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イスに座って飛距離アップ?

2020.05.13
morisaki

From:森崎 崇
埼玉の自宅より、、、

こんにちは、
森崎 崇(もりさき たかし)です。

3週間ぶりのメルマガですが、
あなたは今、どう過ごしていますか?

ラウンドはもちろん練習場に行く機会すら減って
身体を動かしたくてうずついているのではないでしょうか?

もちろん私も、
今までイスに座っているほうが珍しいくらい、
毎日のようにスイング練習をしたりラウンドしたり、
そしてスタジオでレッスンをしていたのですが、

ここ1ヶ月間では
家でパソコンに向かって仕事をしたり、
リビングのソファーに腰を掛けてテレビを見たり、

イスに座っている時間が急激に増え、
このままじゃ身体がなまりそうな
危機感すら感じているところです。

この、イスに座った状態というのは、
本来は運動に適した姿勢ではありません。

でも実は、
そんなイスに座った姿勢でやるからこそ、
ゴルフの飛距離アップに効果的な
面白い練習法があるのです。

今日は、自宅でのゴルフ上達に効果的な
「イスに座ったまま行う素振り」について
ご紹介していこうと思います。

シンプルだけど発見が多いイス打ち

やり方はとてもシンプル。
イスに座ったまま素振りをするだけです。

“イス打ち”などとも呼ばれるこの練習法は
日本女子ツアー23勝の横峯さくら選手も
実践しているとても効果的な練習です。

かなり昔からある練習法なので、
もしかしたらあなたもご存じかもしれませんが、
実践している人はとても少ない印象です。

でも、このイス打ちを正しくやると、
効率よくヘッドスピードが上がりますし、
飛距離を伸ばすことができます。

イス打ちをすることで
正しい手と腕の使い方が身に付くからです。

家の中で過ごす時間、さらには
イスに座っている時間が極端に増えている今、
このイス打ちは再び注目が集まるでしょう。

なぜこんなにもイス打ちは効果的なのか?

それは、
下半身と上半身を分けて
考えることが出来るから。

イスに座ることで下半身を固定します。

そうすることで上半身だけに
意識を集中させることができます。

また、当たり前ですが、
下半身を固定することで上半身が
余計な動きをするのも防ぐことができます。

よくあるトップから切り返しの瞬間に
伸び上がるクセなど、スイングに悪影響を
与える悪いクセを矯正できるのです。

一般的なスイングは
全ての体の部位が連動しているので、
良くない部分が見つけにくいです。

しかし、このようにそれぞれを分割することによって
特定の部分をピンポイントに練習できるので、
効率が良くなります。

ちなみに、下半身が使えないイス打ちでも、
練習を続ければドライバーで200y近く
飛ばすことができるようになります。

イス打ちで上半身の使い方を身に付けてから
立ち上がって下半身までフルで使ったスイングをすれば、
さらに50y近く飛距離を伸ばすことができるでしょう。

自宅で過ごす時間を有効活用して、
スイング時の上半身の使い方を学ぶだけでも、
次のラウンドでのドライバー飛距離を
伸ばすことが可能なのです。

ちなみに、プロだとイス打ちで
250y飛ばす人がザラにいます。

腰の切り替えしや下半身が使えない、
いわゆる手打ちで250yも飛ばすのです。

これは言い換えると、
下半身ももちろんですが、手や腕を上手く使って、
効率よくボールを飛ばしているのです。

上半身を上手く使うとスライスも解消できる

イス打ちのメリットは
ヘッドスピードアップ、飛距離アップだけではありません。

イスに座って下半身が固定されているので、
インパクトゾーンで肩が開かず振り遅れがなくなり、
カット打ちにならない正しいスイングが身に付くのです。

インパクトまでに腕をねじり、
フェースを返さなければボールはまっすぐ飛びません。

そんなフェースを返す感覚も、
イス打ちを繰り返すことで身に染み込んできて、
その結果スライスまで解消することができます。

私は今まで、
スライスに悩んでいる生徒さんを
たくさん見てきましたが、

その多くの方はインパクトで肩が開き、
上手くフェースを返せていないために
フェースが開いた状態で打ち出していました。

イスに座ったまま素振りをするだけで、
そして可能ならば、ご自宅の庭やベランダで
実際にボールを軽く打ってみて、

イスに座った状態からでも
毎回まっすぐ打てるように意識すれば、

上半身の正しい使い方が身に付いて
スライスが解消され、ヘッドの走りも良くなって、
プロのように効率よく飛ばすことができるでしょう。

ぜひ、今日からご自宅で、
イス1脚とウェッジ1本を手に取って
実践してみてください。

森崎崇




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絶対に失敗しない室内練習3選

2020.05.13
kondo

From:近藤雅彦
千葉の自宅より

おはようございます、近藤です。

『練習を重ねる度に運が上がる』

これは、プロ勝利数95、
世界ゴルフ殿堂入りを果たした
アーノルド・パーマー選手の名言です。

日本にも「運も実力のうち」という
似た意味をもつ名言がありますが、

アーノルド・パーマー選手の言葉からは
運をあげるためには練習が大事だと
伝わってきますよね。

確かにゴルフというスポーツは
他のスポーツよりも「運」の要素が強いです。

ボウリングと違って風が吹いた中でプレーしますし、
地面の凸凹でボールが不規則に跳ねたりします。

しかし、局所的には運要素が強くても、
長い目で見れば運より実力が大事なのも事実です。
18ホールは運だけではスコアメイクできません。

何もやっていないのに運だけでゴルフは上手くならない。

運を味方につけるためにも、
不運が続いてもじっと我慢して耐え抜くためにも、
日々の練習で実力をつけなくてはいけないのです。

僕もゴルフを教える立場として
ゴルフ場や練習場に行くことのできない期間でも
技術を落とさないように毎日練習をしています。

色々工夫をしながら、
リビングでも安全に出来る練習を探しているのですが
「これは間違いない」という練習がいくつかあるので、

今日は、あなたもご自宅でできる
『絶対に失敗しない室内練習3選』として
ご紹介していこうと思います。

絶対に失敗しない室内練習1:アドレスチェック

ゴルフの基本中の基本
『アドレス』を毎日確認しましょう。

これはクラブを振らないので、
周りに物があっても安全に出来る
万能な練習の1つです。

練習をしなかったり、
最後のラウンドから期間が空いてしまうと、
ゴルフはアドレスから崩れていきます。

一番大事なアドレスを崩さないためにも、
できるだけ毎日チェックするといいでしょう。

チェックする際には鏡を使って
第三者的な視点から見るのがおすすめです。
全身を確認できる姿見があるといいですね。

また、グリップもしばらく握っていないと
握り方を忘れてしまったり感覚が消えてしまうので、
とにかく毎日握ることが大事です。

ゴルフ上達を目指すなら
ゴルフに毎日触れるようにしましょう。

絶対に失敗しない室内練習2:スロースイング

次にスイングのチェックですが、
1回のスイングを20~30秒かけておこなう
スロースイングがとてもオススメです。

ゆっくり振るので室内でも
物を壊す心配なく安全に実践できます。

ゆっくり動かしながらフェースの向きや、
腕の角度、筋肉の動きなど、細かい部分まで
確認しながら理想のスイングを目指します。

この練習は今の時期に限らず、
練習場に行けるようになってからも
続けたほうが良いです。

練習場では実際に打ちながら実践練習、
家でのスロースイングは予習・復習のようなイメージで
効率よくスイングを作っていくことができます。

以前、宮里藍選手が
1回のスイングに60秒もの時間をかけてチェックする
練習風景を公開していましたが、

ゆっくりスイングを意識することで、
自分のテンポが見つかったと語っていました。

スロースイングはタイガー・ウッズも
石川遼選手も取り入れている王道の練習です。

絶対に失敗しない室内練習3:パッティング

室内練習ときいて
まっさきに思いつくものが「パッティング」
という方が多いと思います。

パッティングは、正直に言ってしまうと、
自分なりの方法が一番良いです。

パッティングって地味で単調なので
とても飽きてしまうんですね。

なので、

自分自身にピッタリな練習を探し、
それをいかに長く続けられるかが
とても大事なのです。

参考までに僕は、
ザ・レールというお気に入りの練習器具を使って
毎日10球だけパッティングをします。

これは溝が彫られたレールの上を
パターでボールを打ち出して転がす練習なのですが、
ちょっとでも変な方向に力がかかってしまうと、
ボールが溝から転げ落ちるんです。

レールを転がり切るためには、
まっすぐ正確に打ち出す必要があり、
とても難易度が高い練習です。

なので、その難易度の高さを上手く利用して
「10球中〇球成功した」と毎日ゴルフ日誌に書き
ちょっとしたゲーム性を楽しみながら継続しています。

アドレスの話でもありましたが、
パッティングも毎日やることが重要です。

当然家の中では、
ゴルフ場のパッティングのように
長い距離は難しいのですが、

ヘッドにボールが当たる感覚、
パターから手に伝わってくる感覚

いわゆる「タッチ」は
期間が空くより毎日やり続けるほうが
キープすることができます。

なので、タッチを忘れないためにも
パッティングも毎日練習するようにしましょう。



緊急事態宣言が延長され、
まだ外出自粛、練習場やゴルフ場に
いけない時期が続きます。

でも、だからといって、
ゴルフから遠ざかって感覚を忘れてしまうと、
自粛明けのラウンドでスコアを落としかねません。

そうならないためにも、

自宅でのゴルフ練習に
今日ご紹介した3つの練習を
ぜひ取り入れてみてください。

僕も毎日欠かさない練習なので、
とってもオススメです。

近藤


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ジャンボ尾崎に学ぶ、フェースコントロール

2020.05.12
ezure

From:江連忠
宮古島の自宅より、、、

こんにちは、プロゴルファーの江連忠です。
 

さて、今回は、
 

 「ジャンボ尾崎に学ぶ、フェースコントロール」
 

というテーマで、お話ししたいと思います。
 

ジャンボ尾崎プロが、こんな練習を
冬場のトレーニングでやっていたことがあるのですが。。。

あなたはこれを、雑誌やテレビで
ご覧になった事はありませんか?

ジャンボさんのトレーニング

それは。。。
 

 短いドライバーを左手一本で打つ練習
 

です。
 

ではなぜ。。。ジャンボさんはこんな練習を
繰り返し行っていたのでしょうか?
 

 ・
 

 ・
 

 ・
 

 ・
 

 ・
 

 ・
 

あれはきっと、
 

 完璧なフェースコントロールを身に付けるため
 

特に、体の左サイドにたくさんのフェース面を
作っていたんだと思います。

プロの「フェース面」

一流選手になればなるほど、フェース面が多くなります。

ジャンボ尾崎プロほどのレベルになると、
 

 ・頭

 ・頬

 ・肩

 ・ひじ

 ・手の甲

 ・腰

 ・脚

 ・ひざ

 ・足。。。
 

といった具合に、つまり体の左サイド全てが
フェース面のようなものなのです。

どこに意識を持っていても、
どこがどんな動きをするとフェースがどう動くか。。。?

そういった事を体で理解し、
「自分なりのまっすぐ」を見つけているのです。
 

 「うーん、江連プロ。それはちょっと
  私にはレベルが高すぎる話です。。。」

 

そのようにお思いになるかもしれませんが、
ですがであってアマチュアでも
 

 「自分なりのまっすぐ」
 

を見つける練習は可能です。
 

そのために一番効果的なのが。。。

やはり「片手打ち」

ということになります。

まずは片手打ちをするのが
一番効果的だと言えるでしょう。

やり方の例としては、以下のようなものです。
 

 1.8番アイアンでティアップした球を打ちます。
   右手一本、左手一本で、それぞれ打っていきます。
   距離の目安は、両手で振った時の7割程度です。

 2.上記が難しい場合は、テニスラケットで
   ゴルフスウィングをしてみましょう。

   その際には「フェースがどう動くか」
   「どうしたらフェース向きをコントロールできるか」を
   チェックしながらスウィングしてみて下さい。

 3.PWを握って、卓球のラケットを一緒に握って打ってみます。

   アドレスでは、ラケットの背とゴルフクラブの
   リーディングエッジが平行になるように。
   腰から腰までのスウィング、実際に球を打ってみます。

 4.クラブヘッドが視界にある間は、
   常に卓球のラケットの背が見えるようにして、
   ラケット面で球をまっすぐ飛ばすつもりでスウィングをします。

 

こういった練習を繰り返すと、
フェースコントロールする感覚がつかめるでしょう。
 

先週の話の繰り返しになりますが、
 

 ・構えた時にフェースをどこに向けるかよりも

 ・スウィング中のフェースの向きを感じること、
  コントロールすること

 

これが大切です。

(ちなみに前回の復習をしたい方はこちらから)
 

フェースがスクエアなのに、なぜ曲がるの?

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ぜひ、お試しください。
 
 

 真剣であることが、唯一のゴルフの楽しみ方。

 ゴルフは人生を豊かにする素晴らしい方法。
 
 

江連忠でした。
 

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【公開】小原大二郎のスイング診断結果

2020.05.11
img1

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます。
小原大二郎です。

5月に入ってからは
新型コロナウイルスの新規感染者数が
随分減ってきましたね。

ここで気が緩んでは
いけないのかもしれませんが…

収束に向かっているようで
すこしホッとしています。

もう少し一緒に頑張りましょうね!

私は相変わらず
自宅に籠もっていますが…

この時期はベストシーズンともあって
さすがにゴルフ場へ行きたくて、
ムズムズしてきます(笑)

私だけでなく、
あなたや多くのゴルファーの方も
ムズムズしているのではないでしょうか?

そのゴルフ欲を少しでも解消するために、
ご案内していた無料スイング診断

募集を開始してわずか2週間ほどでしたが…

予想を上回る申込の数に、
事務局から慌てて連絡をいただいて、
一旦締め切らせていただくことにしました。

また落ち着き次第、
再開しようと思っていますので、
「申込をし忘れた!」
なんて方がいましたら
少しだけ待っていてくださいね。

診断結果をお待ちの方も
順次スイング動画を見させていただいていますので
楽しみにしていてください(^^)

私もスイング動画をみて
アドバイスをさせていただいているのですが…

そこで多くみられた惜しいポイントを
今日はシェアしたいと思います。

スピンアウト

よく見られるスピンアウトというのは、
インパクトで「右腰が引けてしまっている状態」です。

スピンアウトのような
右腰が引けてしまっている場合、
体重移動がうまくできず
ダブりやトップなどのミスショットを
誘発してしまいます。

さらにインパクト時に
うまく力を伝えることができないので、
飛距離がでないスイングとなってしまいます。

スピンアウトしないためのアドバイスとしては、
バックスイング(テイクバック)で
右膝の角度をキープすること
です。

右膝の角度をキープすることで
腰のオーバーな回転が抑えられ、
上半身と下半身の捻転差が作られます。

しっかり捻転ができると
スイングをしたときにボールにうまく力が伝わり
飛距離のあるショットを打つことができます。

インパクトでかかとが浮く

スイング動画を見させていただく中で
わかりやすいチェックポイントなのが
インパクト時のかかとですね。

インパクト時に
利き足のかかとが浮いてしまうと、
前傾姿勢が崩れクラブヘッドの軌道が
不安定になってしまいます。

このようなインパクト時に
かかとが浮いてしまう方へは、
肩から肩のスイングでベタ足スイングの練習する
ことをおすすめしています。

ベタ足のスイングを習得していくことで
下半身が安定しダフリやトップを改善、
またミート率の高いスイングが行えるようになります。

アドレス

そして一番多いのが
「アドレス」についてです。

実は、
スコアが伸び悩んでいる方の
80%はアドレスに問題があると
言われています。

正しいアドレスを習得することで
ミスショットが減ったり、
再現性の高いスイングの習得ができるので
ぜひ一度チェックしてほしいポイントです。

正しいアドレスを習得するための
基本的なアドバイスは

・拇指球重心で構える
・ 正しい骨盤からの前傾

この2点です。

address-flow1.1

理想の重心位置は
足の親指の付け根あたりです。

ここにしっかりと重心を置くことで、
つま先に体重をかけることができ、
前傾姿勢を保つことができます。

さらに骨盤から
しっかりと前傾することで
スイングの軌道が安定し、
ボールの飛び出し方向や球筋も安定します。

ミスショットやスコアアップに
悩まれている場合はスイングを変える前に、
アドレスのチェックを行ってみてください。

正しいアドレスをマスターすることで
ミート率が安定し、ダフリやトップといった
ミスショットがなくなります。


今回は、
スイング診断でよく見られた
・スピンアウト
・踵が浮く
・アドレス
について3つのポイントを
ご紹介いたしました。

参考になりましたでしょうか?

今日お伝えしたポイントは
セルフチェックもできるので、
ぜひ確認してみてくださいね。


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【ビデオ】頭を落とせば勝手にクラブは振られる

2020.05.10
ohmori

From:大森睦弘
岐阜の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。

さて、今回は
 

 「頭を落とせば勝手にクラブは振られる」
 

というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
 

ボールヒットに向かって頭を落とせば、左脚は勝手に蹴ってくれて
上半身のしなり戻りが急激に発生してクラブが振られます。

特に遠心力に対応するように右斜め下に向かって、
重い頭を少しでも落とそうとすれば良いです。

では、頭を落とすとなぜ脚が動くのか、
そのあたりの仕組みを見てみましょう。

(続きはビデオにて)

頭を落とせば勝手にクラブは振られる

スマホの方、動画が見れない方はこちら

パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコンまたは)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] または[なし] をクリックします。

 

(おまけ付き)
今回のメールマガジンの内容をPDFでもご覧になれます。
こちらからクリックしてダウンロードして下さい。

https://g-live.info/click/omrpdf200510/

※印刷してファイルなさる方にはこちらが便利です。

頭を落とすとなぜ脚が動くのか

ダウンスイングしてきて左脚で地面を捉えて両脚で体を支えますが、
落ちてくる体の重さを支えるために下半身では
体重の何倍かの重さを受けることになります。

左脚だけでも、体重以上の力で体を支えることになります。

例えば歩くときに、股関節には体重の4倍ぐらいの
負荷がかかると言われています。

ゴルフのダウンスイングでは、もっと大きな力がかかります。

そのとき上半身の重さを少しでも抜いてあげることで、
それまで体重の何倍かを支えていた左脚は
勝手に地面を蹴るように伸びます。

そこで、左脚が伸びる方向を左のお尻を左後ろポケット方向に
押し込む方向へ向けようとします。

そうするだけで腰から首の付け根までの体幹は
それまでの前傾角度を維持して、左にターンします。

そうすると、腰から首の付け根である体幹の回転に
ヘッドが置いていかれることで、
左肩甲骨が胸の方向へスライドする形で急激にしなります。

素早くしなるほど筋肉の中にある長さに反応するセンサーが強く働いて、
脊髄反射で伸ばされた筋肉を収縮する反射である
「伸張反射」が発生します。

この左脚の自動発生的な縦蹴りで、
左肩甲骨は背中側へ強烈に戻ることでクラブが振られます。

重力に対して鈍感で、腕の重さも片腕で4kgもあるのに
そんなに重いとは感じません。

しかし、重さを利用する動きの中には、
大きなパワーが秘められています。

左脚の蹴りはリリースのトリガー

左脚の蹴りは、それまでしなりとして上半身に溜めてきたエネルギーを
一気に爆発させてリリースするトリガーです。

バックスイング開始から、
少しずつ手首が親指側へ折れるコックを入れていきます。

コックは右腕が支点になれば、
グリップエンドが左肩から離れます。

そのため、コックが深く入るほど
左肩甲骨は胸の方向へスライドする形でしなってきます。

バックスイング、トップに向かう切り返し、ダウンスイング序盤まで、
下半身とヘッドの動きで上半身をしならせます。

そして、いよいよボールヒット近くになったら、
頭を振り出し後方の下に向かって少しだけでも落とすようにすることで、
左脚が地面を勝手に蹴ります。

そうすると、左脚の動きで体幹が左に鋭くターンすれば、
特に左肩甲骨周りは素早く伸ばされます。

その結果、「伸張反射」で左肩甲骨は
元のポジションである背中側へ戻ろうとします。

まさに、頭を落とすことではじまる左脚の蹴りは、
上半身のしなりのエネルギーを一気に爆発させて
リリースするトリガーとなります。

さあ、ボールヒット直前で
遠心力に対応するイメージで、頭を少しだけで良いので
振り出し後方の下側に落とそうとしてみましょう。

それだけで脚がしっかり使えて体幹が鋭くターンする結果として、
しなり戻りが誘発されてクラブが振られます。

がんばるのではなく、頭を重力に従って落とすということだけで
脚を縦に使って最高の動きができますから、
騙されたと思ってまずは小さな振りのショットでやってみましょう。

上半身のしなり戻りでヘッドは一気に加速

上半身のしなり戻りでヘッドはテコの原理で一気に加速しますので、
その様子を見てみましょう。

左肩甲骨が背中側へ戻ることで、左腕が引っ張られて
テコの力点としてのグリップエンド側を引き上げます。

そのときに右腕が支点として、
しっかりシャフトを支えるようにします。

そうすると、左手と右手の前後差に対する右手と
ヘッドの間の長さの分だけ肩甲骨の動きが増幅されて、
作用点としてのヘッドが走ります。

コックは上半身のしなりを誘発

コックによってバックスイング開始から、
ゆっくりしなりのエネルギーを溜めはじめます。

筋肉には長さに反応するセンサーが入っていて、
急激に長く伸ばされるほど筋肉が切れないようにとか姿勢制御のために
脊髄からは対応する筋肉を収縮させる反射が返ってきます。

この反射のことを「伸張反射」と言います。

この「伸張反射」が発生しないほど、
しなやかな状態を維持できます。

そして、しなやかなものほど同じ力で伸ばすなら、
より多くのエネルギーを溜めることができます。

そのため、ダウンスイング終盤までの上半身にしなりのエネルギーを
たくさん集める段階では、ゆっくりしならせることで
「伸張反射」を押さえてしなやかな状態を維持します。

コックはトップ近くで入れるレイトコックという方法もあります。

しかし、出来るだけゆっくりコックを入れたほうが
より多くのエネルギーを溜めることができるので、
早めに入れるアーリーコックをオススメします。

コックをバックスイング開始から入れる

コックをバックスイング開始から入れる動きは
私はいつもお伝えしていることですが、
大切な動きですから何度でもお伝えしておこうと思います。

バックスイング開始から脚を使って、
体幹をターンさせます。

バックスイングでは右足母指球の少し後ろで地面を踏みながら
右膝と右股関節も伸ばし、右脚を長くする動きで
右のお尻を右後ろポケット方向へ押し込みます。

ただし右股関節は、上半身の前傾角度を保つ程度には
伸ばしきらないままです。

左脚は左股関節から先の神経をプッツンと切るイメージで、
単なる鉄の重い鎖のつもりで右斜め下である右足つま先方向へ向かって
落ちる左腰の動きを加速します。

そうすれば、骨盤は前傾角度を維持しながら
楽に右にターンしてきます。

体幹の右ターンに連動して、
手元は円軌道を描くようにインサイド寄りに動き、
ヘッドが振り出し方向に対してまっすぐに動くようにします。

脚を使い切ったときの上半身の形を維持して、
下半身をセットアップの形に戻すと、手首が親指側へ折れるコックが
しっかり入っていることが分かります。

頭を落としたらダフる?

そう言えば、頭を落としてきたら、
ダフると言われたりします。

しかし、それは誤解です。

頭を落とせば落とすほど、体をしならせることができて
逆にダフリにくくなります。

実はダフリの最大の原因は、クラブをリリースするタイミングが
早すぎることにあります。

クラブを振ってリリースしようとして上半身が起きあがると、
ヘッドがボールに届かない気がして
クラブのリリースが早くなります。

そのため、クラブを力で振ろうとするほどダフリやすく、
逆にダフリを感じると起きあがりすぎてトップにもなります。

ボールを飛ばしたいときだけやると良いこと

ついでながら、今回の話題に関連して、
ボールを飛ばしたいときだけやると良いことがあります。

それは、ハイティーにして、
ボールヒットに向かって遠心力に対応するイメージで
頭を振り出し後方の下側へ押し込むことです。

ヘッドスピードと遠心力は相関関係が強いので、
遠心力に対応できる体勢になればなるほど
ヘッドスピードがアップしてボールが飛びます。

ただし、普段からハイティーだと、打ちあげようとして
すくい打ちになって逆に飛ばなくなります。

通常はドライバーのヘッドのフェース面から
ボールが半個分出るティーの高さで、練習やラウンドを行います。

そして、ここ一発飛ばしたいとか、練習場での気分転換などで
2~3発めっちゃくちゃ飛ばしてみようとするときに、
この頭の重さを使ったワザをやってみます。

フィニッシュしたら振り出し後方へ崩れるぐらい、
能力の全てを使い果たして遠心力に対応するイメージで
頭を振り出し後方へ押し込みましょう。

頭を横に押し込もうとするだけで、
上半身は後ろに倒れるので頭は下に落ちることになりますから、
頭を落とそうとしなくても後方へ押し込むことを強く意識すれば良いです。
 

では、また。
 

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