カテゴリー別アーカイブ: モチベーション

過去を乗り越える方法

2015.03.10
小原obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原です。

先日のことですが、
レオナルド・ディカプリオ主演の
華麗なるギャッツビーという映画を観ました。

主人公のギャッツビーは、
誰もがうらやむ億万長者。

人生、順風満帆に見えます。

でも、どこか上手くいっていない、
そんな様子が漂っています。

そして実際に人生が狂い出します・・・。

とても面白い映画なので
ぜひ観てほしいのですが、
この映画から私が学んだことはひとつ。

それは「執着」を捨てることの大切さです。

人生が楽しめない理由、
または人生が楽しくなくなる理由、
それが「執着」だと思いました。

思い返してみれば私たちは
常に「執着」を抱えて生きています。

「自分」への執着
「他人」への執着
「恋人」への執着
「お金」への執着
「モノ」への執着
「住まい」への執着
「過去」への執着
「未来」への執着

などなど。

「執着」が原因でストレスを抱えたり、
楽しくなくなったり、辛い気持ちになったり。

逆に「執着」を捨てることで、
潜在意識が活性化して、
いい結果を生むこともたくさんあります。

例えばゴルフでも、
過去のミスにとらわれてしまうと、
同じようなミスをしてしまいますよね。

大事なのは次の一打なのに、
過去のミスが頭をよぎってしまって、
「ああしとけばよかった」などと執着し、
ゾーンに入るのを逃してしまいます。

これは過去への執着ですね。

過去はもう過ぎてしまったこと、
そこに執着しても何も生みません。

そうではなく、
「今この瞬間」に集中することで、
潜在意識が活性化して、
パフォーマンスがあがります。

ゴルフをやっている時にも
過去に執着するのではなく、
「今できること」に集中すると、
不思議と調子が上がってきます。

成功哲学の元祖と言われる、
アール・ナイチンゲールという人は、

『Your Past Does Not Control Your Future』
あなたの過去はあなたの未来をコントロールしない。

と言っています。

過去があるから今のあなたがある。
それは間違いない事実ですが、

大事なのは、過去が、
あなたをコントロールしているわけでないということ。

コントロールを握っているのは
過去の自分ではなく、今現在の自分ということ。

ゴルフも、人生も、なんだってそうです。

過去の失敗、ミス、後悔は捨てて、
過去の成功も乗り越えていきましょう!

大切なのは今この瞬間です。

ラウンド中、過去にとらわれそうになったら、
ちょっとこのことを思い出してみてください。

またメールします。

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高校球児だった方は読まないで下さい…

2015.03.09
koga

From:古賀公治
尼崎テクノランドより、、、

こんにちは、ティーチングプロの古賀公治です。

さて今日のテーマは、

 「スポーツ、日本が勝てない理由」

ということで、お話ししたいと思います。

タイトルにも書かせていただいた通り、
子どもの頃野球をやっていた方、高校球児だった方には
ちょっとご批判を受けてしまうような話かもしれません。

ですがこの話は、ゴルフにもとても関係のある話なので、
あえてさせていただきます。

さて、これはとある高校の野球部での話なんですが。。。

良かれと思ってやったことが…

とある学者が、ある高等学校の野球部に
こんな提案したことがあるそうです。

「1週問に1日、子どもたちに自分を見つめるための
 休みを与えたらどうですか?
 先生はその7分の1だけ損したと思われるかもしれませんが、
 今までの20パーセント以上、
 子どもたちの心と体は逞しくなることを保証します」

そんなことを言われて、普通はそんなこと
すぐにできるわけがないと思いますよね。

ですがその野球部の指導者は聞く耳を持った立派な方で、
このように答えたそうです。

「では土・日は他校との練習試合があるので、
 月曜日を一日休みにしてみます」

ということで、その学者先生の話を早速実践してみることに。
ですが。。。

1か月ほど経って、高校球児たちの父兄から
次のような苦情が出たそうです。

「先生、子どもたちを今まで同様、グラウンドに置いといてください。
 へたに休みを与えると、勉強の仕方はわからない、
 野球仲間以外に友だちは一人もいない、
 遊び方も知らないということで、
 家のなかでゴロゴロして目障りでしようがないんです」

つまり、球児たちに良かれと思って与えられた休みに、
身の処し方がわからなくなってしまったんですね。

命令に従うのが良い子?

もちろんこれはあくまで一つの例といえばそうですし、
こうした生徒さんばかりではないのはもちろんです。

ですが、野球を通していつも号令1つで監督の命令に服従するのがいい子で、
自らものを考えて行動するという習慣を失なってしまった。

野球浸けになって、監督やコーチの指示通りに
100パーセント行動する生活が習慣となって、
いつの間にか自分のことを自分で判断できなくなってしまっているのです。

リトル・リーグ時代から彼らは、土日も朝から晩まで、
日が暮れるまで野球漬けになっています。それなのに、

 「野球は集団でやるのだから
  社会性を養ううえにおいては、非常に優れたスポーツだ」

と、いろいろな人がいろいろなところで語っておられます。
ところが私に言わせれば、とんでもない誤解をしています。

彼らは、野球仲間以外は友だちゼロという、
非常にかわいそうな存在なのです。

ヒナのころからわが家で長年飼っていたフクロウが、
成長したので森へ戻してやろうとしたところ、
翌朝起きてみたら軒先にいた。

もちろんここで申し上げたような生徒さんばかりではないでしょうが、
そういう現象が彼らにも起きているのです。

いわゆるチームスポーツのボールゲームだけを経験すると、
仲良しになるというのは、
イコール相互依存だと錯覚してしまう恐れがあります。

実際、集団ゲームだけを体験した人は、
社会に出てから個人で解決しなければならない問題とか、
窮地に陥ったときの問題解決能力が低いのではないかと分析する学者がいます。

たとえば野球などの場合、ピッチャーが
「今日はバックに救われました」とか、

野手が「今日はピッチャーがよく投げてくれました」とかいうのは、
社会学者にいわせると、寄り掛かりだというわけです。

一方、ゴルフではどうか?

ゴルフはどうでしょう。

ゴルフのような個人スポーツなどは、どんな窮地に陥っても、
自らの力で切り開いていかなければならないわけですから、
精神的にも肉体的にも逞しい人問に育っていくのではないでしょうか。

個人スポーツをやっている子どもは、
概して独立心が旺盛のような気がします。

ただ個人スポーツだけで集団スポーツの経験のない子どもは、
自己主張が強すぎるきらいもあります。

ですので子ども時代はやはり、個人と集団のスポーツの両方を
取り入れたほうが、「個の問題解決能力」も養われますし、
人問的にも立派に成長すると思います。

水泳をやったり、野球をやったりといろいろな種目を
やる機会を与えてやれば、基礎的体力はもちろんのこと、
多面的な運動能力の向上が非常に期待できます。

欧米では、こうしたことは当たり前に行なわれています。

その証拠にジュニア国際大会では、日本と欧米とではそんなに差がありません。
実際ジュニアのゴルフ大会では日本人が優勝することも多々見られます。
それはなぜか?

1つは、欧米では、個人個人がいろいろな種目をこなしますので、
一つの種目に巧みになる時問がありません。

2つは、欧米では勝ち負けにこだわりませんから、
勝つための作戦については、あまり時間をかけて指導しないからです。

ところが、大学やオリンピックとなると、
日本はまだまだ欧米に太刀打ちできません。

それは、欧米では子ども時代に培った多面的な運動能力や
問題解決能力が、大人になって開花するからです。

このように、まだまだ日本では勝ち負けだけにこだわって、
パフォーマンス(運動過程)を評価しません。

戦前の日本では、一つのスポーツに巧みな子どもは、
いろいろな種目に引っ張り出されました。

それが怪我の功名で、大人になってから国際的に通用する選手や、
偉大な指導者として名を馳せたのです。

第十回ロサンゼルス・オリンピックで、アジア人として初めて
100メートル10秒3で入賞し、「暁の特急」と呼ばれた吉岡隆徳選手は、
学生時代は器械体操を含め、数種目の選手でした。

この例からもわかるように、多面的なスポーツをやると、
肉体的にも精神的にも基盤がしっかりした、
底辺の広い運動能力が身につくのです。

そうしたことが、頂点をますます高く、そして鋭くするのです。

今日はこんなところにしておきます。

もし疑問については、コメントいただだいたものから
お答えできる範囲で順次お返事を書いています。

画像付きでないと説明が難しいものについては
お答えできないことがあることをご承知ください。

なおお読みになった方は、そちらについても再度コメントをいただけると
「既読」かどうかが私から見てもわかるのでありがたいです。

それでは、今日はこのへんで。

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「心」マンネリからの脱却

2015.03.08
omori

From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。

さて、今回は

 「心・マンネリからの脱却」

というお話をさせていただきます。

なんだか最近、スコアも変わらないし、練習場に行っても、
いつも同じで、芯を食ったショットだって、
日に何発というぐらいしか出ない。

パターだって、あんな小さな穴に劇的にポンポンはいるなんて、
考えたって、ありえない気がしてきた。

そんな閉塞感というか、自分の実力はこんなもんで、
ま、練習したとしても、現状維持できればいいとするしかないか。

年齢と共に、筋力や関節の可動域は落ちる一方だから、
現状維持だって、たいへんな事なんだし。

進歩する楽しみというのを、最近感じてないな。

。。。なんて事もあるのではないでしょうか。

そんなあなたに、新しい道を発見できる
揺さ振りをかけさせていただく事にしました。
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【ビデオ】コースに出るとダフってしまう?

2015.03.05
近藤kondou

From:近藤雅彦
千葉駅のドトールより、、、

おはようございます、近藤です。

今、ゴルフに対して、
自信をなくしている人はいませんか?

何をやってもミスが出るし、
何をやっても上手くならないし、
何をやっても100が切れない。

もうゴルフなんてやめてやる!

・・・ちょっと待った!

そんなあなたにひとつ、
覚えておいてほしいことがあります。

もしあなたが何をやっても上手くいかないなら、
ひとつの分野でNO.1になりましょう。

どういうことか?

詳しくはあとがきで・・・

さて、今日のウィークリー動画では
コースでダフりが出てしまう方に、
オススメの練習方法を紹介します。
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絶対に言ってはいけない言葉

2015.02.24
小原obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

「この前たまたま80が出たんですよ!!」

先日ある生徒さんから電話が来て、
そう報告してくれました。

その生徒さんの平均スコアは90前後で、
80が出たというニュースは正直驚きでした。

すごく嬉しいことだし、
革命的な出来事だと思いました。

でも、気になったのは、
その生徒さんが最後に言った言葉。

その生徒さんは、絶対に言ってはいけない、
ある言葉を発したのです・・・
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生徒さんにガッカリしました。

2015.02.17
小原obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

先日千葉のゴルフ場で
グループレッスンをしてきました。

4人一組のレッスンです。

気温も暖かく、爽やかな晴れで、
素晴らしい1日だったのですが、

実はひとつだけ、
とてもガッカリすることがありました。

レッスンの参加者さんも
このブログ見てるかもしれないので、
こんなことを書くのは気がひけますが、

ゴルフが上手くなりたいなら、
チャンスを逃さないことが
大事だと思うのです。

そんなことってある!?

その日は、
9時にレッスンを開始して、
午前は練習場でビジネスゾーンの確認、
午後は実際にコースでのラウンドレッスン。

そんな感じで15時頃には
一通りのレッスンが終わりました。

いつもならそこで解散、
となることが多いのですが、

参加者のTさんという方が、
パターの練習をもう少ししたい、
とおっしゃいました。

もし可能なら、
あと1時間だけレッスンをしてほしいと。

私もその後、予定がなかったので
「いいですよー!」と快く回答しました。

よくして頂いているゴルフ場なので、
支配人にお願いしたら、実際にコースに出て、
各ホールごとのグリーンを使えることに。

そしてせっかくなので、
みなさんもあと1時間やりましょう、と言って、
練習場の方へ向かったのですが、

後ろを振り返ると
ついてきたのは4人中2人。

あとの2人は、
もう疲れたのでいいです、
と言って帰っちゃいました。

今日はかなり勉強になりました、
あとは自分でやってみます、と。

私はかなりびっくりです。

私のレッスンを抜きにしたって、
実際のグリーンを使って、
パターの練習をたっぷりできるのに、
興味がないんでしょうか・・・

疲れたと言ったって、たった1時間です。

こんな勉強の機会、なかなかないのに・・・

帰った生徒さんには申し訳ないですが、
かなり私はガッカリでした。

実際にグリーンでの練習では、
ラインや傾斜の読み方などを
じっくりとお伝えできました。

1時間後には2人のパッティングも
かなり安定してきていました。

帰っちゃった生徒さんにも
ぜひ参加して欲しかったです。

百聞は一見に如かず

実際にやってみることは、
頭で理解するよりも、
何倍も上達につながります。

調べる、そして見る。
そして、体験する。

これが大事だと思います。

私がプロを目指していた時、
先輩プロに必死でお願いをして、
練習に付き合ってもらいました。

真っ暗になって、
ボールなんてほとんど見えないのに、
夜中まで練習していました。

練習が終わったら、
ほか弁をご馳走するという約束で。^^

夜中まで練習しましょう、とは言いませんが、
体験するチャンスがあったら
迷わず飛び込むこと。

チャンスを逃すことはあまりにももったいないです。

あなたも知らず知らずのうちに、
上達のチャンスを逃していませんか?

またメールします。

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今まで飛距離200y程度で
ライバルとも思っていなかったゴルフの友人が

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「心」笑いでスコアアップ!?

2015.02.15
omori

From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。

さて、今回は

 「心・笑いでスコアアップ」

について、語らせていただきます。

「極限になると、笑う」そんな不思議が
今も私の教訓として、頭から離れません。

でもそれは、人に備わったすばらしい機能なんだと、
つくづく感じます。

しかも、それがゴルフのスコアアップにつながるという、
なんともおかしな(?)話ではあります。

そして、この「笑い」は、
作り笑いでも、まあまあの効果があるのですから、
さらにおかしな(?)話になります。
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主婦に学ぶ、ゴルフメンタル論

2014.05.13
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

先日、電車に乗っていたときのこと。

仲良し主婦仲間5人組で
ご飯に行った帰りでしょうか。

女性の方々が横一列に座って
大きな声で話していたんですね。

「美味しかったわね~」

「次は○○に行きましょう
 あそこのエビチリが最高なの」

なんて。

最初は気にならなかったんですが
途中から旦那さんの話が始まったんですね。
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目標は忘れてしまうから、宣言しよう!

2013.12.03
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

今日はもう12月3日、ついに師走になってしまいました。

あなたの今年の目標、
ここまででどれくらい達成することができましたか?

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【小原大二郎】上達を加速させる道具選び

2013.04.20
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

今日は、道具の話をしたいと思います。

特にまだゴルフを始められたばかりの方は必見です。
もちろん既に100切りをされている方にも参考にしていただきたいと思います。
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できていますか? ゴルフとのいい関係を築く基本

2013.03.01
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

今日は、ゴルフ上達に重要な影響を与える
 「ゴルフとのいい関係を築く基本」
についてお話したいと思います。
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ゴルファーにとって一番怖いものって何?

2013.01.28
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。
今日は「ゴルファーにとって一番怖いもの」についてお話しします。
「一番怖いもの」。。。それは何だと思いますか?
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ゴルフ上達の限界

2012.12.19
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。
今日は、ゴルフの限界に挑戦するというお話をします。
ゴルフでも仕事でも、どんなことでもいいのですが、
あなたは限界に来たなと感じた時、どのような行動を取るでしょうか?
今日はそんな話です。
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ゴルフのモチベーションを保つには

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
 
おはようございます、小原大二郎です。
 
今日は「ゴルフのモチベーションを保つ方法」についてお伝えします。
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スコアがよくなるとヤル気が下がる?

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。
今日は「スコアがよくなるとヤル気が下がる」という話をします。

 
「え? 逆じゃないの?」

「あれ、書き間違いでは?」

 
もしかしたら、そう思った人もいるかも知れませんね。

 
でも、、、これはゴルフが上達する上での大きな落とし穴だったりするんです。

 
■「モチベーションが上がらないんです。。。」
私が教えている生徒さんの中で、
去年、待望のシングルを達成された方がいらっしゃいます。
Tさんは40代の男性。都内の上場企業にお勤めで、
今でも不定期でレッスンをさせていただいています。

 
習いに来始めた当初は、110以上は平気で叩いていて、
時には130以上叩くこともざらでした。
仕事関係のコンペに呼ばれることが多くて、
その場で恥ずかしい思いをしたくないということで、
友達の紹介で私のところにレッスンに来るようになりました。

 
しかし、今ではシングルを達成して、コンペの組み合わせ表を見ると、
自分が一番ハンデがいいこともよくあるのだそうです。
「Tさん、ちょっとスイング見て欲しいんだけど。。。」

「このホールだったらどこに打ったらいい?」
そんなことを一緒に回る人に聞かれることも増えてきたのだとか。

 
「そんなふうになれたら、ゴルフがうまくなったら、
ゴルフをやっていてもさぞかし楽しいんだろうなあ。。。」

 
あなたはそんなふうに思ったかもしれませんね。

 
でも、実際はそうでもないようで、
Tさんはこの前のレッスンで、私にこんなことをおっしゃいました。

 
「何だか最近、モチベーションが上がらないんですよね。。。」

 
■なぜ達成感が得られないのか?
うまくいっている人というのは、やる気にあふれていて、
周りから見たらゴルフで何の悩みがあるのかと思うかもしれませんね。
しかし「上手くいっている」人の一番の問題は、
もしかしたらモチベーションなのかもしれません。

 
その理由は簡単です。
今までのTさんは「こんなスコアではあまりに恥ずかしい」
「周りに迷惑をかけたくない」という強いモチベーションがありました。
そして、今までの自分を変えたいということでチャレンジを重ねて、
成果を出してきました。

 
もちろん、乗り越えなければならない問題もたくさんありましたし、
シングルまでの道のりも決して平坦ではありませんでした。
今の自分を超えるためにゴルフを上達させていって、
少しずつ結果が出てきて、自分でも驚くような上達を遂げられました。

 
でも、、、
いざシングルになってしまうと、なぜかヤル気がおきなくなってきた。
初めて100を切った時の達成感はひとしおだったけれども、
90切り、80切りを達成した時には、充実感はあったものの
なぜか100を切った時ほどの達成感を得られなかった。。。
以前のTさんにとっては、夢のまた夢のように思えた
「80切り」を達成したのに。。。

 
■自分の枠内だけではモチベーションは上がらない
おそらくTさんの場合、100を切った時点で、
「こんなスコアではあまりに恥ずかしい」「周りに迷惑をかけたくない」
という欲求は満たされてしまったのでしょう。
その時点で「恥をかきたくない」という目標は達成されてしまったので、
90切り、80切りの時にはそれほどの達成感が
得られなかったのではないかと想像します。

 
誤解のないように言っておきますが、
Tさんはゴルフを不真面目にやっているわけではありません。
100を切った後も、不定期ですが私のところにレッスンに来ていましたし、
もしTさんが不真面目なら、100を切った時点で
私のところに来なくなっていたでしょう。
そしてもちろん90切り、80切りを達成することもなかったでしょう。

 
・・・では、このようなTさんの場合、
どうすればモチベーションを保つことができるのでしょうか?

 
私は二つほどアドバイスをしました。一つ目は、
「一度、プロのツアー大会を見に行ってみてはどうですか?」
ということです。

 
ツアーを見に行った方ならわかると思いますが、
プロのプレーを間近で見ることはとてもいい勉強になります。
テレビなどで見ていると、プロは常にナイスショットをしているように感じますが、
ボールを右にも左にも曲げますし、林に打ち込むことだってあるのです。
特にTさんぐらいのレベルになると、
そうしたトラブルからプロがどのようにリカバリーしているかを見ることは
とても参考になるはずです。
ちなみに、見に行くのは別に男子ツアーでも女子ツアーでもかまいません。
どちらでも得るものは必ずあると思いますよ。

 
■がんばっている人と会う
もう一つのアドバイスは、
「一度、アマチュアの大会に出てみては?」
というものです。
今までは会社関係のコンペばかりに出ていたので、
どうしても知っている人と回っていると、甘さが出ます。
まあ言ってみれば、お山の大将みたいになってしまうんですね。

 
でも、周りが全く知らない人で、
しかも真剣にスコアを競うような大会に出ると、
「ああ、自分もまだまだなんだな。。。」
ということを痛感するようになります。
そして「もっとがんばろう!」という気持ちになります。

 
うまくなるには、がんばっている人と会う、これに限ります。
あるいは、自分がスゴイと尊敬できるような人と会うことです。
言葉にしてしまえば、簡単なことかもしれません。
しかし、その効果は絶大です。
きっと、120、130を叩いていた頃の気持ちを思い出して、
自分もちゃんとしなきゃという気持ちになるはずです。

 
自分の枠にとどまっているだけでは、
モチベーションはいつまでたっても上がることはありません。
そこであえて自分の枠、コンフォートゾーンの外に出て、
がんばっている人、スゴイ人に会う。
これがモチベーションを下げないために、簡単にできることです。

 
人間は他人から刺激を受けて成長していく生き物です。
だから、手っ取り早く確実なのは、すごいなって思う人に会うことです。
うまくいくとモチベーションは下がります。
しかし、下がりっぱなしにしてたらそこで終わりです。
機会は自分で探し、自分で作り、自分で求めていく。
選択肢はそれしかないのかもしれません。

 
またメールします。
小原大二郎

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