From:大森睦弘
岐阜の自宅より、、、
こんにちは、大森睦弘です。
さて、今回は
「ボールが木の根元、あなたならどうしますか?」
というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
木の根元などにボールが止まってしまい、
通常の右打ちができなくなる場合があります。
そんなトラブルのとき、あなたはどうしてますか。
普段からクラブを裏返て左打ちする練習をしていれば、
なんとか対応できます。
しかし、あなたはまずそんな練習してないですよね。
そんな左打ちを要求されるときに、実は思ったより簡単に
サンドウエッジで30y、9番アイアンなら50yぐらいに
寄せる距離なら打てる方法があります。
(続きはビデオにて)
と、本題に入る前に
業務連絡です。
現在、私のウェブセミナーが
ちょうど公開中となっています。
大森睦弘のウェブセミナー
「ボールが飛ぶ人、飛ばない人。そのスイングの違いとは?」
せっかくの機会ですので、ぜひこちらも
ご覧になっていただくことをオススメします。
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期間限定です。この週末のうちにどうぞ。
ボールが木の根元、あなたならどうしますか
パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコン(または)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] をクリックします。
(おまけ付き)
今回のメールマガジンの内容をPDFでもご覧になれます。
こちらからクリックしてダウンロードして下さい。
↓
http://g-live.info/click/omrpdf180311/
※印刷してファイルなさる方にはこちらが便利です。
バックショットの登場
それは、バックショットです。
単に右手片手でクラブを持ってターゲットに対して後ろ向きになって、
フェースをターゲットに向けてクラブを振り子みたいに揺らして
ボールヒットさせます。
そこで、うまくできるためのコツが、
ちょっとだけありますのでお伝えしておきます。
セットアップでヒール側が浮くのでボールはヘッドのトウ側というか、
ほとんどトウの先でヒットさせます。
と言うことは、ヘッドの芯からはまあまあ離れたところにヒットさせるので
当たり負けが大きくなります。
さらに、地面や芝に接触しながら
ボールヒットすることになるかもしれません。
そのため、右手片手でクラブを持ちますが、
指が白くなるぐらい力を込めて握ります。
そうすれば、当たり負けや手前にダフるミスにもまあまあ対応できます。
ただし当たり負けについては、もう少し詳しい説明が必要ですので
後で追加にてお話させていただきます。
そして、指は力を入れてしっかり握るとともに、
右腕と体幹も固めておきます。
そうすることで、より精度よくヒットさせることができます。
腰から首にかけての体幹と、肩から先の腕と手首を別々に固めて、
肩関節だけを超リラックスさせて肩関節を支点として
一塊の腕とクラブを振ります。
これでボールをバッチリ運びたい方向へ出すことができます。
使うクラブ
バックショットで使うクラブは
サンドウェッジから9番アイアンぐらいにしますが、
実はユーティリティも案外使えます。
サンドウェッジなら30yまでに寄せるぐらいですが、
9番なら50yぐらいまで使えます。
さらにもっと距離が欲しいなら、
グリーンの外からでも結構転がってくれる
ユーティリティを使うという作戦もありです。
とにかく、練習場でいろいろ打ってみておくことを
強くお薦めします。
アンプレヤブルの判断も有り
ボールを打とうとすると木の根っこにヘッドが当たりそうだとか
余計トラブルになりそうな場合は、
アンプレヤブル宣言する判断も必要です。
アンプレヤブルで1打相当分を使ったとして、
その後のショットでうまく狙ったショットで
より少ない打数であがれそうかどうかで冷静に判断したいものです。
バックショットも一度は打っておく
バックショットも練習場のマットの上からでも良いので、
一度ぐらいは打ってみるべきです。
バックショットは基本的には難しくないし、
そうそう出くわすこともないので、練習を積むほどではありません。
しかし、まったくやったことがないと、
さすがにうまく打てる確率は激減してしまいます。
一度だけでも良いので、うまく打てた経験は貴重です。
当たり負け対策とはいえ
トウにヒットさせることでダフりや当たり負け対策で
指が白くなるぐらい強く握るとお伝えしました。
ところが実際には、ヘッドその物の当たり負けは
シャフトに伝わる前にフェースの向きなどへの影響は出ます。
さらにはシャフトなどの捻れもあり、完全には当たり負け対策できません。
また、ヘッドに張り付いたボールとヘッドは
あたかもギアの関係のようになって、
ヘッドが回転した反対方向への回転がボールには加わります。
とは言え、バックショットではヘッドスピードはそれほど速くはないので、
当たり負けでのギア効果はほとんど無視できます。
当たり負けでの一番大きな問題は、ギア効果と言うよりも
本当に手の中でクラブが回ってしまうようなことです。
ボールの打ち出し角度は、アイアンではフェースの向きに75%程度依存します。
フェースがグリっと回って
打ち出し方向があまりにも大きく変わってしまうことを防ぐことが、
指を白くなるほどきつく握る理由です。
そして、芝などがヘッドに絡むことでのフェースの向きの変化や
ヘッドスピードの減速への対応としても、きつく握ることが効果を出します。
いずれにしても、トラブルから1打で脱出できる可能性が高いだけでも、
バックショットはありがたい存在です。
体幹の安定性
また、バックショットでも通常ショットと同じですが、
体幹の安定性はショットを成功させる確率アップに貢献してくれます。
セットアップ終盤でスイングを開始する直前に、
息をお腹から吐きながらお腹を目一杯凹めます。
お腹を凹めようとするだけで骨盤から上の体幹だけではなく、
腰から下も無駄な動きが激減できます。
下半身が動くほど、ヘッドへの影響は大きくなります。
足元からヘッドまでは3m以上ありますから。
この長い経路全体でしなってしなり戻れば、
ヘッドスピードアップに貢献できます。
しかし、パワーがそれほど必要ないなら、
動きの経路はできるだけ短いほうが精度良く動けます。
そのため、バックショットでは下半身はしっかり固定させて、
できるだけ高い精度で狙ったところにボールを運びたいものです。
無理は禁物
バックショットで無理して距離を出そうとすることは禁物です。
先ほどユーティリティまで使ってみることをお伝えしましたが、
無理に力を出そうとしない範囲でショットするようにします。
まずはトラブルから安全に脱出することが優先で、
次からのプレーでより少ない打数であがれるところに
ボールを運ぶことを考えます。
そのためにも無謀なプレーではなく、
あなたご自身にとってコントロール可能な範囲はどこまでかを
しっかり意識することを忘れないようにしたいものです。
今回の話とは全く関係ありませんが、
先ほどご紹介したこちらのウェブセミナーも
今日のうちにぜひ、ご覧になっておいて下さい。
大森睦弘のウェブセミナー
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では、また。