From:江連忠
宮古島の自宅より、、、
こんにちは、プロゴルファーの江連忠です。
さて、今回は、
「今日から全米OPが始まります」
というテーマで、お話ししたいと思います。
今晩から始まる全米オープン、もしかしたら
歴史に残る大会になるかもと思っています。
その理由は。。。?
初めてのコース、ロサンゼルスCC
ご存知の方も多いと思いますが
今回開催のコースは
ロサンゼルス・カントリークラブ(ノースコース)
ロサンゼルスのど真ん中にあり、
過去には試合が行われたこともありましたが
近年は全く試合が行われなかったコースです。
ですので、私もあまりこのコースのことは
きちんと知らないというのが正直なところです。
コースについては、いろいろな紹介を見ましたが
距離の短いパー3、パー4、パー5もあり、
その一方で距離の長いパー3、パー4、パー5があるといった
非常にバリエーションの豊かなコースのようです。
流れに乗り切れた選手は、すごいスコアが出るかもしれませんし
逆に流れが悪いと、スコアがまとめにくそうな印象です。
世界一タフと言われる全米オープンですが、
今の時代に合わせて、コースをどのように設定してくるのか
とても楽しみですし、
出ているプロたちも、基本は知らないコースなので
誰にでもチャンスがある可能性はあります。
歴史に残る大会の予感
プロたちというのはたいてい、どんなコースであっても
「(コースは関係なく)自分のゴルフをするだけです」
というふうにコメントするものですが、こうした特徴的なコースは
コースにあわせてどうマネジメントしていくか。。。
特に出だしの初日、2日目がポイントになってきそうです。
すでに発表があったように
タイガー・ウッズがケガで出られないのは残念ですが、
いわゆる「LIV組」のフィル・ミケルソンやダスティン・ジョンソン、
ブライソン・デシャンボー、ブルックス・ケプカたちも出場とのことです。
どの選手たちも、このメジャーに合わせて
準備をしてくるわけなんですが、
今回の大会が、今までの全米オープンの中でも
歴史に残る予感がしています。
同じ全米オープンでもトップクラスの記憶に残る
ペブルビーチやバルタスロールといった。。。
いわゆる有名どころのコースと同じぐらいの、
指折りの記憶に残る大会になってくれるんじゃないかなと
そんな感じがしています。
「今日だけは憧れを捨てて…」
今回フィル・ミケルソンが勝てば念願のグランドスラムですが
ジョーダン・スピースやジャスティン・トーマス、
ジョン・ラームといった20代後半から30代前半の選手たち。。。
さらにその下の、20代前半の若手たちにも優勝のチャンスがあり
正直誰が勝つか、全く予想がつきません。
難コースの全米オープンにふさわしい人間が
チャンピオンになることは間違いありませんが、
それが日本人選手だったら、
これほどエキサイティングなことはありません。
松山英樹選手も、だいぶ身体が上がってきた感じがしますし
久々の石川遼選手も、遠慮しないでやってほしいです。
桂川有人選手、永野竜太郎選手も
「予選通過が目標」「出て勉強したい」とかではなくて
勝つという気持ちで、強気で行ってほしいです。
勉強とかは、終わった後ですればいいいんですから。
くしくも今年のWBC(野球)で大谷翔平選手が
「今日だけは憧れを捨てて。。。」と言っていたように、
遠慮なんかしないで
「出るからには俺が勝つ!」という気持ちで
行ってほしいと思っています。
とにかく、冒頭でもお伝えしたように
ロサンゼルス・カントリークラブは歴史あるゴルフ場です。
今回の全米オープンを見れば、あなたもゴルフの難しさ
苦しさみたいなものが見えてくると思いますし、
それを目の当たりにすることが
今後のゴルフの向上につながっていくはずです。
そうしたことも期待しながら、今回の全米オープンを
見ていただけたらいいなと思っています。
真剣であることが、唯一のゴルフの楽しみ方。
ゴルフは人生を豊かにする素晴らしい方法。
江連忠でした。
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