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ちょっと困った質問をいただきました…(汗)

2019.06.27
tokutake

From:徳嵩力一
千葉の自宅より、、、

こんにちは。プロクラブフィッターの
徳嵩力一(とくたけ・かついち)です。
 

さて、今日はこんな質問をいただいたいので
お答えしたいと思います。
 

 「アイアンは5番から入れていますが
  全て20~30度開いて打っています。

  距離は1番手落ちますが
  ソールを滑らせ気味に打つ方が安心感が有ります。

  この場合の注意点教えてください。」
 

うーん。。。今回はかなり
マニアックな感じの質問ですね。

これについては、

なぜ、開いて打つ必要があるのか?

この質問者様の場合
開いて打っているのに真っすぐ飛んでいる、
ということなんでしょうが

逆に言うと、正しく構えると左に行ってしまうから、
なんとか真っすぐ飛ぶように開いて打って
帳尻を合わせている。。。

という感じなんでしょうかね?
 

実際にどのような状況なのかがわからないので
なんとも言えないところではあります。
 

そして、
「この場合の注意点教えてください。」
ということなんですが、
 

ちょっと、申し上げにくいのですが。。。

どんなやり方であろうと、問題はない

毎回ちゃんとそれで納得のいく距離を
飛ばせているのであれば、
どんなやり方であろうと問題はないんです。
 
 

はい、ということで質問は以上です。
  

 ・
 

 ・
 

 ・
 
 

。。。という感じで終わらてしまうのは
せっかくご質問いただいたのにアレなので(笑)
 

ほんの少しだけ踏み込んで、考えてみたいと思います。
 

もし、本当にフェースを20~30度開かないと
真っすぐ飛ばないのであれば、
 

 そもそも、そのクラブが合っていないのでは!?
 

もし、クラブが合っていないのであれば
「そのクラブを使い続けて良いのか?」
ということも、考えなければいけないですよね。
 

ただ、この「フェースを開く」ことについて、
質問者様としては特にこのやり方がおかしいとは
自分で思っていないのであれば。。。

ご本人がそのやり方で満足されているわけですから、
私のほうからは、何も言うことはありません。
 

ですがもし、どこかでレッスンを受けた際や、
ゴルフで仲間などに「その打ち方おかしいよ」と言われ、
不安になって私に質問してきてくださったのであれば。。。
 

 「やっぱり正しいセットアップじゃないので
  そこは直したほうがいいかもしれませんね。」

 

そんなふうに言わせていただかざるを得ないと思います。

(もしこの質問者様がゴルフパフォーマンスに
 レッスンに来て下さっている方なら、なおさらです)

推測でしかないのですが、やはり…

しかも「20~30度開く」と言っておられるわけですが、
20~30度は、結構フェースを開いた状態です。
 

しかも、アイアンの全てのクラブでというのは。。。
 

推測でしかないのですが、やはりこの方は
正しいアドレスで打つと左に飛んでいってしまうから、

開いて打って、なんとか真っすぐに
打っているのではないでしょうか?
 

そうするとやはりボールは上に行ってしまうので
本人が言うように距離が出ないのはしかたがありません。
 

常にサンドウェッジでロブショット打ってるのと
同じ感じになってしまっているわけですから。。。

それはとてももったいないですよね。
 

もちろん、インパクトで正しいところに戻ってくるなら
ロフトなりの弾道になるのかもしれませんが、

イマイチ飛んでないということはやはり
ロブショットといっしょになってる感じが否めません。
 

ということで、最終的な結論を言えば、

20~30度開いて打つのが「正しいかどうか?」と言われれば
疑問は残りますけれど、そこは本人の満足次第次第、
ということになります(繰り返しになりますが)。
 

そして、この質問者様は真っすぐ飛ばすために
苦肉の策でこうやって打っているのでしょうけれど、

要はその幅に再現性があって、そこそこの距離が
狙った場所に打てていて、スコアもまあまあなら
それも選択肢の一つではあるかもしれない。
 

ただ、どこか心の片隅に、今よりもっとゴルフのレベルを上げたい、
その為に何か実践したい、と思っているのであれば。。。

そのフェースを開く打ち方は
クエッションと言わざるを得ないかもしれません。
 

今日は、クラブの話からは
ちょっとだけ離れた話になってしまいましたが、
たまにはこういうのもいいですかね。

「チーム徳嵩」フィッティング

今回に話題は、ちょっとだけ特殊なご質問でしたが、
あなたに最適のクラブを提案させていただく
「ゴルフパフォーマンスのフィッティング」では。。。
 

 ・あなたのクラブに対する疑問、悩みをお聞きして

 ・あなたの現状を診断・分析して

 ・その解消する適切な方法、そしてクラブをご提案
 

させていただいています。
 

枠数が少ないのですが、
少しだけご用意することが可能です。

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東京千葉大阪
各3店舗でお申込みいただけます。

しかしながら、こちらからのお申込みで予約確定ではなく
後日担当者から連絡が行きます。

そこでのやり取りの上での日程確定となりますので、
その点、あらかじめご了承ください。
(必ずご連絡は行きますので、ご安心ください)
 

繰り返しになりますが、
ゴルフパフォーマンスのフィッティングは有料で、
かつ、ゴルフクラブのご提案もさせていただきますが。。。

必ず購入していただく必要は全くありませんので
どうぞご安心してご来場ください。

この機会にぜひ、下記よりお申込み下さい。

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それでは、また次回。

徳嵩力一
 

<本日のオススメ>

今、自分の飛距離に満足してないゴルファーへ…

これからゴルフで結果を出したいと考えているなら、
まずはコレを実践することをお勧めします。

ゴルフは難しいスポーツだからこそ
考えることを減らした方が絶対に上手になります。

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【ビデオ】プロはなぜショートパットを外さないのか?

2019.06.26
kondo

From:近藤雅彦
神田のドトールより

おはようございます、近藤です。

ショートパットを
外すのはとてもつらいですよね。

「なんでこんな短いパット外すかね」

と自己嫌悪に陥ってしまうでしょう。

・距離感
・ライン読み
・ストローク

原因は色々とあると思いますが、
では逆に、なぜプロゴルファーは
ショートパットを外さないのでしょう?

もちろん、「プロなんだから当たり前」と
一言で言ってしまうことは出来ますが、
そこに至るにはこんな練習をするんです。

今日はショートパットの
成功確率をグンと上げる
練習法を紹介します。

<本日のオススメ>

もし、あなたのゴルフ仲間が

「俺は300y飛ぶんだ」

と言っても、ちょっと
信用出来ないかもしれません。

しかし、このテクニックを
使っているとするならば、、、

本当にそれくらい飛んでしまうでしょう、

それくらい、破壊力バツグンです。

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フックやプッシュアウトに悩まされています

2019.06.25
ezure

From:江連忠
神戸の自宅より、、、

こんにちは、プロゴルファーの江連忠です。
 

今回は、
 

 「フックやプッシュアウトに悩まされています」
 

というテーマで、お話ししたいと思います。
 

ハンディキャップ12のゴルファーの方から、
こんな質問をいただきました。
 

 「私の悩みはダウンスウィングで右肩が下がることです。

  この動きがあるために、フックやプッシュアウトに
  悩まされています。

  この動きを直すためには、どこを意識したらいいのか、
  また、どんな練習法があるのか教えて下さい。」

 

まず、こうした悩みがある方の特徴としては。。。

ダウンスウィングで右肩が下がる理由

さあ、質問者さんのようになってしまう理由。
あなただったらどう答えますか?
 

せっかくなので、クイズです。
あなたもちょっと考えてみてください。 
 

 ・
 

 ・
 

 ・
 

 ・
 

 ・
 

ダウンスウィングで右肩が下がる理由には
 

 ・体重移動が早すぎる 

 ・重心が上下動してしまう

 ・右サイドが左サイド対して以上に強い

 ・右ひざが前に出てしまう

 ・前傾角度が保てない
 

などが考えられます。

自身のゴルフを分析できているか?

ですが、この方の場合は「ハンディキャップ12」という
実力をお持ちでいらっしゃいます。

そして何より、自分の弱点が
 

 「ダウンスウィングで右肩が下がる」
 

点であることを、知っていらっしゃるわけです。
 

こう言ってはなんですが、そもそも自分のスイングが
 

 「右肩が下がっているかどうか」
 

ということすら定かではない、という方も少なくありません。
 

ということで、それだけご自身のゴルフを
分析・研究出来ていることからすると。。。
 

ほんの少し意識を変えることで、修正はできると考えられます。
 

ところで、これをお読みのあなたもご存知の通り
ゴルフスウィングというのは「片側運動」です。

ですので、同じ動作を繰り返していると
どうしても左右のバランスが崩れてしまいやすいのです。
 

そして、今回の質問にある「右肩が下がる」というのも、
右利きのゴルファーが右のスウィングばかりを
していた結果であるとも言えます。
 

ということは。。。

左右のバランスを整えればいい

以前にもどこかでお話ししたことがあるかもしれませんし、
比較的有名な話ですが、片山晋呉プロなどはトーナメント会場で
 

 ・左で素振りをしたり

 ・左でボールを打ったり
 

ということをやっています。
 

それはまさに、ゴルファーが崩してしまいがちな
左右の身体のバランスを整えるために行っているのです。
 

この左スウィングは、ぜひともアマチュアのあなたにも
実践していただきたいのです。

身体の左右のバランスを整えることで
本日の質問にもある、右肩が下がる原因解消が期待できます。
 

また、以前ご紹介したかどうか忘れてしまいましたが。。。
 

左右の手に1本ずつクラブ(アイアン)を持って、
両手のクラブがぶつからないように振る練習も効果的です。
 

 ・左右1本ずつにクラブを持って

 ・クラブの重さを感じて

 ・2本のクラブがぶつからないようにスウィングする

これをやってみて、2本のクラブが
1本に見えるようになれば、パーフェクトです。

これを繰り返すことで、
おそらく何千発打っても身につかないであろう
 

 ・左右のバランス

 ・自分に合ったリズムとテンポの安定
 

といったものを、得ることができるはずです。
 

あるいは、右サイドの力が弱いと感じるのであれば、
左手1本で素振りしたり、ボールを打つのもよいでしょう。
 

さらに、スウィング中の肩の位置を意識したいのであれば、
サッカーボール位の大きさのボールを両手で持って
シャドースウィングしてみましょう。
 

ボールの両側を両手でしっかり挟んでスウィングすると、
ダウンスウィングで右肩が下がる動きは
自然と矯正できるはずです。
 

あなたも身体の左右のバランスをしっかり整えて、
のびのびとスイングしていきましょう。

追伸:私の人気プログラムが特別案内中

事務局から連絡がありまして、
私の人気プログラムが、今日から案内中とのことです。

 「エフォートレス・パワースウィング」

今日お話しした左右のバランスを整えることと、
この「エフォートレス・パワースウィング」も
大きな関係があります。

今だけのプレゼントも付いているようなので、
ぜひチェックしてみて下さい。

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プレゼントが手に入るのは期間限定です。
 
 

 真剣であることが、唯一のゴルフの楽しみ方。

 ゴルフは人生を豊かにする素晴らしい方法。
 
 

江連忠でした。
 

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「いやいやそれは無理でしょ…」

2019.06.24
obara小原

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

私は東京にあるレッスンスタジオとの
打ち合わせのため、週に一回くらいは
都心に向かいます。

基本的には車で向かうのですが、
ちょっと仕事が多くて疲れていたこともあり、
電車で移動することにしたんですね。

その道中、改札をくぐろうとした時に
思わぬ場面に遭遇したのです。

流石にそれは無理がある…

ちょうど私の目の前に
いかにもデキます風な
若いビジネスマンがいました。

スーツもビシっと着て、
自身に満ち溢れている
好青年という感じ。

左手にはキャリーバッグを持ち、
出張にでも行くのでしょうか。

また、ゴロゴロとキャリーバッグを
引きながら歩いてる彼の右手には
アイスコーヒーが握られていました。

その日はちょっと暑かったので、
冷たい飲み物で涼を取りたくなる
気分だったのでしょう。

ただ、そんな彼を見た時に
私はふとおもいました。

「両手ふさがってるのに
どうやって改札通る気だろう?」

案の定、改札でお尻のポケットに
入っていたICカードを取り出すことが
出来ずに立ち往生。

「まあ、そうなるよね」と思いつつ、
まごつく彼を横目に私は駅のホームへと
歩いていきました。

あなたも無謀な戦略を
立ててはいませんか?

ただ、そんな彼を見て
私も思うところがありました。

それは

「ゴルフで無謀な戦略を
立ててはいないか?」

ということ。

例えば、、、

・届くかどうかギリギリの
 距離のショットを一か八かで
 狙ってはいないだろうか?

・ラフで傾斜にもかかわらず、
 前に進みたいからと
 長いクラブを握っていないだろうか?

・林の中からグリーンを
 狙おうとしていないだろうか?

・バンカー越え(池)すぐのピンに
 ロブショットを打とうとしていないだろうか?

・ティーショットのミスを
 取り戻そうと躍起になっていないだろうか?

色々と思いつくままに書きましたが、
あなたのゴルフの経験にこのようなことは
ありましたでしょうか?

無謀とチャレンジの境界線はどこ?

ただ、一見無謀と言われることも
「チャレンジ」と言い換えると
どうでしょう?

なんかものすごく困難に
立ち向かっている勇者のような
感じがしませんか?

言葉とは恐ろしいもので、
使う言葉を変えるだけで
イメージが変わります。

私が思うにゴルフにおいての
無謀とチャレンジの境界線は

「70%」

かなと思います。

今からやろうとしていることが
今の自分の技量的に70%は成功
するだろうと思えば実行。

思わなければ回避します。

正直70%でも低い方で、
林の中から木の間をする抜けて
打とうものなら、85%は欲しいです。

ゴルフはミスが前提のスポーツ。

ラウンド中に欲が芽生えても
それが無謀なのかチャレンジなのか
常に判断してスイングしてくださいね。

追伸

ありがたいことに私の本が
シリーズ累計10万部を超えたそうです。

まさか10万人ものゴルファーに
私の本を読んでくださるなんて
光栄ですが気恥ずかしいですね…

ということで、ただいま
10万部突破キャンペーンを実施中です。

今日までですので、是非ご覧ください。

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【ビデオ】コックはヘッドを走らせる要

2019.06.23
ohmori

From:大森睦弘
岐阜の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。

さて、今回は
 

 「コックはヘッドを走らせる要」
 

というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
 

ゴルフは体の動きはできるだけコンパクトな中で、
ヘッドがたくさん動くほどボールを精度良く遠くまで飛ばせます。

そういった意味で、親指側に折れるコックは
ヘッドを走らせるための要となります。

まさにコックは体とクラブの接点であり、
コックの良し悪しでスイングの出来が左右されます。

ところが、スイングにとってそんなに大切なコックを、
ほとんど意識されていないのが現状です。どういうことか?

(続きはビデオにて)

コックはヘッドを走らせる要

パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコンまたは)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] または[なし] をクリックします。

 

(おまけ付き)
今回のメールマガジンの内容をPDFでもご覧になれます。
こちらからクリックしてダウンロードして下さい。

http://g-live.info/click/omrpdf190623/

※印刷してファイルなさる方にはこちらが便利です。

コックとヒンジ

また、手首を折ることががコックだと勘違いして、
バックスイングで右手甲側へ折るヒンジを入れているゴルファーもいます。

確かにコックとヒンジの明確な定義がされていなかったりしますが、
私はコックとヒンジをしっかり定義して明確に使い分けることが
良いスイングのために大切だと思っています。

ここで、コックとヒンジを明確に定義しておきます。

コックは親指側に折れる動作で、
左手首と右手首は同じ角度で親指側に折れます。

ヒンジは右手甲側へ折れる動きで、
右手首が甲側へ折れる割に左手首は折れません。

なぜヒンジでは右手首と左手首の折れ方に差ができるのでしょうか。

それは、ヒンジは左肩甲骨が胸の方向へスライドすることで、
左腕全体で右手甲側へ押し込む動きだからです。

コックでも左肩甲骨が胸の方向へスライドしますが、
左腕全体で右手甲側へ押し込むのではなく、
グリップエンド側を肩から遠ざける方向へ動きます。

ダウンスイングでコックがヒンジに変化する

そして、バックスイング開始からトップに向かう切り返しまでは
コックが入ってきますが、ヒンジは入りません。

ところが、ダウンスイングで骨盤から首の付け根にかけての体幹が
左にターンしてくると、ヘッドが置いていかれることで
コックがヒンジに変化します。

これを分かりやすいように、
真っ直ぐに立って上半身の動きだけやってみます。

バックスイング開始では右脚を伸ばして
右のお尻を右後ろポケット方向へ押し込んでいる間は、
右肘の形はセットアップのままですがコックだけを意識的に入れます。

そして、右脚が伸びきったところからはそれまでのヘッドの勢いで、
左腕は伸される方向へ力を受けます。

右腕がだらんとするのではなくテコの支点として押された分
押し返すようにすれば、ヘッドが力点となって
グリップエンド側が作用点として左腕を引っ張るからです。

左肩甲骨周りをリラックスさせておけば、
左腕が引っ張られることによって左肩甲骨は
胸の方向へスライドしてきます。

右腕も無理に突っ張るのではなく、
少し押し負ける感じで曲げさせられてきます。

まさにコックが深くなってきた状態で、
左肩甲骨は胸の方向へスライドされ右腕は曲げさせられることで
しなりとしてのエネルギーを溜め始めます。

そこからダウンスイングで体幹が左にターンすることで
ヘッドが置いていかれながら腕とクラブが下に落ちてくると、
コックがヒンジに変化してきます。

このときも右腕が支点でヘッドが力点となり
グリップエンド側が作用点として左腕全体を引っ張ります。

そうすると、今度は脚のパワーで左肩甲骨はさらに胸の方向へスライドし、
右腕は曲げと上腕の外旋でしなってエネルギーを溜めます。

このコックからヒンジへの変換は意識して行わなくても、
下半身の動きに対してヘッドが置いていかれることに任せることで
自動的に発生します。

そして、手元が腰の高さ辺りに降りてきたときには遠心力も働き、
コックはセットアップよりも少し伸びていますが、
ヒンジはかなり深く入った状態となります。

ヒンジの自然なリリースでヘッドが走る

ボールヒットに向かって左のお尻を
左後ろポケット方向へ押し込むように左脚を縦に蹴ることで、
体幹は鋭く左にターンして強烈にヘッドが置いていかれます。

そのときにヒンジはグイッと大きく入り、
ヒンジが深くなることで左肩甲骨周りはさらにしならせられます。

そこから、伸された筋肉は
脊髄反射で縮もうとする「伸張反射」が発生しますが、
速く伸されるほどその「伸張反射」は大きく発生します。

「伸張反射」によりそれまでしならされてきた左肩甲骨周りと右腕は
一気にしなり戻り始めて、ここでテコの原理でヘッドが走ります。

右腕は支点となり、左肩甲骨が背中側へスライドすることで
左腕全体を引っ張ってグリップエンドが動かされて力点となり、
ヘッドが作用点として大きく走ります。

まさに、右手と左手の距離に対する右手からヘッドまでの距離分だけ
肩甲骨の動きがスピードアップされることが、
ヘッドが走る体の本来の動きです。

それに、シャフトのしなり戻りがプラスされて
ヘッドは大きく加速しながらボールヒットに向かいます。

このようにヘッドを走らせるためには、
バックスイングでコックを入れ始めることが非常に大切ですから
しっかりコックを意識したいものです。

ヘッドを走らせることは手首を返すことではない

ヘッドを走らせようとするときによくある間違いは
手首を左手甲側へ折る力を入れて、
ヒンジを力で解こうとすることです。

むしろテコのイメージを持つことで、
ボールヒット直前に手元が左に振られるスピードが低下して
体全体のエネルギーがシャフトに伝達されます。

そして、左肩甲骨のリリースが進んでまだ完全にはリリースされていないうちに
テコの動きでのヘッドの加速が弱まり、シャフトの逆しなりが発生します。

そうするとヘッドはさらに加速されながらボールヒットに向かい、
加速の最中にヒットしてボールを強く打ち抜きます。

加速中のヒットなら当たり負けでのフェースの向きの変化も少なく、
さらにヘッドスピードに対するボール初速もあがって
ボールは精度良く遠くまで飛んでいきます。

気持ちとは裏腹な動きが飛びにつながる

自ら力を出そうとしては、能力の限界までの筋力を発揮できません。

筋肉は伸びながら縮もうとする「伸張性収縮」の状態なら、
短縮しながら縮もうとする「短縮性収縮」のときよりも
何倍も大きな力を発揮できます。

下半身の動きで上半身が伸(の)されることで、
上半身では筋肉が伸されると筋肉の中の長さに反応するセンサーが伸され、
脊髄反射で伸された筋肉は勝手に縮もうとします。

この脊髄反射は「伸張反射」と呼ばれています。

「伸張反射」では、意識的に出そうとする大脳からの命令よりも、
より高速に伝わります。

なぜ「伸張反射」が高速なのかと言うと、
そもそも「伸張反射」は筋肉が伸されたときに
切れないようにする防衛反応だからです。

しかも伸される速さが速いほど、強い「伸張反射」が発生します。

また、「伸張性収縮」では筋肉が伸される速度が速いほど
より大きな力が出せることに対して、
「短縮性収縮」では筋肉が短くなる速度が速いときほど力は弱くなります。

能力の限界までパワーを出すなら、
ボールヒットに向かって左脚を縦に伸ばす動きで左のお尻を
左後ろポケット方向へ押し込むように出来るだけ素早く蹴ります。

そうすることで、上半身には強烈な「伸張反射」による
「伸張性収縮」が発生して、ヘッドは急速に加速され始めます。

まさに左脚を蹴った瞬間に上半身が大きくしなると共に、
下半身の動きが上半身にダイレクトに伝わってクラブを振る動きとなります。

そして、上半身のしなり戻りの力が
下半身の左へターンする力を超えたところで、
上半身のしなり戻りが発生してテコの原理でヘッドが走ります。

このしなり戻りが発生した直後でまだ完全にはしなり戻り切らないうちに
ボールヒットすることで、まさにヘッドは加速中にボールを強く打ち抜きます。

自ら力を出そうとすることは「短縮性収縮」の状態となり、
本来のパワーは発揮できません。

気持ちとは裏腹ですが、自ら力を出そうとするよりも、
上半身はリラックスして出来るだけ大きなエネルギーを蓄積できる状態にする中で
下半身で目一杯しならせましょう。

飛ばしたいときほど上半身はリラックス、
下半身は目一杯を肝に命じて実行したいものです。
 
 

では、また。
 

<本日のオススメ>

この書籍では、小原大二郎プロが
スコアを最短距離で縮めるために

 ・パターで何が必要なのか?
 ・何をすればいいのか?
 ・逆に何をしてはいけないのか?

こうした「究極の法則」を
余すところなく語らせていただきました。

パターが入らない人のある「共通点」とは?

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