From:江連忠
宮古島の自宅より、、、
こんにちは、プロゴルファーの江連忠です。
さて、今回は、
「なぜ、右手主体スウィングはダメなの?」
というテーマで、お話ししたいと思います。
「江連さん、世の中のプロたちの中には
『スウィングは右手主体』と言っている人もいるみたいです。
それでもやっぱり右手主体はダメなんですか?」
はい、この質問については。。。
昔のチャンピオン達は左手主体
これは先週のお話の続きにもなってくるところですが、
なぜ、打ち終わって右手で持つのはNGなのか
↓
https://g-live.info/click/230117_nikkan/
たしかにおっしゃるように、ニック・プライス選手や
セペ・パレステロス選手などのように
「スウィングは右手主体だ」
と、インタビューなどで主張するプロも
過去にいたのは事実です。
ですがほとんどのプロ、特に昔のチャンピオン達は
基本的には「左手主体」なんですね。
左打ちで言えば、フィル・ミケルソン選手は右利きですが
前回お話ししたように打ち終わってから
左手にクラブが残ることは、基本的にはありません。
あのタイガー・ウッズだって、打ち終わってからは
スッとクラブを下ろす、あの所作をしています。
ミスの原因
基本、日本人は右利きが多くて
右打ちのゴルファーの方が圧倒的です。
その場合、右手主体でかぶせにいくようなスウィングは
どうしてもミスの原因となります。
特殊な場合は除いて、ほとんどのレッスンプロは
「そうやって打っちゃダメだよ」と教えているはずです。
それが直らないがために、
・球が飛ばない
・ダフる
・スライスする
・引っ掛ける
というミスが頻発してしまうわけですね。
どのスクールに行っても言われると思いますが、
両手が同じ力で一緒に動いていれば、球は曲がりません。
そして何より美しく、格好いいスウィングになります。
練習中は「左90%:右10%」が理想
左手が弱かったら、その左手に勝ってはダメなんですね。
パーセンテージで言えば、
「左51%:右49%」という感じでしょうか。
「50:50」と考えてしまうと、
本能的に右手が勝ってしまうからです。
そして練習中に関しては基本、
「左90%:右10%」ぐらいで思ってやる方が良いです。
そのためにまずは、前にお話ししたように
フィニッシュ時に右手では絶対に持たないと決めること。
どんな事があっても、両手で持っているか
左手で持つようにすること。
アプローチだろうが、パターだろうが
打った後に右手で持ってしまったら、
私のアカデミーでは容赦なく「2ペナ」です。
ということで、何度も繰り返しになりますが
打ち終わった後に右手でクラブは一生、持たないでください。
一生、です。
大げさではなく、本当に。
実は、私が講演会でお話しをさせていただく際に
「日本人が海外メジャーで勝てないのは
アマチュアの人たちの責任です」
一時期、そんなことをお伝えしていました。
今でこそ、松山英樹プロがマスターズで勝ったり
渋野日向子プロや笹生優花プロがメジャーで勝ったりしています。
当時、そのようにお話しした意図というのは
「日本にいるアマチュアのみなさんは
確かに一生懸命応援している。
でも、応援している人たちが、打ち終わりに右手でクラブを持つような、
そんなスウィングをしていたらダメ。
失敗してもいいから、ちゃんとかっこいいスウィングをして、
その上で選手たちに『頑張れ!』と言うぐらいの気持ちで
ゴルフに取り組んでいただきたい。
そうすれば、日本の選手たちもそれを意気に感じて
選手たちも必ず、海外メジャーで勝てるようになる。」
そんな願いを込めて、お伝えしていました。
ちょっと大きな話になってしまったかもしれませんが、
あなたの未来が、日本のゴルフの未来です。
ぜひ、お願いいたします。
真剣であることが、唯一のゴルフの楽しみ方。
ゴルフは人生を豊かにする素晴らしい方法。
江連忠でした。
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