From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
今日はちょっと残念な話があったので、
あなたにもシェアしようと思います。
もっとも、このメールを毎日読んでくださっている方には、
こういう方はいらっしゃらないとは思うのですが。。。
■スコアの差が縮まって大喜び
私が時々レッスンをさせていただく方がいらっしゃいます。
その方は平均スコアが87ぐらい。
今でも1~2ヶ月に一回ぐらいレッスンをやらせてもらっています。
ラウンドレッスンの後などでは、終わってからクラブハウスで
お茶をしたりして、1時間ぐらいゴルフの話などをしています。
そのときに聞いたお話です。
その方(Aさんとさせてください)がたまたまお仕事で
一緒に回った方がいらしたそうです。
初対面だったのですが、その方がなかなかクセのある方だったそうで、、、
年齢は聞き忘れましたが、どこかの会社の社長さんだそうです。
Aさんが80台で回るということを知ると、
とにかくラウンド中なのに、あれやこれやと聞いてきたんだそうですね。
ここはこれでいいかとか、ここではどう打ったらいいかとか、、、
とにかくいろいろ質問してきたのだとか。
(セルフなのでキャディさんに聞けなかったということはあるのでしょうが)
正直、ゴルフの方はあまりお上手ではないそうで、
聞く所によると全くの我流で、スイングもよくない。
ただ、Aさんの「指導」がよかったのか、
その日は106ぐらいで回って、本人はとても満足されていたようです。
しかし結局、その日はAさんはいろいろ聞かれたことで調子がくるって、
普段はあまり出さない90台後半の97。。。
その方、とにかく自分のスコアとAさんのスコアを気にしていて、
Aさんと自分の差が10以内だったことを何度もおっしゃって
喜んでいらしたそうで。。。
そして終わってからの懇親会か何かで、
こんなことをポロッとおっしゃっていたのだそうです。
「結局ゴルフなんてのは最後はスコアだけだよな。
スコアが良くなりゃそれでいいんだよ。
気分良く終えられるし」
うーん、こういう方って、いらっしゃるんですねえ。。。(汗)
■スコアの原因となるものは?
さて、この方の話を聞いて、あなたはどう思いましたか?
もしかして「このバカゴルファーが!」と思ったでしょうか?(笑)
でも実際、スコアのことしか興味のない方というのは、
ゴルフをやっている方には、結構いらっしゃるからです。
というのも、ゴルフというのはスコアを競う「競技スポーツ」です。
最終的にはスコアのことがフォーカスされる宿命にあります。
自分のスコアには興味がある。でも、
「そのスコアがどのように作られているのか?」
「何がそのスコアという結果を生み出しているのか?」
こうしたことに興味や関心を持たないことには、
たった一回か二回はいいスコアを出せたとしても、
次に回っていい結果を出せる保証はどこにもないでしょう。
じゃあ、あなたがゴルフで結果を出そうとするとき、
何が再現性を保証してくれるのでしょうか?
■再現性のカギは「スイング」これしかない
ゴルフの再現性を支えるもの、
やはりそれはまぎれもなく「スイング」です。
まずはこの大前提に立って、ゴルフの上達を目指すこと。
そして、それが理解できて、実践できた人だけが、
スコアという結果をつかむことができる。
これが、ゴルフを上達させる上で正しい姿勢だと、私は思います。
ゴルフをやっていて、スイングに関心がないというのは、
「お金を稼ぎたいけど働きたくない」と言っているのと同じです。
スイングの大切さは、別にプロだろうとアマチュアだろうと関係ありません。
自分のスイングを理解する。
自分が今どうなっていて、それを改善するためにはどうすればいいのか、
考えて、考えて、練習をする。練習を重ねる。
あなたがどの程度今それができているのか、
この機会にもう一度振り返ってみることをオススメします。
またメールします。
小原大二郎
追伸
ちなみに、そのAさん。
その日は社長さんのせいでゴルフも楽しめずにスコアはさんざん。。。
だったのですが、社長さんに気に入られたおかげで、
そのつてで新たな仕事がもらえたのだそうです(笑)。
「おかげでまたゴルフに連れて行かれそうなんですけどね。。。」
とおっしゃっていましたが、まさに「芸は身を助ける」ですね。