From:古賀公治
尼崎テクノランドより、、、
こんにちは、ティーチングプロの古賀公治です。
今日はあなたに、
「え、バフィー?ドライバーでいいのでは…?」
について、お話ししたいと思います。
私がかつてゴルフでご一緒した方のお話です。
その方は、とあるロングホールのティーショットで、
バフィー(4W)を取り出しました。
ティーショットでバフィーを…
その方はMさんという方で、60代の男性。
普段からゴルフをして
スコアは90前後で回られるぐらいの方です。
そしてそのホールは、
ティーグラウンドからは比較的真っ直ぐ。
フェアウェイも多少狭いかなという感じはしますが、
正直、ドライバーで打っても全く問題ない感じです。
実際私も、迷わずドライバーで打っていこうと思いました。
ですが、そのMさんが手にしたのはバフィー(4W)。
こんなことを聞くのは失礼かなとも思ったのですが、
どうしても気になって、Mさんに質問しました。
古賀 「え、バフィーですか?」
Mさん「ええ」
古賀 「ドライバーでええと思いますけど。。。?」
Mさん「いやー、ダメです。ダメです。
昔このホールで何回もOB打って、苦手なんです。
せやからドライバーでは打たんようにしてます。」
その後Mさんは、他のプレイヤーはドライバーで打つ中、
バフィーでティーショットをして。。。
無事、フェアウェイにボールを運んでいきました。
トラウマを克服するには
おそらくMさんの中では
過去の失敗がトラウマのようになってしまい、
ドライバーで打てなくなってしまったんでしょう。
このMさんの例でなくても、
ゴルフでありがちな悩みとして
・緊張してスコアを崩してしまう
・プレッシャーでボールを打つのが怖い
・悪いイメージしか出てこない
こうした話はよくあることかもしれません。
こうしたことを克服するには、
いわゆる「メンタル」が重要だと言われます。
これをメンタルの問題として考えるかどうかは
また別の問題として置いておくとして、
冒頭のMさんのように、
バフィーでしか打てなくなってしまったのは、
「なぜ、私は失敗してしまったのか?」
を気にしすぎてしまうことに
起因しているのではないかと思うのです。
失敗の「価値」とは?
もちろんゴルフというスポーツは、ティーショットを必ず
ドライバーで打つ必要はないわけですから。。。
Mさんの判断は全くもって間違っていいません。
プロであっても、コースによってはドライバーを
バッグから抜くことだってあります。
Mさんの判断は尊重した上で、
それでも敢えて私がこの場で申し上げたいのは
「失敗に価値はない」
ということです。
でもこのように言うと、
こんな誤解をされるかもしれません。
「いやいや、人は失敗から学びながら
成長していく生き物ではないのですか?」
はい。それはもちろん、私も認めます。
ですが、ゴルフというスポーツで
試合中にベストの自分を引き出すという観点からすれば。。。
ずっと後生大事に、その失敗をプレー中によぎらせながら、
ゴルフをする必要は、必ずしもないわけです。
とはいえ、こうした心の記憶というものは、
薬を飲んですぐに消せるような性質のものではありません。
では、どうしたらいいか?
これにはいろいろやり方があると思いますが、
私がオススメするのは
「成功と成功の間のつながりを理解する。
そして、それを言語化していく」
という作業です。
たとえば私は、複数のドリルのつながりを考えることで
新たなイメージができると、いつもお伝えしています。
それと同じで、成功した経験が一つ二つと増えてくることで、
その成功した時のイメージ同士が繋がってきます。
そうすると、
「ああ、今たまたまうまくいったこの動きは
あの時うまくいった時と、同じ動きだったのか」
そしてなんとなくぼんやりしていたイメージだった動きが、
自分の言葉で説明できるようになる。
すなわち、自分の中で「言語化」出来て
自分の中でより深い納得ができるのです。
成功のメモのなかにつながりが生まれてくるからです。
そのつながりの中で「失敗」は役割を持ちません。
(ですので私は敢えて「失敗に価値はない」と言いました)
いやむしろ、そのつながりに気づいた時にはきっと、
かつての失敗のイメージなどは消えてしまっていることでしょう。
イメージはそのままで記憶することはできません。
そのイメージたちをネットワーク化し、言語化することで
いつでも取り出すことができるようになります。
言語化することで正しいリハーサルがしやすくなり、
失敗のイメージが入り込む余地は、もうなくなることでしょう。
今日はこんなところにしておきます。
もし疑問については、コメントいただだいたものから
お答えできる範囲で順次お返事を書いています。
画像付きでないと説明が難しいものについては
お答えできないことがあることをご承知ください。
なおお読みになった方は、
そちらについても再度コメントをいただけると
「既読」かどうかが私から見てもわかるのでありがたいです。
それでは、今日はこのへんで。
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