From:ガッツパー水柿
ゴルフパフォーマンス練馬店より、、、
こんにちは。ガッツパー水柿です。
いきなりですが、
あなたは傾斜地での打ち方や特性を
しっかりと理解出来ていますか?
ティーグラウンドをはじめ、
コースは練習場のようにフラットではありません。
多くのゴルファーは
スイングのことばかりに気を取られ、
地面が傾いていることなんて
二の次になっていることが多いんです。
実はこれ結構重要なんです。
ということで本日のテーマは
「コースの傾斜を甘く見ていませんか?」
というテーマになります。
あなたは、こんな経験ありませんか?
・傾斜は何となく打ってしまっている
・練習場のフラットな地面のようにスイングしている
・ライによってどのアドレスが正しいのか分からなくなる
・傾斜地でのミスショットの理由がわからない
・傾斜と距離感がうまくフィットしない
これらどれか一つでも思い当る!
という方には今回のメルマガはとても役に立つ内容です。^^
それでは傾斜別にひとつずつ解説していきたいと思います。
コースには大きく4つの傾斜がある
まず始めに、傾斜と言っても
大きく4つの傾斜に分類することが出来ます。
・つま先上がりのライ
・つま先下がりのライ
・左足上がりのライ
・左足下がりのライ
あなたもよく聞くフレーズだと思います。^^
基本的にはこの4つ傾斜を理解することで
大抵の傾斜は対応できるようになります。
それぞれに共通して言える部分もあるので、
あまり難しく考える必要はありません。
傾斜地のアドレスで意識するポイントは、、、
・ボールと自分との距離の関係
・傾斜によってクラブがどう降りてきてどう飛んでいくのか
ということです。
ボール位置は難しいことは考えずに
素振りをして最下点を確認して、
そこにボールを置きます。
どの傾斜でもそうですが、フルスイングは禁物です。
傾斜地でのスイングはバランスを取るのがとても難しいので
スイングは出来るだけコンパクトにして番手を上げるようにしていきます。
前置きはこれくらいにしてそれでは、
一つずつ説明していきたいと思います。
実際に状況をイメージしながら
注意点を見てみて下さいね。^^
・フックが出やすい。
・ダフリやすい。
・距離が出ずらい
つま先上がりでは、ボールと体の距離が近くなるため、その分クラブを短く持ちます。
・スライスしやすい。
・トップしやすい。
・飛距離が出ない。
つま先下がりでは、ボールと体の距離が遠くなるため、重心を下げてクラブを長く持ちます。
・フックしやすい。
・距離が出ずらい。
・ボールが上がりやすい
・右足に体重が残りやすい
傾斜面が上がっいてロフト角も上を向くので飛距離が落ち、コンパクトなスイングになるため、余計飛距離が落ちます。また、下半身が止まってフェースが強く返りやすく、フックも出やすくなります。
左足上がりと左足下がりでは地球に対して
真っ直ぐ構える方法と斜面に対して構える方法とがあります。
それぞれにメリット・デメリットがありますので、
しっかりと理解していきましょう。
■左足上がりの地球に対して真っ直ぐ構えるメリット・デメリット
メリット | 平らな場所に近くバランス良く振れる |
---|---|
デメリット | 傾斜に対して逆らうように構えるので、地面にグサッと刺さりやすく振り抜けない |
■左足上がりの斜面に対して構えるメリット・デメリット
メリット | 傾斜なりに振れるから刺さりにくい |
---|---|
デメリット | 右に重心が残りやすいので、ボールに届かずに頭を打ちやすい |
・右にプッシュスライスが出やすい。
・ボールが上がらない。
・トップが出やすい。
・距離があまり落ちない。
右足側の斜面の傾斜が高くなるので、ダフりやすくなります。クラブフェースが立ってインパクトするので、低くボールが出やすくなります。ボールが止まらずランが多く出るので小さくスイングしても飛距離はそんなに落ちません。
■左足下がりの地球に対して真っ直ぐ構えるメリット・デメリット
メリット | 平らな場所に近くバランス良く振れる |
---|---|
デメリット | 右重心でダフりやすくなる |
■左足下がりの斜面に対して構えるメリット・デメリット
メリット | 傾斜なりに振れるからダフリにくい |
---|---|
デメリット | ボールが上がりにくく、バランスを崩して左に軸がブレやすくトップしやすい。 |
このように4つの傾斜別に
簡単に注意点をまとめてみました。
それぞれの傾斜でなりやすいミスをしっかり把握して
次回のラウンドから是非実践してみて下さい。
もちろんティーグラウンドも傾斜になっています。
水はけが良い形状(おわん型)になっている所も多く
ティーショットを打つ前にも是非確認してみて下さいね。
打っても打っても傾斜地から傾斜地へ・・・
といったことが無くなるように、
是非参考にしていただきたいと思います。
まだまだ書ききれていない点も多いので、
気軽に疑問質問はコメントして聞いて下さいね。^^
それではまたメールします。
ガッツパー水柿
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ガッツパー 水柿
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水柿プロへ
いつも解り易く、ゴルフをやさしい方向に導いて下さる解説に『なるほど』という思いで拝見しています。
本日の傾斜地からのショットの解説も写真を使いながら出やすいミスとその理由を簡潔に説明されていますので、理解しやすく私を含め多くの方の参考になったのではと感じています。
私の場合、左足上がりのショットが上手く打てていません。
インパクトで詰まった感じになり左に引っかかったり、ダフリも出ています。
これだけの情報量では、アドバイスは難しいでしょうが、水柿プロが左足上がりからのショットで留意されていることを、素振り→セットアップ→実際のショットまでの一連の動きの中で教えていただけたらと思います。
よろしくお願いいたします。
芝刈り名人様
コメントありがとうござます。
そしていつもメルマガをご覧いただきましてありがとうございます。
左足上がりのショットは左足が高い状態になり、体の回転が止まって詰まってしまいやすくなります。
ですから傾斜なりに構えて打つか、またはスタンスを少しだけオープンにする、あるいはフォローを高く振り抜くなどの意識で改善できます。
僕も左足上がりでは芝刈り名人様と同じようなミスが出やすいですから、先ほどの方法を素振りで試してみて一番バランスが取れる方法をチョイスして打っています。
ぜひコースで試してみてください!
水柿プロへ
アドバイス有難うございます。
左足上がりのショットでは、左に曲がりやすいことを警戒してピンの右を向くアドレスを取っていました。
両脚のラインをオープンにすることで、腰の切れを邪魔しないスイングを試してみたいと思います。
その時の肩のラインはピン方向またはややピンの右狙いで良いでしょうか?
また、フォローを高く振り抜くと体の回転がスムースになることの因果関係が理解できませんでした。
お手数ですが、再度アドバイスを頂けたらと願っております。
芝刈り名人様
ご返信ありがとうございます!
両足をオープンにした時は肩のラインはターゲットラインにスクエアにします。
上体を右に向けるとかなりバックスイングが苦しくなってしまいますからね!
フォローを高く振り抜くのは、通常通り振ると壁(地面)にクラブが突き刺さってしまうのと、
左脚が右脚よりも高い状態で構えるのでレベルに回ろうとすると体の左サイドが詰まってしまうからです。
これは少し練習が必要になりますので、アドレスで対処したほうがシンプルですね。^^
水柿プロへ
疑問に明快にお答え頂きありがとうございます。
次回ラウンドで、左足上がりのライでのショットに、今回プロからアドバイスを受けたアドレスで足元をオープンにして、肩のラインを目標にスクエアーに構えて打つ方法をチャレンジしてみます。
良い結果報告が出来ればと願っています。
今週の木曜日のお浚いですね。ありがとうございます!
メルマガの題名を見た時に感激しました!
明日山岳コース攻略してきます!結果は後日報告しますね、
永井様
コメントありがとうございます。
そしていつもメルマガをご覧いただきましてありがとうございます。
山岳コースの結果を楽しみにお待ちしております(^ ^)
ガッツパー水柿先生、いつもためになるお話をありがとうございます!
実際のコースに行くと、例えば、つま先上がりの左足下がりとか、つま先下がりの左足上がりなどの複合型のライが多々ありますよね?
この場合にフックしやすいとか、スライスしやすいというところがいまひとつ分からず、えい!もう打っちゃえとコンパクトに振ることだけ意識して打つことが多いのですが、このようなライでは、ボールの曲がりはどのように考えるとよいのでしょうか?
まーよこ様
コメントありがとうございます。
コースに出るとまーよこ様のおっしゃる通り、様々な複合型の傾斜がありますね!
どのように曲がるのかはスイングタイプ、ボールの位置、打つクラブによって一概には言えませんが、
基本の考えとしてはふたつの傾斜の曲がる傾向を合わせて考えていただければと思います。
例えば、つま先下がりで左足上がりの場合、つま先下がりは右に曲がりやすい、左足上がりは左にいきやすい、
ふたつ合わせると相殺されてまっすぐ行きやすい。など
また、どの傾斜が複合されているかを見極めるのも大切です。
ぜひコースで実践してみてください(^ ^)