岩田寛の「毎日が全盛期」の真意

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2026.06.09
ezure

From:江連忠
宮古島の自宅より、、、

こんにちは、プロゴルファーの江連忠です。
 

さて、今回は、
 

 「岩田寛の『毎日が全盛期』の真意」
 

というテーマで、お話ししたいと思います。
 

先日の日本ゴルフツアー選手権、
ご覧になった方も多いと思いますが…

岩田寛選手がメジャー2勝目、
ツアー通算8勝目を飾りました。

同大会では2024年に続く2勝目になります。

45歳で勝つだけでも大したものなのに、
ああいう勝ち方をするのが
また、寛らしいなと思いました。

今回、岩田選手がすごかったのは…

飛ばしでも技術でもなく

宍戸ヒルズの西コースは難コースですので、
技術がなければもちろん勝てません。

でも今回、私が一番すごいと思ったのは
そうした表面的なものではありません。

 我慢

です。

途中、流れとしては
決してラクではありませんでした。

ですが、腐らない。
投げない。
無理にジタバタしない。

でも、気がついたら
ちゃんと最後の勝負のところにいる。

ああいう戦いが出来る選手は、強いです。

これはアマチュアの方でも同様です。

ダボを打った、トリを打った。
大叩きしてしまった。
前半ですでに流れが悪くなった。

その時にすぐ

 「今日はダメだ…」

と、自分でゲームを終わらせる人が多いんです。

でもゴルフって、
そこからなんですよ。

悪い流れの中で、どこまで我慢できるか?

正直なところ、若い頃の寛は
この我慢ができないこともありました。

ですが、今回はこの
「我慢の切替え」が出来た。

今回の寛の優勝は、
そこをすごく見せてくれた気がします。

「毎日が、全盛期」

寛は優勝インタビューで
そのように言ったようですが、

これは、いい言葉ですね。

45歳で「毎日が全盛期」というのは
プロスポーツ選手として
なかなか言える言葉ではありません。

人間誰しも、たいていは昔の自分と比べて

 「若い頃はもっと飛んだのに」
 「昔はもっと切れていたけれど」
 「もう今はしょうがないか」

そうやって自分から
下り坂に乗ってしまうものです。

でも寛は、45歳でも「まだまだ」だと。

毎日が全盛期だと言っているわけです。

この「毎日が全盛期」は
単なる気合いや強がりの言葉ではないと
私は思っています。

それだけのことを日々やっているからこそ
発することの出来る言葉なのだと
私は理解しています。

今回の勝利で50歳までのシードを得たわけですが
寛はまだまだ伸びるし、
また勝つチャンスが来るはずです。

結局、最後に人を支えるのは地味なこと

センセーショナルなゴルフ理論や
新しい情報など、ゴルフではそうしたものが
もてはやされることが少なくありません。

ですが、最後に人を支えているのは、
毎日やっている地味なことのほうです。

誰も見ていないところで
同じことをやる。

結果が出なくても、やる。
気分が乗らなくても、やる。

勝っても、またやる。

岩田寛というプレイヤーが
そういう人間だからこそ…

45歳でメジャーを勝てるし、
多くの人の心を打つのだと思います。

寛は、いかにも俺が俺が
というタイプではありません。

見ての通りの、口下手です。

仏頂面でぶっきらぼうな対応をしていて
周囲に誤解を与えることもあります。

でも、静かだけど強い。
地味だけど崩れない。

たまに面白いことも言うけれど
(優勝会見で「結婚したい」と言ったそうですが)

芯のところではブレない。

今回の優勝は、
そういう岩田寛というプレイヤーの強さが
ものすごく出ていたと感じます。

ちなみに、最終日に同組で優勝争いをしていた
片岡尚之選手と出利葉太一郎選手を
「応援していた」そうですが…

おそらく「本気で」
応援していたんだと思います(笑)。

それが出来てしまうのが、
岩田寛という男なんです。

と、今回の岩田選手の優勝は
多くのゴルファーの学びを
提供しているのではないでしょうか。

我慢すること。
簡単にあきらめないこと。

毎日が全盛期だと宣言すること。

駆け引きとは無縁の、
他者を素直に応援できる人柄。

これらはゴルフに限らず
とても大事なことだと思います。

私も、今回の寛からは
しっかりと学ばせてもらいました。

寛、本当におめでとう。
 
 

 真剣であることが、唯一のゴルフの楽しみ方。

 ゴルフは人生を豊かにする素晴らしい方法。
 
 

江連忠でした。
 

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江連忠
江連忠ゴルフアカデミー(ETGA) 所属 1968年東京都生まれ。 中学高校と故・棚網良平プロに師事。アメリカの3大コーチのひとりであるジム・マクリーンの元で学び日本初のマスターインストラクターを取得。 プロを教えるプロとして日本の第一人者となる。 教えたプロは片山晋呉、伊沢利光、星野英正、諸見里しのぶ、上田桃子など、賞金王やツアー優勝プロを含むツアープロが多数。1996年に、ゴルフダイジェスト社のレッスン・オブ・イヤー受賞。「江連忠ゴルフアカデミー(ETGA)を主宰し指導にあたっている。 2016年、長年のゴルフ界への貢献が認められ、皇室から賜る宮賞「日本三大賞」のうちの一つである「東久邇宮記念賞」を受賞。
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カテゴリー: ゴルフ業界, ツアープロ, メルマガ, 新着メルマガ | 投稿日: | 投稿者:
江連忠

江連忠 について

江連忠ゴルフアカデミー(ETGA) 所属 1968年東京都生まれ。 中学高校と故・棚網良平プロに師事。アメリカの3大コーチのひとりであるジム・マクリーンの元で学び日本初のマスターインストラクターを取得。 プロを教えるプロとして日本の第一人者となる。 教えたプロは片山晋呉、伊沢利光、星野英正、諸見里しのぶ、上田桃子など、賞金王やツアー優勝プロを含むツアープロが多数。1996年に、ゴルフダイジェスト社のレッスン・オブ・イヤー受賞。「江連忠ゴルフアカデミー(ETGA)を主宰し指導にあたっている。 2016年、長年のゴルフ界への貢献が認められ、皇室から賜る宮賞「日本三大賞」のうちの一つである「東久邇宮記念賞」を受賞。

 

岩田寛の「毎日が全盛期」の真意」への1件のフィードバック

  1. 小池

    江連プロの総括の言霊 感じました。岩田プロな人柄がよくわかります。ますます応援したくなります。

    すぐ 投げやりになる自分ですが ダメな環境でどれだけ対応できたかを自分評価したいです。

    返信

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