From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
「私は飛距離が出ないので、もうアプローチ一本に賭けます!」
これは、先日レッスンさせていただいた、60代のSさんの話。
Sさん、以前は100を切っていたこともあったのですが、
最近は100が切れなくなってきたということで、私のところにやってきました。
目標は、安定して100を切りたいということでした。
■課題にするのは1つだけでいい
Sさんのゴルフを見せていただいて、
ご自身がとても悩まれていたのが、飛距離でした。
ドライバーの飛距離がよくても180ヤードぐらいしか飛ばなくて、
パー4の長いホールだと、グリーンまでに確実に3打以上はかかってしまうんです。
と悩んでいらっしゃいました。
Sさんは何とか今の飛距離を伸ばしたいとおっしゃっていましたが、
私がSさんに提案したのは
◆50y以内のアプローチで確実にグリーンに乗せる
これだけでした。
とにかく私のレッスンでも、ショートアイアンを使ったアプローチの練習。
これだけをやることにしました。
■最初は半信半疑でしたが・・・
正直、Sさんも初めはちょっと半信半疑(というか不機嫌… 苦笑)だったのですが、
「とにかく私を信じて、3ヶ月やってみてください」
と説得して、ついてきてもらいました。
あなたもよく考えてみて下さい。
たとえ1打目のドライバーが飛ばなかったとしても、
3打目で70~80%ぐらいのグリーンオン率であれば、、、
そのうちのいくつかが上手くカップの近くに寄れば、
運よく1パットで入ることもあるかもしれません。
もちろん、同時にドライバーの飛距離を伸ばすということも考えました。
ですが、Sさんの性格を考えると、
結局ドライバーにばかり目が行ってしまいそうなので、
あえて「ドライバーの練習はしないでください」と伝えました。
■2ヶ月目に2回連続の100切り!
そしてレッスンを始めて2か月目。
ご自身がメンバーのゴルフ場でのラウンドで、、、
98、97と、なんと2回連続で100を切って回られたそうです。
Sさんはもともとボールの方向性はそれほど悪くなくて、
スイングもクセがなくきれいだったので、
「ちゃんとやればうまくいくだろうな」という私の目算はありました。
ラウンド中はアプローチも絶好調だったそうで、
1ヶ月とちょっとで結果が出たことに、Sさんもとても喜んでいました。
一つのことに本気になれば、人間はものすごい成果を出すことができます。
Sさんの場合はそれがアプローチだったのですが、
アプローチは地味な練習になってしまうので、
あまりやりたがらない方も多いです。
ですが、私が過去に教えて結果を出してきた生徒さんも証明してくれているように、
地味な練習ほど効果が高い。
これは事実です。
他の人がやっていないことというのは、
やれば確実に成果に結びつきます。
実は、Sさんからさらなる驚きの言葉が。。。
「小原先生、50yのアプローチ練習を続けていたら、
なんだか飛距離がほんの少しだけ伸びた気がするんです。。。」
その後、Sさんはますますアプローチの練習を熱心にやっています。
またメールします。
小原大二郎
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