From:徳嵩力一
千葉のクラブ工房より、、、
こんにちは。プロクラブフィッターの
徳嵩力一(とくたけ・かついち)です。
あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします!
新年一発目の今日なんですが、あなたに
「パターは順回転で打つな!?」
という話をしたいと思います。
新年早々、ちょっと刺激的なタイトルかもしれませんが。。。
「ええ、だって徳嵩さん。パターの転がりは
最初からずっと順回転が理想だって、
どこかで聞いたことがありますけど。。。」
「有名メーカーとかでも、順回転で打てることを
売りにしているパターがありますよね?」
はい。そんなふうに思った人も、
コレを読むだけで、2~3打は変わるかもしれないので、
今回の話題は、ぜひ読んでいただきたいですし、
それから、特にこんな人にも読んでほしいんです。
どんな人かというと。。。?
距離感でショートばかりしてしまう人
自分ではベストな感じで打ったつもりなのに、
なぜかショートしてしてしまう人です。
「あれー、ここのグリーンは重めなのかな。。。」
そんなふうに思っているけれど、
いつもそんなことばっかりだぞ、みたいな方ですね。
初めにもう答えを言ってしまいますが、
「最初から順回転はダメ」
です。
時々お客様からも
「パターは最初から順回転がいいんでしょう?」
と聞かれることがあるんですが、実際は違います。
打った直後からすぐに順回転である必要はありません。
どういうことかというと。。。
ちょっとこんなふうに考えてみて下さい。
パターにもロフトがある
そもそもパターというのは、
グリーンの芝に沈んだボールを打つために
少ないですがロフトが付いています。
パターについているロフトは
だいたい3~4度ぐらいのものが多いですね。
グリーンの芝というのは、その長さが問題にならないぐらい
短く見えるかもしれませんが、フェアウェイやラフなどと同様、
ボールはグリーンでもちゃんと沈んでいるんです。
なので、もともとも沈んでいるものを打つためにロフトがあり、
実際、打った直後からすぐの時点では、ちょっと滑っているか
少しだけ宙を飛んでいることになります。
※ちなみに、パターでボールが滑ることを「スキッド(skid)」と言ったり、
ボールが宙を飛ぶことを「フライ(fly)」と言ったりすることがあります。
それなのにもし、最初から順回転で転がったら、
最初から地面の下に行く動きになりますので。。。
いわゆる「地面に食い込む動き」になってしまうんですね。
ボールがうまく転がってくれなくなったり、
逆に跳ねてしまう原因になったりします。
これが「最初から順回転はダメ」の理由です。
打った直後から最初の30センチはスキッドで
ですので、最初の段階ではスキッド(滑る動き)は
あったほうがいいということです。
だいたい、打った直後から最初の30センチぐらいが
スキッドで(滑って)出ていくのが理想でしょうか。
最初の30センチで、
ボールのロゴがまっすぐずっと見えているような
そんな感じがベストですね。
ですがそこでフライ(飛ぶ動き)になるのは
あまりよくないですね。
(どの現象がいい悪いという話になると、
ちょっと角が立つところはありますが)
最初の30センチがしっかりとスキッドで出ていけば、
そこから勝手に純回転の動きになっていきます。
ですので、プレイヤーが順回転をかけようとする必要は
ないということです。
逆に、打った瞬間にボールがポコンと跳ねる方が
いらっしゃいますが、そいいう方は前述の通り、
地面に対して打ち込んでしまって跳ねている可能性が高いです。
意識的にしろ、そうでないにしろ、
最初から順回転をかけすぎているわけです。
繰り返しになりますが、そうすると打った瞬間に
地面に食い込む動きになるので、
そりゃあ弾むよね、ということです。
もしあなたが、
・距離感でショートしていることが多い
・打った瞬間にボールがポコンと跳ねている
・パターは順回転がいいと信じ過ぎている
もしこれらのどれかが(一つないしは複数)当てはまるのなら
今日お話ししたようなことをちょっとだけ
気にしてみてもいいのかなと思います。
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今年もどうぞよろしくお願いいたします。
それでは、また次回。
徳嵩力一