FROM:小原大二郎
千葉の自宅から、、、
おはようございます、小原大二郎です。
先日近くの公園を散歩していたら、子供たちがサッカーをしていました。
小学生くらいの子達が5対5に分かれて、
鉄棒の下をゴールにして、やっていました。
私はサッカーについては詳しくないのですが、
しばらくベンチに座って眺めていると、
どうやらその中で一人だけとても上手な子がいるようでした。
周りの子よりも一回りも大きく、体もガッシリとしていて
リーダー的な立場にいるようでした。
また、5人というチームプレーにも関わらず
ほとんどその子がボールを持っている状況が多く、
まわりの子はちょっとつまらなそうな顔をしていました。
きっと、とても負けず嫌いなんだろうと思いました。
・・・と、そんな感じで勝手な想像をしながら試合を見ていたわけですが、
しばらくして一番小さな子が素晴らしいプレーを魅せました。
なんと、体の大きい子からボールを奪ってそのままゴールを決めたのです。
周りの子供たちも「すげーー!」なんて声を上げて
その子を賞賛していました。
サッカーが上手な子は相当ショックだったようで
小さな子からわざと離れて不満そうな顔をしていました。
明らかにイライラしているのは私から見ても分かりました。
そしてその後の試合では、さっきまで上手だった子がミスを連発。
しまいには怒って勝手に帰ってしまいました。
残された子供たちも呆気にとられて、試合は中段となってしまいました。
■本来の力が発揮できない・・・
なぜ元々サッカーが上手だった子が急に本来の力を
発揮できなくなってしまったのでしょうか。
この子の場合は典型的な自信過剰です。
この子の中では自分が一番うまいから
誰にも負けないはずだ、絶対勝ってやるという気持ちがあったはずです。
それが、下手な子に負けたことで崩れてしまった。
ムキになって結果を取り返そうとすればするほど
本来のプレーとは程遠いことしかできなくなってしまった。
例えばオリンピックで金メダルの最有力と言われているような選手でも
あまりにあっさりと負けてしまうことはよくありますよね。
しかもそれは格下の相手の場合によく起こります。
その全ての原因が自信過剰だとは言いませんが、
少なくとも自信を上手くコントロールできないことは私はマイナスだと思います。
そうすると必ずパフォーマンスは落ち、
技量は高いのに望む成果を得れないという「結果」になります。
■結果を手放す
これはゴルフでも同じでレッスンをしていて少し上手くいくと
ほとんどの方は天狗になってしまいがちです。
「あ、これは感覚を掴んだ!」
そう思うことは大事ですが、自信過剰になると
一度結果が崩れた時に取り戻すことが難しくなります。
「結果を気にせず、自分にできることをやる」と言って
高いパフォーマンスを発揮している選手もいます。
例えば野球のイチロー選手や、サッカーの長友選手。
結果を残している彼らを見ると一見矛盾した考えに聞こえるかもしれません。
しかし、結果を手放すことによってパフォーマンスが上がり、
逆に結果が手に入りやすくなるわけです。
きっと、プレーをしていても気分がいいはずです。
結果を第一に考えるのではなくとにかく
自分に出来ることをするという考えでプレーするので、
無理をせず最高のパフォーマンスが発揮できるからです。
公園で出会った小学生の話から少し飛躍してしまいましたが
「結果を気にせず、自分にできることをやる」ということを頭の片隅に置いてみてください。
きっとあなたのゴルフでも結果が少し変わってくるはずです。
またメールします。
小原大二郎
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