2021.09.26
From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、
こんにちは、大森睦弘です。
さて、今回は
「インに落とすことにやりすぎはない」
というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
ダウンスイング序盤で手元が浮きすぎているゴルファーは多いです。
手元が浮くというのは、インパクトの面に対して
手元が高い位置にあることです。
手元とヘッドが同じ一枚の平な面の上で動くほど、
スイングはシンプルです。しかし。。。
(続きはビデオにて)
インに落とすことにやりすぎはない
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(おまけ付き)
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セットアップでは手元はインパクト面の下
しかし、セットアップからボールヒットや
さらにフォローまで同じ面の中で動くことは、
決して楽な効率のよいスイングにはなりません。
ボールヒットに向かっては遠心力でクラブが腕を引っ張ると、
左右の手の前後差があるので最も耐えやすいポジションは
シャフトがおへその少し上を向いたあたりです。
しかし、セットアップからこのポジションで構えると、
両肩には余計な力が入って上半身をしならせにくくなります。
そこで、セットアップでは遠心力に一番耐えやすいポジションから
両肩をリラックスさせた構えにセットします。
それが、シャフトがおへその高さで左股関節前あたりを向くところです。
トップでは手元はインパクト面の上
そして、トップでは上半身が最も楽にしなりやすいとか、
重力による落下のエネルギーも稼ぎたいので、
手元はインパクト面より上にあるほうが有利です。
上半身のしなりは主には左肩甲骨の胸の方向へのスライドで、
左腕が両肩のラインよりも右ななめ上に少し出たぐらいが
左肩甲骨のスライドの可動域は最も大きくなります。
そのため、トップで楽にクラブをあげることができるためには、
手元は両肩のラインよりも上に出るポジションがオススメです。
ダウンでの手元の動き
そして、ダウンスイングでは手元を真下に落下させるイメージで
楽に落としてきましょう。
このタイミングで腕の力でクラブを振ろうとすると手元は落ちにくく、
むしろボール方向へ出ながらインパクト面に対して浮きます。
そして、ダウンスイングが進んでポールヒット近辺になっても
手元がインパクト面に対して浮いていると、
ヘッドを加速することに集中できません。
そうすると、ボールヒットというヘッドが高速に動いているタイミングで、
手元を引きつける力を使うことになります。
しかし、ダウンスイング序盤のヘッドの動きが遅いときに
手元をインパクト面に乗せて、あとは一つの面の中で
しならせてしなり戻せばシンプルで良い動きにできます。
インに落とすほどしなりやすい
そして、できるだけインパクトの面に近く降りてくるほど、
上半身のしなりを大きくできます。
インパクト面に対して手元が浮かないで乗っているほど、
左肩甲骨はしなりとしての胸の方向へのスライド量が多くなります。
そうすれば、ダウンスイング序盤からじっくりエネルギーを溜めることができるばかりか、
クラブがリリースされるタイミングが遅くなり大きなパワーをシャフトに伝達できます。
インに落としすぎにはならない
さらに、ダウンスイング序盤で手元をかなりインサイドに落としたつもりでも、
大抵はまだまだインパクトの面の上にあります。
まさに、インパクト面の下に落とすつもりでも、やりすぎはありません。
あるとすれば、手元を下に落とそうとしすぎて
右肘が体の右横にズレるケースがあります。
しかし、腕ではなく手元をインに落とそうとすれば、
右肘はむしろしなる方向で上腕が外に捻れて
肘を体の内側に入れようとする動きになることで
結果的に右肘は右にはズレません。
がっちりインサイドをめがけて手元を落とそうとしてみましょう。
そうすれば、トップからいきなり
上半身の力を込めて振りにいくことも防止できて、
しなりを使ったスイングの感じをつかめてきます。
ゆっくりシャドースイングで開眼
以前、私のセミナーで1回のスイングを20秒ぐらいかけて行う
ゆっくりシャドースイングを参加者のお客様に
順にやっていただいたことがあります。
そのとき、ほぼ100%のお客様はダウンスイングで
手元がなかなかインパクト面に乗らず、ボールヒット近辺で
急激にヘッドをボールに近づける動作でした。
そこで、私がインパクト面はここですとお伝えしながらやっていただくと、
「え!こんなにダウンスイング序盤で手元をインに落とすの?」
と言われました。
そうなんです、手元はかなりインに落としますが、
落としすぎは見たことがありません。
セットアップの振り出し後方から見たシャフトのヘッドへの付け根と
右肘の下側を結んだラインであるライトエルボー・ラインが、
まさに理想のインパクト面の傾きになります。
そのセットアップの前傾角度からは、
ライトエルボー・ラインに沿ってターゲット方向へ広がった面が
最も遠心力に耐えやすい理想のインパクト面です。
窓ガラスなどに自身の姿を移しておいて、このライトエルボー・ラインに
テープなどで印をつけてそれに沿って手元を落としてみましょう。
絶対にビックリ仰天の位置への手元の落下が、正しいスイングです。
ダウンスイング序盤で腰を回そうとしない
ところで、ダウンスイング序盤で下半身を使わなければと思って、
腰を回そうとしては手元は浮いてしまいます。
ダウンスイングで自ら出そうとする力で腰を左に回そうとすると、
右脚を使って右腰を左に持っていこうとする傾向になります。
そうなると、右脚で地面を踏もうとして、
右に多く落ちてくる動きを誘発します。
さらに、トップでは腕やクラブや背骨の前側の重いお腹など、
多くの重量物が背骨の右側にあります。
その状態で、両脚で地面を踏もうとしても、
まずは右サイドに落下しやすくなります。
そうするとますます左脚では何もできなくなり、
右脚だけで腰を回す動きである右膝外回りが発生します。
右膝外回りとは右膝がボール方向へ出るような形で、
右脚で地面を蹴って腰を左に回そうとする効率の悪い動きです。
まさに、この右膝外周りの動きでは、
手元は斜めに傾いたインパクト面に対して
浮いてくることを誘発してしまいます。
左脚でもしっかり地面を踏めるためには、
トップに向かう切り返しでヘッドがまだトップに向かっている最中に、
左腰を落としてくるイメージで下半身の先行動作を行いましょう。
そうすると、力ではなく体重で両脚でしっかり地面を踏める体勢に
素早く入ることができまるばかりか、上半身の中でも特に
左肩甲骨周りをしならせはじめることができます。
どっちみち両脚で地面を捉えていなければ、
下半身のパワーは能力の限界まで発揮できません。
両脚で地面を踏めている下半身全開可能な体勢までは、
腕とクラブを真下に落下させるイメージで
上半身はリラックスさせてみましょう。
そうすれば、ダウンスイングのヘッドの動きが遅い早い段階で、
手元もヘッドもインパクト面に落ちることができます。
シャフトをしならせる
また、ボールヒットの瞬間は、シャフトがしなり戻り始めた直後ほど
ヘッドのボールに対する当たり負けが少なくなります。
そうすれば、ヘッドスピードの割にボール初速がアップして
遠くまでボールが飛ぶばかりか、フェースの向きの変化も少なくなって
不意の曲がりも減ります。
まさに、ヘッドを強く押している状態でのヒットが、
ボールの飛びと正確なショットのためのキーポイントです。
そのためには、全身にしなりのエネルギーをじっくり溜めておいて、
それをボールヒット直前に一気に吐き出してシャフトをしならせます。
しなり戻るまで我慢
そのキーとなるのが、クラブのリリースをできるだけ我慢して
しなりを溜めることを強く意識することです。
そして、特に上半身のしなりを解放させるトリガーは、
左脚の蹴りでの腰から首の付け根である体幹の左ターンです。
手元が腰の高さあたりまで落ちてきたタイミングで、
左脚の蹴りで左のお尻を左後ろポケット方向へ押し込めば
体幹は急激に左に回転します。
その瞬間、左肩甲骨は胸の方向へスライドされることで、
左肩甲骨周りの筋肉や腱が一気に引き延ばされます。
そうすると、左肩甲骨周りでは脊髄反射で
左肩甲骨を背中側へスライドさせる動きを行う筋肉の急激な収縮が、
無意識の中で爆発的に発生します。
このときに右腕が支えとしてしっかりシャフトを押していれば、
左肩甲骨は左腕を引っ張ってグリップエンドを引きあげて
テコの原理でシャフトはしなります。
全身のエネルギーがシャフトに集められた瞬間が訪れ、
左肩甲骨の背中側へのスライドが止まり始めると
それまでの全身のエネルギーを集めたシャフトは急激にしなり戻ります。
このように、シャフトをしならせてそのしなり戻りを利用するなら、
ボールを遠くまで楽に精度良く飛ばすことができます。
サンド・ウェッジで50y打つぐらいのショットで、
手元をまさにインに落とそうとしてみましょう。
強くて当たり負けを感じない鋭いショットを打ち放つことができます。
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10月11日(月) / 11月15日(月) / 12月13日(月)
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