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的確なコースマネージメントのコツ

2020.11.18
morisaki

From:森崎 崇
新宿四谷店の事務所より、、、

こんにちは森崎です。

コースマネージメント。
戦略を持ってコースを攻略すること。

どんなゴルファーでも
一定期間練習すれば、

ある程度は安定的にボールを
真っ直ぐ飛ばせるようになります。

しかし、
ボールが真っ直ぐ飛ばせるようになったからと言って、
それでスコアがみるみる縮まっていくかというと、
そんな事はありません。

練習場で、同じくらいまっすぐに
飛ばすゴルファーが2人いたとして、

一人は90を切るレベルなのに、
もう一人は100すら切れないなんて、
ゴルフではよくある話です。

この2人のスコアの
善し悪しを分けているものこそ、
「コースマネージメント」なのです。

100点満点はプロでも無理

ゴルフでは、
たとえ賞金を稼ぐトッププロでも、
100点満点のショットを1ラウンドの間
ずっと打ち続けることは不可能です。

しかし、上手いゴルファーほど、
自分がどんな状況でミスしやすいか、

逆に、
どんな状況ではミスしにくいかという
自己分析がしっかりできていて、

だからこそ、コース状況と、
自分のスキルを照らしあわせながら、
攻める場面と守る場面を最適に
組み合わせてコースを周ります。

「戦略」をもってプレーすること、

つまり、自分のプレーを
「マネージメント」するということは、

スコアアップの面では、
ドライバー飛距離を10y伸ばすことよりも、
ずっと効果があります。

しかも、ドライバーの飛距離アップと違って、
やろうと思えば今からすぐにでも実行でき、
スコアアップを果たせる分野でもあります。

なので、本日は、
的確なコースマネージメントを行うための
コツをご紹介したいと思います。

一番簡単に、そして短期間で
スコアアップしたいと少しでも思ったことがあるなら、
ぜひ参考にしてみてください。


スマホの方、動画が見れない方はこちら


要点をまとめます

コースマネジメントで
一番大事なのが「状況判断」

そして、状況判断をさらに深堀りすると、

・距離
・風
・傾斜
・ライ

この4つのポイントが
浮かび上がってきます。

この4つをしっかりと判断した上で
何番で打つのかが定まるのですが、

これら4つのチェック項目を
1ショット1ショット丁寧に実践することで
次第と早く状況判断できるようになります。

早く状況判断ができるということは、
ラウンドのリズムも改善され
スコアに必ずポジティブな影響が
あらわれてくるでしょう。

この4つの項目が、
瞬時に頭のなかで判断できるようになるまで
根気強くトレーニングしてみてください。



<本日のオススメ>

もしあなたが、

 「練習しているのに
  なかなか飛距離が伸びない…」

 「最近飛距離が落ちてきて悩んでいる… 」

 「プロのようなドローボールや
  300y超えのドライバーショットを打ちたいけど
  私には到底無理だと思う…」

ドライバーショットの飛距離アップに
こうした「不安」を少しでもお持ちなら…

練習の不安を解消して理想のスイングが手に入る
こちらの「ワン・サード理論」を使ってみてください。

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左足上がりからグリーンを狙う2つの打ち方

2020.11.18
kondo

From:近藤雅彦
神田のカフェより

おはようございます、近藤です。
 

コースの中で、
最も傾斜が多いのは
【グリーン周り】

しかも、グリーンは高確率で
グリーン周りよりも高い位置にあります。

「砲台グリーン」と言われるものですが、
逆にフェアウェイより低い位置のグリーンって
滅多にありませんよね。

グリーンは雨に弱いので、
上手く水がはけるように高い位置に
あるのがほとんどだと思うのですが、

そう考えてみると、
グリーン周りのアプローチというのは
必然的に上り傾斜が多くなります。

「左足上がり」ですね。

緩い傾斜からキツイ傾斜まで
様々な上り傾斜があるわけなのですが、

「左足上がり」のショット技術が
グリーン周りのアプローチの成功を左右させる
“鍵” だと言っても過言ではないでしょう。

つまり、グリーン周りで大叩きせず、
ベタピンでバーディーやパーのチャンスを作るには、

「左足上がり」のショットをマスターして
正確にアプローチする必要があるわけですね。

本日は傾斜シリーズの動画レッスン、
最後の「左足上がり」についての解説です。

ところで、、、

過去にしてきた3つの傾斜
「つま先上がり」「つま先下がり」「左足下がり」は、

それぞれ1つのベストな打ち方について
アドバイスさせていただきましたが、

本日お伝えする「左足上がり」の傾斜は、
打ち方が2種類存在します。

この2種類の打ち方は、
どちらが良い、ということはではなく、

グリーンエッジからピンまでの位置や、
グリーンの傾斜によって打ち分けることで
パッティングの成功率が変わってきますので、

今からご紹介する
「左足上がり」の2種類の打ち方はぜひ
マスターしていただきたいと思います。

今までの傾斜よりも、
覚えるポイントが単純に2倍になりますが、
繰り返し動画をご覧になって、
習得していってくださいね。

それでは、本日のレッスンを
こちらからどうぞご覧ください。


スマホの方、動画が見れない方はこちら



「つま先上がり」「つま先下がり」
「左足下がり」「左足上がり」と、

傾斜地に対応するためのショットのポイントを
全4回にわたりお伝えしてきましたが、

あなたもご承知の通り、

ゴルフをプレーする上で
傾斜地の対応というのは必須になってきます。

コースに出てしまうと、
平らな場所からボールを打つ機会なんで
滅多にありませんからね。

そんな傾斜のなかでも、
本日ご紹介した「左足上がり」というのは
グリーン周りに特に多い傾斜ということで
重要度も高くなっています。

4つの傾斜、全ての打ち方を
頭に入れておくことが大事になってきますが、

それぞれの傾斜の掛け合わせ、
そしてその傾斜のキツさによっても

絶妙に調整しないといけないのが
ゴルフの難しいところでもあり、同時に、
面白い部分だと思います。

僕がお伝えしてきた
4つの傾斜地での対応を習得して
ゴルフを楽しんでもらえたら幸いです。

動画レッスンのテーマ募集!

さて、本日のメルマガをもちまして、
【傾斜】についてのアドバイスが一区切りつきましたが、、、

来週以降、こんなレッスン動画が見たい!
というふうなご意見があれば、

このメルマガのコメント欄に
投稿してもらえると助かります。

レッスンに限らなくても、
例えば僕たちのプライベートなラウンド風景、
他講師との雑談風景とかでも構いません。

メルマガで配信してもらいたい
動画があればお気軽にコメントしてください!

近藤



<本日のオススメ>

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『Harry Taylor(ハリー・テーラー)アイアン』

・数あるアイアンの素材の中で
 最も柔らかい軟鉄「S20C」を採用

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どうぞお早めにご確認ください。

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即答できる?プロとアマチュアの違いとは

2020.11.17
ezure

From:江連忠
宮古島の自宅より、、、

こんにちは、プロゴルファーの江連忠です。
 

さて、今回は、
 

 「即答できる? プロとアマチュアの違いとは」
 

というテーマで、お話ししたいと思います。
 

プロの打球のような美しい弾道のショットを
打ってみたいと思って、
 

 ・そのプロのスウィングを真似してみたり

 ・同じクラブを買ってみたり
 

と、あなたも色々と
試していらっしゃるかもしれません。
 

では単刀直入に言って、プロとアマチュアの違いは
一体どこにあるんでしょうか?

プロとアマチュアの違い…

やはりこれは、クイズとしたいと思います。
あなたはこの質問に、答えられますか?
 

 ・
 

 ・
 

 ・
 

(お金をもらっている、もらってないとかではありません)
 

 ・
 

 ・
 

 ・
 

はい、その答えは。。。
 

 アドレス
 

もちろん、他にも違いはいろいろあるのですが、
根本的な違いということになりますと
 

 「アドレスの差」
 

これが歴然であると言えます。
どういうことか?

アドレスの何が違うのか?

まず、アマチュアのみなさんは
とにかくスウィングを動きで直そうとする傾向があります。
 

ですが、このメールマガジンをお読みの方なら
すでにご承知のこととは思いますが。。。

アドレス自体が悪かったら
いくら練習しても良い動きは身につきません。
 

 「アドレスでしっかり立っているのがプロ、
  立てていないのがアマチュア」

 

私はことあるごとに、そのように言っています。

ですが、このように言うと
 

 「でも江連さん、自分で言うのもなんですが
  一応ちゃんと立っているつもりなんですけど。。。」

 

そんなことをおっしゃるかもしれません。

これについては、もう少し説明させていただきますと。。。

ゴルフ的な「しっかり立つ」とは?

たとえば、あなたがアドレスで構えている所に、
背後から急に馬乗りに飛び乗られたら。。。
 

一体うどうなるでしょうか?
(ちょっと想像してみてください)
 

 「江連プロ、いきなりそんなことされたら
  バランスを崩して、当然腰砕けになりますよ。。。」

 

はい、ですがそれがプロの場合であれば
アドレスの姿勢を持ちこたえられてしまいます。
 

これはつまり、プロたちはゴルフ的に
「ちゃんと立って」アドレスしているので。。。

そのため、どんな重さにも耐えられるんですね。
 

逆に、これに耐えられないのは
しっかり立てていない証拠です。

そのようなアドレスでは
バランスよくスウィングできないばかりか。。。

身体のエネルギーを球に伝えることも
ままなりません。
 

これが、私の言っている「アドレスの差」なのです。
 

プロのようにしっかり立てるようになると、
目標を狙う感じも出てきます。

さらに、自分の体重の2~3倍のエネルギーを
球に伝えることができるようになります。

そうすると当然、飛距離も伸びるようになりますし、
少しくらい手前を噛んでも
大きなミスになることはありません。
 

ちゃんと立つ大切さ、わかっていただけましたでしょうか。
 

ぜひ、お試し下さい。
 
 

 真剣であることが、唯一のゴルフの楽しみ方。

 ゴルフは人生を豊かにする素晴らしい方法。
 
 

江連忠でした。
 

<本日のオススメ>

この飛ばしの秘密は、

 「もっと正確に、もっと遠くに飛ばしたい」と
 常にドライバーの進化を求め、暇さえあれば
 ゴルフのことばかり考えてしまう…

そんなあなたのためのものです。

江連プロは本当の上達法を提供していない
この日本のゴルフ業界に
真っ向から挑戦するという意味を込めて…

この度、100%公開する決意をしました。

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「アプローチがうまく打てない」という苦手意識の呪縛

2020.11.16
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From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます。
小原大二郎です。


バンカー手前のアプローチ
あなたは自信、ありますか?


もし失敗したら、
バンカーに入ってしまう…

非常に緊張する場面ですよね。


理想的なのはふわっと上がって
グリーン周りでピタッと止まるような


いわゆるロブショット


ただ、理想とは裏腹に
力んでグリーンを越えてしまったり…


恐れていたように
ぽすっとバンカーに入ってしまったり…


こんな理想と現実のギャップに
ゴルフは悩まされ続けるのですが(笑)


あなたはどうでしょうか?


たとえば練習場とコースで
まったく同じショットが打てるでしょうか?

きっと答えはNOですよね。

わたしもそうです。

全く同じなんてことはありえません。


風、傾斜、芝


環境が違いますよね?


その環境、シチュエーションが毎回違うからこそ、
いつでも新鮮でそれがゴルフの楽しさでもありますよね。


ただ、やはり安定したスコアを出していくには、
アイアンショット、アプローチ、パターの精度を
上げていくことが大切です。


そして短い距離でのミスをなくしていくことが、
スコアを縮めることにつながりますし、
安定したスコアを出すことにつながるんですが…

「できない」という苦手意識の呪縛



正直アプローチ、苦手だという方は非常に多いです。


「傾斜がある場合のアプローチがうまくいきません。
左足上りの場合ダフリが多く、左足下がりに至っては
斜面での垂直を維持出来ず、失敗ばかりしています。」

「アプローチ、トラウマになるほどザックリに大変悩んできました。」


このように深刻なお悩みは聞きます。

ただ、

ドライバーでもアプローチでも、
基本的な打ち方は同じ。


「ビジネスゾーン」です。


大きな違いといえば、
アドレス時のボールの位置と重心の位置。

アプローチショットの際は、
まず基本となるアプローチの
アドレスから確認してみてください。

ボールの位置はセンターに、
アドレス時の重心の配分は左6:右4です。

ランニングアプローチでは、
ボールは少し右足寄りに移動させます。

そして重心の位置は、7:3くらいに変化させます。

ただ、傾斜からのアプローチでは
重心の位置をあまり変えないようにすることがポイントです。

ロブショットを使いこなそう!



今回はロブショットのポイントを3つご紹介いたします。

まずロブショットのポイント1つ目は
クラブフェースの向きです。

予め1時~2時の方向にフェースを開いた状態で
グリップをにぎってください。

そして、2つ目のポイントは、
地面を掃くようなスイングを意識してください。

ロブショット、というとふわっと上がって
グリーンにポンと乗って止まるような弾道なので

どうしてもすくい上げて打ってしまいそうになるんですが、
そこは我慢して掃くように振り抜いてください。

そして3つ目のポイントは、
大きくゆっくりと振ること、です。

1つ目のポイントでお伝えしたように
いつもよりフェースを開いてクラブを握っているので、

いつもより飛距離は出にくくなっています。

いつもどおりにスイングをしても、
おもった飛距離はでないので、

少し広めにスタンスをとって、
勇気をもって大きく打ってください。

最後に


ゴルフ上達には
とにもかくにも目標の確認と設定。

そのためには、

今の現状を俯瞰して
見つめなおすことが大切になります。


迷った時は

「ホームに帰る」

です。


ホームといえば、
まずはビジネスゾーンの小さなスイング。

これが身についていたら
もしスイングが乱れてしまっても

帰るべきホームがきちんとあるので、

どんなときでも

いつもどおりのスイングを
行えるようになります。

上達をする上で大事なことは…

少しずつでもいいので
正しいことを継続することです。

今日お伝えした点を参考にして、
ぜひ一歩一歩上達の道を歩んでいってくださいね!

あなたの苦手なショットやシチュエーション、
ぜひ教えて下さいね。

またメルマガでお話させていただきます。


〈本日のおすすめ〉

・スイングが安定しない…

・ボールが目標の方向に飛んでいかない…

・スライスやシャンクなどでミスが出て
スコアを崩す…

このような悩みを一気に解決する
スイングの秘密を公開。

「これでどんな状態でも
ボールがクラブにクリーンヒットする」

という安心感を得て下さい。

この秘密が気になる方は
どうかお早めにこちらから…

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【ビデオ】案外多くのゴルファーはボールから遠すぎです

2020.11.15
ohmori

From:大森睦弘
岐阜の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。

さて、今回は
 

 「案外多くのゴルファーはボールから遠すぎです」
 

というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
 

ボールに近いゴルファーは非常に少ないですが、
遠すぎるケースは案外多いです。

ゴルフでは、ボールから離れるほど難しくなります。

そして、ボールから離れているほど。。。

(続きはビデオにて)

案外多くのゴルファーはボールから遠すぎです

スマホの方、動画が見れない方はこちら

パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコンまたは)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] または[なし] をクリックします。

 

(おまけ付き)
今回のメールマガジンの内容をPDFでもご覧になれます。
こちらからクリックしてダウンロードして下さい。

https://g-live.info/click/omrpdf201115/

※印刷してファイルなさる方にはこちらが便利です。

ゴルフがすべて難しくなる

ボールから離れているほど脚は使えなくなります。

また、ただでさえも100切り前はスライスに悩んでいることが
多いにもかかわらず、スライスになりやすくなります。

特にスライスになる理由は、遠くなるほど
ダウンスイングで手元を引きつける動きがやりやすいために、
アウトからインへ向かう軌道になるからです。

さらに、離れすぎる場合は前傾が過度になって疲れやすいばかりか、
ボールヒットで体がセットアップよりもボールに近くなるので
打点が狂いやすくなります。

こんなにスイングに対して大きな影響を与える
セットアップでの体とボールとの距離なのに、
そこから間違っていてはスイング全体が難しくなってしまいます。

遠くなる原因「ハンドダウン」

そして、遠くなることには、色々理由があります。

ハンドダウンすぎるセットアップも、その理由のひとつです。

ハンドダウンになるのは、ボールを捕まえようとするからです。

そして、なぜボールを捕まえたくなるのかというと、
それはグリップがウィークだからです。

ウィークなグリップほど、遠心力で腕が引っ張られると
ボールヒットに向かってフェースが開いた状態となります。

そして、95%以上のゴルファーがウィークすぎるグリップです。

遠くなる原因「トップから振りにいくこと」

さらに、ボールから遠くなる原因があります。

トップからいきなり自ら出そうとする力で
クラブを振りにいこうとするほど、手元とヘッドが外に出ます。

そのため、セットアップでのボール位置まで持ってくることは、
ボールに近く立ってセットアップするほど
戻すための距離が長くなるので大変です。

このようにグリップという基本中の基本が間違っていたり、
ボールを打ちにいきたいという気持ちがボールから離れたセットアップにして
さらにスイングを難しいものにしています。

その他にも色々な問題があるために、風が吹くと桶屋が儲かる的な連鎖で、
ボールから離れすぎたセットアップとなるゴルファーが多くなっています。

適切なボールとの距離の確認

そこで、適切なボールとの距離をチェックしてみましょう。

実は簡単で、セットアップでの
グリップエンドと腰の距離を確認してみれば良いです。

拳2個分あれば適切な距離です。

それよりも手元が腰から離れているとか、
逆に近すぎてもスイング中に余計な力が必要になります。

ほとんどのゴルファーは、この適切な距離に立つと
突っ立っている感じで気持ち悪い物です。

そのことで、普段いかに遠すぎているかが分かります。

ただし、中にはセットアップから力で手元を体に引きつけていて、
手元は近くにあってもハンドダウンでボールからの距離は
遠いということもあります。

そのため、クラブが落ちないで決めたい形を維持できる
ギリギリの力でクラブを支えたときの、
グリップエンドと体の距離を確認しましょう。

お腹が出ていて分かりにくいという場合は、
骨盤の前側の出っ張りのラインと
グリップエンドとの距離で確認すれば良いです。

ボールに対して適切な距離で構えることは
その後からはじまるスイングに大きな影響を与えますから、
きっちり正しくチェックしましょう。

正しい距離の理由

セットアップでのグリップエンドと体の距離は拳2個分でした。

その理由を見てみましょう。

最大の理由は、クラブが遠心力で引っ張られることに
耐えやすくするためです。

ボールヒットに向かって大きな遠心力がかかると、
クラブが腕を引っ張っぱります。

そのときにグリップエンドが左股関節前あたりのおへその高さの
少し上を向くことが、最も自然で無駄な力を入れないで
クラブを支えることができる左腕の形となります。

セットアップではその遠心力がない分だけ少しゆるめると、
ちょうどグリップエンドが左股関節前あたりのおへその高さとなります。

そして、左腕をセットアップでリラックスさせる理由は、
左腕を紐のように使ってスイングの命綱としたいからです。

命綱ですから、スイング中に自らゆるめたり形を変えたりなど
自ら何かをするということはゼロで、外からの力を受けて変形するだけです。

セットアップからスイング中、左肩関節から左手首までの間の長さが
変化しないほどショットは安定します。

勘違いしやすいのは、左肩甲骨のスライドとの関係です。

肩関節は肩甲骨の上に乗っています。

そして、左肩甲骨はスイング中、上半身のしなりの要です。

左肩甲骨は特に切り返しからボールヒットに向かって
体の正面方向へ向かって大きく引き伸ばされて、
しなりとしてのエネルギーが蓄積されます。

そのしなりがリリースされることで、
クラブに対して下半身からのエネルギーを伝えます。

長さが変わってほしくない部分は、
その肩甲骨の上に乗っかっている肩関節から手の間までの部分です。

そのため、肩甲骨は清々とスライドさせます。

そして、左腕が紐となってグリップエンドと肩甲骨を結ぶことで、
肩甲骨の動きがクラブに伝わります。

右腕が支点で左手が力点となってテコの原理で
両手の前後差と右手とヘッドの距離の割合分、
左肩甲骨の動きが増幅されて作用点としてのヘッドが加速されます。

このようにして、左腕はスイング中に自ら出そうとする力で
何かをしないことが、全身の大きなパワーを精度良くクラブに伝える要です。

まさに左腕は引っ張られることに耐える、
紐のように使えば良いスイングとなります。

紐ですからセットアップでもクラブを支えるギリギリの力だけを使い、
引きつけたり離したりしないでリラックスさせます。

その左腕をリラックスさせたセットアップでのポジションは、
遠心力に一番耐えやすい構えに対して重さで
下に少しだけ落とされたところとなります。

足踏みで最適な距離に立つ

ところで、遠すぎもせず、近すぎにもならないための
簡単なテクニックがあります。

それは、足踏みです。

セットアップ終盤では両股関節を曲げながら足踏みをして、
気持ち良く振れそうな足場をしっかり探して最適な距離に立ちましょう。

私が以前キャディーをさせていただいたツアープレーヤーでの、
足踏みの重要性を示す驚きの事実があります。

それは、足踏みだけはしっかりやろうとしただけで、
なかなか予選通過できなかった選手が
決勝ラウンドにまで進めるようになったことです。

セットアップで体の動きが止まると、
その後のスイングがリズム良く振れません。

足踏みは、本能を最高に発揮させてくれる妙薬です。

ボール位置を頭で考えるのではなく、きっちりセットしたクラブに対して
振りやすい足場を徹底的に足踏みで探しましょう。

そうすれば、いろいろなライでの
最高のボール位置や体の形が自動的に決まります。

さらには、セットアップで足踏みしながらボールに入ると、
スイングのことをあれこれ考えないで今のショットに集中できます。

そして、足踏みで体が揺れることで、余計な力がだんだん抜けてきます。

さらには、股関節から曲げて足踏みすれば、
バックスイング開始からフィニッシュまで脚を生き生きと使いやすくなることで
スイングも楽になりボールも飛ばせます。

シャフトの長さの影響

ところで、グリップエンドの体に対する距離とシャフトの向きの関係は、
シャフトの長さの影響がありそうに見えます。

しかし、グリップエンドが左股関節前あたりで
おへその高さを向くことは、キープしましょう。

それは、クラブと体の最良の関係が、
遠心力に最も耐えやすいポジションから
少し腕の力をゆるめたところだからです。

例えば、シャフトの長さが無限大の長い物だとします。

そうすると、ボールを打とうとしても、
シャフトはボールの高さである地面に接するまでにしなければ
ヘッドはボールの上を通過してしまいます。

これは極端にしてみた場合ですが、
ドライバーなどのシャフトが長いクラブや、
身長の低いゴルファーでの傾向になります。

傾向としては、シャフトが長くなるほど腕の力を完全に抜くと、
身長が低くなるほど手元は低めでコックが多く入って
グリップエンドはおへその高さより下になろうとします。

しかし、遠心力に耐えるボールヒットでのヘッドとボールとの距離と
セットアップでのその距離の差は小さく、
腕の力はできるだけ入れないそのバランスが重要です。

結局は遠心力に一番耐えやすいポジションから、
少しゆるめた構えが理想となります。

そのため、グリップエンドはおへその高さあたりを向いて
グリップエンドが左股関節前あたりにあるように構えることが最良です。

ドリルで正しい距離を定着

そして、普段ボールから遠いと
正しい距離に立つと気持ち悪いことを解消するために、

これからお伝えする「股関節曲げドリル」をやって、
正しい距離感を定着させましょう。

セットアップでは、股関節を曲げる動きで
骨盤を前傾させることが重要です。

そして、股関節を入れて骨盤を正しく前傾させることで、
ボールと体の距離も適切になります。

ドリルのやり方は次の手順です。

(1)真っ直ぐに立ってクリップをつくる

(2)グリップエンドを左股関節前でおへその高さに向ける

(3)右足をボール方向へ出して地面を右足で踏む

(4)右股関節を曲げることを強く意識してヘッドをボールにセットする

(5)足踏みをして気持良く振れそうな足場を探る

これなら正しいボールとの距離に立つことができます。

真っ直ぐに立った状態で予めグリップエンドを
おへその高さで左股関節前辺りにセットします。

真っ直ぐに立った状態からは右足をボール方向へ踏み出してから
右の股関節を曲げることを意識しながら前傾すると、
上半身の形を維持して前傾しやすいです。

ボールに対してヘッドをきっちり正しい方向へ向けてセットすることは、
コースで左右に向けさせられる罠にはまらず
体全体の向きまで正確に決めてくれます。

足踏みは最高にボールとの距離を決めたり、
スイングで脚を使いやすくするとかリズム良く動けるための妙薬です。

この「股関節曲げドリル」で実際に
サンドウエッジで15yキャリーさせる練習をやって、
正しいボールとの距離を定着させましょう。
 

では、また。
 

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