パター選びは自分のスタイル優先で

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2016.08.23
kajikawa

From:ツアープロ梶川武志
愛知の自宅より、、、

皆さん、こんにちは。
ツアープロ梶川武志です!

さて、今日は

 「パター選びは自分のスタイル優先で」

について、前回の内容に反響がありましたので、
その続きということで、お話をしてみたいと思います。

とはいえ、前回の内容を読んでいないと
わからないかというと決してそんなことはありません。

ですので、安心してお読み下さい。

いただいたコメントは、以下のようなものでした。

前回の内容への反響

Y.IWATA様からの質問の文章をまずはご紹介します。

この文章はその前にご質問いただいた長谷川様に向けた内容も
含まれていますので、そのへんも含めてお読み下さい。

(ちょっと長いですが、そのまま掲載いたします)

> パター選びは難しいですよね
> 8年間同じパター一筋というのはすごいです。
> これなら入るという自信のなせる業で
> さすがお師匠様と尊敬いたします。
>
> 私はパターに関してはかなりの浮気性で
> 新しい理論のパターと言われるとつい試してみたくなり、
> いくら無駄にしたかわかりませんOrz.
>
> 僭越ではありますが、その中で自分なりの試行錯誤と
> いろいろ調べた結果を追記させていただきます。
> 間違いがあれば遠慮なくご指摘ください
>
> パター選びはまず自分のパッティングスタイルを考えて
> 決める必要があるということ
> 原則慣性モーメントが大きいほうが球筋、
> 距離のばらつきが少なく優しいパターであるというのは
> 間違いないとおもいます。
>
> ただ高慣性モーメントパター
> (いわゆるマレットやニューマレット)を使う場合
> 真直ぐ引いて真直ぐ打ち出すの打ち方でないと
> 打ちづらいといわれています
>
> 一方L字やピンタイプはアプローチ感覚で
> イン ツー インに打つ打ち方に合うといわれています
> (軌道が曲線なので方向を合わせるのが難しいです。)
>
> ネック形状は いわゆるオフセット
> (シャフトラインとフェースの位置)に関係していて
> セットアップ時に左目よりにボールを置く人は
> オフセットなし(ストレートネック)、
> 右目よりにおくひとフルオフセット(カギ)が推奨されています。
>
> またイン ツーイン軌道でひっかけやすい人は
> オフセットなし(フェースが返る前に当たる)、
> 押し出しやすい人はフルオフセット
> (フェースが返ってから当たる)がいいともいわれています。
>
> センターシャフトはシャフト延長上にスウィートスポットがあり
> スウィートスポットを意識しやすく当てやすいという利点がありますが、
> 少しでも外すとフェースがぶれやすい欠点がある
>
> 以上が私が知りえた一般論ですが、
> 要は師匠のように入ればいいので
> 自分のフィーリングにあったパターを見つけることが大事ですね。 
>
> また、パターの特性に関してはオデッセイのHPなどにも
> 詳しく載っているので参考にしてみたらいかがでしょうか
>
> ちなみに高慣性モーメント パターといえば
> ゴルフライブでも時々扱っているキュアパターですかね?
> (私はカーンという打感が合わずに替えましたが)
> あと、個人的感覚では高慣性モーメントを追及すると
> パターが重くなります。
> 重すぎるパターはロングパットの距離感が合わせづらくなるので
> やはり程々のバランスを考える必要があると思います。
>
> 私は左目下にボールを置くタイプなので
> 今までセンターシャフトを中心に使ってきましたが
> 上記欠点のためショートパットの成功率が上がらず
> オフセットのないストレートネックで
> サイドシャフトのヨネックス トライプリンシプル パターに
> 変えてみました。
>
> 最近はこのパター気に入っていますが
> いつもの浮気性でまたセンターシャフトに戻るかどうかは
> 今後のラウンド結果次第かな…。
>
> 長谷川様が私のように無駄遣いせずに
> 理想のパターに巡り合うために
> 私の経験が少しでも参考になることを願っています。

変えない僕のほうがちょっと特殊かもしれません

まず最初に確認として、
あなたにお伝えしておきたいのですが。。。

プロゴルファーはみんな基本、新しいパターを使います。

それはなぜかというと、
「もっと入るパターがないか」と探しているからです。

ですが僕の場合は、そのクラブに感覚が出てしまうと
変えづらくなってしまいます。

もしかしたら僕は、新しいクラブへの順応性が
低いのかもしれません。

そしてY.IWATA様が指摘されている

 「パター選びは自分のパッティングスタイルを考えてから」

という主張については、全くその通りです。

ちなみに、Y.IWATA様は

 「高慣性モーメントパターはまっすぐ引いて
  まっすぐ打ち出す打ち方でないと打ちづらい」

 「セットアップ時に右目寄りにボールを置く人は
  フルオフセットが推奨されている」

とおっしゃっていますが、僕は高慣性モーメントパターで
イントゥーインで捕まえて打っていますし、

アドレスでボールは左目下がありますが、
フルオフセットのパターを使っています(笑)。

日々パターの「研究」を重ねておくことが大切

ですが、Y.IWATA様がご指摘していらっしゃる

 「インツーイン軌道でひっかけやすい人はオフセットなし、
  押し出しやすい人はフルオフセットがいい」

 「センターシャフトはシャフト延長上がスウィートスポットで
  スウィートスポットを意識しやすく当てやすいのが利点」

 「センターシャフトは少しでもスウィートスポット外すと
  フェースがぶれやすいのが欠点」

これらのことについては、まさにその通りです。

こうした一般論的な情報というのは、ご紹介があるように
パターメーカーが公開しているページでも学べます。

そうしたものを読み込んでおくことで、
自分のフィーリングと照らし合わせておくのは、とても有用です。

こうしたことの研究を重ねておくことは、間違いなく
これからのあなたのゴルフにプラスとなるはずです。

ただ、先程も(前回も)お伝えしたように、
僕は一般的に易しいパター(高慣性モーメント+オフセット)で
イントゥーインに捕まえて打っています。

そのため、上記のようなメーカーが言っているような一般論とは
多少違ってしまっているところがあります。

なぜそうしているのかというと、
僕個人の考え方としては、始めから掴まり易いパター、
芯を外しても大丈夫なパターというのは、安心感があるからです。

やはりパターというクラブは
一番目標(=カップ)が小さいですからね。

このへんは長年の経験上、定まってきたところがあります。

今回も前回と同様に、一般的なパターの選び方ではなくて
僕のパター選びの考え方のご紹介になってしまいました。

前回の内容に対する補足的な感じにもなってしまいましたが、
パターについて、より立体的に理解していただければ幸いです。

それと、Y.IWATA様には長谷川様に詳細なアドバイスもしていただき、
どうもありがとうございます。心より感謝いたします。

ちなみにあなたも他に何か、僕に聞いてみたいことがありましたら、
この下のコメント欄に質問をお寄せください。

全ての質問を取り上げることはできませんが、可能な限り、
このメルマガで取り上げてみたいと思います。

追伸

ゴルフライブの事務局からお願いをされまして、
先月好評だったドライバーのレッスンを
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前回の申し込みは、一瞬で埋まってしまいました。
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それではまた、次回も楽しみにしていてください。

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梶川 武志
東葛飾高校を卒業後、研修生となり、1995年に24歳でプロテスト合格。 2009年、7月の『セガサミーカップ』で自身初の最終日最終組を経験して自己最高の7位に入り、10月の『コカ・コーラ東海クラシック』では石川遼、池田勇太と最終組で優勝争いの激闘を演じ2位となる。今でもその試合は名勝負のひとつに数えられている。 同年、JGTOバンカーセーブ率1位(64.8%)。
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カテゴリー: ゴルフクラブ, パター, メルマガ, 新着メルマガ | 投稿日: | 投稿者:
梶川 武志

梶川 武志 について

東葛飾高校を卒業後、研修生となり、1995年に24歳でプロテスト合格。 2009年、7月の『セガサミーカップ』で自身初の最終日最終組を経験して自己最高の7位に入り、10月の『コカ・コーラ東海クラシック』では石川遼、池田勇太と最終組で優勝争いの激闘を演じ2位となる。今でもその試合は名勝負のひとつに数えられている。 同年、JGTOバンカーセーブ率1位(64.8%)。

 

パター選びは自分のスタイル優先で」への4件のフィードバック

  1. 長谷川

    前回以上に詳しく補足してくださいましてありがとうございます。
    参考にし、色々と試してみます。

    返信
    1. 梶川 武志梶川 武志 投稿作成者

      長谷川様

      はい、引き続き頑張って下さい。応援しています。

      返信
  2. Y.IWATA

    梶川プロいつもご指導ありがとうございます

     頭でっかちで実力が伴わないアベレージゴルファーが少し出過ぎたコメント書いてしまったかと心配しておりましたが、適切なFollow頂き安心いたしました。

     研究熱心といえば聞こえはいいですが、パターにせよパッティングスタイルにせよ「入らなから替えるのか、替えるから入らないのか?」いつも悩みながら練習しています。早く師匠のようにこれ一筋となれればいいなと思っています。

     さて、以前にもお伺いした事ですがグリーンの読みについて、最近、細貝隆志 著「パット・エイミング教本」という本を入手し興味深く読んでいます。ご存知かもしれませんが内容は物理の法則に従った論理的考察でターゲットラインおよびタッチを決める方法論につき記載したものです。もしご存知でしたらプロのご意見をお聞かせいただきたいです。
     また、自分のストローク精度をあげて読みと結果の比較から経験値を高めることが大事であることもわかっておりますし今後発売予定のプロのDVDにも大いに期待しておりますが、ほかにライン読みに関して推奨する教材などあればご教示頂ければと思います。

    返信
    1. 梶川 武志梶川 武志 投稿作成者

      Y.IWATA様

      いつもどうもありがとうございます。「パット・エイミング教本」については知りませんでした。ラインの読みやタッチについては本にしずらいと内容ですし、僕も興味があります。今度探して読んでみます。

      返信

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