2021.03.14
From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、
こんにちは、大森睦弘です。
さて、今回は
「アームローテーションでは軌道は複雑で難しい」
というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
ボールヒットに向かって左手が下で右手が上になる動きで、
前腕を左に捻ってフェースを閉じるアームローテーションを
しましょうと言われたりします。
しかし、そんなアームローテーションでは
ヘッドの軌道は複雑になって、そのコントロールは
非常に難しい動きとなります。
では、どのようにしたらいいのか?
(続きはビデオにて)
アームローテーションでは軌道は複雑で難しい
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(おまけ付き)
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ヒンジでしなっている状態でボールヒット
であれば、アームローテーションしないで、
右手甲側へ折れるヒンジでしなっている状態で
ボールヒットさせましょう。
そして、右手の甲側へ折れるということは、
左手は手のひら側に折れることになり、
左肘が振り出し方向を向いて先行して動くことになります。
アームローテーションの恐ろしさに気づく
そこで、アームローテーションで軌道が複雑になる問題を、
分かりやすく再現してみます。
手首が親指側に折れるコックが入っていることが、
アームローテーションでの問題点の原因として重要です。
コックを入れた状態で体のターンに対して
遅れて付いてきたヘッドのポジションから、
前腕を左に捻ってみます。
アームローテーションでヘッドは体から離れる
手元の位置を固定してヘッドの動きを強調すると、
アームローテーションでヘッドは恐ろしいことに体から離れて
ボールの外側へ動こうとすることになります。
ヘッドがボールの外なら、ヘッドをボールに当てるためには
アームローテーションでヘッドが外に出た分、
手元を体に引き付けなければなりません。
しかし、シャフトの長さによってコックの深さが変化すれば、
アームローテーションでのヘッドの離れ具合は変わります。
そうなると、クラブごとに手元を引きつけるコントロールを
変えなければなりません。
練習場なら、同じクラブで同じ足場から何球もショットしているうちに、
ちょうど良い手元の引き付けの感じをつかめるので、
打っていれば良いショットも出せます。
しかし、一発目で良いショットを打たなければならないラウンドでの
安定したショットのためには、
各番手ごとにしっかり練習していなければなりません。
アームローテーションでヘッドが先行する
そして、アームローテーションではもっと悪いことが発生します。
アームローテーションするとヘッドは上にあがってきて、
ヘッドは手元よりも先行してきます。
ヘッドが手元を追い越していると言うことは、
体のしなりは戻り切ってヘッドに力を加える体勢にないために
ヘッドは減速していることになります。
それではボールヒットでヘッドはボールに当たり負けして、
フェースの向きが変化することでボールは不意に曲がりやすくなります。
さらに悪いことに、あたり負けが多いほどヘッドスピードの割に
ボール初速があがらず、頑張った割にボールは飛びません。
ハンドファーストの重要性
そして、特にボールを地面に置くショットでクリーンヒットしたければ、
下降軌道であるダウンブローでボールの先にターフをとる軌道にします。
それは、クリーンヒットできる許容範囲としての窓が、
適切なダウンブローで最も広くなるからです。
上昇軌道では、クリーンヒットの窓は狭くなり、
ダフりとトップは紙一重となります。
そして、良いダウンブローのためには手元がヘッドよりも先行してボールに向かい、
手元がボールをすぎてリリースが大きくなってから
ヘッドをボールに当てることが必要です。
さらに、ドライバーショットでも、しなりが残っている状態でヒットするヘッドより
手元が先行するハンドファーストの意識でボールヒットさせます。
ドライバーではボールを左足踵のラインぐらいにセットすれば、
手元がヘッドに先行したイメージでも軌道は上昇軌道でヒットできます。
ヘッドが上昇しながらヒットさせる理由は、高い打ち出し角度と
バックスピンを減らしてボールを遠くまで飛ばしたいからです。
そして、軌道は上昇していても、ヘッドはまだまだ加速中にヒットさせます。
そのため、イメージはではハンドファーストでのヒットになります。
アームローテーションしないで、ヒンジがまだ残っている状態で
左肘が先行してハンドファーストの形でボールヒットすれば、
最高のショットです。
そもそもアームローテーションと言われるのは
そもそも、ボールヒットに向かって
アームローテーションしなさいと言われる理由は、
セットアップでのグリップがウィークだからです。
しかも、統計ではゴルファー全体のなんと95%が
ウィークすぎるグリップです。
グリップがウィークな状態とは、どんなことを言うのでしょうか。
それは、ボールヒットに向かってクラブが振られて
遠心力で腕が引っ張られたときに、
捻る力を入れないでいるとフェースが開く状態を言います。
ボールヒットでセットアップよりもフェースが開こうとするなら、
前腕を左に捻ってフェースを閉じる動きをしなければなりません。
そうなると、95%のゴルファーは
アームローテーションでフェースを閉じなければ
ボールを思った方向へ飛ばすことができないのが現実です。
これらの理由からアームローテーションは必要悪となって、
ゴルフ界に君臨することになります。
本来は止まっているボールを打てば良いゴルフですから、
まずはセットアップでボールヒットまでに発生することを
吸収できたほうが簡単になります。
グリップがウィークなまま、ヘッドが高速に動いている
特にボールヒット近辺で余計なフェースターンを
コントロールしなければならないのは悲劇としか言えません。
アームローテーションは歴史の産物
そして、ヘッドスピードが大きいほど、
フェースは開きやすくなります。
その理由は、ヘッドの重心はシャフトの中心軸に対して、
離れているオフセットがあるからです。
そのため、ヘッドが振られる速度が大きいほど、
ヘッドの重心が置いていかれてシャフトを右に捻る力が発生します。
昔々のヒッコリーという木でできたシャフトの時代は
捻じれに対して弱かったために、無理やり前腕を左に捻って
ヘッドが開いた分を自ら出す力で戻す必要がありました。
しかし、スチールやカーボンシャフトになってからは、
捻りに対して強くつくれるようになりました。
そのため、ヘッドスピードにマッチしたシャフトを選択すれば、
自ら出そうとする力でフェースを閉じる必要はなくなりました。
ヘッドが開かされて前腕を右に捻ろうとする力を受ける力で耐えれば、
ボールヒットではシャフトは捻り戻ってヘッドは
セットアップの向きまで戻せます。
なぜ腕が引っ張られると腕が右に捻れるのか
また、腕が引っ張られると腕全体がが右に捻れます。
それは、腕が引っ張られると前腕は内側へ捻れることと、
左肩甲骨が胸の前側の斜め上方向へスライドするからです。
肩甲骨は単に胸の方向へスライドするよりも、
胸の前側に向かって斜め上にシフトするほうが
より大きな可動域となります。
可動域が大きいということは、
しなやかだということにも繋がります。
しなやかな物ほど同じ力でしならせるなら、
より多くのエネルギーを溜めることができます。
そして、左肩甲骨のスライド量は、
テコの原理でヘッドを走らせることに直接効いてきます。
左肩甲骨のスライドはそのまま左腕を引っ張り、右腕が支点となれば、
テコの力点としてのグリップエンドを動かす移動量に反映されて、
作用点としてのヘッドはその分走ります。
ボールを遠くへ飛ばしたいなら、
左肩甲骨の可動域のできるだけ大きな領域を使えば良いことになります。
その肩甲骨の可動域が一番大きくなる方向が、
胸の前側に向かって斜め上にシフトする動きです。
正しいグリップのポジションとは
これらの動きでヘッドの向きが何もしないでも
セットアップの向きに戻るためには、
予め左腕全体が右に捻られた状態にします。
そして、それが正しグリップのポジションとなります。
左腕でストレートパンチを出そうとして、
左手の拳を握った状態から左腕を伸ばし切ったところで止めてみてください。
そうすると、左手はどんな向きを向いていますか。
左手の薬指の付け根である三つ目のナックルが見えます。
いつものグリップでは、この三つ目のナックルが見えていますか。
もし見えていないならウィークすぎることになります。
セットアップ終盤では、この左手の三つ目のナックルが
しっかり見えているようにしましょう。
そうすれば、ボールヒットに向かって左前腕の内旋や、
左肩甲骨のスライドで左手が右に捻れたポジションに入っても、
ヘッドはセットアップの向きでヒットできます。
これならアームローテーションでフェースを閉じる力を、
自ら出す必要がありません。
そして、ヘッドの軌道を狂わせたり、
大切なハンドファーストでのインパクトをできなくしてしまう
アームローテーションでの悪い影響を撲滅できます。
ボールヒット近辺では、できるだけ何もコントロールが入らず、
しなった体とシャフトが勝手にしなり戻るだけに任せるようにしましょう。
そうすれば、簡単で精度良いパワフルなショットが手に入ります。
では、また。
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