From:徳嵩力一
千葉のクラブ工房より、、、
こんにちは。プロクラブフィッターの
徳嵩力一(とくたけ・かついち)です。
今日なんですが、あなたに
「自分に合わないクラブだと上達しないの?」
という話をしたいと思います。
「所詮、ゴルフは道具じゃないよ。腕だよ」
「弘法は筆を選ばず。ゴルフだって同じ」
そんな言葉もよく聞きます。
実際、プロの中にもクラブに頓着する人間と
あまりそうではない人間がいるのも事実です。
とまあ、この論争にはある意味終わりがない感じもするんですが、
これについて自分が考える見解を、今日はお話ししてみます。
先日、フィッティングを担当した方の中に
こんな方がいらっしゃいました。
クラブがぐちゃぐちゃでもシングル
フィッティングをさせていただいた方の話です。
(仮にSさんとさせてください)
Sさんはとても上手で、シングルの腕前とのこと。
どんなクラブを使っていらっしゃるのかなと思い、
見させていただきました。
ですが、、、このような言い方は正直はばかられるのですが、
そのSさんのクラブセッティングは
「見事なまでにぐちゃぐちゃ…」
だったんです。
とはいえ、そのクラブを使ってうまくやっていて、
スイングもとてもキレイな部類でした。
これは想像ですが、一本一本のクラブの特徴をつかんで、
自分なりに一生懸命練習をしているんだと思います。
でなければ、シングルという結果が
出るはずがありませんから。。。
ですが、Sさんの目標はさらにその先の
「片手シングル」を目指したいとのことでした。
Sさん本人としても、それなりに自分がイケていることは
理解をしているようなんですが。。。
片手シングルを目指したい。が…
今のスコアからなかなか思うように、
一段上に進めないと悩んでいらっしゃるようでした。
その原因を探るために、
Sさんにこんな質問をしてみました。
「Sさん自身で『これが原因かな』とか
そういう心当たりって、何かありますか?」
そうするとSさんから、こんな答えが帰ってきました。
「そうですねえ。なんていうか、
肝心なところでミスが出ちゃうんですよ。
それで今のスコアから上に行けないのかなと、
そんなふうには、自分で分析しています」
このSさんからの答えを聞いて、
「ははあ。。。もしかしたら」と思いました。
このSさんのような、ある程度上手な方で
肝心な時にミスが出てしまう方は、けっこういらっしゃいます。
そういう方というのは、私の経験からすると
「合ってないクラブのせいで、
ここぞという時にミスが出てしまう」
となっていることが、けっこう多いのです。
球もそれなりに作れるけど、何かしら問題点があって、
肝心な時にミスが出るという場合ですね。
結局のところ、Sさんぐらいの上手な方が自己新記録を出すには、
ちょっとしたミスが許されなくなるという状況になります。
そんな状況で、合っていないクラブにアジャストしようとすると、
ちょっとしたミスが出てきてしまうわけです。
もちろん本当の理由は、実際にレッスンをしたり
ラウンドに同行したりしなければ、
ハッキリとしたことは何も言えません。
ですが、Sさんのクラブを拝見して
「よくこのクラブで、このレベルまで。。。」と感じるほどだったので、
その可能性はかなり濃厚かなと感じました。
あともう一つ、上に行けない…
アマチュアの方でも、80前後のスコアで回れれば、
そこそこ満足行くところだとは思います。
でも、あともう一つ上に行きたいと願う人にとっては
「なんでこれ以上行けないんだろう。。。」
「それなりに練習だってしているのに」
ということになってしまうわけです。
ゴルフクラブを扱っている人間からすると、
80前後で頭打ちになっている人は、もう少しだけクラブを合わせれば、
次のステップに行けるのに、という現実をよく目にします。
もちろん、今のクラブで一生懸命練習していれば、
いつかブレイクスルーが訪れることもあるかもしれません。
ですが、それでは時間がもったいないと思ってしまいます。
まあ、こればっかりはアマチュアゴルファー全員が
ゴルフにお金を自由にかけられる環境にないですし、
ゴルフを単なる趣味だと考えれば、
必然的に割ける時間も、そしてお金も決まってきます。
ただ、80前後で回るような方で
それなりのポテンシャルがある方というのは。。。
こうした「もったいない」現実があるということを、
知っておいていただいてもいいのかなというのが
自分の現状で言える見解ではあります。
練習量でカバーすると言っても、
プロではないので限りがあります。
Sさんのような方へのアドバイスとしては
悩ましいところですが、その上のステージにいくなら
もう一工夫必要ですよね、ということになるかと思います。
もちろん、合っていてもミスはゼロにはならないでしょうが、
今の「ワンミスで一つ上に行けない」理由を消す
要因の一つにはなるはずです。
それでは、また次回。
徳嵩力一
<本日のオススメ>
もし、あなたが70歳代であれば、
あなたが一瞬で飛ばし屋になれる
新しいドライバーが完成しました。
飛距離が落ちてきた70歳以上のゴルファーでも
飛ばせる常識はずれの禁断のドライバーとは?
↓
http://g-live.info/click/tovasia160802/
※新発売キャンペーン。本数には限りがあります。