カテゴリー別アーカイブ: アドレス

【ビデオ】これで脱出、バンカーショット

2014.06.25
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

本日はウィークリーレッスン動画を配信します。

バンカーに入れてしまったら最後だ、
スコアがメチャクチャになった。
バンカーが怖い。入れたくない。。。

バンカーに対して、嫌なイメージがある方は、とても多いので
はないでしょうか。

でも不思議とバンカーを苦手にしている人ほど、バンカーに
吸い込まれるように入ってしまうんですよね。

今回は、バンカーから一度で脱出して、苦手を克服するために、
ワンポイントアドバイスさせていただきます。

バンカーから一度で出ない原因の多くは『バンカーでのダフリ』です。
つまり、砂を多く取り過ぎている。

バンカーでダフらない為には、今までもっていたバンカーショット
のイメージを変えることが大切です。

バンカーショットのイメージ=「クラブヘッドを砂に打ち込む!」
こう思っていませんでしたか?

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【ビデオ】アプローチを成功させるためのポイント

2014.04.15
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

本日はウィークリーレッスン動画を配信します。

今回は、アプローチを成功させるためのポイントを
アドバイスさせていただきます。

コースに行ってアプローチが安定しない方は、
構えに問題があるケースがほとんどです。

ご紹介する3つの位置を常に一定に保つことで、
練習場で練習した成果をコースでも発揮しやすくなります。

一度ご自分の3つの位置をチェックしてみましょう。

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【ビデオ】ターゲットに対してまっすぐに立つ

2013.12.25
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

コースに行った時に仲間から「右を向いているよ」「左を向いているよ」と
アドバイスされることがあるかと思います。

今日のウィークリーレッスンでは
ターゲットに対してまっすぐに立つためのポイントについてです。

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「ビハインド・ザ・ボール」の誤解

2013.02.28
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
 
おはようございます、小原大二郎です。
前回、インパクトの頭の動き(正面)についてのお話でしたが、
今日はその話の続きで、
“インパクトのビハインド・ザ・ボール”
について、より突っ込んでお話ししていきます。
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インパクトにおける手元の位置(後方)

2013.02.21
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。
前回から、腰から腰のダウンスイングについてのお話をしていますが、
今回もその話の続きで、
“インパクトの手元の位置(後方)”
について、お話ししていきます。
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アドレスは酸素

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
 
おはようございます、小原大二郎です。
 
今日はゴルフスイングの大切さについて、改めてお話ししたいと思います。
きっともう、みなさんもよくわかっていることですし、
今さらという気持ちもしないわけではありません。
ですが、最近ちょっと印象的なことがあったので、
しつこいですが、あえてここに書きたいと思います。
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バックスイングの伸び上がり・沈み込みの3つの原因

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
 
おはようございます、小原大二郎です。
 
前回、バックスイングの肩から肩についてのお話をしました。
今回もその話の続きで、
“前傾角度の伸び上がり・沈み込みの3つの原因”
について、お話ししていきます。
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バックスイング(腰から腰)での頭の軸とは

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
前回は腰から腰のバックスイングの中から
「腰の動き」に絞ってお話ししましたが、今回は
“頭の軸”
についてお話ししたいと思います。

 
■右や左に動いたりしないように注意
腰から腰のバックスイングでは、
頭は右に動いたり左に動いたりしないように注意しましょう。
アドレスの頭の位置をキープしてスイングすることがセオリーなのですが、
どうしても頭が動いてしまう人も少なくありません。

 
頭が左右に動く原因としては、正しいクラブの動きをしようとするあまり、
目が動いてしまうということが考えられます。
目が動くと、顔も動いてしまいやすいのです。
アマチュアゴルファーの場合、スイングでクラブヘッドが動くことで、
クラブを目が追ってしまい、頭も動いているということが多いようです。

 
どうしても頭の位置が変化してしまう人は、
逆に目を固定してしまえばそれが防げるということです。
そのために一番大切なのは、目が泳がないようにすることです。
では、具体的にどこを見たらいいのでしょうか。

 
■目を動かさないための2つの方法
これには主に二つのやり方があると思います。

 
1.ボールのどこか一点、たとえばディンプルの一点だけを見つめる
(その一点から目を離さないように打つ)
2.ボールをぼーっと見る

 
主にこの2つです。

 

しかし、どこを見るかというのは実はあまり重要ではなく、
大切なことは視界を動かさないようにすることです。
つまり、どこを見るかということではなく、
画面が動かないかどうかということのほうが重要なのです。

 
これはたとえ話ですが、テレビ画面でカメラが右に左に動くと、
自分が動いていないのに気持ち悪くなることがありますよね。
実はそれと少し似ているところがあって
「どこを見るか」はあまり問題ではなく、画面を動かさないようにすること、
すなわち眼球を固定しておくことが大事なのです。
眼球が固定されていれば、左右の頭の振れをなくすことができます。
そのために「一点だけを見つめる」のがよいのか、「ボールをぼーっと見る」ほうが合っている
のかは人によって違いますので、自分に合っている方法を選ぶようにしてください。

 
■顔の向きで考えてもOK
頭の動きについてここまで述べましたが、
実は顔の向きを左や右に傾けずにストレートに保つことでうまくいきます。
顔の向きさえストレート(まっすぐにして傾けないように)にしていれば、
下半身の軸と上半身の軸が連動して
正しいスイング軸を保つことができるのです。

 
ゴルフスイングというのはそもそも、
スイング軸に対して直角に回転することが重要です。
ゴルフでのスイング軸というものは下半身の軸と、上半身の軸の二つあります。
少し難しい話になるので詳しいことは省略しますが、
顔の向きさえストレート(まっすぐ、傾けない)にしていれば、
全てが連動して軸が安定してきます。

 
ここで確認している腰の動き、頭の動きなど、一つひとつのパーツを
確認していく過程も大事ですが、最終的には顔の向きが正しければ、
すべてが連動してうまくいくようになります。
ですので、頭の動きだけではなく顔の向きもしっかりとチェックするようにしましょう。

 
次回も、バックスイング(腰から腰)についての話を続けます。
またメールします。
小原大二郎

 

バックスイング(腰から腰)の適切な前傾角度とは

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
今日は腰から腰のバックスイングの中でも、
特に気をつけなければならない
“腰から腰の前傾角度”
についてお話ししたいと思います。

 
■アドレス時の前傾角度が変わらないように
バックスイングで腕を動かすときに、アドレス時の前傾角度が
変わらないようにすることが大切になります。

 
前傾角度についてはいろいろな呼び方があると思いますが、
ここでは、適切ではなく体が起きた状態を「伸び上がり」、
逆に体が沈んでしまうことを「沈み込み」と呼ぶことにします。

 
この伸び上がりと沈み込みを引き起こす可能性のある体の場所は、
以下の3つになります。
1.膝の前傾角度

2.股関節の前傾角度

3.背骨の前傾角度
(猫背にならないようにする)

 
前傾角度が上下してしまうと、トップやダフりの原因となります。
アドレス時だけではなく、バックスイングを腰まで上げた時にも
この3つについては常にチェックをする必要があります。
すなわち膝、股関節、背骨が構成する前傾角度を変えずにクラブを上げているか、
前傾角度が変わっていないかを一人で練習するときにも確認するようにしましょう。

 
■伸び上がりと沈み込みの一番の原因は膝
この伸び上がりと沈み込みを引き起こす可能性のある3つの要因のうち、
特に気をつけたほうがいいのは膝です。
特に右膝の角度が伸び上がる人がとても多いのですが、
バックスイング時は膝、特に右膝が伸びていないかをしっかりチェックしましょう。

 
しかし、右の膝が伸びないようにといっても、
膝が変わらないように意識するだけではなかなか難しいようです。
そのような場合は、膝の裏の角度が変わらないようにすることがポイントになります。
そうすると前傾角度をキープしやすくなります。

 
いわゆるビジネスゾーン、腰から腰の小さいスイングの段階でも、
膝は必要以上に動かしてはいけません。
また、膝の頭が動いていなくても、膝が屈伸してしまっているのはよくありません。
この膝の角度の他にも「股関節の前傾角度」と「背骨の前傾角度」にも注意します。
股関節が動いたり、背骨が猫背になったり反りすぎたりしないようにしましょう。

 
アドレスと同様、前傾角度はスイングに大きな影響を与えますので、
常にチェックをするようにしましょう。
次回も、バックスイング(腰から腰)についての話を続けます。
またメールします。
小原大二郎

「9ボールルール」とあなたのゴルフ上達の関係とは?

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
前回、ボールの方向性を決める「9ボールルール」について
お話をさせていただきました。
今回はその話の続きで、
“「9ボールルール」を上達に活かす方法”
について、お話ししたいと思います。

 
■9ボールルールの復習
はじめに9ボールルールについての復習ですが、ボールというのは
「飛び出す方向」が3つ

「曲がる方向」が3つ
の、3×3の合計9つのパターンがあります。

 
ボールの飛び出していく方向は、
A.ターゲットよりも左に飛び出す

B.真っ直ぐ飛び出す

C.右に飛び出す
の3つのパターン。

 
そしてボールの曲がる方向は
1.左に曲がる

2.真っ直ぐ飛ぶ

3.右に曲がる
の3つです。

 
■ボールの軌道でスイング、フェースの向きがわかる
おそらくあなたがゴルフの練習をする時は、9ボールルールの
「B.真っ直ぐ飛び出す」+「2.真っ直ぐ飛ぶ」
の弾道を打とうと練習しているはずです。

 
もしあなたがこの「B.真っ直ぐ飛び出す」+「2.真っ直ぐ飛ぶ」
のボールを打とうとしていたとしましょう。
その時、打ったボールの軌道がどうなるかを見れば、
自分の今のスイング軌道、フェイスの向きがどうなっていたかが
分かるということです。
これが分かれば、自分はスイングの中でどこを直せばいいのかもわかります。

 
たとえば、「B.真っ直ぐ飛び出す」+「2.真っ直ぐ飛ぶ」のボールを
目指していて左に飛び出しているのなら、スイングの軌道に問題があることになります。
ですので、スイング軌道、すなわちシャフトの向きを
ストレートで打てるように調整していく必要があります。

 
また、「B.真っ直ぐ飛び出す」+「2.真っ直ぐ飛ぶ」のボールを打とうとして、
飛び出す方向が狙った先で左に曲がったり右に曲がったりするとしましょう。
その場合、インパクト時にフェースがストレートを打つ方向を
向いていないことになります。

 
■ボールのコントロールがゴルフ上達のカギ
100を切れていない人も、80台、70台を本気で目指している人も、
この9ボールルールを理解し、ボールの弾道をコントロールできるように
なるかどうかが、今後のゴルフ上達を考える上で重要になります。
「スイングの軌道」「フェイスの向き」この2つのうち、
最初にやらなければいけないのはスイングの軌道です。
スイングの軌道をコントロールできるようになってから、
次にフェイスのコントロールを考えましょう。

 
この2つを同時にやろうとすると、なかなか理解することが出来ませんし、
どっちもできない、ということになりやすいので注意して下さい。
しかし、2つを分けて練習を重ねていくと、
だんだん両方が同時にできるようになるわけですね。

 
繰り返しになりますが、アドレスはゴルフにおいて一番重要なパートです。
ここでお伝えした9ボールルールと照らし合わせて、
どんなアドレスをしているとどんなボールが出るのかということを確認して、
スイングの確認ができるようになってください。

 
次回はまた別のお話をしたいと思います。
またメールします。
小原大二郎

ボールの方向性を決める「9ボールルール」とは?

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
前回までは、アドレス時の重心の位置について
お話ししましたが、今回は少し趣向を変えて、
“ボールの方向性を決める「9ボールルール」”
について、お話ししたいと思います。

 
■そもそもアウトとかインとかって何?
今までのお話の中で、アドレスのポジションについては
一通り解説をしてきました。
しかしながら、ここまで読んでいただいて、
「そもそもインサイドアウト、アウトサイドインって何?」

「フェイスの向きのことが、まだ実感としてイマイチわからないんだけど…」
そんなふうに思っていらっしゃる方もいるかもしれません。

 
そこで、こうしたスイング軌道とフェイスの向きについて
簡単に理解できるある理論についてお話しします。
それは、、、
「9(ナイン)ボールルール」
というものです。

 
この「9ボールルール」をちゃんと覚えておけば、
今までお話ししてきたことがより立体的に理解できるのではないかと思います。

 
■「9ボールルール」の活用法
この9ボールルールを理解すれば、100以上のスコアで回る人であれば
自分のスイングの問題点を自分でチェックすることがより簡単になります。
あるいは、どうすれば直るのかもだいたい見当がつくようになります。
また、これから80台、70台を目指す人にとっては、
この理論を知ることによって、ボールを意図的に
右に曲げたり左に曲げたりができるようになります。

 

9ボールルールとはどのようなものかというと、
たとえば今のボールの位置からグリーンを目指して打っていくとしましょう。
そうする場合、まずボールの飛び出していく方向には、
A.ターゲットよりも左に飛び出す

B.真っ直ぐ飛び出す

C.右に飛び出す
の3つのパターンが考えられます。
そこからさらに、
曲がる方向がA~Cのそれぞれで3つずつある、ということです。

 
つまり、出球は3×3つの合計9種類のルートに分かれるわけです。
この、飛び出していくボールの向き、そして曲がる方向を表したものを
「9ボールルール」と呼んでいます。

 
A~Cは、スイングの軌道のことを言っています。
アウトサイドイン、オンプレーン、インサイドアウトという軌道が、
ボールがどちらに飛び出していくのかを決めているのです。
一方、曲がる方向はインパクト、すなわちクラブのヘッドが
ボールに当たる瞬間、フェースの向きがどうなっているかで決まります。
これによって9つの弾道に分かれるというわけです。

 
次回はこの9つの弾道についてもう少し掘り下げてお話しします。
またメールします。
小原大二郎

スイングの再現性に影響! 前後の重心の位置

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
前回は、アドレス時の重心の位置についてお話ししました。
前回は重心の左右の位置についてのお話でしたが、今回は
“アドレス時の前後の重心の位置”
について、お話ししたいと思います。

 
■重心(前後)のセンターは足の拇指球
アドレスの最後は、前後の重心の位置ですが、
前後の重心のセンターはどこになるのでしょうか?
一般的に前後の重心のセンターに取るのは、足の拇指球です。
(拇指球=ぼしきゅう:足の裏、親指の付け根のふくらんだ部分)

 
拇指球を超えて、指のほうに重心がかかってきたら、重心が前すぎです。
指のほうに重心が行くと、かかとが浮いてきますので、そこからもわかります。
逆にかかとに体重が乗っていると、重心が後ろになった状態です。
この場合、足の指の腹が浮いてきます。

 
前後の重心の位置がずれると、バランスの取れたスイングができなくなり、
バランスを崩してしまいます。
そうすると結果的にボールが曲がるなどのミスショットの原因にもなります。

 
■重心とダフリ、シャンクの関係
では、重心の位置がずれると、具体的にどのようなボールが出るのでしょうか?
重心が前になると、前につんのめって前傾角度が深くなります。
結果としてダフリやシャンクが多くなります。
逆に重心が後ろに行っていると、前傾角度が浅くなるので、
トップしたり、フェイスの先にあたって距離を大きくロスしたりということになります。

 
◇(重心位置)前寄りの重心位置

⇒ フラットなスイング軌道になりやすい

⇒ クラブがインサイドアウトの軌道を描きやすい

⇒ (影響)ダフリが出やすい
シャンクしやすい
◇(重心位置)後ろ寄りの重心位置

⇒ アップライトなスイング軌道になりやすい

⇒ クラブがアウトサイドインの軌道を描きやすい

⇒ (影響)ダフリが出やすい
シャンクしやすい

 
一般的な傾向として、フックボールを打つ人は、重心が前よりになっている人が多く、
フェードヒッターの人はつっ立ち気味で重心が後ろになりやすい傾向があります。
「体重移動がスムーズにできない」という相談をよく受けますが、
そういう人は重心がずれているために体重移動ができないことが多いようです。
右にずれていると、大きく左に大きくスライドさせないといけませんし、
左にずれていると、左に大きく動かさないといけなくなるからです。

 
■重心がずれたままだとスイングの再現性が欠ける
重心の位置と身体の中心が一致していれば、
最短距離での体重移動が可能になります。
もちろん、重心がずれたままで帳尻を合わせるように
スイングをすることはできるかもしれません。
しかし、そのような帳尻を合わせるようなスイングですと、
どうしてもスイングの再現性に欠けます。

 
ゴルフのスイングは再現性のあるスイングがスコアアップにつながります。
私がスクエアでのスイングを薦めるのは、スタンスの中央に重心を置くように
心がけることで体重移動の悩みが減ると考えているからです。

 
たとえば、歩いているときに骨盤の位置をずらして歩いたら歩きにくいのと
同じで、真っ直ぐ歩きたければ、骨盤の位置を中心にしたほうがいいに決まっています。
よく体重移動、体重移動、と言われますが、骨盤の位置を正しい位置にすることで
余計な動きのない、スムーズな体重移動が可能になります。
初心者の方はまず重心の真ん中を理解することを第一にしましょう。

 
またメールします。
小原大二郎

ボールの曲がりにも影響! アドレス時の重心の位置

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
前回までは、「アドレス時の正しいボールポジション」について、
2回ほどにわたってお話ししてきました。
今回はアドレスの別の話、
“アドレス時の重心の位置”
について、お話ししたいと思います。

 
■アドレス時の重心はセンターが基本
まず、左右の重心の位置は両足をそろえた時に、
センターにあることが基本となります。
センターに重心を持ってくるには、
両足の中央の位置に骨盤を置くのが正しい重心の位置です。
骨盤が中央より左だと重心も左に傾きますし、右だと右に傾きます。

 
重心のずれは他のアドレスの注意点と同様に、
スイング軌道の歪みを誘発します。
左足重心になっているとアップライトなスイング軌道になり、
クラブはアウトサイドインの軌道になりやすくなります。
結果として、トップやスライスが出やすくなります。

 
一方、右足重心になっている場合はこの逆です。
シャフトが寝た状態の横振りになり、
インサイドアウトのスイング軌道を描きます。
結果としてフックボールやダフリが出やすくなります。
もちろん他の要因も絡んでいますし、
特殊な例もあるので一概には言えません。
しかし、全体的に重心の位置のずれによって
このようなスイングの傾向が見られます。

 
◇(重心の位置)左足重心

⇒ アップライトなスイング軌道

⇒ アウトサイドインの軌道を描きやすい

⇒ (影響)トップボール・スライス
◇(重心の位置)右足重心

⇒ フラットなスイング軌道

⇒ インサイドアウトの軌道を描きやすい

⇒ (影響)ダフリ・フック

 
■重心のズレのチェック方法
この重心のずれは鏡でチェックすることが可能です。
骨盤が左にずれていれば左に重心がかかっていますし、
右にずれていれば右に重心がかかっていることになります。

 
自分の足の裏の感覚で重心を感じ取れるという人もいます。
しかし、人間の身体は必ずしも左右均等ではなく、
少しゆがんでいることがほとんどなので、重心が中心にないのに
左右均一に感じてしまうことも多いようです。
したがって、鏡を見たり、動画を撮影したりして確かめるのが無難です。
客観的な目である鏡で毎回チェックしながら、
骨盤の位置をセンターに調整することで、
スタンスの中央に重心が来るようにしましょう。

 

 

この骨盤位置による重心のずれによってどんなボールが出るのかは、
一度試しにボールを打って確認してみることをおすすめします。
重心をずらして打ってみることで、重心が左にずれたらどうなるか、
右にずれたらどうなるか、重心のずれがどの程度ボールに
影響を与えるのかがよくわかるはずです。

 
ちなみに、わざと右足や左足に重心をかけて打つ
特殊なショットというものもあります。
たとえばアプローチショットで、ランニングアプローチを打ちたい場合は
左に重心をかけたりしますし、ロブショットは右に重心を多くかけたりします。
その場合、重心の位置を決める大切な要素が骨盤の位置です。
骨盤の位置が左にずれると重心も左に、右にずれると重心も右にずれます。
もちろん、初心者の方はまず重心の真ん中を理解することを第一にしましょう。

 
またメールします。
小原大二郎

 

正しいボールポジションの取り方とは?

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
前回はアドレス時の「腕の長さとグリッププレッシャー」
「腕の垂らし方」などについてお話ししました。
今回もアドレスの続きで、
“正しいボールポジションの取り方”
についてお話ししたいと思います。

 
■クラブによって正しい位置が異なる
それぞれのボールポジション、クラブごとの正しい位置というのは、
有名な話なので、おそらくご存知かと思います。
ドライバーの場合は、左のわきの下に置くのがボールのセンターになりますし、
ショートアイアンやピッチングウェッジなどは、
スタンスの中央に置くのがセンターになります。

 
そのようなわけで、ここから先の説明は、
「クラブによって正しい位置に置くというのが“センター”」
ということでお読み下さい。
クラブによってボールのセンターは変化しますが、
そこから右にずれているか、左にずれているかという基準で考えます。

 
■ボール位置によるスイング軌道の違い
どのクラブにも共通して言えることは、センターの位置よりもボールが
左側に寄っている場合、ボールが普通よりも遅れてクラブのヘッドに当たります。
そのため、アッパー気味にボールを捕らえることになり、
高い弾道のボールが出やすくなります。
また、ボールの位置が左に来ると、結果としてアウトサイドインの
スイング軌道になりやすく、スライス、引っ掛け、
もしくは引っ掛けフックが出やすくなります。

 

 

一方、ボールが正しいセンター位置よりも右側に寄っている場合は、
クラブがロフトの立った状態でボールをとらえるため、
低い弾道のボールが出やすくなります。
スイング軌道としては、左にボールが寄っていたのとは逆に、
インサイドアウトのスイングになりやすくなります。
結果として、プッシュアウト、プッシュスライス、
もしくは右から左のフックボールが出やすくなります。

 
◇(ボールの位置)ボールが左に寄っている

⇒ クラブのヘッドに遅れて当たる

⇒ スイング軌道がアウトサイドインの軌道を描きやすい

⇒ (影響)スライスボール
引っ掛けスライス
引っ掛けフック
◇(ボールの位置)ボールが右に寄っている

⇒ ロフトの立った状態で当たる

⇒ スイング軌道がインサイドアウトの軌道を描きやすい

⇒ (影響)プッシュアウト
プッシュスライス
フックボール

 
まずは中心の位置、クラブによってのゼロポジションがどこかを理解して、
常に正しい位置にボールを置くように心がけましょう。

 
またメールします。
小原大二郎

アドレス時の正しい腕の長さとは?

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
今日はアドレスのちょっとした補足として、
“腕の長さ”
についてのお話です。
アドレス時に身体の正面から見たとき、
左右の腕の長さがどう見えているかというお話です。

 
■左右の腕の長さのアンバランスの原因はグリップの強さ
腕の長さには「右が長い」「両腕同じ」「左が長い」の3種類に分類できます。
左右の腕の長さは、アドレス時に身体の正面から見たときに、
左右の長さが同じに見えているのが理想です。

 
しかし、そう見えていない場合もあります。
本来人間は両腕がほぼ同じ長さのはずなのに、、、です。
実は、アドレスの構え方のバランスが悪くなると、
同じ長さの腕が違った長さに見えてしまうのです。

 
「右が長い」というのは、以前に説明した肩のラインとも共通していますが、
いわゆる「右肩が少し前に出てくる」ような構えになります。
右手が力んでいると、右肩が前にでて、右腕が長く見えます。
これとは逆の「左が長い」場合は、クローズスタンスに構えた時や、
左手のグリップが強くなりすぎたときに、左腕が長く見えます。

 
つまり、左右の力のバランスが取れていない構えになっている場合、
右腕が長く見えたり、左腕が長く見えたりします。
このように見える場合、それはグリップを握る強さに問題があります。
右が強いと右腕が長くなりますし、左が強いと左腕が長くなりますが、
グリッププレッシャーのアンバランスがその大きな原因です。

 
■左右の腕の長さの違いがボールを曲げる原因に
グリップの両手の形、そして肩のラインがしっかりしていることを
もう一度鏡などで確認してみて下さい。
その上で、もし左右の腕の長さが違って見えていたとしたら、
どちらかの手に余計な力が入っていないか、
自分のグリップを握る強さを確認するようにしましょう。

 
ここで、それぞれの腕の長さの違いによるボールの飛び方の違いを
簡単に考えてみましょう。
右手が長い場合は、右腕が前に出てしまっている状態ですから、
スイング軌道としてはアウトサイドインになりやすくなります。
そうなると、スライスボールが出やすくなったり、
あるいは左に引っかけたりすることが多くなります。

 
一方、左手が長い場合は、肩がクローズになってきて、
スイングとしてはインサイドアウトのスイング軌道になりがちです。
そうすると、右にプッシュアウトしたり、
右から左に大きなフックボールが出ることが多くなります。
つまり、この左右の腕の長さの違いが、
ボールを曲げてしまう原因になるのですね。

 
次回もこの腕の長さについて引き続きお伝えしたいと思います。

 
またメールします。
小原大二郎