37歳女子プロの「進化」そして春の祭典へ…

2025.04.10
ezure

From:江連忠
宮古島の自宅より、、、

こんにちは、プロゴルファーの江連忠です。
 

さて、今回は、
 

 「37歳女子プロの『進化』。そして春の祭典へ…」
 

というテーマで、お話ししたいと思います。
 

あの女子選手が、久々にやってくれました。

穴井詩選手、二年ぶりの優勝

先週のJLPGAツアー「ヤマハレディースオープン葛城」で
穴井詩(あない・らら)選手が見事な優勝を飾りました。
 

追いつかれてプレーオフでの決着となった相手は
ベテランの全美貞(ジョン・ミジョン)選手でしたが
それを退けての優勝。
 

率直に言って、37歳になっての彼女の優勝は
ただただ嬉しい。それに尽きます。
 

彼女はたしか10代の頃から
私が主宰するアカデミーに通っていたのですが

当時から飛距離に関しては群を抜いていました。
 

野球で言えば、いわゆる「ホームランバッター型」
 

生まれ持って「飛ばせる能力」を兼ね備えた選手でした。
 

とはいえ、このへんは野球もゴルフも同じで
野球で140km/hを出せる投手が160km/hを目指すのは
素質だけで達成できるわけがありません。
 

持って生まれた資質に加えて、
不断の努力を積み重ねることで
ようやく達成できる世界なわけです。
 

37歳の穴井詩プロが、今でも成長を続けて
今回の優勝という結果を出したことに
心から拍手を送りたいと思います。

しのぶ、桃子と比べて…

ご存知の方もいらっしゃるかわかりませんが、
穴井詩プロは、諸見里しのぶプロ、上田桃子プロの
1年後輩
にあたります。
 

ララちゃんは身体の強さ、ポテンシャルには
当時から光るものがありましたが。。。
 

技術的な面からみると
ふたりの先輩には及ばなかったというのが
正直な印象です。
 

ですが、当時から担当しているコーチと
試行錯誤、取捨選択をし助けられていく中で
(一度そのコーチの元を離れたりもしましたが)

コツコツとやるべきことを
やってきたのだろうと思います。
 

実際今でも、上手くなっているのはわかります。
 

だいたい女子の「37歳」を、男子プロに例えたら
その体感としてはひと回り上(47~48歳)ぐらい
なるのではないでしょうか?
 

ご承知の通り、女子は10~20代の若い子たちが
数多く台頭しています。
 

そんな中で、30代後半の選手が優勝争いをして
勝利するというのは、それだけですごいことで。。。
 

そうした身体に産み育ててくれた
両親に感謝するしか無いのでしょう。
 

先述の二人の技術力が高い先輩に
技術力で劣るララちゃんがこうして長くシードを取って
「6勝」
するとは、正直予想していませんでした。
 

何しろ、元々が下手だったんですから(苦笑)。
 

もちろん飛距離については半端なかったわけですが、
実際私が10年前ぐらいに一緒にコースを回って
飛距離では負けそうになったほどでした。
  

ですが、しのぶや桃子の技術力が
すでに完成されていて「80~90点」だったとすると

当時のララちゃんは、正直「55点」ぐらいでしょうか。
 

とはいえこれは、逆にいえば
「伸びしろばかりだったから、ここまで続けてこらえれた」
とも言えるわけです。
 

ララちゃんは今でも体力が落ちているようには見えませんし
技術力もつけて、今でも良くなっているわけですから。。。
 

まだまだやってくれるんじゃないかと、期待しています。
 

これからの穴井詩プロの活躍、
どうかみなさんも見守っていてください。

いよいよマスターズが開幕

そして今晩、日本時間の夜からいよいよ
マスターズが開幕します。
 

個人的にはやはり
タイガー・ウッズ選手が出場できないことが
残念でなりません。
 

現在のトッププロの多くが
タイガーのプレーを見て育ってきた世代。

その存在がフィールドにいないというのは、
やや物足りない印象があります。
 

そして、これに触れないわけにもいきませんが。。。

今年のマスターズに出場する日本人選手は、
松山英樹プロただ一人。

「一人だけか」と思われる方もいるかもしれませんが、
これは逆に松山選手にとってはチャンスとも言えて
集中しやすい状況であるとも言い換えられます。
 

何しろ松山プロはマスターズチャンピオン、
「勝ち方」を知っている選手です。
 

直近2試合は「予選落ち」という結果ですが
オーガスタの舞台に入ってから
調子を上げてくる選手は少なくありません。
 

もちろん、過度な期待は禁物ですが
「静かに、自分のゴルフを貫く初日」が過ごせれば
流れをつかむチャンスは十分にあるはずです。
 

個人的に注目しているのは、メジャー全制覇がかかる
ローリー・マキロイ選手ですが。。。
 

ご承知の通り、マスターズの魅力は
試合そのものだけではありません。
 

コースの設計、環境、美しさ、
他のコースにはない、そんな環境が整っています。
 

最近見た、こんな映像が本当に面白かったので
英語ですが、もしよろしければご覧になってみてください。
 


 

とにかくマスターズには、楽しみしかありません。
 

一緒に、この時を楽しみましょう。
 
 

 真剣であることが、唯一のゴルフの楽しみ方。

 ゴルフは人生を豊かにする素晴らしい方法。
 
 

江連忠でした。
 

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江連忠
江連忠ゴルフアカデミー(ETGA) 所属 1968年東京都生まれ。 中学高校と故・棚網良平プロに師事。アメリカの3大コーチのひとりであるジム・マクリーンの元で学び日本初のマスターインストラクターを取得。 プロを教えるプロとして日本の第一人者となる。 教えたプロは片山晋呉、伊沢利光、星野英正、諸見里しのぶ、上田桃子など、賞金王やツアー優勝プロを含むツアープロが多数。1996年に、ゴルフダイジェスト社のレッスン・オブ・イヤー受賞。「江連忠ゴルフアカデミー(ETGA)を主宰し指導にあたっている。 2016年、長年のゴルフ界への貢献が認められ、皇室から賜る宮賞「日本三大賞」のうちの一つである「東久邇宮記念賞」を受賞。
カテゴリー: ゴルフ業界, ツアープロ, メルマガ, 新着メルマガ | 投稿日: | 投稿者:
江連忠

江連忠 について

江連忠ゴルフアカデミー(ETGA) 所属 1968年東京都生まれ。 中学高校と故・棚網良平プロに師事。アメリカの3大コーチのひとりであるジム・マクリーンの元で学び日本初のマスターインストラクターを取得。 プロを教えるプロとして日本の第一人者となる。 教えたプロは片山晋呉、伊沢利光、星野英正、諸見里しのぶ、上田桃子など、賞金王やツアー優勝プロを含むツアープロが多数。1996年に、ゴルフダイジェスト社のレッスン・オブ・イヤー受賞。「江連忠ゴルフアカデミー(ETGA)を主宰し指導にあたっている。 2016年、長年のゴルフ界への貢献が認められ、皇室から賜る宮賞「日本三大賞」のうちの一つである「東久邇宮記念賞」を受賞。

 

37歳女子プロの「進化」そして春の祭典へ…」への1件のフィードバック

  1. リッキ―マキロイ

    江連プロのレッスンビデオ衝撃でした!
    スウィングのトップの位置でのクラブの無重力が理解できて劇的にゴルフが変わりました!感謝です!それで打つまでの動作のなかで始動の時に息を吸ってからか吐いてからか何か運動生理学的な違いがあれば教えてもらえたらありがたいです!
    常にル−ティンを一定にできればと願うゴルフ歴45年の65歳ゴルフ真剣バカです!

    返信

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