2017.04.23
From:大森睦弘
岐阜の自宅より、、、
こんにちは、大森睦弘です。
さて、今回は
「体・ラウンドで意外に使う部分(右ふくらはぎ)」
というお話をさせていただきます。
私は左股関節の故障で、
数ヶ月ラウンドしなかったことがあります。
そして、久しぶりにラウンドしてみて
どこが一番負担になったのか驚いた部分があります。
それは、右ふくらはぎです。
実は、右脚のふくらはぎをそんなに使っているとは
自分では意識できないでいました。しかし。。。
と、本題に入る前に
一点、業務連絡です。
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では、話を戻します。
まさかと思った出来事
ハーフを回ったあたりからドライバーのティーショットで
右ふくらはぎがつってしまったのです。
そして、その後のホールでは飛距離も方向性も
ガクッと落ちてしまいました。
自分ではまさかと思った出来事だったのです。
そして、翌日になって一番疲れが残っていたのも右ふくらはぎでした。
ということで右脚のふくらはぎは飛ばしや
ショットの安定性のために、かなり重要です。
なぜ右ふくらはぎが使わされるのか
そこで、なぜ使おうともしていないのに、
右ふくらはぎが使わされるのかについて考えてみたことがあります。
そして、結論は次の3つの動きとなります。
(1)ダウンスイングしてきて、
ボールヒットに向かって上半身がリリースされてくると、
その上半身のリリースのパワーがかなり強烈だということ。
(2)そして、その上半身のリリースの反作用で、
下半身は上半身がリリースされる左回転の反対方向に
回転させられる力をかなり強烈に受けるということ。
(3)右脚もかなりしなって
しなり戻る動きになっているということ。
実際、ボールヒットからフィニッシュにかけて、
腰は打ち出し方向を向いてしまうフルターンする動きの中で
ボールヒットさせますが、腰の回転は途中で止まってしまいます。
腰のターンを発生させるのは、脚の力の方向への縦蹴りです。
しかも、その縦蹴りは止めることなく蹴り続けようとします。
しかし、そんな中でも腰はフルターンを止めさせられてしまいます。
ようするに、上半身のリリースは腰のターンを
止めさせてしまうぐらい強烈な力を発生させるということです。
そして、上半身の左回転となるリリースの反作用は、
下半身を右回転させる力となります。
その下半身の右回転を押し返すのは、脚を伸ばす力です。
脚を伸ばす場合に使う筋肉というと、
股関節を伸展させるお尻の大きな筋肉である大殿筋と、
足首をリリースさせる筋肉であるふくらはぎです。
少し余談ですが、大殿筋は太くて短い筋肉なので、
非常に大きな力で収縮することができるのに対して、
ふくらはぎの筋肉は細くて長い形です。
とうことはふくらはぎは大臀筋にくらべて
自ら大きな力を出す形にはなっていません。
ふくらはぎは伸ばされてから縮む動きに向いている形となっています。
では、右脚ふくらはぎをどうやって強くしたらいいのか、
それを見てみることにします。
まずは、ずばり言って、
ふくらはぎのゴルフ向けの強化方法としては、
縄跳びをすることが一番効果的です。
では、また。
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「ええー。大森さん!
縄跳びはわかりましたけど、
もうちょっと詳しく教えてくださーい!」
はい。筋肉の話ももうちょっと詳しくできるんですが、
どれぐらいの方がついて来られるかわからなかったので、
いったんストップしてしまいました。
筋肉の話が好きという方は、
よろしければこれから先ももう少しお付き合い下さい。
では、どうぞ。
右脚ふくらはぎへの力のかかりかたを詳しく見る
右脚ふくらはぎをどうやって強くしたらいいのかを見てみます。
しかし、その前にまずは、
右脚ふくらはぎへの力のかかりかたを詳しく見ることにします。
この力の加わり方を理解しておかなければ、間違ったというか、
やった割に効果が出ないトレーニングを行ってしまうことになるからです。
先ほど、お話させていただいたように、
ボールヒットに向かって右ふくらはぎには
上半身の強烈なリリースの反作用がかかります。
反作用は腰を右回転させる力ですから、
右脚で受ける方向に力がかかることになります。
腰はダウンスイングで左に回転してきて、左に45度程度回転してきたら、
腰はまだまだ回転はできますが、それまでの回転速度よりは遅くなってきます。
それは、股関節の曲がり具合を見てもわかります。
股関節が一番深く入るのは、
ダウンスイングしてきて少し重心を落としてきた辺りです。
そして、骨盤はセットアップでの前傾角度を保ったまま
トップからボールヒットまで回転することで、
上半身は下半身の回転で大きくしならされます。
ボールヒットに向かって骨盤の前傾角度を維持して
背骨を中心に斜め回転させる動きは、
主に左脚を縦に蹴る動きで右脚はそれに追従します。
そして、左股関節はある程度曲げて入れたままで
骨盤の前傾角度を保ちますが、
左膝と左股関節を伸ばす動きで骨盤をターンさせていきます。
ところが、膝も股関節もある程度伸びてくると、
それ以上伸ばしても伸ばす角度の変化に対して、
脚の長さが長くなる程度は少なくなってきます。
そして、腰が45度ぐらい左にターンした辺りまでが
下半身が腰をターンさせるパワーのピークとなります。
パワーですから力と移動距離の掛け算となります。
下半身のパワーの源は股関節を伸ばす動きですが、
この股関節を伸ばしていった時に最大のパワーを出せるポイントがあります。
それは股関節が伸びきる少し手前です。
股関節が伸びれば伸びるほど、伸ばす力の大きさは大きくなりますが、
股関節を伸ばしたことで脚が長くなる割合がだんだん小さくなります。
そのため、パワーとしての「力 x 移動距離」のピークは、
股関節が伸びきる少し手前になります。
このような股関節のパワーのピークを過ぎると、
腰の回転速度をさらに加速させるほどパワーは出せず、
腰の回転は急激に減速し始めることになります。
腰をフルターンさせるつもりでも、
腰は左に45度程度ターンした辺りからは、
腰が斜め左へ回転する速度は減速してきます。
その他にも上半身をしならせるパワーが小さくなる要因がありますが、
また別の機会にお話させていただきます。
いずれにしても、ボールヒットに向かって両脚は伸ばそうとしてきますが、
途中からは上半身の強烈なしなり戻りにより、
逆に脚はむしろ曲げられるぐらいに押されます。
その力は、特に右脚にかかってきます。
お尻の大きな幅広で短い筋肉である大殿筋は、
自ら収縮して股関節を曲げる筋肉です。
しかし、足首を伸ばすふくらはぎの筋肉は
長くて大殿筋に比べたら細いです。
そのため、脚が曲げさせられるときには
ふくらはぎの筋肉は縮んで足首を伸ばそうとしても、
力負けして、ふくらはぎの筋肉そのものは伸ばされる方向になります。
ようするに、伸ばされながら力を発揮する動きである、
伸長性収縮的な動きとなります。
ゴルフに役立つふくらはぎを鍛える方法
ということで、右ふくらはぎでは伸張性収縮でのしなり戻りが発生します。
筋肉が縮もうとする短縮性収縮での動きではありません。
ですから、トレーニングの方法も、
ただ筋肉を太くすれば良いというものではありません。
しならされて、それがしなり戻るときのパワーを
高めることが主な目的となります。
まずは、短縮性収縮的な動きによって、
ある程度筋肉を強くするということは意味はあります。
しかし、それは出だしというか、
トレーニングを始めて2週間ぐらいで十分です。
良く言われているカーフレイズという種目が
この短縮性動作を使ったトレーニングです。
しかし、これはゴルフのためにはずっと続けることはいまいちです。
短縮性収縮で、ある程度鍛えたあとは、
次からは伸張性収縮でのトレーニングに移行します。
腓腹筋とヒラメ筋
ところで、ふくらはぎの筋肉というのは、
腓腹筋(ひふくきん)とヒラメ筋と呼ばれる筋肉になります。
しかし、この2つの筋肉は役割が異なっています。
腓腹筋は足首の関節と膝関節をまたぐ二関節筋です。
腿の太い骨である大腿骨とアキレス腱をつないでいます。
要するに腓腹筋は、足首を伸ばしながら膝を曲げる筋肉です。
逆に言うと、膝を伸ばして腓腹筋を収縮させることで、
足首を強烈に伸ばすことができます。
そして、腓腹筋はジャンプなどのときに使われます。
そのため、腓腹筋では収縮の遅い遅筋よりも、
収縮が速い速筋が重要な働きを担います。
脚全体としては、腿の前側にある大腿四頭筋を収縮させて
膝を伸ばした形で足首を伸ばそうとするほど腓腹筋が使われます。
ところが、ヒラメ筋は単関節筋で足首を伸展させるだけの筋肉です。
そして、立っているだけのときはヒラメ筋が主に使われます。
立っているということはほとんど長さを変えないということなので、
速筋ではなく遅筋が多く使われます。
ヒラメ筋は、まさに体の内側に付いているインナーマッスルとして、
形を安定させるために働いています。
そして、膝を曲げた形で足首を伸ばそうとするほど
腓腹筋が使われにくくなるので、逆にヒラメ筋が使われます。
腓腹筋はふくらはぎの表面にあり、
ヒラメ筋は腓腹筋の下に隠れていて、
まさにヒラメ筋はインナーマッスルです。
腓腹筋の具体的鍛え方
ということで、ゴルフのボールヒットに向かう動きのためには、
右脚の腓腹筋を鍛えると効果的です。
腓腹筋は膝を伸ばすほど使われるので、膝はできるだけ曲げないで
「足首でジャンプ」することが良いトレーニングです。
まさに、縄跳びが最高です。
ジャンプして体が下に落下するときに、
脚はできるだけ伸ばしておいて、着地で足首だけが曲げさせられて
それを押し返すことで縄跳びをすればいいです。
ふくらはぎは第二の心臓
ついでながら、ふくらはぎは第二の心臓と言われます。
理由は、重力で脚の下の方に滞留しやすくなった血液やリンパ液を、
しっかり心臓などまでもどしてあげる働きをふくらはぎの筋肉たちは担っているからです。
普段の生活でも、歩くだけでもふくらはぎの筋肉は収縮します。
筋肉が収縮すれば、血管をポンプのように膨らませたりつぶしたりできるので、
血液を押し出すことができます。
リンパ管も同じように、筋肉の収縮でリンパ液を送り出します。
エコノミー症候群は、脚を長い時間動かさないでいたために、
脚の血液はどろどろになります。
そして、血液の一部が固まるなどの血栓ができてしまうと、
その血栓が移動して、心臓や脳の血管まで移動して詰まらせることで発症します。
ですから、脚の血栓の発生を防止するために、
ときどきふくらはぎの筋肉を収縮させるために、
足首を曲げ伸ばししてあげます。
そうすることで、脚の血流が確保できて、血液がどろどろになりにくく、
血栓が発生しづらくなることで、
エコノミー症候群を少しでも防止することができます。
また、まずは血液がどろどろにならないためには、
いくら飛行機でトイレに行くのが面倒だからと言っても、
しっかり水を飲むことです。
飛行機に乗る前には納豆などを食べておいて、
血液をできるだけサラサラに傾けるということも良いかなと思います。
たかがふくらはぎ、されどふくらはぎということで、
ふくらはぎの筋肉たちは、私達の普段の生活のみならず、
ゴルフでの飛距離アップのためにはかなり活躍してくれています。
ときにはふくらはぎに話しかけるように、しっかり意識してあげましょう。
そうすれば、ふくらはぎもあなたの問いかけに応えてくれて、
飛距離を伸ばしてくれます。
ちなみに、こうした筋肉についての話なども、
私が開催しているワンデーレッスン会は
質問にお答えしています。
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これで、今日は本当のおしまいです。
では、また。
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