくなってしまい
手首を解いてしまう動きに繋がってしまいます。
クラブを振り下し、インパクトからフォローで、
右肩を左膝の上に乗せるような意識を持って行っていただけると、
体から肘が離れずに
ハンドファーストインパクトに繋がっていきます。
アイアンは番手通りに打つことができると、
10ヤード刻みで飛距離を変えることができます。
狙ったところに落とせるよう使い分けができると
格段にグリーンを狙いやすくなります。
コースでアイアンの番手を変えても
距離の差が出ない、という方は、
左手で右肘の内側を抑えて感覚を掴みながら、
スイング練習を行い、ハンドファーストの習得に
繋げていっていただきたいと思います。
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