From:大森睦弘
岐阜の自宅より、、、
こんにちは、大森睦弘です。
さて、今回は
「技・ボールヒットに向かう頭の上下移動」
というお話をさせていただきます。
今日の内容の核心までの話は、とても短めです。
ですので、今日はどうぞ安心してお読み下さい。
ボールヒットに向かって
無理に頭を下にさげようとする必要はありません。
実は、頭が上昇してくる原因により、
問題となる場合とならない場合に分かれるのです。
どういうことか?
と、その話の前に。
先に一点、業務連絡です。
私の2月のワンデーレッスン会、
大阪と岐阜で空きがあります。
大阪(大阪市東淀川区)
2/14(火)
10:00~17:00
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岐阜(岐阜県各務原市)
2/19(日)・2/20(月)
10:00~17:00
↓
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すでに満席の日程もありますので、
ご確認の上お申込み下さい。どうぞお早めに。
では、話を戻します。
よく言われること
よく頭は上にあげないでボールヒットしなさいと
言われたりしませんでしたか。
また、ヘッドアップしちゃだめとかいいながら、
頭を上から押さえられたことがありませんでしたか。
しかし、単純に頭は上にあげてはいけないというものではありません。
あることを守るならば、むしろボールヒットに向かって
頭の高さが上にあがることはまったく問題になりません。
その守るべきあることとは、次の3つです。
(1)トップから一旦重心が落ちる
(2)下半身が動いて左脚で地面を縦に蹴って、
上半身の前傾角度が変化しない
(3)セットアップよりも頭の位置が下でボールヒット
ここで、脚が止まっていたり、上半身を上に起こして
前傾角度が起きあがる状態で頭の高さが上にあがることは
大きな問題となります。
それは、手打ちになることと、
クラブのリリースのタイミングが早すぎて
すくい打ちになるという問題です。
また、逆に、頭の高さが上にあがってはいけないと考えて、
無理に首を曲げて頭が上にあがってこないようにしょうとしては、
首を痛めてしまいます。
ですから私は、首はスッとリラックスさせて
背骨の上下に頭も追従させています。
そして、トップから重心が落ちてこないと
せっかくの重力のエネルギーを使えないショットになってしまい、
もったいないです。
ダウンスイングで手元が胸の高さまで落ちてくるまでは、
右脚の形がトップとあまりかわらなければ、
それだけで重心はトップから下に落とせます。
これらの、(1)(2)の結果、セットアップよりもボールヒットでは
頭はセットアップよりも下にさがった状態(3)ということが
良いスイングのキーポイントです。
はい、今日のテーマの核心の話は、ここまでです。
では、また。
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「え、大森さん。今日はまた、あまりに短すぎませんか?」
いえいえ、ここまでの話の(1)と(2)、
そして(3)だけでも、
今日の内容のかなり核心的な内容です。
たったこれだけのことに気をつけるだけで、
スイングはだいぶ良くなってくるはずです。
とはいえ、私のメールマガジンをお読みの方の中には
もっと具体的に詳しく知りたいという人もいると思いますので、
物足りないという人のために、もう少しだけ書き進めてみます。
では、どうぞ。
私のショットのイメージ
私のショットのイメージは、トップからはまあまあ重心を落として、
まるで両脚ジャンプするイメージにします。
そして、両脚で地面を捉えたら、そこからは目一杯蹴ります。
左脚を地面に対して縦に蹴り、両腿をキュッと引き締めて、
右脚は上半身のリリースによる反作用に耐える準備をします。
ようするに右脚は打ち出し後方へ押されてくる力に
対抗するようにするだけです。
積極的に動かすのは左脚で、右脚は意外と静かに使い、
リリースの反作用の強烈な力に対抗すればいいです。
そして、ドライバーショットの場合には、スタンスの幅が広い分、
下半身の可動域は大きくなります。
その下半身の可動域の拡大にともない、下半身をかなり大きく使います。
そのため、前傾角度は維持しますが、
下半身の回転力が落ちてきたら、ドライバーショットでは勢い余って
全身が全体に少し上にあがりながらボールヒットします。
そして、やはり重要な点として、ボールヒットでの頭の高さは、
セットアップよりは低いポジションとなっていることです。
そのため、エネルギー全体としては、
重力からエネルギーをもらった形でボールヒットしています。
そして、ここ一番飛ばしたいときは、頭を打ち出し後方へ
かなり積極的に押し込んで遠心力に対抗しようとするので、
トータルとして頭は下に落ちながらボールヒットすることもあります。
そうすると、より大きな遠心力に対応できるだけでなく、
溜めも大きくなりよりボールヒットにエネルギーを集中させることで
ボールを飛ばすことができます。
いずれにしても、無理に頭が上にあがることは悪いことだと
こだわりすぎないことが、左股関節や首に負担をかけないで
鋭くクラブをリリースさせることにつながります。
そして、私は、特にデモンストレーションのときは、
わかりやすくするため、かなり大げさに動くようにしています。
頭の上下に対応するドリル
頭の上下に対応するドリルとしては、ステップ打ちがあります。
ボールの後ろに立って、そこからステップインしてショットする練習です。
ジュニア選手などには、打ち出し後方から走って来て、
そのままの勢いてショットするランニングステップ打ちも行なうことがあります。
このような止まった状態からではない動的な状態からのショット練習では、
ボールに適切な足場や頭の位置も含めて、
体のポジションを本能的に決める能力がアップします。
ステップ打ち系ドリルについては、
そのうちにとりあげてお話させていただこうと思います。
頭が上にあがっても良いタイミング
ただし、ここで頭が上にあがってきても
良い重要なタイミングがあります。
腰をフルターンさせようとしている中で、
下半身の動きが遅くなった後は、頭の高さは上にあがってきても大丈夫です。
トップで右脚にかなり乗っていた体重を、両脚で地面を捉えるところまでは、
トップからは重心が下に落ちてくることが自然なスイングです。
その重心の落下とともに、上半身は前傾角度をほぼ保ったまま、
体全体が下に落ちて来るようにします。
そして、トップから一旦両脚で地面を捉えてからは、
左脚での地面の縦蹴りを皮切りに、両脚で力の方向に対して
縦に蹴ることで腰は鋭くターンを始めます。
そこから、腰が左へ45度程度回転して腰の動きが遅くなってくる辺りからは、
上半身が勝手にリリースされ始めます。
上半身の自動的なリリースが始まると、
右脚は上半身の左ターンの反作用の力と重力を足した力の方向である、
打ち出し方向へ斜めに倒れた方向で力を受け止めます。
この上半身が勝手にリリースされるまでは、
頭は下に向かって落ちてくれば、後は人のいろいろなタイプによって、
頭はそれから上にあがってきても問題はありません。
ただし、前傾角度を維持しながら動きます。
上半身が起きあがるのではなく、
下半身の動きで全身が持ちあげるように動くなら問題とはなりません。
トッププレーヤーでは
トッププレーヤーの多くは、頭はボールヒット直前では
少しだけ上にあがってきています。
たとえば、サム・スニード、タイガー・ウッズ、ジョーダン・スピース、
などでもほんのわずかに上にあがってきます。
そして、ダスティン・ジョンソンや世界トップランクだったこともある
ルーク・ドナルドとローリー・マキロイは、ボールヒットに向かって
頭の高さがまあまあ上にあがってくるプレーヤーです。
この中でも、ルーク・ドナルドは誰が見ても頭の高さが上にあがりながら
ボールヒットしていることがわかるぐらい、
大きく頭が上に動きながらボールヒットしています。
ただし、どのトッププレーヤーも共通して言えることは、
頭が上にあがり始めるタイミングは、手元がセットアップよりも
打ち出し方向へ移動した左股関節前辺りとなります。
手元がこの位置にあれば、ヘッドは加速しながら
ボールを打ち抜くことができます。
ドライバーショットのボールヒット直前で、頭の高さが下にさがる選手では、
背骨のポジションは上にあがっているけれど、
首を下に曲げて頭のてっぺんが下に落ちる動きが多いです。
ところが、首から先だけを無理やり下にさげようとしては、
首への無駄な負担がかかり、頚椎損傷などの要因となります。
これは、ジュニア時代から頭を上にあげてはいけないという感じで
教えられてきてしまった名残かもしれません。
他には、遠心力に対抗するように、
頭を打ち出し後方へ押し込む動きが大きいと、頭が下にさがってきます。
これは、ドラコンチャンピオンで多くみられます。
ただし、ツアーきっての飛ばし屋、
バッバ・ワトソンは、ほぼ平らに動いています。
ま、選手に関してはスイングなどもいろいろ改造しながら
ツアーをまわっていますので、固定的ではありません。
また、トップ選手でも年齢とともにボールヒットに向かって
頭の高さが上にあがる程度は大きくなります。
これは、脚や首への負担を減らすことを本能的にわかっているからです。
そして、めちゃ振りもしなくなり、ようするに遠心力に対抗するために
頭を打ち出し後方へ押し込む程度が小さくなるため、
トータルで頭が上にあがるということにもなります。
とりあえず、こんな傾向があると覚えておいていただければいいかと思います。
最低限守られていること
ここで、トッププレーヤーの中で絶対に守られていることがあります。
それは、セットアップでの頭の高さよりも、
ボールヒットでは頭のポジションは下ということです。
これは、手首が右手甲側へ折れるヒンジがセットアップよりも
ボールヒットではまだリリースされきっていないで残っているからです。
そのため、セットアップよりも全体的にボールに近づくことになります。
頭の高さがセットアップよりもボールヒットで上にあがると、
ヒンジがセットアップよりも解けた形でボールヒットすることになり、
すくい打ちとなります。
すくい打ちでは、ヘッドは減速し始めていて、
ボールに当たり負けしてしまいます。
そうなるとヘッドスピードに対するボール初速である
ミート率は低くなります。
さらには、当たり負けでフェースの向きが不安定になります。
ようするに、飛ばず曲がるショットになってしまいます。
100を切れていない場合に多い状況
スコアで100を切れていない場合に多い状況としては、
トップからいきなり力ずくでクラブをリリースしようとして、
起き上がってしまうことです。
この場合、セットアップよりも頭の高さは
上にあがった状態でのボールヒットとなります。
そして、トップで右脚にかなり乗っていた体重を、
両脚で体重を支える前に起き上がってしまう問題が多いです。
重要なのは、頭の高さではなく、
自らクラブを力ずくで振りに行っているかどうかということです。
トップからいきなり力でクラブを振ろうとしてしまうと、
誰もが起きあがりながらクラブをリリースさせてしまいます。
そして、重心が下に落ちてくる前に、頭の高さが上にあがり、
重心が下に落ちないままボールヒットを迎えてしまいます。
その結果、クラブはボールの手前で大きくリリースされてしまい、
すくい打ちとなります。
すくい打ちでは軌道としても、ボールの手前にヘッドの最下点が来るために、
ダフりやすく、さらに当たり負けしやすくなります。
頭の高さよりトップに向かう切り返し
要するに、頭の高さの変化をうんぬんするよりも、
まずは、トップに向かう切り返しから重心を下に落としてくることが重要です。
そして、重心の落下のエネルギーを使って、下半身と上半身の捻転差をつくり、
上半身をしならせることが、楽々パワフルなショットの肝です。
そして、上半身では自ら力を出そうとしないで、
下半身が止まってきて勝手にしなり戻ることに任せることです。
とはいえ、そんなに思いっきり重心を落とす必要はありません。
ほんの少しだけ自由落下して、
両股関節を少しだけ入れる感じでいいです。
重力で下に押されてことで、
両股関節で体の落下を受け止める程度のイメージですね。
あまりにも、下に落とそうとしてやりすぎると、
股関節で体をうまく支えることはできません。
重力をほんの少しだけ味方に付けるイメージが肝です。
上にあがる分はエネルギーの無駄遣い?
上にあがる分はエネルギーの無駄遣いかどうかは、
セットアップとボールヒットでの重心の高さ次第です。
セットアップよりもボールヒットで重心が落ちているなら、
ボールヒット直前に少し重心が上にあがったとしても、
それまでに重力から得たエネルギーのほうが大きくなります。
ですから、重心は落ちるほど、その分のエネルギーを回転に使うことで、
もっと鋭くターンできることになります。
重心が落ちるその他のメリット
また、落ちることで、重力を使って
両脚で地面をしっかり踏むことができます。
そして、地面は強く踏めれば踏めるほど、
より強い力を体に伝えることができます。
さらには、地面を踏まされた反動で、
脚は勝手に強く蹴り出すことができます。
ですから、ボールヒットでの重心がセットアップよりも
下にさがっていることが脚を使えるためのポイントです。
ターンでも重心は上下する
ターンすることでも重心は上下します。
そして、背骨を中心にターンすることで重力を簡単に使えます。
バックスイングでは背骨の前側の重い内臓や両腕とクラブが
右斜め上にあがり、頭は上にあがっていなくても、
体全体の重心は高い位置にあがってきます。
これは重力のエネルギーをゆっくり溜めたことになります。
そして、その上にあがった位置エネルギーを、
ダウンスイングでは下に落としてきて、回転のパワーに変換すれば、
ゆっくり溜めて一気に吐き出すことができます。
重力を使えば、筋肉の反応速度はだいぶカバーされます。
年齢を重ねるほど、頭の上下についても正しく見直して、
エネルギー利用と首などへの負担などを考慮して、
重力をうまく使って楽々ショットできるといいですね。
こうした話は、私のレッスンでも適宜紹介しています。
よろしければ、こちらからご参加下さい。
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これで、今日は本当のおしまいです。
では、また。
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大森コーチ殿、頭ののけぞりを何とか解消しようともがいていますが、どうも股関節の正しい使い方というか、動き方が分かっておらず、身につけられなかったためと分かりました。そこでコーチの新脱力みDVDの中の「長い棒往復素振り」映像と、今回出された「The Reborn]DVDのドライバーショットの映像を比較する機会に遭遇できました。ものすごく驚いたことに、まるでドライバーが長い棒そのものかと思うようなコーチの体の動かし方??の印象を受けました。
1月中旬から遂に決心して長い棒を調達して往復素振りドリルに挑戦しております。当初はヘロヘロでしたがだいぶ慣れてきました。頭の動かし方というか股関節の動かし方について質問があります。
Q1:PVCの表面が小生の手には滑りやすくてすっぽ抜けてしまいます。手元に滑り止めテープを張っていますが、もっと安全・廉価な滑り止め方法があればアドバイスお願いします。
Q2:コーチの往復素振りの映像をまねて股関節を動かしているつもりですが、今まで使ったことのない??筋肉に負荷がかかるらしく、腰痛とまではいきませんが腰の周囲に疲労がたまりやすいです。2日後には直っていますし、毎日のケアーは欠かさず実施中です。75歳の自分にこの疲労が出やすいのは、
A:股関節が正しい動きになっていないため。
B:使っていない筋肉を使っているので、慣れるまで焦らずドリルを続ける
C:JNSXの中の何か????の項目を取り入れる
など考えれるのですが、自信がありません。Aのケースは最悪でドリルを続けるのが怖いです。
問題点ををアドバイスいただければ幸甚です。
c:「「長い棒往復素振り」映像と、今回出された「The Reborn]DVDのドライバーショットの映像を比較する機会に遭遇できました。ものすごく驚いたことに、まるでドライバーが長い棒そのものかと思うようなコーチの体の動かし方?」
長い棒往復素振りは、長い棒が上半身のしなりを作りやすくしてくれるので、下半身の動きで上半身をしならせる感じをつかむには、最高のドリルです。なので、長い棒往復素振りをやることで、下半身の本来の使い方を一番直接的に習得できます。ですから、長い棒素振りでの動きが、実際のショット、特に動きが大きくなるドライバーショットに酷似してきます。
Q1:「PVCの表面が小生の手には滑りやすくてすっぽ抜けてしまいます。手元に滑り止めテープを張っていますが、もっと安全・廉価な滑り止め方法は?」
実は、手で棒を握りしめると滑ることが気になってしまいます。ところが、おもしろいことに、遠心力で引っ張られることに任せることで、ずれてだんだん棒の端ぎりぎりまで手が滑ってきたとしても、それほど気になりません。ですから、出だしで少し、3cmぐらい余らせて持っておいて、10往復したらちょと手の端ギリギリに棒が来ているという感じです。私は四季を通じて長い棒素振りを、1回のトレーニングで10往復を5セットやっています。しかし、暑い夏でも、凍てつく冬でも、滑ることは気になりません。
ですから、自らは握らないで、遠心力で握らされる感じならすべり止は不要です。
もし、滑り止めとして何か行なうとするなら、固定用テーピングのテープを巻いてもいいですが、やった後、手がねばねばしてしまいます。やるなら、テニスのグリップに巻く、少しソフトなテープがおすすめといえばおすすめです。それてとも、長い棒の端にゴムを巻いて、端だけをバットのように少し太くしてもいいです。でも、一番は、何も巻かないで滑るに任せる感じをおすすめしたいです。
Q2:「腰痛とまではいきませんが腰の周囲に疲労がたまりやすい、なぜ?」
上半身に自ら力を入れると、腰から上にかけて、体幹を捻る筋肉に負担がかかります。体幹はお腹を凹めてしっかり安定させ、その分肩甲骨をリラックスさせて、肩甲骨をスライドさせることを上半身のしなりとして下半身の動きで大きくしならせ、下半身の動きが遅くなり始めたタイミングで肩甲骨のスライドが勝手にしなり戻るようにすれば体幹への負担は分散されて、疲労は軽減できます。
とはいえ、長い棒素振りはやはり重い棒を振り回すことになるので、体への負担は少ないわけはありません。まさに、ショットのために必要な筋肉を鍛え上げる最高のトレーニングです。ただし、あくまでも上半身は自ら力を出すのではなく、上半身はしならされて、勝手にしなり戻ることに任せることで本来のスイングでの動きで発揮できる筋肉をトレーニングすることができます。
また、私は10往復を5セットやりますが、必ず1日以上間をあけて、超回復(トレーニング前よりも、一時的に筋力がアップする現象)を利用してトレーニングしています。ただし、超回復はだいたい48時間とも言われますが、年齢と共に超回復が現れる時間は長くなります、そして、だんだん年齢を重ねるにつれトレーニング後4日目ぐらいまでになり、そして、1週間ぐらいになってきます。トレーニングは1週間に1回のペースだと、筋力維持程度となります。ですから、筋力を強化したければそれよりも短い周期でトレーニングを繰り返す必要があります。ということは1週間以内に超回復が出現できる程度の負荷でトレーニングしなければ、筋力強化は望めません。そのあたりの、負荷というか、往復回数なり、セット数を調整しながら、少しづつ筋力を付けていけばいいです。このことさえ注意すれば、年齢を重ねても筋肉のパワーアップは可能です。
大森コーチ殿、長文にわたるアドバイス深謝いたしおります。往復素振りは時間をかけてじっくり取り組みいつかその成果が出るよう努力してみます。また、テニス用ソフトテープを調達して、慣れてきたら?素手に再挑戦です。既に、#80の研磨紙で表面を荒らしてみたのですが、効果は今一でした。ソフトに握ることはまだ先ですね。
こんにちは。いつも大変参考にさせていただいております。
今までの大森さんの心・技・体をまとめたような本は出版されないのでしょうか?
実現するなら、素晴らしいバイブルになると思っているのですが・・・。
Q:「大森さんの心・技・体をまとめたような本は出版されないのでしょうか?」
応援、ありがとうございます。
同じように思っていただけているお客様がどしどし後押ししていただければ、実現するかもです。