
From:江連忠
宮古島の自宅より、、、
こんにちは、プロゴルファーの江連忠です。
さて、今回は、
「唐突なようで唐突ではないゴルフ上達の話」
というテーマで、お話ししたいと思います。
この前、とても嬉しいことがありました。
読者様からのコメントで
先日あなたにお送りしたメールマガジンに対して
ダフリも芯食いも…決め手は全てココです
↓
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下記のようなコメントをいただきました。

「細かなテクニックが気になるブログが多い中で、
江連coachはスウィング全体で解説してくれる。
golfも他のsportsと一緒で
rythmとtempoだという事が理解できました」
嬉しいコメント、どうもありがとうございます。
こうした声をいただけるというのは
いわゆる「波長」というか、ものごとの捉え方が
一緒の方なのだろうなとも思いますが、
先日に引き続き、こうした感想をいただけると
私自身とても嬉しいですし、励みになります。
顕微鏡だけでは、見えない答えがある
人生もそうですけれども、ゴルフというのは
自分が今、いわゆる「肉眼」で見ているものと
そして「顕微鏡」で見るかのように
事細かに見るものとが、あると思います。
今目の前で起きていることを
そのまま肉眼で見るもの。たとえば、
・スライスした
・ダフった
・トップした
・飛ばなかった
まずは、そうした現実をそのまま見る。
それに加えて、プロのコーチであれば
そこからさらに、
・どこでフェースが開いたのか
・どこで力が入ったのか
・どこでテンポがズレたのか
・どこでリズムが途切れたのか
といった、肉眼では見えないものを
細かく、細かく見ていく必要があります。
ですが…
実は私は、それだけでは
まだ足りないと思っています。
ゴルフコーチというのは普通、
顕微鏡で見ているものに対して
答えを出そうとします。
この動きが悪い。
この形を直しましょう。
この位置がズレている。
もちろん、それで答えが出ることもあります。
でも、それだけでは
どうしても答えが出ないことがあるんです。
「肉眼」そして「顕微鏡」という
通り一遍の見方だけでは、足りない時がある。
だから私は、
「もっと遠く」も見ないといけない
と思っています。
どういうことかというと、
望遠鏡で見るように遠くまで見る
ここで言う「遠くを見る」というのは、
もっと大きな流れ、未来を見るとか
別の分野を見るとか、そういうことです。
・人の体というのは何か
・重力とは何か
・エネルギーはどう伝わるのか
・リズムとは何か
・そもそも生命とは何か
・生物はどのように生きて死ぬのか
少し大風呂敷に聞こえるかもしれませんが
そういうことですね。
たとえば私は、
宇宙のことなどを学ぶのが大好きです。
(意外かもしれませんが)
量子力学と一般相対性理論の統合。
そうしたものを統合しようとして生まれてきた
超弦理論やM理論…
もちろん専門の研究者に比べたら
私の知識量などは知れたものですが、
そうした話を聞いたり読んだりしていると
心の底からワクワクしてきます。
宇宙の話を続けると際限がないので
このへんでやめておきますが、
ですが通常、ゴルフコーチというのは
その回答をゴルフ自体で深めていかないといけない、
顕微鏡で見えることに対して答えたいと、思うものです。
もちろんそうした顕微鏡だけで、
答えが出ることもあるでしょう。
ですが、顕微鏡を通してそれらを知って
それを理解し伝えた上でも、
上手くならない人がいる。
逆に、そんな顕微鏡で見たこと聞いたことを
知らなくても、上手くなる人がいる。
これはなぜかというと、ゴルフというのは
ゴルフだけで成り立っているわけではないからだと
私は思っているのです。
私の答えは、あなたの答えではない(かもしれない)
私はゴルフ雑誌などの取材も
しばしば受けますが、そうした時に
「ここをこう直せば、絶対です」
という言い方を、
本当はあまりしたくなかったりします。
それらの雑誌で「答え」のようなことを
実は言いたくないというジレンマが常にあります。
私の答えは、あなたの答えでは
ないかもしれないからです。
まあそれでも、だいたい90%ぐらいの確率で
その答えは「合って」しまっている…
だから雑誌社からも依頼がいただけているわけですが
所詮その程度のことなのだと、自分では理解しています。
10%ぐらいの人には間違いで
いや、答えが違っているだけならまだしも
むしろ「毒」なのかもしれない…
そんなふうにも思っているので、
だから私は、答えを出し過ぎたくないんですね。
自然界にある水には
「淡水」(川の水)と「海水」(海の水)
そして「汽水」があります。
(汽水:きすい=淡水と海水が混ざりあった水)
汽水というのは栄養分が非常に豊富で、
川と海の両方を行き来する魚が生きられる
「命のゆりかご」なのだそうです。
「汽水のような、命を育むことのできる水でありなさい」
とは、以前に私が多くの教えを受けた大阿闍梨(だいあじゃり)
酒井雄哉(さかい ゆうさい)先生の言葉でした。
日本語の「分かる」は「分ける」と
もともと同じ語源なのだそうですが
淡水、海水とハッキリ分かれたものよりも
汽水のような混ざりあった水のほうが
生命力に溢れているというのは
何か示唆的だとも感じますし、
簡単に見つかる答えには面白みや深みがないと
教えてくれている気がします。
全てが混ざり合い、
ゴルフであってゴルフでないような世界を生き、
それと解き明かそうとすること…
ゴルフの細かなテクニックよりも
そちらのほうが大切だと思いますし、
何より楽しいと感じます。
今日はゴルフから遠い話に感じるかもしれませんが、
私はこういうことこそ、ゴルフの土台だと思っています。
少しでも参考になったら、嬉しいです。
私が多くの教えを受けた
「千日回峰行者」である大阿闍梨(だいあじゃり)
酒井雄哉先生は2013年にお亡くなりになりましたが、
酒井先生と同じ千日回峰行者である
光永圓道(みつなが えんどう)大阿闍梨に
先日お会いする機会がありました。

大阿闍梨からは、数珠を授かりました。

これからも精進していきたいと思います。
真剣であることが、唯一のゴルフの楽しみ方。
ゴルフは人生を豊かにする素晴らしい方法。
江連忠でした。
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