「技」ヘッドが一番最後に動く驚きの効果

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2016.06.19
ohmori

From:大森睦弘
岐阜の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。

さて、今回は

 「技・ヘッドが一番最後に動く驚きの効果」

というお話をさせていただきます。

私のコーチングのなかで、バックスイング開始で
「ヘッドが一番最後に動くドリル」をやっていただくことがあります。

それが、なんだか絶大な効果があるので、
その効果と理由についてお話します。

「ヘッドが一番最後に動くドリル」とは、単純なことです。

サンドウエッジで15ヤードキャリー

そのドリルとは、下半身から動き始め、
上半身、肩、腕と動きが伝わり、最後にヘッドが動き始める動きを、
サンドウエッジで15ヤードキャリーさせるショット(SW15yC)で行うものです。

ショットはSW15yCに限定する必要はないのですが、
まずはやってみるにはやりやすいからです。

SW15yCは振り幅が小さく、ボールを遠くに飛ばす必要はないので、
素振りに限りなく近い感じでボールを打つことができます。

また、ゴルフはシャフトが短くボールに近いほどやさしくなります。

ということでサンドウエッジではシャフトが短いということで、
ショットがやさしくなるクラブです。

そして、サンドウエッジはヘッドが重いので、
ヘッドの動きを感じやすいこともショット練習には好都合です。

また、時にはヘッドの後ろに500mlのペットボトルを置いて、
それを打ち出し後方へ真っ直ぐに滑らすようにバックスイングしてボールヒットする
「ペットボトル押しバックスイング」ドリルをやっていただきます。

このペットボトル押しバックスイングドリルでも、
ヘッドが一番最後に動くようにするとうまくできます。

そうです、手先で動かすのではなく、
下半身の動きでペットボトルを動かすと簡単です。

ついでながら、ペットボトルを打ち出し後方へ真っ直ぐに滑らせ得るためには、
手首のコックを少し入れることを付け加えることになります。

SW15yCのほぼトップであるシャフトが水平となるフルショットでのハーフウエイバックでは、
腕はコックを少し入れることで、ヘッドが打ち出し後方へ真っ直ぐに動くことを行うだけです。

ハーフウエイバックまでに腕でクラブをインサイドに動かしたり、
体の右側に肘が動くようなことはしません。

コック以外でクラブを動かすのはすべて下半身の動きだけです。

どんな効果があるのか

ペットボトルの重さで腕がしならさられることを感じやすくなります。

ペットボトルがなくても、
ヘッドの重さだけでもバックスイングで腕がしなってくることで、
スイング全体でも腕がしゃしゃり出てくることなく、しなって、
しなり戻る動きがやりやすくなります。

この「ヘッドが一番最後に動く」ドリルの主な効果は
体をしならせる感じをつかむことができるということになります。

ゴルフのスイングで体がしなるということを経験すると、
とってもゴルフが楽しくなります。

それは、体を長く使えてリズムが良くなり、
その結果、気持良く振りぬけるからです。

スイングの理想は、下半身の力や重力を使って、上半身をしならせ、
しなった上半身がしなり戻ることで、ボールを打ち抜くことです。

しなったものをポンと外すだけなら、何の調整もいりません。

距離に立つ

例えば、しなったものをポンと外すだけの例として、
距離に立つということがあります。

セットアップで決めたスタンスの幅のなかで下半身を使いきれば、
スイングの幅は決まります。

スタンスの幅が広くなるほど下半身の可動域は大きくなり、
その分下半身でヘッドを動かすことができる範囲は大きくなります。

そのヘッドがバックスイングにおいて下半身の動きで加速されて、
左肩甲骨に張りを感じ始めたあたりのところが切り返しポイントです。

ようするに、上半身が楽な範囲で伸ばされ始めたあたりが、
切り返しのタイミングとなります。

体が硬ければその分、トップは浅くなります。

硬いのに、上半身のちからを振り絞って大きなトップを作ろうとすると
逆に上半身はしなりにくくなります。

そして、そのリラクスした上半身を保って、
切り返しでは、ヘッドはまだトップに向かっていますが、
下半身を先行してダウンスイングへ向かわせます。

そうすると、トップに向かうヘッドと、
ダウンスイングを開始した下半身の間にはさまれた上半身はしなり始めます。

上半身が下半身とヘッドの真反対方向の動きでしなりはじめたら、
どんどん苦しいぐらいにしならせられます。

そして、ボールヒットに向かって、上半身のしなり戻りが始まります。

ダウンスイングで腰の回転が遅くなり始めるころである腰が
左に45度程度回転したあたりで、上半身は強烈にしなり戻ってきます。

この一連の動きのなかには、調整する箇所はありません。

上半身、特に左肩甲骨周りと手首をしなやかに保ち、
トップに向かう左肩甲骨の張りの強さを感じて、
それに下半身を反応させるだけです。

トップの大きさはスタンスの幅とあなたの左肩甲骨の可動域で決まります。

セットアップでスタンスの幅を決めるだけで、動い始めたら調整しないでしなるだけ、
この感覚が手に入ったらゴルフが楽しくてしょうがありません。

なぜ効果があるのか

では、なぜこの「ヘッドが一番最後に動く」ドリルをやると、
体をしならせる感じができるのか。

それは、ヘッドから足元までは約3mあることからきます。

これぐらい長ければ、かなりしなやかです。

しなやかなものほど、同じ力でしならせるなら、
大きくしなってエネルギーをたくさん溜めることができます。

この長い体とクラブ全体の端である足元から動き始めて、
その足元から一番距離の長いヘッドまでの体の部分が足元の動きに順に連動して動き始めたなら、
あなたの体にはエネルギーが限界まで満たされるわけです。

ヘッドから先に動いてしまうと、すでに自ら筋肉を縮めて
筋肉の長さを短くする運動を行うことになってしまい、
しなるというよりも動かすということになります。

いったん力を入れて筋肉を縮めて長さを短くしてしまうと、
その縮めた筋肉は硬くなり、しなりにくく、エネルギーを溜めにくくなります。

ですから、バックスイングの出だしが重要です。

このバックスイングの出だしで上半身がしなるように動けば、
上半身が自ら力を出そうとする部分は最小限となります。

それなら、上半身をしっかりしならせるこができます。

上半身をしならせ始める下半身の動き

上半身をバックスイング開始から下半身の動きでしならせることができれば、
ダウンスイングでも下半身を使って上半身を強烈にしならせることがやりやすくなります。

というか、バックスイング開始から下半身が上半身をしならせるように動かなければ、
ダウンスイングでも上半身をしならせることは難しくなります。

そこで、バックスイングでの下半身の動きを詳しくお伝えしておきます。

バックスイング開始での下半身の動き始めは、
右のお尻を右後ろポケット方向へ押し込む動きです。

右足母指球の少し後ろを中心として地面をとらえ、
右脚を長くして地面を押し伸ばす動きで右のお尻を右後ろポケット方向へ
押し込む動きを行えばいいです。

スタンスの幅が広い場合には、右脚でしっかり地面を踏めるポジションまで
腰全体を右にシフトさせます。

SW15yCではスタンスの幅はだいたい30cmで、
これは骨盤の幅とほぼおなじです。

そのため、SW15yCではこの腰の右脚で地面を踏めるところまでのシフトは必要ありません。

すでに、右脚を伸ばすだけで、右脚は地面をしっかり縦に踏める位置にありますから。

脚を長くして地面を縦に押す

右脚で地面を押すということは、右脚を長くしていく動き、
ようするに、右股関節は入れたまま右膝を伸ばして地面を押す動きです。

股関節は入れたままということは、
セットアップでの骨盤の前傾角度を維持できる範囲で
股関節を伸ばすということになります。

右サイドは右脚が長くなることで右斜め上にあがりますが、
左サイドは左腰を右斜め前である右脚つま先方向に向かって
落ちてくるようにするといいです。

左脚は左腰が右斜め前に落ちてくることをできるだけ邪魔しないように、
左腰に引っ張られて、あたかもひものようにしておきます。

左脚を自らどうしょうということなく、
ひたすら右斜め前に落ちる左腰が重力で落ちる動きに従います。

左脚はセットアップのときよりも膝は伸びてきて左股関節も伸び、
段々長くなりながら左腰に追従します。

セットアップで骨盤が上半身の必要な前傾角度分正しく前傾していれば、
後はその骨盤の前傾角度を維持したまま骨盤を回転させればいいです。

右脚が支点となり、その支点が右斜め上にあがり、
その支点にぶら下がった左腰が右斜め下に落ちてくるというイメージです。

そうすると、骨盤は背骨を中心として
セットアップでの前傾角度を維持しながら右斜にターンしてきます。

右脚も左脚も長くなりながらバックスイングしてきます。

右脚はセットアップでの骨盤の前傾角度保つだけの曲がりを保持するという
右股関節は入れたままの状態をキープすることと、
左脚が左腰の動きを邪魔しない、この2点は重要です。

下半身の動きの勘違い

バックスイングで右膝は曲げたままと言われることもあります。

理由は上に伸びあがらないためとなっていますが、それは勘違いです。

右膝はいくら伸びても、右股関節が入っていれば前傾角度は維持されます。

腰は斜め回転で水平回転ではありません。

腰を水平に回そうとすると、
膝を伸ばすと上にあがってしまうというイメージになってしまいます。

右股関節は入れたままということをしっかり意識さえすれば、
伸びあがりにはなりません。

清々と右膝は伸ばして、脚を使えるだけ使いましょう。

ここで、勘違いして右膝を固めていては、
せっかくの下半身の動きを殺していることになり、もったいないです。

手ほど怖いものはない

手だとクラブはいろいろなところにあげることができてしまいます。

インサイドに深く入れる事もできるし、
アウトサイドに大きく振りあげることもできます。

しかし、下半身はクラブを手ほどいろいろなところに動かすことはできません。

また、下半身は大きな筋肉が支配しているので、
動きを覚えることは少し遅いですが、一度覚えた動きはなかなか忘れません。

ですから、下半身を使えば、緊張する場面でもいつもと同じように動くことができます。

まさに、スイングの出だしであるバックスイング開始を正確に決めるための決め手が下半身です。

飛ばすためには、下半身と上半身の捻転差が大きいほど良いといわれ、
下半身を固定したまま、上半身をひねりあげるうことでバックスイングしていませんか。

それでは上半身の右サイドにスイングを邪魔する方向の力がはいり、
ダウンスイングで緩みきらずにスイングスピードを低下させてしまうことにもなります。

しなるための第一歩だった

下半身と上半身の捻転差は、
切り返しでの下半身の先行動作による下半身とヘッドの引っ張り合いで作れば、
上半身は楽々リラックスした状態でしなってきます。

今回のお話はたかがヘッドが一番最後に動くということでした。

しかし、それは素晴らしいスイングへのとんでもなく大切な第一歩です。

では、また。

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大森 睦弘
大学卒業後、世界でも有数な大手電機メーカーに勤務。社内の中央研究所や外部機関の客員研究員(東京大学)など、研究開発に従事。その類まれな分析力と強靭なメンタルは、ビジネスでの成功だけにとどまらず、スポーツでも発揮。国民体育大会アルペンスキーで優勝など、その競技力と長年の指導実績から、神奈川県アルペンスキーコーチとしても活躍。 その後、会社を早期退職し、ゴルフのインストラクターを養成するコースを卒業。卒業と同時に、コーチとして、プロ、ジュニアや一般の方々へのコーチング、ツアーキャディーなど、幅広い層に対するコーチングを行った。特にメンタルテストで「トップアスリートとして通用するレベル」と診断され、その強いメンタルを作りあげた経験を元に、メンタル面のサポートも行う。 現在、フリーのコーチとして独立。一般の方の本当の気持ちになって、どんなことでもとことん説明するなど、今まで納得できなかったと言われたことにも、やさしく解説することを信条としている。さらに、分析能力の高さを生かしてコーチングの仕事に従事するかたわら「ゴルフでのからだの使い方」をやさしく紐解くことで、ゴルフを普及させる活動を行なっている。
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カテゴリー: スイング理論, ビジネスゾーン, メルマガ, 新着メルマガ | 投稿日: | 投稿者:
大森 睦弘

大森 睦弘 について

大学卒業後、世界でも有数な大手電機メーカーに勤務。社内の中央研究所や外部機関の客員研究員(東京大学)など、研究開発に従事。その類まれな分析力と強靭なメンタルは、ビジネスでの成功だけにとどまらず、スポーツでも発揮。国民体育大会アルペンスキーで優勝など、その競技力と長年の指導実績から、神奈川県アルペンスキーコーチとしても活躍。 その後、会社を早期退職し、ゴルフのインストラクターを養成するコースを卒業。卒業と同時に、コーチとして、プロ、ジュニアや一般の方々へのコーチング、ツアーキャディーなど、幅広い層に対するコーチングを行った。特にメンタルテストで「トップアスリートとして通用するレベル」と診断され、その強いメンタルを作りあげた経験を元に、メンタル面のサポートも行う。 現在、フリーのコーチとして独立。一般の方の本当の気持ちになって、どんなことでもとことん説明するなど、今まで納得できなかったと言われたことにも、やさしく解説することを信条としている。さらに、分析能力の高さを生かしてコーチングの仕事に従事するかたわら「ゴルフでのからだの使い方」をやさしく紐解くことで、ゴルフを普及させる活動を行なっている。

 

「技」ヘッドが一番最後に動く驚きの効果」への13件のフィードバック

  1. てつお

    いつも勉強させて頂きありがとうございます。
    ドライバー等で、右足で地面を踏める位置まで
    腰をシフトさせると同時に背骨も右にシフト
    させないと右足で踏めないと思うのですが、そうなると、背骨の軸自体が右側に変位してしまい、背骨を軸に回転と矛盾してしまう気がするのですが… お手数ですがご教示下さい。

    返信
    1. 大森 睦弘大森 睦弘 投稿作成者

      Q:「背骨を軸に回転することと矛盾?」

      理想は背骨を軸に回転できればいいのですが、スタンスの幅が広くなると、脚の縦の動きで回転しにくくなり、それに対応させるために少しシフトを入れるということです。理想を現実にするために、スタンスの幅が腰の幅よりも広い場合には、ちょっとだけ理想のパターンに入るための準備が必要ということになります。

      そのため、スタンスの幅が広いほどバックスイングで腰を右にシフトする量が増えますが、それは、背骨を軸に右にターンして重心が右に移動して右脚で地面をより強く踏むことをさらに加速する方向になり、動きとしては、ありがたい方向となります。しかし、右にシフトし過ぎて右脚で地面を踏める位置よりも右に行き過ぎでは、逆に踏めなくなります。ここで大切なことは体重移動のために右にシフトということではなく、右脚でしっかり地面を踏める位置を探して右にシフトしているという点となります。ダウンスイングでも同じことになります。ただしダウンスイングではまずは両脚で地面を踏めるところですね。

      また、シフトと言ってもそれほど意識していなくても地面を踏もうとしたら、自然にシフトしているということになります。サンドウエッジで15yキャリー(SW15yC)させるショットではシフトしないでもいきなり右脚で地面を踏める程度のスタンスの幅です。SW15yCで地面を縦に踏むことを正しく行えるようにすれば、スタンスの幅が広がったときでも、同じように脚を縦に踏む動きをしようとして、自然に腰も踏めるところにシフトしているようになってきます。

      また、精密に背骨が動かないということは、ありえません。どっちみち背骨は正常でも前後に湾曲していますので。まず、背骨の中心ってどこだという話もしなければならなくなってしまいます。細かい話をしだすときりがないので、大枠のイメージとして背骨を中心としてターンすると言いきっています。また、背骨付近を中心にターンするだけで、重いお腹が向いた方向に重心が移動するということの説明にしていることもあります。いずれにしても、だいたい背骨あたりを中心にターンすると、スイングはシンプルになります。

      スタンスの幅が右脚を単純に伸ばしただけでは地面を真っ直ぐに踏めないぐらい広い場合は程度によりますが右脚が打ち出し方向へ倒れすぎて地面を踏まされるスピンアウト状態ではなく、右脚が地面に対して真っ直ぐになるぐらいまで腰を右にシフトさせるとき、頭はあらかじめトップ近辺にセットアップから置いておき、頭から下が振り子のように右に揺れてから、右脚で地面をほぼ縦に押し始めます。そう言った意味ではスタンスの幅が腰の幅より広くなるほど背骨はセットアップのときより体の正面から見るとバックスイングでは立って来ます。セットアップでは、頭をトップ近くに置いておく事もあり、体の正面方向から見たら逆くの字に見えます。それがトップ近くになると真っ直ぐに近づきます。セットアップからは、背骨を中心に精密にターンしないこともあるということになります。また、スタンスの幅が広いと、切り返しから両脚で地面を踏めるところに戻るためには、今度は腰は左にシフトしてくることになります。スタンスの幅は腰の幅より広くなるほど、細かい点では脚の縦踏み以外のちょっとした操作が必要となり、難易度は高くなります。逆にスタンスの幅を広げて腰のシフトを利用して反動を使って脚で地面を踏みやすくしています。

      このあたりの動きになるとタイプにも依存する部分がでてきますので、さらに深くお知りになりたい場合は、是非私のワンデーコーチングにご参加いただければと思います。

      基本的な動きはSW15yCで確定できますが、色々味付けが有るということです。

      返信
      1. てつお

        大変丁寧に解説して頂き感激しました。ありがとうございます。

        返信
        1. 大森 睦弘大森 睦弘 投稿作成者

          どういたしまして。

          できるだけ確信的なことをシンプルにお伝えしたいのはやまやまですが、理想と現実が乖離する場合もあり、それを理想に近づけるために、ちょっとしたテクニックが必要となることもあります。それを、本能的に自然にやっている場合はそのままでいいのですが、できない場合には、ご説明してできるようにしていただくという感じでしょうか。

          特に今回補足させていただいたバックスイングでの右シフトは、意識していないでも右脚で地面を縦に踏もうとしたら、やっている場合は多いです。だって、普段から地面を縦に踏んで生活していますし、SW15yCではシフトしないでも地面を縦に踏むことを行えますから、その感覚があれば、スタンスの幅が広がった場合にも自然に体は動いてくれるということですね。

          まずは、こうしたい、こうできれば楽しく気持よくショットできるということを明確にしておいて、そこに一歩でも近づけるためのテクニックを投入するという感じです。

          返信
  2. あきひろ

    大森コーチ こんばんは。

    ペットボトルを真っ直ぐ後方に押すドリルは思ったよりスッと出来たと思います。
    ひとえにずっとSW15ycの練習をメインにしてきた賜物だと思っています。

    先週よりシャドースイングを何も持たずに少しでも時間とスペースがあればやっているのですが、その中で今回の切り返しでヘッドがトップに向かっている内に下半身始動をイメージしてやっていました。
    練習場で実際に打球してないので何とも言えないのですがシャドースイングを通じて自分のイメージと実体の差異が分かったような気がします。
    良いイメージを持ってシャドースイングをやっていくと「あれ?何で今まで前の悪い動きが出てたのだろう」と思うような事もあったり。

    脚の動きのイメージは自分のイメージでしたが今回の記事で「バックスイングで右脚を伸ばしても良いんだ!」と。
    これまでは中途半端に伸ばしてましたが、これで脚の動きも明確なイメージが持てました。

    本当に今までは自分でスイングを複雑な難しいモノにしようとしていたのだなぁと思います。

    これからもSW15ycで精進したいと思います!

    返信
    1. 大森 睦弘大森 睦弘 投稿作成者

      右脚を伸ばすと上半身が伸びあがると単純に勘違いして、バックスイングで清々と下半身を使えないのは、もったいないですね。ゆっくりシャドースイングで骨盤を前傾させて、その前傾角度を維持しながらバックスイングすることを行おうとしたら、右股関節は前傾角度を維持できる程度に入れたままで右膝は楽に伸ばして右脚を長くすれば、楽々動けます。

      返信
  3. 芝刈り名人

    大森コーチへ

     今回のブログの『ヘッドが一番最後に動く・・・』は、最近練習場で最重要課題として取り組んでいましたので、復習も含めてじっくり拝見させていただきました。  

    一連の解説の中で、『リラックスした上半身を使って、切り返しではヘッドはまだトップに向かっていますが、下半身を先行してダウンスイングへと向かわせます』という切り返しポイントでの動き方が体得できず悩んでいます。
    SW15ヤードキャリーでは、足裏で地面を踏みながら右のお尻を右後ろポケット方向に押し込むことでヘッドが一番最後に動き出し、トップの少し手前からコックを少し入れ始めるあたりで下半身リードでダウンスイングすると、上半身がしなる感じを受けることができるのですが、この切り返しのタイミングの取り方でよろしいのでしょうか?

    フルスイングでの切り返しでも自分なりにきっかけとなる何かを習得し、再現性の高いゴルフを目指したいと考えていますが、小さいスイングに比べるとこれだという何かに辿り着けていません。
    大森コーチの実践されていることも含め、「こんなことを試してみたら」というアドバイスをお願いいたします。

    返信
    1. 大森 睦弘大森 睦弘 投稿作成者

      Q:「トップの少し手前からコックを少し入れ始めるあたりで下半身リードでダウンスイングすると、上半身がしなる感じを受けることができるのですが、この切り返しのタイミングの取り方でよろしいのでしょうか?」

      微妙にイメージが違います。

      というのは、正しいスイングをしていても、コックを入れるタイミングは人のタイプ依存する部分なので、コックを基準にはなんとも言えないからです。

      ということで、切り返しのタイミングは、左肩甲骨に張りを感じてきたあたりです。これなら、体の柔軟性に応じて、ちょうど良いタイミングで先行動作をすることができます。とはいっても、左肩甲骨のあたりに張りが出始めるのは、バックスイングを下半身で開始して、下半身を使い切ったあたりから右肘を曲げることとコックを入れることだけが残ります。そうすると、急激に左肩甲骨が体の正面方向へスライドされ始めます。この左肩甲骨のスライドがはじまった直後ぐらいが切り返しのタイミングです。だいたいは手元が肩の高さを越えたどこかとなります。

      バックスイング開始を下半身の動きではなく、上半身を自らねじりあがる動きや、手でクラブをインサイドなどに引いていると、左肩甲骨の張りは早く発生してしまうので、この左肩甲骨の張りと下半身の先行動作を連動させることは難しくなります。

      また、下半身の動きを主体として正しくバックスイングしいて、肩甲骨の周りに張りがない状態で下半身を先行させても、下半身と上半身の連動性がまだ弱いので、安定した先行動作を行いにくくなりますので、注意が必要です。

      実は、手首のコックはバックスイング開始早々少しずつ入ってくるとスイングはすごく楽です。ヘッドを打ち出し後方へ真っ直ぐに動かそうとすると、コックが入ってきます。それを、そのまま延長してコックを段々深くしていけばいいです。コックをいつ入れるかは、いろいろタイプが分かれるところですが。私は、ヘッドは動き始めたらコックを入れることで、ヘッドの重さがわかりやすく、お勧めです。

      返信
      1. 芝刈り名人

        大森コーチへ

         肩甲骨周りの張りと下半身の先行動作との連動性について、詳しく解説して頂きありがとうございます。
        確かに、バックで手でインサイドに引き過ぎると左肩甲骨の張りは早く発生しますが、下半身は地面を踏める体制になっていないのでタイミングがうまく取れないことは理解できました。
        また、肩甲骨の周りに張りがない状態で下半身を先行させても、下半身と上半身の連動性がまだ弱いので、安定した先行動作を行うことは難しいことも理論的には解りました。
        15ヤードキャリーでは、下半身を使い切ってコックが徐々に入るあたりで下半身を先行させる動きをすると上半身にしなりを感じることができるのですが、フルショットの大きさになると下半身を先行させる動作の為のきっかけがどうしても掴めません。
        少しずつ、バックススイングを大きくして、次はスリークオーターショットでの下半身先行動作に挑戦したいと思います。それが出きるようになりましたら、また質問をさせてください。

        返信
  4. 高橋 誠治

    本日の講義にありました『スタンスの幅が広い場合には、右脚でしっかり地面を踏めるポジションまで腰全体を右にシフトさせます。』について質問してもよろしいでしょうか。

    狙っている感じを出してアドレスできるように意識して練習しておりますが、頭の位置も含めしっくりきません。
    足踏みしているうちに、腰もシフトしていたと言う感じにしたいのですが、意識しないと右足でしっかり地面を踏めるポジションポジションにならず悩んでおります。

    質問1)『右足の上に真っすぐ立てるくらい腰を右方向にシフト』すると、結果として右足に多く荷重がかかっているというアドレスでよろしいのでしょうか。

    質問2)
    腰を右方向にシフトさせた分、頭も自然に右方向に傾いているという状態でよろしいでしょうか。

    質問3)
    「左腕が左肩から真っすぐ下にクラブを支える力以外を出さないで重力で下に垂れた状態」てボールにヘッドをセットすることを基準として、足踏みすると、自然と腰全体が右にシフトした状態になるという認識で練習すればよろしいでしょうか。

    明確なイメージを持って練習したいと思います。
    質問が多くなり申し訳ございませんが、よろしくお願い致します。

    返信
    1. 大森 睦弘大森 睦弘 投稿作成者

      Q1「『右足の上に真っすぐ立てるくらい腰を右方向にシフト』すると、結果として右足に多く荷重がかかっているというアドレスでよろしいのでしょうか?」

      腰の右へのシフトは、スタンスの幅が広い場合に、バックスイング開始で右脚で地面を縦に踏めるところまでシフトすることになります。ですから、セットアップ中はまだシフトしません。セットアップ中は両足で地面をしっかり踏めるポジションということになります。サンドウエッジで15yキャリーさせる場合のスタンスの幅はだいた30cm前後ですが、この場合は、スタンスの幅が腰の幅程度ですので、腰を右へシフトさせなくても、いきなり右脚で地面を縦に踏むことができます。

      Q2:「腰を右方向にシフトさせた分、頭も自然に右方向に傾いているという状態でよろしいでしょうか?」

      頭は、トップ近くにセットアップのときに置いておきます。それで、セットアップから腰の右へのシフトに加えて背骨を中心にターンしたら、頭は頭の幅半個以内ぐらいの移動となります。頭の位置が正しくセットされているなら、体の正面方向から見ると、体と脚のラインは逆くの字に見えるようにします。あたかも、ボールをターゲットの後ろから覗いて見ている感じです。

      Q3:「左腕が左肩から真っすぐ下にクラブを支える力以外を出さないで重力で下に垂れた状態」てボールにヘッドをセットすることを基準として、足踏みすると、自然と腰全体が右にシフトした状態になる?」

      腰のシフトはバックスイングを開始してからになるので、セットアップ中はあくまでも、両脚で地面を自然に踏めるポジションということですね。

      返信
      1. 高橋 誠治

        ご回答ありがとうございました。
        勝手に勘違いし、狙っている感じのあるアドレス【セットアップで体の正面方向から見て逆くの字になる】と両立できないと悩んでいました。お恥ずかしい限りです。

        ちなみに、『バックスイング開始で、右脚でしっかり地面を踏めるポジションまで腰全体を右にシフトさせる』タイミングは、バックスイング開始と同時に腰全体を右にシフトさせ右脚でしっかり地面を踏めるポジションに入り、右股関節は入れたまま右膝を伸ばして地面を押す動きで、右のお尻を右後ろポケット方向へ押し込むという順序をイメージして練習すればよろしいのでしょうか。
        ご指導よろしくお願い致します。

        返信
        1. 大森 睦弘大森 睦弘 投稿作成者

          Q:[…という順序をイメージして練習すればよろしいのでしょうか。」

          はい、そのとおりです。ただし、腰はスタンスの幅が広くなくてセットアップの状態のままで右脚で地面を真っ直ぐに踏めるなら右にシフトさせる必要はありませんので、あくまでも、右脚で地面を真っ直ぐに踏める状態にするために右シフトということですね。

          返信

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