From:古賀公治
尼崎テクノランドより、、、
こんにちは、ティーチングプロの古賀公治です。
さて今日のテーマは、
「意外と知らないゴルフルールの起源」
について、お話ししたいと思います。
はじめにあなたに質問ですが、
いつもあなたが入れた外したとやっているあのカップ。
あの大きさになった理由って何か、ご存じでしたか?
昔は大きさは適当だった
その昔、カップの大きさには規定がありませんでした。
なぜかというと、創世記のゴルフの試合形式は
マッチプレーでしたので、お互い納得すれば
どんなカップの大きさでも良かったからなんですね。
たとえばシャベルで適当に穴を掘って
「これくらいの大きさでどうだ?」とやっていた。
ですがそんな手堀りですので、
やっていくうちに、縁のほうがが次第に崩れてきます。
これじゃ不都合だということで、
ハタと周りを見たら、格好の土管がありました。
それを埋め込んでカップを作ると、縁は崩れないし、
いちいちカップの大きさを、そのつど決める必要もない。
この偶然が転がっていた土管の太さが
「4インチと4分の1」だったわけで、
以後この大きさが規定された、というわけです。
あの私たちゴルファーを悩ます、
「入りそうで入らない微妙な大きさ」は
ふとした偶然から生まれたというわけですね。
ハンディキャップの歴史
また、初期のゴルフはすべてマッチプレイでしたので、
お互いが納得すれば済む方法をとっていました。
たとえば飛距離不足の人には
距離のハンディキャップをつけてたんですね。
たとえばプラス20ヤードとするならば、
20ヤード先から打てるハンディをもらっていたわけです。
これらはかなりの人の間で普及しまして、
フロントティとかレディースティはこの名残にあたります。
あとその他には、クラブでハンディをつけるやりかたも盛んでした。
その人の実力に応じてクラブを抜くわけです。
14本のクラブ対10本のクラブ、という風に
用具でハンディキャップをつけました。
ハンディキャップを現在のようにスコアから引くことが主流になったのは、
一斉ににスコアを争うストロークプレーが盛んになってきたからです。
偶然と必然
とまあ、このようなゴルフのルールにも
必然的に導き出された成り立ちが存在します。
確かに先ほどのカップの大きさのように
はじめは偶然から生まれたものかもしれません。
ですがその偶然というのも、
その後ずっと風雪に耐えて生き残っているわけですから
できるべくして生まれた「必然」とも言えます。
こうしたことは、レッスンでのドリルも同じです。
たとえばあなたはレッスンを受けたりDVDを見ていたりして
「こんなので本当にうまくなるんかいな」
と思うことはありませんか。
私が教える生徒さんでも、口には出さないものの
「こんなん意味あるんかいな」と感じているような方が
少数ではありますが、過去にいらっしゃいました。
特に私のレッスンの場合、球を打たせないドリルばかり
やらせることもたびたびあります。
ですのでそのへんをかったるいと感てしまうのかもしれません。
(でもそのドリルの後で出る効果は絶大です)
もちろん大多数の方は、素直に実践していただいて
結果を出していらっしゃいます。
ですが長いこと多くの人が結果を出している方法が
結局のところ一番スマートなやり方なのです。
そこは信じてついてきてもらうしかないのですが、
もう一度このことを確認したくて、
こんなお話をさせていただきました。
今日はこんなところにしておきます。
もし疑問については、コメントいただだいたものから
お答えできる範囲で順次お返事を書いています。
が、実は来週から1週間タイに行くことになっていまして、
お返事が遅れます。帰国後にお返事を書きますね。
画像付きでないと説明が難しいものについては
お答えできないことがあることをご承知ください。
なおお読みになった方は、そちらについても再度コメントをいただけると
「既読」かどうかが私から見てもわかるのでありがたいです。
それでは、今日はこのへんで。
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