
From:江連忠
宮古島の自宅より、、、
こんにちは、プロゴルファーの江連忠です。
さて、今回は、
「14本あるのに迷う人、少ないのに勝つ人」
というテーマで、お話ししたいと思います。
ゴルフは、最大14本までクラブを入れられる競技です。
ですが、この14本という本数が
かえってあなたのゴルフを難しくしているとしたら。。。
クラブは多ければいい、とは限らない
ご承知の通り、ゴルフのルール上
クラブは14本まで入れることができます。
ですので多くの方は、
「14本、ちゃんと入れておいたほうがいい」
「本数が少ないと不利になる」
「選択肢は多いほうがいい」
そんなふうに考えます。
もちろん、それは一つの考え方です。
ですが、ここで少し考えてほしいんです。
本当にその14本を、
あなたはすべて使いこなしているでしょうか?
キャディバッグの中に入っているけれど
ほとんど使っていないクラブ。
たまに使うけれど、
成功する確率が低いクラブ。
持つたびに不安になるクラブ。
そういうクラブが入っていないでしょうか。
もしそうだとしたら、
そのクラブは武器というよりも
迷いのもと
になっているかもしれません。
クラブが少ないと、考え方がはっきりする
少し前の試合で、クラブを11本だけ入れて
勝った選手がいました。
普通に考えれば、
クラブが少ないというのは不利に見えます。
ですが私は、逆にそこがすごく面白いと思いました。
クラブが少ないということは、
選択肢が少ないということです。
選択肢が少ないということは、
迷いも減ります。
そして迷いが減れば、
この球でいく
この高さでいく
この距離でいく
この攻め方でいく
という覚悟が決まりやすくなります。
ゴルフでは、この覚悟がとても大事なんですね。
たくさんクラブがあるのに、
毎回迷っている人よりも、
少ないクラブで
やることがはっきりしている人のほうが
強いことがあります。
これは、アマチュアの方にも
大いに参考になる考え方です。
1本のクラブでも、球は何通りも打てる
私はよく、1本のクラブで
3の3乗(3×3×3)
つまり27通りのボールを
打ち分けられるという話をします。
どういうことかというと、
・飛距離 大、中、小
・高さ 高、中、低
・球筋 フック、ストレート、スライス
この組み合わせです。
もちろん、いきなり全部を
完璧に打ち分けなさいという話ではありません。
ですが、本来クラブというのは
ただフルショットで何ヤード飛ばすかだけの
道具ではないんですね。
同じクラブでも、飛距離を変えられる。
高さを変えられる。
球筋を変えられる。
そういう発想が出てくると、
ゴルフはかなり変わります。
クラブを増やす前に、
まず今あるクラブを
どれだけ使いこなせているか。
ここを見直してほしいんです。
ジュニアには、少ないクラブで回らせる
私はジュニアに、あえて少ない本数で
ラウンドさせることがあります。
8本で回らせることもありますし、
7番アイアン1本で距離を打ち分ける練習を
させることもあります。
なぜそんなことをするのか?
それは、クラブが少ないほうが
体の使い方
エネルギーの出し方
クラブの使い方
ショットの基本
を覚えやすいからです。
たとえば7番アイアン1本で
90ヤードを打つ。
高く打つ。
低く打つ。
抑えて打つ。
そういう練習をすると、
ただクラブ任せに打っている時よりも、
自分の体とクラブの関係が
分かりやすくなります。
本数が多いと、
うまくいかない理由を
クラブに逃がしやすくなります。
でも本数が少ないと、
自分がどう打つかを
考えなければいけません。
そこに、上達のヒントがあるんです。
クラブ選びは、プレー前から始まる戦略
クラブセッティングというと、
単に道具をそろえる話だと思われがちです。
ですが私は、クラブセッティングも
立派なマネジメントだと思っています。
どのクラブを入れるか。
どのクラブを抜くか。
どのクラブで何をするか。
これは、プレーが始まる前から
もうゴルフが始まっているということです。
たとえば風が強いコースなら、
低い球を打ちやすいクラブが必要になるかもしれません。
距離が短いけれどグリーン周りが難しいコースなら、
アプローチの選択肢を増やしたほうがいいかもしれません。
パー3の距離がいつも同じようなコースなら、
その距離専用のクラブがあってもいいかもしれません。
つまり、
コースに合わせて、クラブを考える
これもゴルフなんです。
14本持っていることより、大事なこと
大事なのは、クラブが14本
入っていることではありません。
その14本、あるいはそれより少ない本数で
何をしたいのか
どう攻めたいのか
どこでミスを減らしたいのか
ここがはっきりしていることです。
ただ何となく入れているクラブがあるなら、
一度バッグから出してみてもいいかもしれません。
逆に、自分の苦手を助けてくれるクラブがあるなら
それを入れるのも立派な戦略です。
クラブが多いことが悪いのではありません。
ですが、多いことで迷っているぐらいなら
一度減らしてみる価値はあります。
クラブを減らすと、
不便になることもあります。
でも、その不便さの中で
自分のゴルフが見えてくることもあります。
あなたのバッグの中にあるクラブは、
本当にあなたのゴルフを助けているでしょうか。
それとも、迷いを増やしているでしょうか。
ぜひ一度、そういう目でキャディバッグの中を
見直してみてください。
ぜひ、お試し下さい。
真剣であることが、唯一のゴルフの楽しみ方。
ゴルフは人生を豊かにする素晴らしい方法。
江連忠でした。
<本日のオススメ>
ドライバーは本来、
飛ばすクラブではありません。
「飛ぶクラブ」
です。
その飛ぶはずのクラブを、
もう一度きちんと働かせる。
そのために必要な考え方と実践法を、
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