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ミスしないアプローチの2ヶ条

2020.02.12
mizugaki-150x150

From:ガッツパー水柿
練馬の自宅より、、、

こんにちは。ガッツパー水柿です。

今日は、あなたに

「アプローチ下手から抜け出す方法」

というテーマでお話をしたいと思います。

ゴルフライブのアンケートを見ていると、
「アプローチが苦手で…」というお悩みをよく目にします。

実際に僕がレッスンしている生徒さんにも

「ホームランを恐れているためか、
ザックリやショートが連発してしまい、
グリーンに乗せるまで何回も打ってしまうんです…」

というお悩みを抱えている方がいました。

ホームランが出てしまうのは、

・トップする

・インパクトでパンチを入れている

・バックスイングが大きくて、
 もとから距離が出るスイングになっている

・フリが強くてオーバーする

といった原因からです。

そして同じミスが続いてオーバーが怖くなると、
インパクトで帳尻を合わせようとスイングが緩み、
ザックリを起こし始めてしまいます。

(鋭角に打ち込んでザックリになるケースもありますね^^;)

なぜスイングが緩むとザックリが起きるかと言うと、
これはクラブが重力に引っ張られて落ちてしまうためですね。

シャンクもそうですが、
こういったミスを繰り返して、「ミスの再現」をしてしまうと
悪い癖になって身についてしまいます。

なので、早めに原因を突き止めて、
スイングを修正する必要があリます。

ミスしないアプローチをするには?

アプローチにおけるトップやザックリを直すためには、
大切なポイントが2つあります。

それが

①腕の三角形を維持すること

②一定のリズムでスイングすること

この②つです。

①腕の三角形を維持する

これはつまり、体幹を使って
スイングをするということです。

手を使うと腕の三角形が崩れてしまうので、
これを維持できるようになると
必然的に体を使ったスイングが身につきます。

しっかり体を使ってあげることによって、
スイングの緩みやパンチを入れるといった
ミスの原因となる動きを防ぐことができるようになります。

②一定のリズムでスイングする

過去のメルマガでもよくお伝えしていたのですが、
スイングの再現性を高めるには、
スイングリズムを一定にする必要があります。

三角形を維持する話にもつながって来ますが、

・パンチ=インパクトでの加速

・緩み=インパクトでの減速

というリズムの変化が起きています。

逆に捉えてみれば、一定のリズムでスイングすることによって
これらのミスの原因を取り除くことができます。^^)

アプローチの処方箋 2段階ドリル

ここまででお伝えしてきた三角形の維持と
一定リズムでのスイング。

これを身につけるためには、
今からご紹介する2段階の練習方法が効果的です。

・まず第一段階が、
 「三角形をキープしてのビジネスゾーン練習」です。

アプローチ、といえばビジネスゾーンです。

まずは、このビジネスゾーンで、
「腕の三角形をとにかく維持」して
練習をしてください。

実際にボールも打っていただいて構いません。^^)

これは手ではなく、体の回転でスイングするためのドリルです。

繰り返しになりますが、三角形を維持できれば
手を使ったパンチや緩みが解消されます。

まずはこの練習で、
体幹を使ったスイングを体に馴染ませましょう。

・体幹を使ったスイングが身についたら、2段階目に
 「ティーの連続打ち」を行ってください。

そしてティーを連続で打つ際に
「イチ、二」と一定のリズムで打つようにしていきます。

コレを10往復行ってください。

連続打ちをする際に、
「自分の気持ちいいリズムで振る」ように
心がけてください。

また音も、「ペチッ!ペチッ!」と
むらなく、気持ちよく鳴らせると理想的です。

この練習を続けることでスイングリズム・スピードが一定になり、
「スイングの再現性」を飛躍的に高めることが可能です。

最後に

この2段階の練習を、毎回続けていただければ、
どんどんアプローチのミスが減っていきます。

できているか、できていないかについては

・フィニッシュで止まって、三角形が崩れていないか

・メトロノームを使い、テンポがずれていないか

といった方法でセルフチェックもできます。

アプローチの成功率が上がることで
スコアに直結してきますし、

今回のドリルで培ったインパクトは、
広い振り幅のスイングからみても柱となってきます。

ゴルフ歴問わず、アプローチのミスに悩む方は
ご紹介したドリルを取り入れてみてください。^^)

今日もここまでメールをお読みいただき、
ありがとうございます。

それでは、またメールします。

ガッツパー水柿

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貴重!タイガーの目線映像からの発見

2020.02.12
kondo

From:近藤雅彦
神田のカフェより

おはようございます、近藤です。

先週末、
自宅でゴルフ関連の動画を見ていたら
ふとこんな動画を見つけました。

これはタイガー・ウッズのキャップに取り付けた
小型カメラによる目線映像なんですが、
見てわかるようにとても古いです。

たしか2006年とか。

でも、
最近の映像を探してみても見つからず、
数少ない貴重な目線映像だと思います。

僕はもちろん、
全ゴルファーの憧れであるタイガー・ウッズ

彼のスイングを手に入れたいと
強く願っている方も
たくさんいるのではないでしょうか?

タイガー・ウッズの目線映像をみて
何を感じますか?
あなたのスイングとどう違いますか?

今日はせっかくなので、
タイガー・ウッズのドライバーショットについて
解説をしていきたいと思います。

注目すべきは目線

目線カメラなんだから
目線に注目するのは当たり前なんですが…

バックスイングからインパクト、
そしてフォロースルーにかけて
タイガー・ウッズはどこを見ていますか?

2000年代のタイガー・ウッズと言ったら
グランドスラムからトリプルグランドスラムまで
一気に駆け上がっていったまさに全盛期

全盛期のドライバースイングには
飛ばしの秘訣が詰まっているはずです。

ぜひこの記事の冒頭に貼った動画を
注視し探してみて下さい。



どうですか?
タイガーの飛ばしの秘密、
見つかりましたか?



僕個人の意見ですが、
この映像をみて、まず印象に思ったのが
「ビハインド・ザ・ボール」です。

目線映像だからここまではっきりわかるのですが、
流石にタイガー・ウッズは綺麗な
「ビハインド・ザ・ボール」で打ってますね。

ビハインド・ザ・ボールとは?

ビハインド・ザ・ボールとは、
ゴルフスイングの基本の一つ

右打ちの方の場合、
インパクトを迎えた時に頭の位置が
ボールよりも右側にある状態の事です。

ビハインド・ザ・ボールで
ドライバーを打つことができれば
腰が入ったスイングで飛距離が出ます。

飛距離を伸ばすために必須な
スイングスキルですね。

タイガー・ウッズの目線映像を
もう一度確認してみましょう。

映像の後半にスローモーションがありますが、
一緒に確認してみましょうか。



↓これがアドレス
キャプチャ



↓これがインパクトの瞬間
キャプチャ2



明らかにアドレス時より
頭が右側にズレていますよね。

そして、タイガーの右足が
右側面から見えるくらい
上体が右に傾いていますね。

インパクトからフォローでは、
目標と逆の方向に頭が強く引っ張られるため上体が右に傾き、
アドレスの位置よりも頭はさらに右に残るのです。

まさに理想的な
ドライバーショットと言えるでしょう。

「右足を右側面から見る」
意外なチェックポイントかも

このメルマガをお読みの皆さんも
「ビハインド・ザ・ボールが大事」ということは
どこかしらで聞いていると思います。

でも、ビハインド・ザ・ボールって
ほとんどが正面から撮影された
このような写真で説明されませんか?

キャプチャ3
(松山英樹のドライバーショット)

実際僕も生徒さんに説明する時
正面からのスローモーションを
お見せながら説明しています。

でも、たまたまタイガー・ウッズの
目線映像をみていて気付いたのですが、

実際に目線映像を撮影して
「インパクト時の頭の位置」や「目線映像」も

ビハインド・ザ・ボールで
打てているかチェックするのに
とても有効なのではと思いました。

というわけで、
こちらも偶然なのですが、

昨年のラウンド中にドライバーショットの
目線映像を撮っていたので、
見返してみることにしました。



写真でも確認してみましょう。



↓アドレス時
キャプチャ4



↓インパクト時
キャプチャ5



どうでしょうか?
インパクト時にしっかりと頭は右側にあり、
右足の右側面が写っていました。

なんだかとてもわかりやすい指標を
発見した気分です(笑)

とはいえドライバーショット中に
ボールではなく右足を見るのは危険ですので、

もし目線映像を撮る機会があれば
「右足の右側面」が写っているか
チェックしてみて下さい。

近藤


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スライスが直らない人の特徴3つ

2020.02.11
ezure

From:江連忠
宮古島の自宅より、、、

こんにちは、プロゴルファーの江連忠です。
 

さて、今回は、
 

 「スライスが直らない人の特徴3つ」
 

というテーマで、お話ししたいと思います。
 

先週のメールマガジンでは
スライスに悩んでしまう人のほとんどは、
 

 「ダウンスイングからインパクトにかけて
  確実にフェースが開いている」

 

ということをお話ししました。

では、そのフェースが開いてしまう原因は何か?

フェースの開いてしまう原因は?

フェースが開いてしまう原因、
それはアドレスにあるのですが。。。

アドレスの、一体どこが悪いのでしょうか?
 

 ・
 

 ・
 

 ・
 

 (3つあります)
 

 ・
 

 ・
 

 ・
 
 (アマチュアスライサーのほとんどはこの構えです)
 
 ・
 

 ・
 

 ・
 

はい、その3つとは

ウィーク、球が左寄り、右腕が高い…

 ・ウィークグリップ

 ・アドレスの際、球が左寄り

 ・左腕より右腕が高い
 

アドレス時のこの3つを、見直して下さい。
 

スライサーの場合、たいていの方は
ウィークグリップになっています。

それからアドレスの際、
球が左寄りにある傾向にあります。

左に置いた球に体が正対するから、
右サイドが前に出て左腰よりも右腰が高くなるわけです。
 

また、左腕より右腕が高くなっています。

そうなってはいませんか?
この構えがアウトサイドインの軌道を生みます。

左腕より右腕が高いと、
言うなれば平坦な場所に立っているのに、
左足下がりの傾斜から打っているような状態です。

こうなるとスウィング中も体が伸び上がりやすく、
前傾角度も保てませんから
フェースが開きやすくなってしまうのも当然です。
 

ということで、そうならないためには。。。

ストロング、球を右寄り、両腕の高さを揃える…

まずは、グリップをストロンググリップにしましょう。

それから球はやや右に寄せて、両腕の高さを揃え
左足上がりのイメージで構えた方が良いでしょう。

この構えが出来たら、前傾角度を保って、
スウィング中に体が伸び上がらないように
スウィングしていきます。

体が伸び上がってしまうと、
体にゆるみが出て、フェースが開きやすくなります。

スライス克服の練習法

これ以外にも、スライスの克服法をお伝えすると。。。
 

 1.ビーチボール程度の大きさのボールに
   目印の柄を1か所つけます。
   (●でも★でも、なんでも構いません。目印として)

 2.その柄が真上を向くように両手で挟んで持ち、
   ゴルフのアドレスのように体の正面で構えます。

 3.ボールを持って、
   肩から肩までのスウィングの動きをしてみます。

 

この時、目印として付けた柄(●や★)が
常に自分から同じように見えていれば。。。

フェースをスクエアに保つ
体の使い方ができていることになります。
 

試しに両肩の高さを変えて腕をひねってみてください。

目印の柄が同じように見えない事が
理解できるはずです。

これで、ダメな肩の回転も一目瞭然となります。
 

「最初に頑張って、後で楽をする」

ちなみにスライス矯正中は、
バックスウィングからトップにかけてフェースを閉じる
動きをする時に、少し苦しく感じるかもしれません。

しかしそれは、シャフトのねじれや体の締まりを
感じている証拠ですから、
そこは頑張って乗り越えましょう。

ここで頑張っておけば、あとはダウンでポンと
クラブを落としてあげるだけです。

それだけで、フェースの向きもスウィングプレーンも
良いスウィングが出来上がります。
 

おそらくスライスを打っている頃というのは、
バックスウィングで体が伸び上がったり
小手先でクラブを上げているものなので。。。

体は楽に感じているはずです。
 

ですが、それではフェースが開いてしまうので、
ダウンで頑張ってスクエアに戻そうとするのですが
「もう遅い」という悪循環が起こります。
 

ゴルフのスウィングは
「最初に頑張って、後で楽をする」です。

バックスウィングの時に頑張って
体を締めておけば、ダウンは楽に落とすだけ。

バックスウィングで楽をしてしまうと、
後で頑張ろうとしても間に合わないということを
しっかり覚えておいて下さい。
 

ぜひ、お試しください。

追伸:スライスキラーアイアン

 「それでもスライスが直りません。。。」

 「何かもっと別の方法はありませんか?」

そのようにおっしゃる方には、残りがもう少ないのですが
ゴルフライブで紹介している

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こちらをお試しいただいてもよいかもしれません。

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 「え、なんでアイアンでスライスが直るの?」

そのようにあなたが思ったとしても、
百聞は一見にしかず、お試しいただくのが一番です。

ちょっとでもご興味のある方は、
早めにコチラからチェックしておいて下さい。

コチラをクリック
 
 

 真剣であることが、唯一のゴルフの楽しみ方。

 ゴルフは人生を豊かにする素晴らしい方法。
 
 

江連忠でした。
 

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アメリカ視察で憧れのあの人に出会えました…

2020.02.10
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From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます。
小原大二郎です。

今日は1月末にアメリカのフロリダ州で開催された
「PGAゴルフショー」のお話をしようかなと思います。

今年もゴルフライブのスタッフと共に飛行機を乗り継ぎ、
ゴルフ事業者しか参加できない、
世界最大規模のゴルフの祭典へ行ってきました。

今回はPGAゴルフショーの他にも、
日本には未上陸の最新型の練習場「トップゴルフ」へも行ってきたので、
今日は私がアメリカで仕入れてきた情報をシェアいたします!

日本のゴルフショーとの違い

IMG_2896

日本でもゴルフショーは開催されていますが、
アメリカのPGAゴルフショーとの違いは、
来場者はゴルフ業界の関係者のみであることですかね。

アメリカのゴルフブランドの最新技術が詰め込まれたゴルフ用品を、
一足先に視察したり買い付けたりできるんです。

会場は本当にアメリカンサイズというか…
本当に広くてとても一日ではまわりきれません。

日本でいう東京ビックサイトの何倍も大きな会場だったので、
私達たちはプレオープンと開催日当日の2日間で、
なんとかまわりきりました。

ゴルフクラブや練習器具、測定器など、
たくさんの最新ゴルフ用品の情報を手に入れることができたので、
あなたに何かしらの形でお届けしようと、
スタッフと話をしている最中ですので楽しみにしていてくださいね。

トークショーで大興奮

これだけで十分価値のある視察だったんですが…

なんと私の憧れの人

グレッグノーマン氏

がトークショーのゲストで登場したんです!

IMG_2931

あまりに興奮してゴルフライブのスタッフに動画の撮影をしてもらったので、
会場の雰囲気と私のテンションの上がりようを、ぜひご覧ください(笑)

パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコンまたは)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] をクリックします。

どうでしたか?

まさか憧れの人が同じ会場にいるとは思わなくて、
トークショーで彼を見つけてひとり盛り上がってしまいました(笑)

ちょうど今日2月10日が彼の65歳の誕生日なんですが、
トークショーで現役のころと変わらない姿を見て
「私もあんな歳の重ね方をしたいなあ」なんて思いましたね。

ゴルフ上達のためのスキルを磨きつつ、
今年は例年以上に体作りに力を入れていこうと思います。

今回のアメリカ視察では空き時間に
日本未上陸の最新ゴルフ練習場へもいってきたのですが、
このお話はまた次回じっくりさせていただきたいと思いますので、
ぜひ楽しみにしていてくださいね。

〈本日のおすすめ〉

小原大二郎の新プログラムが、
ご好評により初回生産分が完売となっていたのですが…

このプログラムは他では手に入りませんし、
次回の販売や価格は今のところ未定のため…

今回のみ特別に2月12日まで延長させていただいております!

新発売小原大二郎のビジネスゾーン・ネクストを
手に入れることができるのは明日までです。

気になる方は、今すぐこちらから…

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【ビデオ】重力で振って楽々飛距離UP

2020.02.09
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From:大森睦弘
岐阜の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。

さて、今回は
 

 「重力で振って楽々飛距離UP」
 

というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
 

スイングは力で振ろうとしなくても、
重力を味方に付けることで案外しっかり振れるものです。

そこで、重さを感じて、そのエネルギーを使って
クラブが振られてしまう動きを体験できるためのポイントを
見てみましょう。

(続きはビデオにて)

重力で振って楽々飛距離UP

スマホの方、動画が見れない方はこちら

パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコンまたは)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] または[なし] をクリックします。

 

(おまけ付き)
今回のメールマガジンの内容をPDFでもご覧になれます。
こちらからクリックしてダウンロードして下さい。

https://g-live.info/click/omrpdf200209/

※印刷してファイルなさる方にはこちらが便利です。

スイングで重力を使えるところ

スイングで重力を使える主なところは次の3つです。

(1)トップに向かう切り返しでのお腹を落として
   下半身先行で左肩甲骨周りをしならせる

(2)ダウンスイング序盤でコックを入れる

(3)ダウンスイングで両脚で地面を踏んだ瞬間に
   左大殿筋をしならせる

トップに向かう切り返しで、
ヘッドがそれまでの勢いでまだトップに向かっている最中に、
右斜め上にあがってきたお腹をセットアップのポジションに落とします。

そうすると、ヘッドと下半身の真逆の動きで、
その間に挟まれた左肩甲骨周をしならせることができます。

お腹の重さを感じてそれをセットアップのポジションまで落としながら、
左肩周りと手首をリラクスさせることを意識すれば良いです。

また、ダウンスイング序盤でクラブの重さによって
親指側へ折れるコックを入れることができます。

このときも、左肩周りと手首をリラクスさせるほど、
クラブの重さを利用できます。

左大殿筋に重力でパワーを発揮させる

さらに、両腕とクラブに加え、右斜め上にあがってきたお腹を
ダウンスイングでセットアップのポジションに落としてくることで、
さらに重力によるメリットが発生します。

それは、両脚で地面を踏んだ瞬間に、
重力で左のお尻の大きな筋肉である大臀筋に
ものすごいパワーを発揮させることです。

その様子を少し詳しく見てみましょう。

トップではほとんど右脚に乗っています。

そして、右斜め上にあがってきたお腹を落としてくることで
腰はゆっくり左にターンして、
左脚でも地面を支える力を入れることになります。

左脚が地面に押されることで
左股関節は曲げさせられる力を受けることになり、
左のお尻の大きな筋肉である左大殿筋は伸ばされてきます。

筋肉は伸ばされながらそれに耐える力の使い方のときに、
ヒトは最も強い力を出すことができます。

ということは左脚で地面を踏まされるときに、
地面に落ちてしまわないように耐えようとすれば、
左脚は大きな力を出すことができます。

例えば歩くときに、股関節には
体重の4倍ぐらいの負荷がかかると言われています。

トップにあがったお腹をセットアップまで落としてくることで、
左脚には体重の何倍も力がかかります。

それだけの力で左股関節が曲げさせられるのですから、
左大殿筋はダウンスイングで大きくエネルギーを溜めることになります。

そして、左大殿筋が伸ばされる速度が速いほど、
伸張反射で左大殿筋は勝手に縮もうとします。

伸張反射は筋肉が伸ばされるとその長さの変化に反応して、
脊髄からは伸ばされた筋肉に縮めという信号が発せられる現象です。

そのため、落ちてくる上半身を支えようとするだけでも、
左脚では大きなパワーを発揮することになります。

そこに左脚を伸ばそうとすることをプラスすると、
左脚からは重力によって思った以上のパワーを引き出すことができます。

そして、左のお尻を左後ろポケット方向へ押し込む方向へ
左脚を伸ばすことで、骨盤の左サイドは斜め上にあがります。

そうすると、骨盤はそれまでの前傾角度を維持して左回転します。

骨盤から首の付根までの体幹を一枚の硬い板としておけば、
体幹の左回転に対して左肩甲骨は胸の方向へ
スライドされる形でしなります。

そうすると、体幹の回転が速ければ速いほど
左肩甲骨まわりの筋肉には伸張反射が大きく発生して、
左肩甲骨を元のポジションまで戻る力が発生します。

そして、左肩甲骨が背中側へスライドする形で
しなり戻ることで、左腕が引っ張られます。

そうすると、左手がグリップエンドを引き上げて
そこを力点として右腕が支点になれば、
ヘッドは作用点となってテコの原理で加速されます。

重力を意識するだけで、サンド・ウェッジで15y(SW15yC)や
50yキャリーさせるショットは気持ちよく打てます。

さらに、ドライバーショットでもサンド・ウェッジで
50y打つぐらいの上半身の力感に重力で落ちる意識をプラスするだけで、
案外ボールが遠くまで飛びます。

まずはSW15yCショットで、
体やクラブの重さを意識してスイングしてみましょう。

そうすればスイングは力で振るのではなく、
クラブは勝手に振られてしまう感じを体験することができてきます。

重力パワーの凄さを数字で見てみよう

重力パワーの凄さを数字で見てみましょう。

上半身が10cm、腕が50cm落ちたら
ボールが150y飛ぶだけのエネルギーになります。

これが全てボールに伝わるわけではないので、
そこまですごいイメージはありませんが。

本当は重力はすごいパワーの持ち主です。

さらに、9.8m毎秒毎秒は重力の強さを表す重力加速度で、
物が一秒間落ちたら秒速9.8メートルになります。

これがどれぐらいすごい加速力なのかは、
100m走のトップ選手の加速度を見ると分かります。

だいたいですが、100m走の10mまでの数字を見ると
2秒ぐらいかかっていて、そのときの速度は7.5m/sぐらいです。

加速度が一定だとして計算すると、
ほぼ3.8m毎秒毎秒となります。
(加速度=v/t=7.5/2= 約3.8m毎秒毎秒)

なんと重力は誰にでも100mのトップ選手の2倍ぐらいの加速、
ある意味2倍のパワーで私達の体を加速をしてくれます。

さらに重力は、速度が速くなっても
同じ大きさでどんどん加速してくれます。

そんなずごい重力を味方にできたら、
その効果たるや想像を絶するものです。

伸張性収縮は大きな力を出せる

筋肉の3つの動きでのパワーの違いを頭で理解しておくことで、
パワーを出したいときの体の使い方が納得できます。

筋肉が伸ばされながら収縮しようとすることを
「伸張性収縮」と言います。

筋肉の動かし方の分類は他には、
筋肉の長さを短くしながら収縮させようとする「短縮性収縮」
筋肉の長さが変わらない「等尺性収縮」があり、3種類に分類できます。

腕の筋肉の使い方で見ると、
腕を伸ばす場合は腕の後ろ側の上腕三頭筋が働きます。

そこで、上腕三頭筋に注目すると、
腕が押されて曲げさせられるときは「伸張性収縮」となります。

腕で物を押して動かないときは「等尺性収縮」で、
自ら力を出そうとして押し動かしているときは「短縮性収縮」です。

そして、力の大きさと発揮するスピードは大きさ順で
「伸張性収縮」>「等尺性収縮」>「短縮性収縮」です。

また、大きな力をできるだけ短い時間に発揮するほど
ボールは爆発的に飛ぶわけですから、
ゴルフで使うなら「伸張性収縮」です。

ちなみに「短縮性収縮」の状態とは、
例えばトップから自ら出す力で振りにいくようなときの
力の出し方になります。

まさにがんばって力を自ら出して物を動かそうとすると、
筋肉は縮みながら収縮する「短縮性収縮」となります。

逆に「伸張性収縮」は「受ける力」として
表現することもできます。

まさに、押されて押し負けている状態です。

「受ける力」で力を発揮しているときが、
最も楽に大きなパワーを発揮することができます。

これは気持ちと裏腹ですが、
体の仕組みとしてしっかり頭に入れておくことで
パワーを発揮するための体の使い方ができるようになります。

「伸張反射」と「伸張性収縮」のダブル効果を利用

さらに、筋肉はしならせてしなり戻すことで
じっくりと溜めたエネルギーを一気に解放して
大きなパワーを集中的に出すことができます。

その要が「伸張反射」です。

筋肉が引き伸ばされてくると、
筋肉の中の長さに対応するセンサーが反応して
脊髄に伸ばされたことを知らせる信号が送られます。

そして、脊髄では伸ばされた信号を
発したセンサーのある筋肉に向かって、
筋肉を縮める信号が発せられます。

この神経の反射反応は「伸張反射」と呼ばれています。

伸ばされた筋肉は勝手に縮もうとします。

この動きは、大脳が関係していないので
力を出している感じがしません。

そして、神経の伝達速度を見ると、ざっとした分類になりますが
大脳からの運動神経伝達速度 15~40m/sに対して、
伸張反射伝達速度 70~120m/sとなっています。

これは伸ばされている筋肉が「伸張反射」で収縮しようとする場合は、
自ら縮めようとするよりも2倍以上ぐらい高速に
伝わることを示しています。

まさに軽く振ったのに飛んだと言う、
誰でも一度や二度は経験のある何とも気持ち良いショットのときが
「伸張反射」に誘発された「伸張性収縮」動作です。

ボールヒットに向かて、両腿を引き締める

ボールヒットに向かって上半身には下半身の動きで
じっくりとしなりとしてのエネルギーを溜めます。

そして、ボールヒット直前で腰から首の付け根である体幹を
鋭く左ターンさせることで、左肩甲骨は一気にしなりを多くします。

そうすると、そこに「伸張反射」が発生して、
「伸張性収縮」状態でそれまでのしなりのエネルギーを
一気に解放します。

この体幹の左ターンの誘発の原動力は、左脚の縦蹴りです。

そして、太ももの骨である大腿骨は、
骨盤に下から真っ直ぐに付いているわけではなく、
Lの字になって横から付いています。

そのため、腿を内側へ締める動きを行わないと
脚は外に倒れてしまい、股関節を伸ばす動きを行う
大きな筋肉である大殿筋を上手く使えません。

両腿を締めることを強く意識すれば、
両脚は強烈に地面を踏んでくれます。

そのため、ボールヒットで脚をしっかり使えるためには、
ボールヒットに向かって左脚を伸ばしながら
両腿をキュッと引き締めるイメージの動きをしっかり意識します。

そして、腕とクラブが左に振られると、
下半身はその反作用として右にターンさせられる力を受けます。

そのときに右ターンさせられる力を右脚でしっかり受け止めるほど、
クラブは鋭く振られてボールが飛びます。

そのときに内転筋が締められていることで、
右脚が縦に力を発揮して上半身の反作用を
ガッチリ受け止めることができます。

右脚はそれまでは自ら力を出そうとするのではなく、
この腕とクラブの反作用をしっかり受け止めることに
全力を使うことでボールを遠くまで飛ばせます。

内転筋を締める動きは「短縮性収縮」で行うしかないので、
腿の内側をキュッと締めることはかなり意識的に
自ら力を出して行う必要があります。

体に備わった「伸張反射」や大きなパワーを発揮できる
「伸張性収縮」を重力のすごいパワーに連動させて
ボールを気持ち良く飛ばしましょう。

追伸:伸張短縮サイクルで飛距離を伸ばしたいなら

こうしたスイングづくりの基礎的な話、
そして私が提唱するスイングスキルの初歩
「伸張短縮サイクル」をイチから学びたいなら。。。

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では、また。
 

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