カテゴリー別アーカイブ: 体づくり

「体」飛ばしたいならゴルフ四股踏み

2016.06.05
ohmori

From:大森睦弘
岐阜の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。

さて、今回は

 「体・飛ばしたいならゴルフ四股踏み」

というお話をさせていただきます。

誰でもボールを遠くに飛ばしたいと願うものです。

そうなると、ちょっとだけでも飛ばしに効果のある筋肉とか
神経系を鍛えられたらと思いますね。

でも、重いウエートを持ちあげるようなことまではやりたくない、
というのが心情ではないでしょうか。

そこで今回は、道具も場所も選ばないで、
あなたが気が向いたときにいつでもできる、
飛ばしに効果がある神経と筋肉の育成方法についてお話します。

お相撲さんがやっている四股踏みに、ちょっとだけ味付けしたものです。

筋肉を大きくするとか鍛えるというよりも、
素早く動けるための神経系統を刺激して、
動きの質を変えるということになります。

まずは、なぜ四股踏みがゴルフにとって効果的なのか?
というお話をお伝えします。
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「体」お風呂で石鹸を使わないその後

2016.05.15
ohmori

From:大森睦弘
岐阜の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。

さて、今回は

 「体・お風呂で石鹸を使わないその後」

というお話をさせていただきます。

ボディーシャンプーなどがこんなにも体に悪い影響を
与えていたんだという実感とともに、

石鹸を使っていたときの体のきれいさのクオリティを
保つためのノウハウをお伝えします。

え、ゴルフに関係なさすぎ?
いえいえ、必ずしもそんなことはありません。

実は、この話には前段がありまして、
2015年2月8日のメルマガで、こんな話題を取り上げました。
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「体」身体感覚を鍛える

2016.01.31
ohmori

From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。

さて、今回は

 「体・身体感覚を鍛える」

というお話をさせていただきます。

あなたの体の各部分がどんな位置関係にあるのか、
そして、周りに対してどんな関係にあるのか、を
感じることを鍛えあげることって、忘れられやすいです。

これら、体の近くの感覚をミクロな感覚だとすると、
さらには、距離感、ボールからターゲットまで
何ヤードあるのかとかのマクロな感覚もあります。

そういえば、歯というのは、1mmの100分の1程度である
数10ミクロン単位のかみ合わせの違いを
感じることができるって、知ってました?

20~30ミクロンで違和感

実際にはそんなに精度よく噛み合わせなどを
調整することはできませんが、20~30ミクロンの違いは、
違和感として感じたり、ピッタリした感じという違いを生みます。

このことは、私が、歯医者に行って噛み合わせを調整したときに、
10ミクロン単位で違う厚さのゲージで測定されたとき、
え!って驚いたことから、私も初めて知ったことでした。

歯はものすごい力がかかるのに、すごい感覚ですね。

しかも、それが、特別な人にだけある能力ではなく、
普通に誰にでも備わっているのですから驚きです。

歯までではないとしても、皮膚感覚もかなりすごいです。

しかし、指先同士の距離だとか、両足の感覚となると、
意外といい加減というか、cm単位ぐらいという状況です。

これをやればばっちり

そこで、身体感覚を鍛えることとして、
次のことを行うことをお勧めします。

(1)歩いていて、3~30y先の道路の目印に対して、
   左脚でまたぐのと右脚でまたぐのとどっちが違和感なく
   またげそうか宣言して、そのとおりになったかどうかをチェック。

(2)自転車を漕いでいて、3~30y先の道路の目印に対して、
   左足でペダルを押しながらまたぐのと右足での場合と、
   どっちが違和感なくまたげそうか宣言して、
   そのとおりになったかどうかをチェック。

(3)両手で挟める長さの物
   (家具、ノートパソコン、プリンター、箸、ボールペン、携帯電話などなど)
   の長さを、瞬間的に何cmとか宣言して、そのとおりかどうかをチェック。

(4)コップや湯のみをさわって、その高さを、
   瞬間的に何cmとか宣言して、そのとおりかどうかをチェック。

(5)割り箸などの棒をmm単位で違う長さに切ったものを5本以上用意して、
   目をつぶってランダムにその内の1本を手に取り、
   何mmとか宣言して、そのとおりかどうかをチェック。
   (棒に長さを書いておいてもいいです)

このようなことを、日々の生活の中でやってみましょう。

(5)以外での物の場合は、いつも同じ物ではなく、
できるだけ長さがわからないというか、
やったことがあっても、長さを忘れた物がいいです。

そして、長さを宣言したら、物差しやメジャーで測ってみます。

(1)~(5)のできることから始めれば、
あなたの、身体感覚は研ぎ澄まされてきて、
ゴルフのプレーにも必ず役立ちます。

身体感覚の大切さ

ゴルフでは、ショットの問題の80%は
セットアップにあると言われています。

止まっているボールを打つというゴルフ、セットアップは
その気になれば誰にでもきっちりできますから、
それをおろそかにしていてはもったいないですね。

しかも、セットアップは体力も、特別な能力も必要ありません。

本来、誰にでも備わっている能力で、トーナメントトップは無理としても、
通常のトーナメントプレーヤーと同じレベルのセットアップは可能です。

また、状況にもよりますが、
100y以内でのショットは、ゴルフのプレーの中の半分以上です。

そして、100y以内では、距離感がスコアに直結します。

ま、ダフリ、トップという問題もありますが、
それも、グリップを含むセットアップの問題だったりします。

たとえば、距離に対してスタンスが広すぎると、必ず下半身は緩み、
下半身の動きは緩慢になり、上半身主体のスイングで、
リリースが早くなって、ダフリます。

ドライバーショットなどが成功して、ボールはフェアウエー真ん中の、
ピンまで残り50ヤードの絶好のポジション。

そんな時、ザクっとダフったご経験は多いのではないでしょうか。

そんなときのダフリの原因のほとんどは、
スタンスが広すぎて下半身の動きが緩んだ結果です。

スタンスの幅が、打とうとしている距離に対して適切ならば、
スタンス幅に対して楽にバックスイングできる幅は決まります。

下半身は、楽に振れる範囲のトップから、しっかり動けばいいのです。

これは、スタンス幅での例ですが、スイング中でもたくさんあります。

当然、ショットではものすごく重要な、
フェースの向きを感じるということもありますね。

ショット中のフェースの向きなどを感じるための訓練は、
直接的にはなかなか簡単な方法はありません。

しかし、身体感覚を磨こうと、普段から体の距離感を磨くことで、
フェースの向きに対する感覚も研ぎ澄まされてきます。

歩いていてまたぐということの意味

歩いていて、歩く先にある距離がわかっていない、
だいたい3~30y先にある道路上の目印を見つけます。

目印は、道路の舗装の境界線、白線、など何でもいいのですが、
ライン状の何かがいいです。

ラインになっていると、またぐという感じがわかりやすいからです。

左脚でまたぐというのは、左足が浮いて、
右脚で地面を押しながら、ラインの上を通過することです。

自転車で漕いでいてまたくといことの意味

自転車でも歩くのと同じで、道路上にラインを見つけ、
それを、脚がどんな状態でライン上を通過したかになります。

左足でまたぐと言う場合は、左足がペダルを上から下に押している時に、
ラインを通過した状態です。

(5)のmm単位で長さの違う棒は、ぜひ作って、
その辺に転がしておいて、テレビを見ながらとかやってもいいですね。

(1)~(5)で一番簡単でお勧めは、
やはり(1)の歩きながら適当に行き先にある道路の目印に対して、
どっちの脚でまたぐほうが違和感なくまたげそうか感じるということです。

そのはっきり違和感を感じることができる距離とか当たる確率が、
段々伸びてくるとうれしいものです。

歩いていて、ふと思いついたら、やってみましょう。
通勤やお散歩が面白い遊びの場所に変身します。

では、また。

追伸

私がサポートをしている梶川プロが
新しい教材プログラムをリリースしたそうです。

このアプローチショットを手に入れて、100を切れなかった人が
3ヶ月で80台を出せるようになったんだとか。

明日(2/1)までの期間限定だそうなので、
よろしければチェックしてみてください。

http://g-live.info/click/ka160126/

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「体」ゆっくり溜めて一気に吐き出す

2015.11.15
ohmori

From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。

さて、今回は

 「体・ゆっくり溜めて一気に吐き出す」

というお話をさせていただきます。

同じ筋力があったとしても、その使い方次第では、
そのパフォーマンスはまったく別次元のものとなります。

今回は、その使い方の肝を伝授させていただきます。
「今の筋力に自信がない」
そんなあなたにも役に立つ内容です。
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「体」猫背との戦い

2015.10.25
ohmori

From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。

さて、今回は

 「体・猫背との戦い」

というお話をさせていただきます。

猫背は、カッコ悪いだけではありません。
ゴルフにだって、良くない影響を与えてしまいます。

その悪影響とは。。。?
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「体」体幹の大切さが身に染みて分かった出来事

2015.09.13
ohmori

From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。

さて、今回は

 「体・体幹の大切さが身に染みて分かった出来事」

というお話をさせていただきます。

体幹というのは、骨盤から肩にかけての
胴体の部分のことです。

そして、体幹の使い方に大きく関係している、
捻転差についても触れさせていただきます。

以前に、

 「技・力みにつながる大きな勘違い~トップでの捻転差」

というお話しで、捻転差を作るタイミングとか、
体の使い方での勘違いのお話しをしました。

体幹に関しても、その他のところで、
ちょこちょこお話ししていますね。
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「体」乗り物移動中にスコアアップ

2015.08.16
ohmori

From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。

さて、今回は

 「体・乗り物移動中にスコアアップ」

というお話をさせていただきます。

ゴルフをやっていると、乗り物に乗る機会も多いですね。
特に運転席だと、体を動かせる範囲もかなり限られてきます。

そんな時にとっておきの運動があります。

今回は、わたしがやっている、車の中でもできる、
ゴルフにとっては、なくてはならない運動のお話です。
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「体」毎日トイレで13秒。これで飛距離UP!?

2015.06.28
ohmori

From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。

さて、今回は

 「体・私が毎日トイレでやっているストレッチング」

の極秘?映像をお伝えします。

私がトイレで、洋式便器に座った時に、
必ずやってしまう?ストレッチングです。

飛距離アップはもちろん、
ショットをきっちりコントロールするためにも、
ものすごく大切な部分に関するストレッチングです。

是非、あなたも習慣にしてみてください。
ちなみに。。。

トイレで撮影しているわけではありませんので、
どうぞご安心ください(笑)。
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「体」アンバランスの魅力

2015.04.12
07

From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。

さて、今回は

 「体・アンパランスの魅力」

についてお話します。

バランスが悪い状態でからだを動かすと、関節を安定させる筋肉が、めちゃくちゃ使えるようになります。

両手でやっていたことを、片手でやってみる。
両足でやっていたことを片足でやってみる。
たったこれだけのことで、あなたのからだは劇的に変化するのです。

今回はそんなちょっとしたからだの使い方を工夫して、普段やっている事を少し見直すことにより、単に筋力が強くなったとか、太くなったというのではない、本当に使えるからだを手に入れるヒントをお伝えします。

また、最後の方で、東建、今年の男子ゴルフ開幕戦に思う気持ちを書きました。

わたしが今回のことを重要と考えている理由

わたしは、ゴルフをやる前は、アルペンスキーをやっていました。

あるシーズン、徹底的にウエイトトレーニングをやって、かなり筋力アップしたことがありました。
しかし、それをうまく結果に結び付ける事ができなかったという、痛い経験があります。

徹底してウエイトをあげ始めて最初の1年目、かなり筋力もついたので、成績も?と思ったら、成績は悪くなったのです。
まさかと思って、もう1年やったのですが、はやり結果に結び付いたという感触がないままシーズンを終わりました。

その後、業務の都合で引っ越すことになりました。
それを機会にウエイトトレーニングをやめて、公園でできるバランス中心のトレーニングに変更したのです。

ところが、その年から急激に成績が出るようになり、半信半疑でしたが、結果に明らかに差が出たのです。

ウエイトを持ち上げるようなトレーニングはやらないで、ブランコのまわりの手すりの上で、片脚スクワットとか、手すりの上を綱渡りのように歩くとか、そういうトレーニングです。

ウエイトトレーニングだけでは、関節を動かす筋肉が大きくなった割に、関節を安定させる筋肉が追い付かず、無駄に力を使ってしまう方向になりやすいのです。

ウエイトトレーニングをやるなら、関節を安定させる筋肉の強化も同時に組み合わせることで、最高の結果をだせるようになります。

どんな事をやればいいの

次の事をやるだけでも、ゴルフにとって関節を安定化させるために重要な筋肉と、神経系統を鍛えることができます。

また、筋肉というのは単に強くするという事以外に、動くことでその筋肉を使うための神経、脳も含めて、活性化することができます。
ですから、ターゲットとする筋肉を太くするという事以上に、神経系を強力なものにする効果は大きいのです。

(1) ゆっくりシャドースイング

(2) 片手パッティング

(3) 片脚パッティング

(4) 片手ショット

(5) 片脚ショット

(6) 踵浮かしショット

(7) 板乗りショット

(8) 目つぶりショット

(9) 片脚立脚ぐるぐる回し

(10) 片脚スクワット

それそれの項目は、実際のレッスンやこのコラムなどでも、いずれさらに詳しくご説明させていただく機会を設けたいと思います。
今回はざっと説明させていただきますので、とにかくできそうなものを、あなたなりにやってみてください。

(1)のゆっくり体を動かすことは、まさに関節を安定化させる筋肉と神経をじっくり使う事ができて最高です。その理由など、あとで筋肉その物のお話をさせていただくので、そこで理解を深めてください。

(2)~(5)は単に両手、両脚で行っていたゴルフの動きを、片側だけで行ってみることです。

(ちなみに、わたしは足首から下を足、股関節から先全体を脚、として漢字を使い分けています)

パッティングを片手で行うと、体幹(つまり胴体ですね)がいかに不安定だったかわかります。
体幹の不安定さを腕力で調整していたことが、実感できるのです。

普段から正しく体幹を使っている方なら片手や片脚にしても、意外と簡単に普段と同じようにできてしまうものです。

手打ちでショットをしている方は、特にショットでは片手だと全然打てません。
しっかりからだを使ってショットしていないと、腕の力を弱くしただけで、うまく打てなくなるのです。

ですから片手ショットは、打つのが嫌になってしまって、練習する気さえおきなくなってしまうという状況にもなってしまします。

そんな場合は、小さな振り幅のショットから始めてください。
そして、しっかりお腹をへこめて体幹を安定させ、脚をつかって、ショットしてみてください。

(6)の踵浮かしは、ショットする時に踵を少し浮かせて、地面につけないようにしたまま、セットアップしてそのまま振ります。
フィニッシュでもかかとを浮かせておきます。

これは、不安定になって、関節を安定化させる筋肉と神経が、かなり真剣に動いてくれることはもちろんなのですが、さらにうれしいことがあります。

それは、足裏のどこで荷重したらいいかの訓練にもなることです。
通常のショットでも、母指球の少し後ろあたりで荷重できるといいのです。
踵を浮かすと、本来よりも、ちょっとつま先寄りになりますが、母指球の少し後ろで踏むためにも効果があります。

(7)の板乗りショットは、以前のコラムで動画入りでご説明していますので、参考にしてください。
(お勧めの板のスペックは、幅約6cm、高さ約2.5cmで、長さが60cm以上)

「技」板乗りショットの秘密…

(8)は単に目をつぶってショットするだけです。
テークバック開始で目をつぶって、トップで目を開けてショットします。
全部目をつぶる必要はありません。やってもいいですが、難しすぎて、お勧めできません。

(9)~(10)は、片脚という不安定な状態で、運動することで、ゴルフ以外での運動でも、基本的に重要となる股関節まわりはもちろんですが、体幹を安定させるための動きも簡単に手に入れる事ができます。

アンバランスで思い浮かぶ事

アンバランスといえば、まず思い浮かぶのは綱渡りですね。

スキージャンプの世界で、レジェンド(生ける伝説)といわれ、42歳でもワールドカップの表彰台の真ん中に立つことができる葛西紀明選手のことは、あなたもご存じと思います。

スキージャンプでは、瞬発力が必要で、40歳を超えても世界の頂点に立てるなんてことは、驚異的です。
しかし、瞬発力が落ちているはずの彼を支えているのが、関節を安定化させる筋肉群です。

彼は、スラッグ・ラインという綱渡りをトレーニングの一環として取り入れています。
ちょっとだけ幅のある帯を横に張って、その上を歩く。
さらには、その上でいろいろなパフォーマンスを行う人もいるようです。

でも、こんな綱渡りは、やりたいと思っても、なかなかできる環境はありませんね。

そこで綱渡りに匹敵するような、いつでも、どこでもできる事をお伝えした次第です。

実際に動くときに、頭でも理解していると、さらに効果がアップしますので、 そのための知識を少し付け足させていただきます。

関節を安定化させる筋肉について、ちょっとお話させていただきます。

インナーマッスルのお話でしょ

この関節を安定化する筋肉は、インナーマッスルと言われることが多いです。

インナーというのは、関節を安定に保つ筋肉は、直接はさわれない、比較的深いところにある場合が多いので、内側という意味でインナーという言い方をします。
深層筋とも訳されます。

でも、関節を安定化させてくれる筋肉は、すべてが深層にあるかというと、直接さわることができるものも、実は多いのです。

例えば、お腹のまわりの腹横筋、背骨に沿って走る脊柱起立筋、股関節の内部にあるはずの梨状筋も、一部はお尻の後ろ側に少し根っこを出しています。

ということで、わたしは、関節を安定化させる筋肉のことを、インナーマッスルと言うのは、どうも抵抗があって、あまり使いません。

本当はスタビリティーマッスルという言い方が好きなのですが、認知度がほとんどないので、ここでは、あえて、関節を安定化させる筋肉と、長々しく言わせていただいています。

体幹ともいいませんか

また、関節を安定化させる筋肉は、背骨の周りにもたくさんあります。
そのため、よく次のような言い方をされます。

体幹トレーニングでインナーを鍛える。

確かに胴体である体幹には、関節を安定にさせる筋肉の大部分があるので、その様な言い方も間違いではないし、まさにそのとおりです。

でも、関節は体幹以外にもたくさんあるので、それらをを安定化する筋肉も忘れてはいけません。

体幹はしっかりしても、手足の関節も安定化しなければ、最終的な効果は薄れます。
体幹をしっかりさせたら、手足の関節も安定させることで、体幹を鍛えた効果が実際の動きに活用できます。

ですから、体幹トレーニングといわれる種目の中には、肩関節、肩甲骨、股関節を安定させる筋肉も同時にトレーニングさせるポーズは多いですね。

また、体幹というと、腹直筋、お腹の前側にある、6つに割れるとか言われる筋肉のことを言うこともあります。
これは、上半身を前側に曲げる動きに使われ、関節を安定化するというより、動きそのものに関与します。腹筋をやるというと、主にこの腹直筋を鍛えることになります。

筋肉の種類もちょいと確認

筋肉には、動く速さという観点で、大きく分けて2種類あります。

一つは、速筋です。
色が白いので、白筋ともいわれます。
この速筋は、骨格を動かす筋肉に多く含まれ、速く収縮するけど、すぐに疲れてしまうという性質を持っています。

瞬発力といえば、この速筋ができるだけ多いほどいいということになります。

そして、もう一つは、遅筋。
色が赤いので赤筋ともいわれます。
遅筋は、収縮する速さは遅いのですが、長い時間働くことができます。

速筋と遅筋の割合は、変えられるものならトレーニングで変えたいものなのですが、この割合は変えることができないというのが、定説となっています。

但し速筋と遅筋が混在していて、その割合を変えられないのは、関節を動かす筋肉ですが、関節を安定させる筋肉は、すべて遅筋でできています。

ということで、関節を安定化させる筋肉は、ゆっくり動くことでも、鍛えることができるのです。逆にいうと、からだが速く動く瞬間にはそれほど動かないので、動かしたければ、早く動く前にしっかり動かして、関節を正しいポジションにしておくことが重要となります。

いくら速い動きをしようとしていても、からだのどこは安定化させて、それから、どこを素早く動くようにしてあげたらいいかを考えて、安定化させるべきところをしっかり先行して安定化させるという事ですね。

怪我からの復帰でも関節を安定させることが重要

実は、私の右ひざ半月板は割れたまま、左股関節は関節変形症の進行期なのです。

どちらも、外科医からは、手術しかないと、一旦言われた症状だったのですが、頑張る気があるなら、トレーニングに挑戦してみたらと言われ、結果としては、手術なしで日々過ごしています。

膝の症状が出たのは、私がまだアルペンスキーをやっていたときです。

シーズンまっただ中で、右膝を故障して、普通に歩くこともできなくなったのです。

でも、普段から片脚滑りはトレーニングとして結構やっていたので、まだ無事だったもう片方の脚一本で滑る練習を続けました。

そして、試合では両足にスキーを付けて、なんとか滑り切りました。

国体やらいろいろな大会も終わり、シーズンを振り返ると、まあまあ普段と遜色ないぐらい満足いく結果が出せたのでした。

その後は、トレーニングで、関節を安定化させて、なんとか手術しないで、切り抜けています。

徹底して片脚滑りをやってことで、関節を安定させることで、バランス保持しようとするからだの機能が、目茶苦茶強化できたことが、怪我をした右膝の分もカバーしてくれたのだと思います。

左股関節は、ちょうどコーチをしていた選手の、キャディーなどもやっていた頃のことです。

ゴルフシーズンが終わって、体を休める事ができたにもかかわらず、左股関節が夜寝ていても、痛みで起きてしまうという状態が続きました。

そこで、スポーツドクターに診てもらったら、いきなり大学病院を紹介されて手術より方法はないと言われたのです。
しかも、大学病院でも、股関節置換しかないと言われました。その時の、ショックは、今でも、忘れられません。

選手のキャディーはもちろん、ゴルフが今までと同じようにはできなくなると思ったからです。

ジャッック・ニクラウスも股関節置換手術をやって、その後、試合にも出ていますが、特別なケースだという話をされました。

しかし、これもセカンドオピニオンで、結局は、やる気があるなら、トレーニングで、ある程度持たせることはできるかもしれないといわれたのです。

結局、手術せずに、トレーニングで普通にゴルフしています。

左股関節は、スキーで転倒して、アイスバーンにお尻をかなり強くぶつけたことが原因で、中殿筋と大殿筋が癒着して、中殿筋がうまく動けないまま、大殿筋がその代償動作を何年も行って来たことが原因の様でした。

人は、奪われると、必死にもがくことで、新しい発見、普通ではできないような事ができてしまうものです。

私の一部失われた右膝半月板と左股関節軟骨は、医学的には戻ってはきません。

しかし、体を正しく無理なく使ってあげることと、関節を安定化させる事を徹底的に追及したトレーニングが、それを乗り越えさせてくれています。

そして、なによりも、関節を安定化させることを主目的にしたトレーニングによって、ゴルフでの動きも、かなり楽になりました。
まさに、転んでもただでは起きない。という感じでしょうか。

関節を安定化させる筋肉と神経は、その日の生活をはじめる最初に刺激できるといいのです。それで、お布団の中でもできる体操を開発しました。

わたしも、もちろん毎朝お布団の中でやっていますが、80歳を過ぎて脊椎狭窄症の手術をされた方に紹介して、毎朝やっていただいています。
手術からの回復も早く、調子いいようです。

あなたもいろいろな問題を抱えていることと思いますが、逆境を逆手にとって、パワーに変えてください。

すべてがバランスよくそろっていなくても、その状況の中で、できる限りの最高のパフォーマンスを発揮することが、私たちに与えられた使命だと思います。

「神は無駄なものは与えない。」

逆境も含めて、私には、無駄なものは与えられていないと信じることが、私の人生を大きく支えています。
すべてを受け入れ、その中でできることをいっしょうけんめいやるということですね。

もうすぐ男子ゴルフ開幕戦である東建が始まります。

私にとって東建は、手術を宣告された状態から這い上がって、選手のコーチ&キャディーをやった、思い出深い大会でした。そんな私を、信頼してくれた選手にも、感謝です。

今年の晋呉さんは、開幕からのダッシュを狙っています。
去年の突然の故障から戻ってきての優勝という勢いがあります。

そして、オリンピック強化選手としての責任と意欲を燃やして、年齢なんか吹っ飛ばす勢いで、続けてきたトレーニングと技術練習の成果が、問われる楽しいシーズンが始まります。

では、また。

追伸

私も制作に関わりました梶川プロの「バンカーショットを極める」が、
キャンペーン中だと聞きました。

バンカーに落としてしまったからといって、
諦めてはいけません。
梶川プロが脱出する方法をたくさん詰めこんでいましたので、
ぜひご覧になってみてください。

http://g-live.info/click/birdie150407/

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「技」歩ければゴルフはできる

2015.04.05
07

From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。

さて、今回は

 「技・歩ければゴルフはできる」

についてお話します。

普通に歩ける可動域と筋力があれば、ゴルフはできます。
少なくとも、シングルプレーヤーまでは大丈夫です。ゴルフというのは、そんなすばらしいスポーツなのです。

また、レッスンしていて、トップが浅いとか、きついという方に、ゆっくりシャドースイングをやってもらうと、
普通にいいトップまで楽にあがる場合がほとんどなのです。

普段、いかに、無駄な力を使って、スイングしているのかがわかります。

一般的な感覚として、あなたもお感じのことなのですが、
無駄な動きが多いほど、本来は必要のない筋力が要求されます。

悪い動きをカバーするために、とりあえず筋力を鍛えて対応という状況は多いですね。

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クイズ:「ありがとう」の反対語は?

2015.03.16
koga

From:古賀公治
尼崎テクノランドより、、、

こんにちは、ティーチングプロの古賀公治です。

さて今日はいつもと趣向を変えて、クイズです。

 「『ありがとう』の反対語は?」

この質問に、あなたはすぐに答えられますか?
これはゴルフにもとても関係のある話です。

その答えをお伝えする前に、
実は先週、義理の親戚に不幸がありました。
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「体」テニスボール1個で硬い筋肉を緩める

2015.03.01
omori

From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。

さて、今回は

 「体・テニスボールと硬式野球ボールで深層筋を確実に緩める」

というお話をさせていただきます。

以前お知らせした「体・なまった体をほぐす」という話をして
筋肉をやさしくゆるめる、私が好きな?やり方をご紹介しました。

今回は、ちょいと過激な方法なのですが、
「テニスボールとか硬式野球ボールで体重をかけて押す」という方法です。

そんな過激な筋肉の緩め方も、時には必要となる事もありますので、
ご紹介させていただく事にしました。

ま、こっちの方が、やった感がありますし。

特に、お尻まわりの筋肉は、かなり深いところにたくさんあり、
それがゴルフのスイングの邪魔をする事があります。

というか、ゴルフの正しい動きを邪魔しやすいのです。
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