From:古賀公治
尼崎テクノランドより、、、
こんにちは、ティーチングプロの古賀公治です。
今日、あなたにお話ししたいのは、
「ゴルフのスイングイメージのつけ方」
についてお話ししようと思います。
よく、ゴルフのスイングを身につける上で
「イメージが大事」というのを耳にします。
ですが、いざイメージをしようにも、
具体的にどうイメージするのかということについて
語られることは皆無ではないでしょうか?
そこで今日は、具体的なイメージの描き方、
そしてどんなイメージを描くと効果的なのかということについて
手短に、あなたにお伝えしようと思います。
適切なイメージトレーニングを実行するには?
適切なイメージトレーニングを実行するために
ズバリ、私は「4つの条件」があるとお話ししています。
1.自分の技能を漠然としたフィーリングに基づいて
行っているのではなく、その動きを言葉で表現できること
2.自分のセルフ・トークでイメージされた技能の調整を行えること。
(腰の回転をもっとキレを良く等、心の中のつぶやきによって、
運動のイメージを変化させ調整することが出来ること)
3.技能のどのポイントが大切かが分かり、
そこに意識を集中させることができること。
4.その重要なポイントについて適切で明確なイメージが描けること
いきなりこんなことを言われて難しく感じるかもしれませんね。
では、ちょっと難しく感じるという人のために、
これらの前提としてお話ししておきますが。。。
私はDVDやレッスンで多くのドリルを紹介しています。
そしてドリルによって自分の体が正しく動いたとき筋肉の感覚が
どのように感じるかを具体的にイメージします。
これを「内的イメージ」と言うのですが、
たとえば、これらのことをイメージします。
・トップで手首にどんな感じがあるか?
・どこで重さを感じているか?
・胴体のねじれの緊張感がどのようになっているか
これらを思い浮かべるのです。
また、身体各部の動きの順番や
スピードを思い浮かべることも大切です。
これも「内的イメージ」の中に含まれます。
人間が運動をコントロールすることは、
この「内的イメージ」を通して行われるからです。
イメージは打つ前に描く? 打ったあとに描く?
このイメージ付けには2つのアプローチがあります。
「先に行うイメージトレーニング」
「後に行うイメージトレーニング」
この2つです。
ドリル等によって良いスイングのイメージを思い浮かべ、
頭の中でその動きを繰り返し感じが出たところで
ボールを打ってみる。
これは「先に行うイメージトレーニング」ですね。
逆に、練習中に良い感じでスイングができて
ナイスショットができたとしましょう。
その後でいったんボールを打つのを止めて、
今できた良いショットの記憶をイメージして、
その感覚を忘れないようにする。
これは「後に行うイメージトレーニング」です。
どちらも有効だけれど…
これは両方とも有効で大切なイメージ練習で、
どちらが重要というのはありません。
ですが、初心者や新しい技術を練習し始めた人にとっては
「先に行うイメージトレーニング」に重点を置くべきでしょう。
また、ある程度の技術習得段階に達した人にとっては
「後に行うイメージトレーニング」が有効であると考えられています。
その理由は、初心者では定着させて行くべき
良いスイングのイメージを自分で作り出すチャンスが少ないですね。
ですが上級者では、初心者に比べていい感じのスイングが多く出ますから、
後に行うイメージトレーニングの題材が、必然的に多くなります。
ちなみに、アメリカの大学ゴルフ部で
1シーズンに渡って、こんな現場での研究がされました。
どのような方法かというと、
ラウンド後に良いショットを思い出す習慣をつけた選手たちと、
そうでない選手たちで平均ストロークの伸びを比較したそうです。
そうすると、ラウンド後に良いショットを思い出す習慣を
つけた選手たちのほうが、そうでない選手たちよりも、
平均ストロークで1.5打も向上したのだそうです。
たかが1.5打と思うかもしれませんが、
たとえば4日間の競であれば6ストロークの向上です。
やはり、イメージをつけるのは大切、ということです。
それは別にアマチュアのあなたも同じことです。
今日はこんなところにしておきます。
もし疑問については、コメントいただだいたものから
お答えできる範囲で順次お返事を書いています。
画像付きでないと説明が難しいものについては
お答えできないことがあることをご承知ください。
なおお読みになった方は、そちらについても再度コメントをいただけると
「既読」かどうかが私から見てもわかるのでありがたいです。
それでは、今日はこのへんで。
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古賀先生のDVDをじっ~と見ながらスイング作りをしている者です。お陰さまで昨年よりアベレージを5 上げることが出来まして、とても感謝しています。今までインストラクターに聞いても答えてもらえなかった事を教えて頂き、気づきやワクワク感が感じられるゴルフになっています。ただ一つどうしてもバンカーについては良いイメージが持てず、へっぴり腰になってしまいます。ドリルでしたらDVDの何番になりますでしょうか?
Okamotoさん(facebookより)
ショートアプローチの基本はエッジから1ヤードにランディングポジションを設定しその後のランで寄るクラブを選択することです。
ボールを投げてピンに寄せようとする場合高く上げるとイメージしにくいはずです。
まずはアプローチの技術を学び、もっとロフトの立ったクラブでランニングのイメージをつかみましょう。
古賀プロへ
最悪の花粉の飛びもこの雨で飛散も少なくなり、ラウンドを再開しようかと思っています。
10日ほど前から、練習場で自分のスイングを嫁さんに撮影してもらい、セットアップから
始動~トップ~インパクト~フォロー~フィニッシュまで正面と後方から分析してみました。
結果は自分の思っていたイメージとは程遠く、ミスショットを誘発する原因が見えてきました。
改めて自分のスイングを客観的に観て、数々のミスショットの原因が何であったのかを把握
することの大切さを痛感した次第です。
ただ、過去にもビデオ撮影をしたフォームを見たことはありましたが、漠然としか見ておらず
今回の気付きが得られた最大のポイントが古賀プロの上達プログラムで学んだ大切なポイントと
対比してチェックできたことなのではと思っています。
ちなみに私の最大のエラーはバックスイング時での右ひざのスエーでした。
自分ではスエーしている感覚はなかったのですがビデオにはその証拠はバッチリ映っていて愕然!
他にも左肩の回転不足とコック動作のタイミングが遅く腕でクラブを持ちあげていたことで左腕が
曲がりオーバースイングにもなっていました。
このため、インパクトで適切な位置に軸が戻り切れず右へのプッシュボールやダフリ、逆に左への
引っ掛けボールなどミスの原因になっていたようです。
適切な技能を学び、自分が今どこまでできているかビデオをで客観視してチェックし、プロが
言わんとしている姿に近づけていくことが何よりも増して大切だと痛感しました。
この事を行ってから重要なポイントのイメージを造り、四つのステップで身に付けていくように
これからの練習を行ってみたいと考えています。
芝刈り名人 さん
バックスイングで大切なことは右足の斜めをキープすることです。
そのためには右足の外側半分を靴の中で浮かしトップまでキープすれば右膝が流れることはありません。
練習場ではスイングイメージを持ち、1球づつイメージとのギャップを確認、修正することが練習ですよね。つい、漫然と数だけこなしがちです。
千葉のミーさん
まずは自分のしようとしていることを理解し、同時に正しい動きの基本的感覚を身につける。
そして効率的で一定したスタイルを作るためにフォームを確立させる。
最後は、意識してコントロールしなくても反復できる運動記憶に移入します。
毎回、色々と,ヒント頂き、有り難う御座います。
練習時の参考に、させて頂いております。
溝口さん
練習は裏切りません。頑張ってください!
いつもためになるお話ありがとうございます。
徳田さん
ありがとうございます、今後ともよろしくお願いします!