酷い時はパターだけで40パット…対策は？

From:徳嵩力一
千葉のクラブ工房より、、、

こんにちは。プロクラブフィッターの
徳嵩力一（とくたけ・かついち）です。

今日なんですが、あなたに

　「酷い時はパターだけで40パット…対策は？」

という話をしたいと思います。

当たり前ですが、パターが決まらないと
必然的にスコアもまとまりませんよね。

これをクラブという観点で解決するとしたら、
どのようなことが考えられるか？

こんな質問をいただきました。

飛距離が落ちた＆パターが悪い

> ゴルフ歴30年です。
> 以前はドライバー280ヤード、現在220ヤード、
> 持ち玉フェード？スライス？
> アベレージが以前は85、現在97。
>
> 使用クラブ： ウッドスリクソンSシャフト、
> アイアン：ツアーステージマッスルバックダイナミックゴールド、
> 飛距離が落ちたのとパターが悪く
> 酷いときはパターだけで40パットします。
　

ご質問、どうもありがとうございます。

まず、状況をうかがう限りですが
　

　「パターが悪く、酷いときはパターだけで40パット」
　

やっぱりココが一番、気になりますね。。。(^_^;)
　

もちろん、飛距離自体が60ヤードも減ってしまっていることもあって
飛距離のほうにどうしても目が行ってしまう気持ちも、わかります。

ですが、スコアアップのことを考えると
パターのパット数を減らすのが近道かなと。。。

単純に、そう思います。
　

なんですが、この現象を敢えて
飛距離とからめて、好意的に捉えるとしたら。。。
　

　「セカンドショットが『とりあえずグリーンに乗るだけ』
　　になっているから、パター数が増えてしまっている」
　

という可能性もありますね。

飛距離アップはドライバーだけではない！

ドライバーの飛距離が60ヤード落ちているとして、
その60ヤードをドライバーだけで取り返すのは。。。

もちろん、やり方次第では可能なのかもしれませんが、
ちょっと考えた感じでも、かなり厳しそうですよね。
　

だとしたら、自分が提案するのは、
ギアのほうを改善することで
　

　・ドライバーで15ヤード

　・その他のクラブで15ヤード
　

これなら、合計30ヤードの飛距離アップになりますよね。

ポイントとしては。。。
飛距離アップといっても、ドライバーだけではないということです。
　

　「えー、でもたったの30ヤード。。。？」
　

そんなふうに思った方は、こう考えてみてください。

ドライバーで15ヤード飛距離アップして、
次のセカンドでも15ヤード飛ぶようになっているのなら。。。

セカンドショットでは、１番手どころか
２番手下げたクラブで打てるということになります。

今まで6番アイアンだったのが8番アイアンになれば…

単純に考えて、ゴルフが簡単になってきますよね？

そうなれば、グリーンのよりよい位置に
ボールを置ける可能性が上がりますので。。。

質問者様の懸案事項でもある
パット数も改善される可能性があります。
　

多くの方は、ドライバーの飛距離アップに目が行きがちです。

ですが、他のクラブでの飛距離アップも、
スコアアップを考える上では、武器になります。

質問者様は、アイアンがマッスルバックのようですが、
マッスルバックなので、それほどロフトが立ってないのではないでしょうか？

マッスルバックのアイアンの場合、ヘッドスピードがないと
最適なスピンが得られず上がりにくいので、
初めからロフトが寝ていることが多いからです。

もちろん、マッスルバックは操作性が良く球が扱いやすいのですが、
反面、そうした特徴があります。

だからといって、ストロングロフトの（ロフトが立っている）
キャビティアイアンにしたほうがいい、とは単純には言えませんが。。。

こればかりはスイングを見させていただかないと判断はできませんが、
クラブを変えることで何らかの改善がされる可能性はあると思います。
　

というわけで、やっぱり一番いいのは
自分のフィッティングを受けていただくことなのですが。。。

相変わらず「満席」の状況が続いていて、
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それでは、また次回。

徳嵩力一
　

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徳嵩 力一

高校・大学とゴルフ部に在籍。大学卒業後、クラブデザイナーの第一人者である故竹林隆光氏が設立、代表を務めた 株式会社コンセプト（現、株式会社フォーティーン）に入社。当時ゴルフクラブを数値で表して、クラブ設計を行う、中空アイアンの発明、 タラコ元祖UTなど革新的なクラブ設計で著名だった竹林氏の元でクラブ理論、フィッティングを学び、3,000名以上にフィッティングを行う。 また、プロゴルフツアーにも参加し、選手のフィッティング、セッティングの提案に従事。有名ツアープロも多くフィッティングしてきた。 在籍時代に競技出場中の小原プロと出会い、小原プロのクラブフィッティングを担当。その後、小原プロのスタジオ、フォースワンカスタムフィッティングの代表としてアマチュアゴルファーのベストスコア達成に貢献中。これまでにクラブに費やした金額は軽く1,000万を超えるほどのクラブ博士。古今東西あらゆるクラブに精通する生きるゴルフクラブ辞典。

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