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グリーン周りで使うクラブの選択

2022.02.23
kondo

From:近藤雅彦
神田のカフェより

おはようございます。
近藤です。

 
グリーンの傍まで寄せられて、
最後の寄せのアプローチ。

そんな失敗したくない場面でのクラブ選択で、
頭に入れておいていただきたい事があります。

 
人によっては、残りの距離が短ければサンドウェッジ一択で
他のクラブは選択肢から外している方もいる
かもしれませんが、

状況次第で他のクラブを使う選択肢も
視野に入れておいていただきたいのです。

 
では、どんな状況なら他のクラブを使うとよいか。

それは、ランニングアプローチを狙う場面です。

見るべきは「芝の状態」と「ランを使えるか」

特に冬の芝は夏などと比べて薄く、ボールが地面から浮かずに
ザックリ・トップなどのリスクが大きくなります。

 
そんな状況で考えていただきたいのは、
多少インパクトポイントがズレても、クリーンヒット時と比べて
悪い影響が少なくなる低い番手でのランニングアプローチです。

 
当然ですが、これは距離的にランを考慮して転がせる余裕があるか、
ピンまでの間にバンカーなどの障害物がないかなどを鑑みて
判断することになります。

 
ふわりと上げてベタピンに落とすことを狙うのももちろん良いですが、
状況によってはこうしたミスショットのリスクを避けることも
重要なスコアメイクの要素
です。

 
ランニングアプローチ時のショットのポイントなどもまとめたので、
ぜひ動画で確認してみてください。
 
動画はこちら

パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコンまたは)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] をクリックします。



いかがでしょうか?

 
夏場と比べて冬芝だとアプローチのミスが多いという方は、
こういったクラブの選択肢を持つことで、
スコアが改善されるかもしれません。

 
同じコースでも季節や状況によって攻略の仕方が変わるのが
ゴルフの難しい面でもあり、味わい深い面でもあります。

 
ぜひ、いくつも選択肢を用意して、
ご自分の得意・不得意や状況にあったクラブ選択で
ベストスコアを目指してください!

 
近藤

 


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フルセットvsハーフセット…どっちが勝つ?

2022.02.22
ezure

From:江連忠
宮古島の自宅より、、、

こんにちは、プロゴルファーの江連忠です。
 

さて、今回は、
 

 「フルセットvsハーフセット…どっちが勝つ?」
 

というテーマで、お話ししたいと思います。
 

フルセットを持ったゴルファーと
ハーフセットで戦うゴルファー。。。

どちらが有利で、どちらが勝つと
あなたは思いますか?

本数が多いほうが本当に有利?

 「そんな江連さん。普通に考えても
  クラブの本数が多いほうが
  有利に決まってるじゃないですか!?」

 

そんなふうにおっしゃる方も
多いかもしれませんね。
 

ですが、必ずしもそうとは
言い切れないところがあるんです。
 

実際、長いゴルフ歴のある方(フルセット所持)が
ハーフセットだけでしっかり練習したゴルフ歴の浅い人と
いい勝負をして、負けてしまった。。。
 

そういう事も、十分に起こりえるんです。
 

 「そんな、経験浅いハーフセットの人に
  負けるなんて、かっこ悪い。。。」

  

そんなふうにあなたは思ったかもしれませんが、
実際のところは、その逆です。

ハーフセットだから、負けてしまった

実はこれ、ハーフセットだったから
負けてしまったとも言えるのです。
 

当たり前のことですが、クラブをたくさん持っていても
それぞれの番手の飛距離を打ち分けられなければ。。。
 

ハッキリ言って、持っている意味がそもそもありません。
 

そもそもアマチュアの方の中にも、
持っているクラブをキッチリ打ち分けられる人のほうが
少数だったりするんですね。

特に、4番、5番、6番アイアンあたりの長い番手は
 

 「打ってもほとんど飛距離が変わらないんだけど。。。」
 

という人も、多いのではないでしょうか。
 

ですので逆に、持っているクラブの本数は少ないけれど
それを使いこなせるように練習すれば。。。
 

一本一本のクラブをしっかり練習する分、
スコアもよくなる可能性も高まるというわけです。

ハーフセットの、もう一つのメリット

また、ハーフセットということは
当たり前ですがクラブが半分しかありません。

ということは、番手間の飛距離の差が
20~30ヤードぐらいはできるはずです。

その番手間の距離を、一本のクラブで
打ち分ける練習を続けることで。。。
 

飛距離の感覚と、力加減の感覚の両方を
自然と身に着けられる可能性だってあるのです。
 

そもそも、ゴルフというものには
 

 「感」と「勘」
 

という、二つの「カン」が求められます。
 

ここで一つ、あなたに質問です。
 

 「あなたの5アイアン以下の飛距離の目安を
  すぐに答えることができますか?」

 

これに対する答えとしては、
 

 「うーん、5番アイアンで170ヤード。
  そこから1番手ごとにマイナス10ヤードずつ、
  っていう感じかな。。。?」

 

ちょっと待って下さい。
ここに、ちょっとした落とし穴があります。

たいてい、こうした数字を
答えていただく時というのは
 

 一番飛んだ時の飛距離
 

であることが多いのです。
 

それは言ってみれば「期待値」だったりするもので、
飛距離の目安としては、使えない数値だったりもするのです。

実際、そのようにおっしゃる方の5番アイアンと6番アイアンが
ほとんど同じ飛距離ということは、よくあることなのです。
 

もちろん、今日の話を受けて
「明日からあなたもハーフセットにしなさい」
とか、そういうことを言うつもりはありませんが。。。

クラブのそれぞれの番手とその飛距離についての考え方を
一度見直してみることを、オススメします。
 

ぜひ、参考にしてみてください。

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 ゴルフは人生を豊かにする素晴らしい方法。
 
 

江連忠でした。
 

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「突然シャンクが止まらない…!」原因と改善法は?

2022.02.21
img1

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます。
小原大二郎です。

これまでは順風満帆なゴルフライフを
楽しまれていていたさなか、

克服しようと練習場へ通うも
打っても打っても、シャンクが止まらず。

練習場での印象が強くついてしまったせいか、

これまでの打ち方が
わからなくなってしまうほどに…

その後のコースでも
シャンクが連発してパニックに
なってしまうそうです。

これは先日のレッスン会で
出会った方のお話です。

コースで、突然シャンクが出てしまう。

あなたも一度はそういった経験が
あるのではないでしょうか?


「シャンク病」という言葉があるように
シャンクは非常にやっかいで、

突然シャンクが発生し、
しかも連発することがあるからです。

そこで本日は、

コースでシャンクが出てしまう場合に
練習場ではどういった意識を持って練習をするか?

あるいは、ラウンド中、
どういったイメージで直していくか?

ということについて、
お話させていただきたいと思います。

正しい要因と上達速度



まず最初にシャンクが引き起こされる要因というのは
クラブのどこの部分にボールが当たっているかによります。

シャンクが引き起こされるような
ボールの当たり場所というのが2つあります。

1つ目は、クラブの先っぽに当たっている場合。

2つ目は、クラブの根元に当たっている場合。

シャンクを直していく場合には、
まずはじめにシャンクが引き起こされてしまっている要因を
正しく知ることが、とても重要です。

これはあらゆるミスショットや
ゴルフの悩みに言えることですが、

最短距離で上達や現在の状況を打破するためには、
正しい原因の追求が重要になります。

今回のシャンクという問題において言えば、

本当は根元側に当たっているのにも関わらず
先っぽに当たっていると思い込み、
スイングを修正しようとしているのではないか?

あるいは、先っぽに当たっているのにも関わらず
根元に当たっていると思い込み、
スイングを修正しようとしているのではないか?

というように、問題点となる場所を見誤り、

その正しい要因を掌握できないまま
スイングを修正しようとしてしまいますと、

全く反対の手段で
スイングに手を加えることになってしまいますので

はるかに遠回りをしてしまうことになりますし、
当初よりも問題が悪化してしまう可能性もあります。

ゴルフ上達において何事にも重要なのは、

そもそも自分はどういう傾向があるのか?
ミスを引き起こしている原因はなんなのか?

という事を、知る必要があります。

それを知るための手段としてプロの目で診てもらったり、
自分のスイング動画を撮影し研究したり。

日頃の練習場での練習において、

ショットマークと呼ばれる
フェースのどの辺りにボールが当たっているのかを知るための
シートを活用してみたり。

そういった様々な手段を活用し、
上達への近道を引き寄せて行くのも重要なステップです。

さて、このシャンクを解消することにおいていえば、

自分が先っぽ側に当たる傾向があるのか、
あるいは、根元側に当たる傾向があるのか。

を知っておくという事がまず必要です。

クラブの根本に当たっている場合



では、まず根元に当たる方へ向けて。

代表的なシャンクの要因となるのは、
このクラブのネックの部分に
ボールが当たってしまうことによるものです。

このネックに当たってしまう原因としては、
アドレスで構えた位置よりも
クラブヘッドが前を通って、
インパクトしてしまうからです。

根元に当たる方というのは、
スイング中にアドレスした位置よりも
手が前の方に下りてきてしまうという事が、
1つの大きな原因となります。

それを直していくためのポイントとしては…

クラブを下ろしてくる際にお尻が前に出てしまうと、
どうしてもクラブヘッドが前に押し出されて
クラブの根元にボールが当たってしまいます。

そのため、スイング中にアドレスした時のお尻の位置が
前へ行かないように後ろにキープした状態のまま
スイングするというのがまず1つ目のポイント。

そしてもう1つは、クラブを下ろしてくる際に
手元が体の近くを通るように意識をします。

手が体から離れてしまわないように
近くを通るというイメージを持つという事。

練習場で行う場合には、
ティーの手前に3cmから4cmくらいの位置に
ボールを置いて打ってみてください。

もし腰が前に出て、クラブヘッドが
前に出てしまっているようですと
ティーを一緒に打ってしまいます。

正しく打てれば、ティーは打たずに
ボールだけを打っていくわけです。

クラブの先っぽに当たっている場合



つぎは、先っぽに当たる方へ向けて。

クラブの先っぽにボールが当たって
シャンクが引き起こされている場合、

改善するためのポイントは
アドレスでの理想的な構えです。

アイアンの場合ですと、
後方から見たとき両腕が地面に対して垂直になったところで
クラブを握るよう形です。

ドライバーの場合ですと
アイアンの場合のアドレスよりも
拳一つ分くらい前に出て握るような形でOKです。

ただこのアドレスの際に、
通常の腕の位置よりも拳2つ分以上
前に出て構えてしまっている方は

先っぽにシャンクになってしまいやすいです。

というのも、アドレスで体と腕の距離が
遠目に構えていらっしゃる場合、

どうしてもクラブを振り下ろしてくる際には、

クラブの遠心力により、
腕は垂直に降りてきてしまいます。

その場合、アドレスでは体と腕の距離が遠く、
振り下ろしてきた際には腕は体に近づいてきてしまうので、

クラブの先っぽにボールが当たりやすくなってしまいます。

正しい理想的なアドレスでは、
ボールに近づいて両腕が垂直になるようにします。

体の距離は拳1つから1つ半ぐらいのところで
構えられるようにしましょう。

最初そのようなアドレスをすると
ものすごく近く感じてしまうかもしれませんが、

先っぽに当たりシャンクが出てしまっている方は
ちょっと近くなっているなというくらいが
正しい感覚なりますので安心してください。

ただ大事なのは客観的に正しいアドレスととるということですので、
鏡等でしっかりと両腕のラインが垂直になっている
かどうか繰り返し確認してみてくださいね。

最後に・・・



こういった練習を繰り返して、そしてコースに行った時も
もし突発的にシャンクが出てしまったとしたら

目の前にティーがあると意識をすることで
シャンクを防止することが出来ます。

このシャンクというのは、一度出てしまうと
繰り返し出てしまいます。

ですので、日頃からこういった練習をして
シャンクが出てしまった際には、

すぐに改善するための予防策というのを
日頃から持っておくという事が、非常に重要です。

今回は、シャンクの練習方法として
ティーを利用した練習。

そして、スイング中のポイントとして腰。

そして、手元が前に出ないという意識を持って練習するという
アドバイスをさせていただきました。

ぜひシャンクの防止に役立ててみてください。

寒さの厳しい2月を超えると、
春のベストシーズンが到来します。

暖かな風の中、草木が芽吹きはじめ、
賑わうゴルフ場。

ラウンドが、とても気持ちの良い季節になります。

そんな中で、シャンクが出てしまうと
精神的にショックも受けてしまいますし、
スコアも中々伸びなくなってしまいます。

待ちに待ったベストシーズンで、
気持ちよく回れるよう。

ぜひシャンク防止に役立ててみてくださいね。



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【ビデオ】遠心力を飛びにつなげる極意とは

2022.02.20
ohmori

From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。
 

さて、今回は
 

 「遠心力を飛びにつなげる極意とは」
 

というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
 

ゴルフをやっていて、遠心力を感じていますか。

遠心力とは回転する軸に対して
重量物がつながって一緒に回転するときに、
その重量物が回転軸から離される方向へ受ける力です。

そして、ヘッドスピードと遠心力の大きさは相関関係が強いので、
遠心力に耐える形をつくるだけでも
ヘッドスピードがアップして飛距離を伸ばせます。

では、この遠心力とそれに耐えやすい体勢のために
意識すると良いことを、じっくり見てみましょう。

(続きはビデオにて)

遠心力を飛びにつなげる極意とは


パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコンまたは)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] または[なし] をクリックします。

 

(おまけ付き)
今回のメールマガジンの内容をPDFでもご覧になれます。
こちらからクリックしてダウンロードして下さい。

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※印刷してファイルなさる方にはこちらが便利です。

ボールヒットに向かって頭を振り出し後方へ押し込む

まさに、ボールヒットに向かってちょうど良いタイミングで
頭を振り出し後方へ押し込めば、そうしない場合に比べて
ドライバーなら20〜30yぐらいは飛距離アップできます。

頭は体重の約8%ともいわれ、
体重が70kgなら頭の重さは6kg近くにもなります。

そのため、ボールヒットに向かってヘッドの遠心力に耐えるイメージで、
頭を振り出し後方へ押し込むことは飛距離アップにとってはかなり有効です。

ドライバーでは積極的に行って、ヘッドスピードをアップさせましょう。

さらに、頭は下に落ちる分には逆に位置エネルギーを貰えるので、
まさに頭は使いようです。

ある意味、自然に重い頭を使って頭を振り出し後方の下側へ押し込むことで、
ヘッドはアッパー軌道を描きながら加速して遠心力にも耐える体勢が
整えられることになります。

頭は落ちてもダフりにはならない

ところで、頭を落とすとダフると言われることもあります。

しかし、しなり戻りの最中でのインパクトなら
しなってヘッドが腰から首の付け根である体幹に近づいています。

そうすると、その分セットアップよりも頭は落下していなければ、
ヘッドはボールに届きません。

まさに、しなりを使ったスイングならしならせた分
どんどん頭を振り出し後方へ押し込むことで、
遠心力に耐えて楽にボールを飛ばせます。

理想の弾道とスピン量

ここで、最大飛距離のための打ち出し角度とバックスピン量が
SRIスポーツ(株)にてシミュレーションで算出されています。

それは、ヘッドスピードが40m/sの平均的なゴルファーでは、
打ち出し角度25度前後でバックスピン量は
毎分1500回転ぐらいで飛距離が最大となることです。

ところが、実際の打ち出し角度はもっと低いことに加え、
バックスピンはかなり多くなっています。

正しくスイングした場合、打ち出し角度は15度前後で、
バックスピンは3000回転ぐらいが限界です。

そこで、理想に近づけるためには頭を振り出し後方へ押し込む動きで
回転の軸を振り出し後方へ傾けてヘッドを上昇させます。

ボールヒットに向かって遠心力に打ち勝つイメージで、
頭を振り出し後方の下方向へ押し込むようにしましょう。

この頭の押し込みによって、体幹が振り出し後方へ倒れます。

そうすると、ヘッドの遠心力への対応力のアップと高い打ち出し軌道に加えて、
さらに飛びのための要素が追加されます。

体幹が振り出し後方へ傾く動きそのものが、
僅かとはいえクラブを左に振る動きとなります。

そして、その分ヘッドは加速されてヘッドスピードに加算され、
限界まで飛距離が伸びる全身の動きが完成します。

手元は左股関節前

ところで、セットアップで手元は左股関節の前辺りにあるようにします。

理由は、両手の前後差があることと、
振り出し後方からボールを覗きたいからです。

極端に右手をグリップの先の方へスライドさせてみると、
シャフトは大きく体の右方向へ向きます。

これは極端に行った場合ですが、
基本的には左手が手前で右手が先にあるので、
両腕に余計な力が入っていないなら
シャフトは右斜め前方向に向いていることが自然です。

そのままクラブを支えたら、
グリップエンド側を持っている左手は左股関節の前辺りになります。

また、左腕が遠心力で引っ張られたとき
手元はどこにあると楽にクラブを支えることができるかを考えても、
セットアップでの手元のポジションが理解できます。

左腕でクラブにかかる遠心力を支えますが、
左腕は左肩に付いて体幹が右に傾いていたなら
左手は左股関節前あたりに引っ張られてきます。

そして、手元が真ん中に寄るほど、
左手首が甲側に折れすぎになります。

左腕は命綱と言われ、セットアップとボールヒットで
長さや形があまり変わらないほど、スイングは簡単になります。

例えば、セットアップで左手首の甲側への折れる角度が大きいほど、
ボールヒットに向かって遠心力がかかって腕が伸ばされたときに
ヘッドが体から離れてダフりやすくなります。

また、左手首が甲側に折れすぎだと
すくい打ちや手首のパンチが入りやすくなり、
アプローチでのタッチも合いにくくなります。

ライトエルボーライン

ところで、スイングの軌道を評価する場合に、
便利なラインがあります。

ターゲット後方から見て、セットアップでのシャフトの付け根と
右肘の下を結んだラインの延長線をライトエルボーラインと言います。

そこで、ライトエルボーラインとスイングの関係を見てみましょう。

実は、そのセットアップからスイングを行った場合に、
もっとも効率よくボールヒットできる軌道が
ライトエルボーラインに乗っている軌道です。

クラブが遠心力で引っ張られた場合には
グリップエンドがおへその高さの少し上を向くことが、
最も自然で無駄な力を入れないでクラブを支えている左腕の形となります。

グリップ上での両手の前後差がなければ、
遠心力で腕が引っ張られたときに
両腕は肩の高さで支えることが最も楽です。

しかし、両手の前後差があるので、
グリップエンドがおへその高さの少し上を向くぐらいが
一番遠心力を楽に支えることができるポジションとなります。

それがまさにライトエルボーラインにシャフトが沿っている状態です。

そして、インパクトのときにこのライトエルボーラインと
インパクトラインとしてのインパクトでのシャフトの延長線が重なると
最高に効率の良いショットとなります。

このライトエルボーラインよりも上に外れても
下に外れても効率は落ちます。

そのため、インパクトのときにこのライトエルボーラインに乗った状態で
ボールヒットしているかどうかを見れば、
飛距離が出せる状態なのかどうか判断できます。

ライトエルボーラインからはずれてボールヒットするほど、
遠心力に耐えてクラブを振る以外の余計な力を使わされています。

そのため、遠心力への対応力が不十分となり、
能力の限界までの飛距離は出せません。

セットアップでのグリップエンドの向き

さらに、セットアップでのグリップエンドの向きも、
遠心力との関係で楽にボールを飛ばすために重要です。

ズバリ、セットアップでは
グリップエンドは左股関節前のおへその高さに向けましょう。

セットアップでいきなりライトエルボーラインで構えようとすると、
どうしても両肩に余計な力が入ってしまいます。

そこで、セットアップでは遠心力に耐えやすい理想のポジションから、
両肩の力を抜いた状態であるグリップエンドが
左股関節前のおへその高さぐらいになるようにセットします。

そして、この手元のポジションから遠心力で引っ張られて
グリップエンドがおへその少し上に向いたとしても、
ヘッドと体幹の距離はほとんど変化しません。

このリラックスできて、しかもダフったりしにくい
セットアップでのグリップエンドの向きを
強く意識するようにしましょう。

逆くの字

ところで、セットアップで体の正面方向から見て
体が「逆くの字」を意識すると、スイングは効率良くなります。

「逆くの字」をセットアップでつくっておくと、
ダウンスイングで上半身が落下するだけで
遠心力に耐えやすい体勢ができます。

さらに、逆くの字の角度が大きくなるほどセットアップでの左肩は
右肩よりも高くなって、まさにボールをターゲット後方から
覗き込む感じになって狙いやすい体勢が整います。

逆くの字は飛距離アップと正確なショットにも連動しますから、
しっかりセットアップで正しい逆くの字を意識しましょう。

そこで、逆くの字のつくり方は次のようにすると良いです。

まずは両脚で均等に立った状態から、
頭をトップ近くである右方向へあらかじめ持っていくことで
上半身を右に少し傾けます。

そうすると、重い頭が右にシフトした分、
体重は右脚に多くかかってきます。

そこで、両脚で均等に乗れるところまで、
腰を少し振り出し方向である左へシフトさせます。

そうすると、ターゲットの後ろからボールを覗き込む、
正しい逆くの字になります。

遠心力に耐えやすいグリップの向き

また、クラブが遠心力で引っ張られたときの左腕の形を確認すると、
正しい左手のグリップの形と向きを理解することができます。

ヘッドが遠心力で引っ張られたときに、前腕を捻る力を入れなくても
ヘッドが軌道に向いているグリップが正しいグリップです。

遠心力で腕が引っ張られたときの形を
セットアップからすでにつくっておくことで、
ボールヒットでの余計なコントロールを排除できて
清々と振り切ることができます。

左腕が遠心力で引っ張られたときの左手の親指と人差し指でできる
Vの字がどんな方向を向いているかと言うと、
首の右端と右肩の端の真ん中ぐらいを向きます。

セットアップが完了して左手の薬指の付け根である3つめのナックルが
しっかり見えているなら、左手のグリップの向きは遠心力がかかっても
変化しない正しい向きになっています。

グリップエンドを少し余らせる

ところで、グリップエンド側は太くなって、
遠心力がかかってもグリップがすっぽ抜ける方向へ
ズレにくいようになっています。

そこで、グリップエンドを1cmぐらい余らせるぐらいにしましょう。

そうすると、自ら出そうとする力でグリップを握らなくても、
スッポ抜けないで前腕や肩とかさらには肩甲骨に余計な力が
入りにくくなります。

長いクラブほど意識すること

そして、長いクラブほど意識すると良いことがあります。

それは、セットアップでトウ側を浮かせることです。

ボールヒットではセットアップのときよりも、
ヘッドが遠心力で引っ張られて
トウ側が低くなるトウ・ダウンになります。

そのため、セットアップではトウを少し浮かせたトウ・アップで構えると、
インパクトでヘッドのソール面が水平になって
フェースが狙った方向を向いてくれます。

リコック

ついでながら、フォローではリコックを意識します。

振り切れるためのコツとしては、
ボールヒットでクラブが引っ張る遠心力に任せることです。

とはいえ、腰の高さ辺りからは左肘を畳んで
手首を親指側へ折るリコックを意識することで、肩や腕に負担をかけずに
クラブをフィニッシュに向かって楽に動かすことができます。

遠心力への対応を強く意識して、
まずはセットアップから、そして、ボールヒットに向かって
頭の振り出し後方への押し込みを強く意識してみましょう。

遠心力と仲良くなれば、楽にボールを遠くまで
飛ばすことができるようになります。

追伸:「e-putt Gate」が個数限定で緊急入荷

私も開発に携わったパター上達の秘密兵器
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では、また。
 

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【ビデオ】肩甲骨を上手に使えるようになるコツとは…

2022.02.19
服部hattori

From:服部コースケ
沖縄の自宅より、、、

おはようございます。
服部コースケです。

本日もメールをご購読いただき
ありがとうございます。

ゴルフ上級者の方やプロは

「どうしてあんなに飛距離が出せるのだろう?」

と思った事ありませんか。

ボールを遠くまで飛ばすためには、
『肩甲骨』の使い方が重要になってきます。

トッププロの間では、ゴルフスイングにおいて
肩甲骨が重要だということはなかば常識ですが、

意外と、アマチュアゴルファーの方が
その事実を知っている人が少ないんです。

技術レベルを大きく分けるポイントがそこにあるのに、
それを知らないままでいるのは、
もったいないと思いませんか?

ゴルフでパワーを貯めるには、
トップで十分な捻転差が必要です。

そのためには『右の肩甲骨』の動きが欠かせません!

柔軟に動かすことによって可動域が広がり、
大きなスイングができるようになります。

特にテークバック~トップポジションでは、
右の肩甲骨を支点に腕を上げていくことが重要です。

肩を90°回転させることができれば、
ヘッドを加速させる助走距離が長くなるので、
これだけでも飛距離アップが望めます!

今回は右肩甲骨を大きく動かすための
ワンポイントレッスンをしていきたいと思います。

冬場でゴルフ場に行けない方でも、
室内用ゴルフボールなどをご使用いただければ、

練習できる内容となっておりますので、
ぜひ、チャレンジしてみてください。

スマホの方、動画が見れない方はこちら

パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコンまたは)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] または[なし] をクリックします。

 

肩甲骨の使い方で
飛距離アップするコツ!

肩甲骨をうまく動かすにはコツがあります。
下記を日頃から意識してみてください。

■動きを意識する
ただ動かすのではなく「動いている、動いている」と
イメージするだけでも柔軟性がアップします。

■無理をせず、リラックスしておこなう

力んでストレッチをすると固くなってきますので、
ゴルフには逆効果です。

リラックスして力を抜きながら行うことで可動域も広がります。
痛みを感じたままおこなっても筋肉を傷つけているだけですので、

「気持ちいいな」と思えるくらいでおさめておきましょう。

■カラダ全体の柔軟性を高める

全身の骨や筋肉は連動して動いていますので、
他に固いところが影響していると柔らかく動きません。

ゴルフは肩甲骨だけではなく、
全身も柔らかくしていきましょう!

ラウンド後も疲れが残らないようになります。

寒い時期のゴルフは体の柔軟性が落ちてしまいがちです。
ラウンド前にはぜひ入念にストレッチをしてみてください。

特に肩甲骨周りのストレッチを重点的に行っていただくだけでも、
飛距離にも影響がありますので、試してみてくださいね!

ただ、痛みや脱臼の癖のある場合は無理せず、
ご自身の体調を向き合い実践してみてください。

本日も最後までご購読いただきありがとうございました。

服部コースケ




<本日のオススメ>

大人気の『GARMIN S62』が
実は、まだ少し残っています。

今週の水曜日に販売終了していた
『GARMIN S62』ですが、
実は残り5個だけ残っております。

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風向、風速、高低差までも表示可能な
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