2019.06.30
From:大森睦弘
岐阜の自宅より、、、
こんにちは、大森睦弘です。
さて、今回は
「コックはこう入れる」
というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
手首を親指側に折るコックは、
体の動きを出来るだけコンパクトにする中で、
ヘッドを大きく動かすためには非常に重要です。
ところが、コックを意識しないでスイングしているゴルファーは
案外多いのが事実です。
それでは、せっかくある体の機能を使えずもったいないばかりです。
さらに。。。
(続きはビデオにて)
コックはこう入れる
パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコン(または)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] または[なし] をクリックします。
(おまけ付き)
今回のメールマガジンの内容をPDFでもご覧になれます。
こちらからクリックしてダウンロードして下さい。
↓
http://g-live.info/click/omrpdf190630/
※印刷してファイルなさる方にはこちらが便利です。
コックを入れる一番簡単なコツ
コックを親指側へ折ることで意識的に入れようとすると、
動きはギクシャクして良いコックができません。
そこで、今回はコックを入れる
一番簡単なコツをお伝えしようと思います。
ズバリ言って、下半身で骨盤から首の付け根である体幹を右にターンさせながら、
手元は体幹のターンでインサイドに入ることに任せて、
ヘッドを真っ直ぐに動かせば良いです。
下半身の動きでうまく体幹を右ターンできているなら、
右脚を伸ばしている間、単純にヘッドを真っ直ぐに振り出し
後方へ動かすことを考えれば最高のコックができます。
バックスイング開始で
ヘッドを真っ直ぐに動かすことだけ考えて動いた結果を見ると、
思ったよりもかなり大きくコックが入っていることが分かります。
特に左肩周りをリラックスさせると、コックは滑らかに入ってきます。
上半身で自ら入れる力はコックだけ
まさにスイング中上半身で自ら力を入れてコントロールする部分は、
ほぼバックスイングでのコックだけです。
確かに完全に脱力していては、下半身でバックスイングしようとしたら
腕もクラブも置いて行かれるだけで到底トップには到達しません。
下半身が正しく動いて骨盤の動きに連動して体幹が右にターンしたら、
腕とクラブを置いていかれそうになりますが、
それを支える受ける力で保持します。
腕などは自ら力を意識的に出して動かそうとするのではなく、
腕などが置いていかれないギリギリの力で支えてあげれば良いです。
そうなると上半身で自ら意識して力を出すことで動く部分は、
ほぼ手首のコックだけとなります。
これが分かってきて実際にそう動くことができれば、
ゴルフのスイングはシンプルで単純な動きとなります。
コックを入れるときに追加したい意識
コックを入れるときに追加したい意識がひとつだけあります。
それは、フェースがボールを向いたままヘッドを真っ直ぐに動かすことです。
本当にフェースが真っ直ぐにボールを向くのではありませんが、
ヘッドの軌道面の延長でフェースがボールを向いていれば良いです。
ヘッドを真っ直ぐに動かしながらフェースをボールに向けておく意識は、
バックスイングで右脚を伸ばしきるまで継続させましょう。
また、スタンスの幅が広がるほど、股関節がたくさん入ることで
脚の伸ばししろは多くなるので腰はたくさんターンします。
スタンスの幅を肩の幅ぐらいまで広げるフルショットでは、
右脚を伸ばしきると手元は胸の下辺りまできます。
そこにコックが追加されていれば、
ヘッドはスイング中最も高い地点の手前ぐらいまできます。
そうすれば、そこからはヘッドの勢いと、
シャフトが垂直を過ぎてからはヘッドの重さでトップまでいくことができます。
このバックスイングで右脚を伸ばしきるまでは、
コックとフェースをボールに向ける動作を手首だけで行い、
右腕の形はセットアップから変化しないほど再現性は高くなります。
バックスイングでは、右脚を伸ばして
右のお尻を右後ろポケット方向へ押し込みながら、
ヘッドを真っ直ぐにフェースをボールに向けてヘッドを低く長く動かしましょう。
そうすれば、コックが入ってパワーアップするだけでなく、
いつも同じトップをつくることができて再現性がアップして
安定したショットになります。
フェースをボールに向ける理由
ところで、フェースをボールに向けたままにする理由は何だと思いますか。
それは、ドライバーの大型ヘッドに対応するためです。
シャフトに対してヘッドの重心は離れているため、
ボールヒットに向かってシャフトは右に捻れてフェースが開いてきます。
そして、シャフトがしなり戻るときにこのシャフトの捻れも元に戻りながら
フェースがセットアップの向きでヒットするなら、
シャフトの捻れ剛性はそのスイングに合致しています。
ところが、大型ヘッドドライバーではヘッドの慣性モーメントが大きく
フェースの向きが変化しずらくなっていて、
それが利点でもあり逆に問題にもなります。
ヘッドが大型になった最初の頃は、
スライスで悩んだゴルファーも続出しました。
それは、前腕を捻る動作でフェースを開きながらバックスイングして、
閉じながらボールヒットさせようとしていたからです。
アイアンのヘッドは慣性モーメントが小さいので、
前腕の捻り動作はヘッドの向きに反映しやすいものです。
しかし、ドライバーのヘッドの慣性モーメントが大きくなると、
前腕の捻り動作をアイアンとは変えなければならなくなったのでした。
そのため、アイアンとドライバーでその日によって
アイアンは良いけどドライバーは、ドライバーは良いのにアイアンはだめ
という日ができてしまいました。
本来スイング中前腕を捻る動作は極力減らすべきで、
それならドライバーもアイアンも連動します。
大型ヘッドドライバーでは、バックスイングでヘッドが腰の高さで
フェース傾きが上半身の前傾角度と同じにしましょう。
それなら、腰の高さまでは前腕を右に捻る動作が入らなかったことになります。
そうすれば、アイアンもドライバーも同じスイングで対応することができます。
前腕を捻る勘違い
ボールヒットに向かって、前腕を左に捻ってフェースを閉じながら
ボールヒットしましょうとも言われたりします。
しかし、これはスイングを難しくしている諸悪の根源です。
実は95%のゴルファーはグリップがウィークです。
ウィークなグリップでは、セットアップでヘッドを振り出し方向へ向けたときに
自分から見て左手の薬指の付け根である3つ目のナックルが見えていない状態です。
これだと腕が遠心力で引っ張られて前腕が右に捻れると、フェースが開きます。
パンチを出すとき腕は内側に捻れてくるように伸ばすと、楽にスッと伸ばせます。
これは腕の筋肉が骨格に対して真っ直ぐに付いていないで斜めに付いていることで、
通常は前腕は少し外に捻れた形になっているからです。
そのため遠心力で腕が引っ張られると、
斜めに付いている筋肉群が伸されて前腕は内側に捻れてきます。
誰かに左腕を体の正面方向へ引っ張ってもらったときに、
一番楽に耐えられるポジションでは、左手の3つ目のナックルは
自分から見えるところまで前腕は内側に捻れてきます。
このポジションでグリップをつくっておけば、
ボールヒットに向かって前腕を左に捻って
フェースを閉じる動作を行う必要は無くなります。
さらに、よくフォローでは良いゴルファーは右腕が上で
左腕が下になっているから前腕を左に捻りましょうとも言われますが、
これも勘違いです。
フォローでは左肩への不要な負担を減らすために、
左肘を畳んだりもう一度コックを入れるリコックを行います。
このときに骨格の構造から、体の正面から見て右腕が上で左腕が下になります。
前腕を力で左に捻っているわけではありません。
正しいグリップとコックで
上半身ではコック以外は自ら出す力で動かないことで、
精度良く遠くまでボールを楽々飛ばしたいものです。
では、また。
<本日のオススメ>
一般的には知れていないことですが…
コレは、超が付くほど有名なツアープロ達が
必ずといっていいほど導入している手法です。
この手法を導入している
プロのスウィングについても詳細に解説しています。
↓
続きはコチラをクリック!
明日7/1(月)で公開終了