マスターズ、レジェンドたちの予言…

2025.04.15
ezure

From:江連忠
大分のホテルより、、、

こんにちは、プロゴルファーの江連忠です。
 

さて、今回は、
 

 「マスターズ、レジェンドたちの予言…」
 

というテーマで、お話ししたいと思います。
 

みなさんご存知の通り、今回のマスターズは
ロリー・マキロイ選手の優勝で幕を閉じました。

松山選手はショットはよかったが…

松山選手に関しては、今回のプレーを見ていて
勝つにふさわしいショットの内容でした。

ですが、パターが打ちきれていなかった。

もちろん、そこそこいいパットをしていましたが、
そのほどんどがショートしているように見えました。

スコアを伸ばした二日目でさえも
やはりその点が見ていてもう一押しの感じがありました。

グリーンも例年よりもスピードは出ていなかった可能性も
あるかなとも思ったのですが、他の選手の転がりを見ていて
必ずしもそうではないようにも見受けられたので。。。

とはいえ、あれだけの実力のある選手が
しっかりと準備をしてきた結果なのですから、
それについて外の人間がどうこう言うことではありません。

パターを除けば、一番ショットがよかったのは
松山選手だったと思います。

タラレバですが、3日目の2番ホールで
バーディーパットが入っていたら、
全く違った流れになっていたかもしれませんが

最終日はマスターズ自己ベストに迫るスコアで
流石のゴルフでしたし、
次のメジャー大会につながる内容だったと思います。

レジェンドたちもマキロイ優勝を「予言」

そしてやっぱり。。。
今回のローリー・マキロイはすごかった。

4日間を通して4つのダブルボギー。

 「最終日にダボ二回叩いて優勝した人はいない」

というデータがある中で、
それをはねのけての優勝でした。

それができるのは、今シーズンですでに2勝している
「世界一」の選手だからでしょう。
(2025年度FedExCupポイントランキング1位)

今回、その世界一が見せる素晴らしいショットも、
多数ありましたが。。。

そんな中で、私の一番の素直な感想、そして驚きは
3人のレジェンドたちの「予言」が当たったことです。

ジャック・ニクラスも、ゲーリー・プレーヤーも
そしてトム・ワトソンも、

 「マキロイが勝つ」

と、プレスインタビューで言っていました。

(事務局より:23:20~26:20をご参照下さい)

今年に入ってマキロイがすでに2勝していて
ショットのバリエーションを得て調子がいいとの判断からの
コメントだったのかもしれませんが、

レジェンドたちがみんなそろって
マキロイのことを推していたのは、
彼らの偽りのない「直感」だったのでしょう。

実際、その通りになったとはいえ、
初日、15番と17番でダボ。

最終日も1番と13番のダボ2回で勝つというのは
メジャー大会では信じられないことです。

それでも最終日、マキロイらしからぬ球の曲がりから
林からのあんなスーパーなリカバリーショットを打つのは
(確か5番と7番)タイガーでも出来ない芸当でした。

垣間見えた、マキロイの落ち着き

今回のマキロイは、松山選手が優勝したときに似た
落ち着きをしなやかさをまとっているように見えました。

メンタルが安定しているというか、
安定しているように見える集中力が垣間見えました。

大会中に家族、娘さんと過ごせたとのがよかったとか
メンタルコーチと毎日連絡してメンタルの調整をしていたなど
いろいろな要素があるのかもしれませんが、

超一流のプレイヤーであっても
メンタルのキープは本当に難しいです。

11年間、勝ちたくても勝てなかった重圧は
一般の人間にはわからない世界です。

昨日は、その重圧をはねのけた
歴史的な日だったわけですが。。。

本当なら、今回のマキロイには
5打差6打差をつけて、ぶっちぎりで勝ってほしかった。

なぜかというと。。。

その方が、2位のジャスティン・ローズのことを
かわいそうと思わないだろうから、です。

マキロイとは対象的に、
ローズは4日間を通してのダブルボギーなし。

最終日のローズのゴルフも、本当に見事でした。

ダボ4回のマキロイが勝ち、
ダボなしのローズが苦杯をなめる。。。

こういうことがあると、
「オーガスタには魔女がいる」の言葉を
信じたくもなってしまいます。

マキロイにとってジャスティン・ローズは
ライダーカップでのチームメートであり先輩なわけですから
元々、仲はいいと思うのです。

実際、マキロイが優勝を決めた後
二人は熱い抱擁をし、
お互いを称え合っていました。

この事実によって、次回以降のメジャー大会では
ジャスティン・ローズのことを
応援したくなるのではないでしょうか。

私個人としては、
11年越しにマキロイが勝って
個人的には幸せです。

そして、こういうジリジリした試合が素晴らしいのは
全ゴルファーにとって、上手くなるヒントを
与えてくれる
ということです。

そこに、プロやアマチュアという垣根はありません。

見る人それぞれが、個々に受け取ったものが
間違いなくあったと確信できる試合でした。

大げさに聞こえるかもしれませんが、
今回のマスターズは、全世界のゴルフのレベルを
上げてくれる、いい試合だったと思います。

もちろん、松山英樹以外の
日本人選手のレベルを上げてくれることも
今後期待しつつ。。。
 
 

 真剣であることが、唯一のゴルフの楽しみ方。

 ゴルフは人生を豊かにする素晴らしい方法。
 
 

江連忠でした。
 

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江連忠
江連忠ゴルフアカデミー(ETGA) 所属 1968年東京都生まれ。 中学高校と故・棚網良平プロに師事。アメリカの3大コーチのひとりであるジム・マクリーンの元で学び日本初のマスターインストラクターを取得。 プロを教えるプロとして日本の第一人者となる。 教えたプロは片山晋呉、伊沢利光、星野英正、諸見里しのぶ、上田桃子など、賞金王やツアー優勝プロを含むツアープロが多数。1996年に、ゴルフダイジェスト社のレッスン・オブ・イヤー受賞。「江連忠ゴルフアカデミー(ETGA)を主宰し指導にあたっている。 2016年、長年のゴルフ界への貢献が認められ、皇室から賜る宮賞「日本三大賞」のうちの一つである「東久邇宮記念賞」を受賞。
カテゴリー: ゴルフ業界, ツアープロ, メルマガ, 新着メルマガ | 投稿日: | 投稿者:
江連忠

江連忠 について

江連忠ゴルフアカデミー(ETGA) 所属 1968年東京都生まれ。 中学高校と故・棚網良平プロに師事。アメリカの3大コーチのひとりであるジム・マクリーンの元で学び日本初のマスターインストラクターを取得。 プロを教えるプロとして日本の第一人者となる。 教えたプロは片山晋呉、伊沢利光、星野英正、諸見里しのぶ、上田桃子など、賞金王やツアー優勝プロを含むツアープロが多数。1996年に、ゴルフダイジェスト社のレッスン・オブ・イヤー受賞。「江連忠ゴルフアカデミー(ETGA)を主宰し指導にあたっている。 2016年、長年のゴルフ界への貢献が認められ、皇室から賜る宮賞「日本三大賞」のうちの一つである「東久邇宮記念賞」を受賞。

 

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