【ビデオ】インパクトのイメージはこれで決まり

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2023.04.23
ohmori

From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。
 

さて、今回は
 

 インパクトのイメージはこれで決まり」
 

というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
 

インパクトに向かっては
筋力の大きい脚を使ってスイングしたいのに、
ついつい手でクラブを振ってしまっているものです。

そこで、これだけは絶対にやってほしい
インパクトでの本当のイメージがあります。

それは。。。

(続きはビデオにて)

インパクトのイメージはこれで決まり


パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコンまたは)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] または[なし] をクリックします。

 

(おまけ付き)
今回のメールマガジンの内容をPDFでもご覧になれます。
こちらからクリックしてダウンロードして下さい。

https://g-live.info/click/omrpdf230423/

※印刷してファイルなさる方にはこちらが便利です。

これだけは絶対にやってほしいイメージ

小さな振り幅のショットから
ドライバーでボールを遠くまで飛ばすショットまで、
これだけは絶対にやってほしいインパクトでの本当のイメージ。

それは、

 インパクトで、トップ近くでの上半身の形を変えない

というイメージです。

トップに向かう切り返しから上半身に対して下半身を先行させて、
上半身の中でも特に左肩甲骨周りをリラックスさせる中でしならせます。

ヘッドは下半身の回転に対して置いていかれるようにします。

そうすると、ダウンスイングで上半身はしなりを深めて
それ以上しならないところまでヘッドは置いていかれて、
ある意味硬くなります。

そこから、上半身は一定の形のまま
フォローでの手元が腰の高さぐらいまでは、
体をしっかりターンさせようと一生懸命に下半身をがんばらせます。

腰の左ターンで固まった上半身からヘッドまでを回転させて、
そのヘッドでボールを拾っていくイメージです。

ところが、ダウンスイングまでにヘッドを開いていると
それを閉じる動きとして、前腕を左に捻ってくるアームローテーションで
クラブを手で振ってしまう動きが誘発されます。

サンド・ウェッジで15yキャリー(SW15yC)ぐらいまでの動きの速度では、
まさにトップの形のままのインパクトになります。

それは、上半身は下半身の動きでしならせられるとしても、
脊髄反射はほとんど発生しないので
しなり戻りはほんのわずかだからです。

SW15yCのフィニッシュでの上半身の形を保ったまま、
脚でセットアップのポジションまで戻ってみます。

そうすると、どうなっていますか。

上半身の形はまさに
トップ近くでしなった形のままになっています。

しかし、50yぐらいまで飛ばしてくると脊髄反射は大きく発生して、
しなった上半身は勝手にしなり戻ります。

脊椎反射は、筋肉は大きく素早く伸ばされるほど強く発生します。

それは、筋肉の中に長さを測るセンサーがあって、
それが反応して脊髄に信号を送るからです。

振り幅が大きくなったときにも
インパクトで上半身の形を変えないイメージにして、
脊髄反射での上半身の勝手なしなり戻りに任せましょう。

まずは小さな振り幅であるSW15yCのフィニッシュで、
しなりの形が残った上半身を確認するようにして
ショットすることは練習での基本中の基本です。

そして、だんだん振り幅を大きくして50yぐらいまでくると、
かなり鋭く爆発的にしなり戻っていることを実感できます。

これがSW15yCからドライバーまで共通する
インパクトの最強のイメージです。

インパクトに向かう脚の使い方

そこで、脚の動きで上半身をターンさせるためには
次のように脚を使いましょう。

トップに向かう切り返しからの下半身先行動作として、
右脚の地面を踏む圧力をできるだけ素早くゼロにしましょう。

体全体を落下させないようにする
本能的な姿勢制御に任せて左脚に落下すれば良いです。

その左脚への落下は左足踵ではなく、
母指球の少し後ろぐらいで地面をとらえようとします。

それが、体全体をインからアウトへの移動を誘発して、
腕やクラブはインサイド寄りに置いていかれて
上半身はしなりを深めやすくなります。

左脚への落下でドライバーぐらいのスタンスの幅なら、
階段を1段下るときに下側の脚の股関節には体重の10倍ぐらいの力が
発生するのと同じぐらいの大きな力が発生します。

その落下を食い止める姿勢制御の仕組みでの大きな力は
誰にでも発生します。

そして、姿勢制御は伸ばされた
筋肉に発生する脊髄反射が使われています。

まさに、落下した側の脚では
お尻の大きな筋肉である大臀筋などが伸ばされて、
脊髄反射で収縮しようとする力で姿勢をコントロールしています。

そのときに左脚は全身の落下を支えようとしています。

上半身の重さを抜く

そこで、遠心力に対応するイメージで頭を振り出し後方へ押し込むとか
頭を下に垂れさせようとすることで上半身の重さを抜くと、
左脚には体重の2倍ぐらいの力が余ります。

その左脚を伸ばそうとする力を左後ろポケット方向に向ければ、
腰は鋭く左にターンします。

左脚の蹴りを振り出し後方斜め45度程度に向ける

インパクトで腰が左に45度程度ターンしたあたりなら、
まだしなり戻り切っていないで
ヘッドを加速中にインパクトできます。

そのため、左脚への着地と同時に振り出し後方斜め45度程度に向けて
左脚の蹴る力を向けてあげましょう。

左脚で地面を蹴ろうとしなくても、
この姿勢制御の仕組みで左脚は勝手に地面を蹴ってくれます。

脚の蹴りで上半身はしなり戻る

下半身の左ターンでの上半身のしなりを大きくためたまま、
インパクトに向かって左脚が鋭く地面を蹴っていることが
しなり戻りを最大に利用できるために重要です。

このような脚の働きで上半身の中でも
特に左肩甲骨周りの筋肉が急激に伸ばされて、
脊髄反射が大きく発生します。

そして、下半身の左ターンの力をしなり戻りの力が越える腰が
左に45度程度ターンしたあたりで、
上半身には爆発的なしなり戻りが発生します。

左肩甲骨は胸の方向へしなってエネルギーをためた状態から、
一気に背中側へしなり戻ることで左腕が引っ張られます。

これも自分でやろうとするのではなく、
脊髄反射で勝手に発生する動きです。

その結果、グリップエンドが引きあげられて右腕が支点となり
グリップエンドが力点でヘッドが作用点となるテコの動きで
ヘッドは急加速されながらのインパクトとなります。

まさにヘッドが加速中にボールを打ち抜くことで当たり負けが少なく、
ヘッドの向きは安定してヘッドスピードのわりに
ボール初速は速い状態で飛んでいきます。
 

では、また。
 

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大森 睦弘
大学卒業後、世界でも有数な大手電機メーカーに勤務。社内の中央研究所や外部機関の客員研究員(東京大学)など、研究開発に従事。その類まれな分析力と強靭なメンタルは、ビジネスでの成功だけにとどまらず、スポーツでも発揮。国民体育大会アルペンスキーで優勝など、その競技力と長年の指導実績から、神奈川県アルペンスキーコーチとしても活躍。 その後、会社を早期退職し、ゴルフのインストラクターを養成するコースを卒業。卒業と同時に、コーチとして、プロ、ジュニアや一般の方々へのコーチング、ツアーキャディーなど、幅広い層に対するコーチングを行った。特にメンタルテストで「トップアスリートとして通用するレベル」と診断され、その強いメンタルを作りあげた経験を元に、メンタル面のサポートも行う。 現在、フリーのコーチとして独立。一般の方の本当の気持ちになって、どんなことでもとことん説明するなど、今まで納得できなかったと言われたことにも、やさしく解説することを信条としている。さらに、分析能力の高さを生かしてコーチングの仕事に従事するかたわら「ゴルフでのからだの使い方」をやさしく紐解くことで、ゴルフを普及させる活動を行なっている。
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カテゴリー: インパクト, ショット基礎アプローチ, スイング, スイング理論, ビデオ, 新着ビデオ, 飛距離 | 投稿日: | 投稿者:
大森 睦弘

大森 睦弘 について

大学卒業後、世界でも有数な大手電機メーカーに勤務。社内の中央研究所や外部機関の客員研究員(東京大学)など、研究開発に従事。その類まれな分析力と強靭なメンタルは、ビジネスでの成功だけにとどまらず、スポーツでも発揮。国民体育大会アルペンスキーで優勝など、その競技力と長年の指導実績から、神奈川県アルペンスキーコーチとしても活躍。 その後、会社を早期退職し、ゴルフのインストラクターを養成するコースを卒業。卒業と同時に、コーチとして、プロ、ジュニアや一般の方々へのコーチング、ツアーキャディーなど、幅広い層に対するコーチングを行った。特にメンタルテストで「トップアスリートとして通用するレベル」と診断され、その強いメンタルを作りあげた経験を元に、メンタル面のサポートも行う。 現在、フリーのコーチとして独立。一般の方の本当の気持ちになって、どんなことでもとことん説明するなど、今まで納得できなかったと言われたことにも、やさしく解説することを信条としている。さらに、分析能力の高さを生かしてコーチングの仕事に従事するかたわら「ゴルフでのからだの使い方」をやさしく紐解くことで、ゴルフを普及させる活動を行なっている。

 

【ビデオ】インパクトのイメージはこれで決まり」への3件のフィードバック

  1. ftr463

    今回も自分の欠点である手打ちを撲滅するための動きを丁寧に解説いただきありがとうございます。
    3/26,4/2のレッスンで手打ち脱却の必要性を痛感し、地道に小さなショットから練習してきましたが、先日ラウンドする機会があり、いい感じになってきたことを実感しました。前半は方向性が今ひとつでしたが、ダウンブローで打てるようになったからか、今まで球がうまく上がらなかったフェアウェイウッドがそこそこ打てるようになったのが、特に嬉しかったです。後半は右手のグリップを思い切りウィークにして上から被せるようにして、インパクトでも右手を被せた状態でボールの赤道直下にリーディングエッジが来るように右手を丁寧に動かすようにしたらフェースも開かなくなったからか方向性も安定してきて、若干ダフリ気味だったのもクリーンにヒット出来るようになってきました。右腕が支点となったテコの動きが実現出来ているように感じられる頻度も増えてきました。このテコの動きですが、当初、テコの動きと聞いて、地面に置かれた大きな石を長い棒で重力に逆らって動かすテコの動きを連想してしまいまして、言い方が適切かどうかわかりませんが、重力に逆らっているとは言えないダウンブローの動きがゴルフスイングで実現すべきテコの動きであることがすんなり理解出来なかったことが、今更ながら悔やまれますが、ようやくいい感じになってきたので、後戻りすることがないよう頑張ってみます。

    返信
    1. 大森 睦弘大森 睦弘 投稿作成者

      C:「レッスンで手打ち脱却の必要性を痛感し地道に小さなショットから練習してきて、ラウンドでも成果が出ていい感じになってきたので後戻りすることがないよう頑張ってみます。」

      結果を信じる努力の成果が出てきてよかったです。私もうれしいです。

      練習場ではついフルショットがほとんどになってしまいますが、フルショットでスイングの根本的問題の修正はまず難しいです。

      頓服を投入してその場だけ良くなった感じにすることは可能ですが。やっぱり、スイングが簡単で負担も少なく動きをリアルタイムで感じやすい、小さな振り幅でのショットで地道に基礎を固めることが上達の早道です。

      これからも腰から下ぐらいの振り幅でじっくり丁寧にスイングを最良のものにしていきましょう。

      返信
      1. ftr463

        どうもありがとうございます。
        小さな振り幅でのショットを地道に練習することで、グリーン周りでも以前より自信を持って臨めるようになりました。
        今後のレッスンにも期待しています。よろしくお願いいたします。

        返信

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