From:徳嵩力一
千葉のクラブ工房より、、、
こんにちは。プロクラブフィッターの
徳嵩力一(とくたけ・かついち)です。
今日なんですが、あなたに
「中途半端はやめて、打ちましょうよ」
という話をしたいと思います。
冒頭から変なタイトルですが。。。
実はこれ、フィッティング時に業を煮やして
お客様にかけてしまった一言なんです。
以前、お客様とこんなやり取りがありました。
二度目のフィティング来訪のお客様と
そのお客様は、以前に自分のフィッティングにいらした方でした。
(ゴルフパフォーマンスのレッスンには通っていらっしゃいません)
そのフィッティングの時には
ご提案したクラブはご購入にならなかったのですが、
しばらくした後で
「今度こそは、クラブを買いたい。
だからもう一度、フィッティングをお願いしたい」
ということで、再度自分のところに
フィッティングにいらっしゃいました。
それで再度来店して、現状の話をお聞きして、
実際にいくつかクラブを打っていただいたんですが。。。
いわゆる「当てるだけ」のスイングで
計測を見ても、力強いボールが打てている気配がありません。
当然、飛距離も出ていません。
以前にいらした時も今回も、
かなり軽いクラブを変わらず使っていらっしゃっていたので
その影響が強くあることを感じました。
このままだといい方向には向かないなと思い、
思い切って私は一言、このように言いました。
「中途半端はやめて、打ちましょうよ」
徳嵩 「中途半端はやめて、打ちましょうよ」
お客様「いや、打てないんですよ」
徳嵩 「でも、前回(フィッティングに)いらした時も
重たいクラブでフィニッシュまでいけてましたよ」
お客様「やってるつもりなんですけど。。。」
徳嵩 「前回クラブをお買い求めにならなかった時にも
おそらくお伝えしたと思うんですけど、
今のクラブが軽いから、中途半端なスイングが
習慣になってるんですよ。
今の軽いクラブのままだと手打ちになりやすいから
どうしてもミスショットは出ちゃいますよね。
でも、もしクラブを変えたとしても、
振り切らなかったらミスショットしか出ませんよ」
お客様「うーん。。。」
徳嵩 「今回だってちゃんと打てるはずです。
今のクラブのこととか、今のゴルフのことはいったん忘れて
体全体を使うつもりで、ちょっと思い切って振ってみて下さい」
以前にもお話をうかがっていて、
このお客様の最近のスコアと目指す目標スコアは
一般のゴルファーの水準よりも高いものだと思います。
年齢は70歳代ですが、お話をうかがっていると
ベストまであと2~3打で回ってきたこともあったそうで、
今もそれほど悪くもないゴルフをしていらっしゃいました。
ですが、今までのままの「手打ちベース」のスイングでクラブを変えて、
スイングが手打ちのままだったら、それこそミスショットしか出ません。
スイング、変える覚悟はあります?
こういうお客様にはハッキリと、こうお伝えしています。
「だったらもういっそ、今のクラブのままで
今のスイングを固めたほうが早いんじゃないですか?
今からスイングを変える気持ち、ありますか?」
私はどちらかというとこのへんはハッキリ言ったほうが
お互いのためだと思っているので。。。
(それで誤解を与えてしまうこともしばしば。。。汗)
極端な話として、3ヶ月~半年、今のクラブで頑張って
今だけの結果になるのも覚悟で固めていくか。
それとも、イチからスイングをいじって
1~2年かかるけど、確実なスイングを積み上げていくか。
もちろんフィッターとして、お客様に提案はします。
ですがどちらを選ぶか、最後の決断は
プレイヤーである本人次第です(当たり前ですが)。
今回のお客様の場合、そのような判断を迫ったわけですが
「そう言うのなら、
今のままのクラブで頑張るかな」
「やるしかないか」
という結論に至ったようでした。
最後は、プレイヤー次第
そしてゴルフのレッスンを受けるかどうかも、
そこまで自分たちには強制力はありません。
やるかやらないかは自由、プレイヤー任せですので。。。
突き放した言い方になってしまいますが、
フィッティングを受けるというのは
たんにゴルフクラブだけの問題ではなく、
「スイングまでを変えるか、変えないか?」
何度もこの場で申し上げているように、
そういう判断を迫られることになってしまいます。
特にこのような「究極の選択」的なことは、
今回のような外部からフィッティングにいらした方が
そのようになりやすいです。
現在レッスンを受けている人であれば、
コーチがレッスンで正しいスイングへ導いてくれていますから
こうしたスイングとクラブの関係も理解していただけます。
ですので、普段からレッスンを受けてない人が
フィッティングにいらっしゃる際には
「今のスイングを変えてまで、やる覚悟はありますか?」
ということは、必ず聞くようにしています。
お客様が上達やスコアアップを望んでいるのはわかっていますし
そのための道筋は用意できる自信はあります。
ですが、それが今のクラブでなのか、
それとも新たに上達が確実なクラブに切り替えてからなのか。
それを聞いておかないと、せっかくクラブを変えても
お客様の望む結果は得られません。
この点については、常に難しさと迷いを
日々感じているところです。
ただ、一つだけ言えることは。。。
どんな道であれ、今を変えようとする姿勢がなければ
未来は変わらない、といったところでしょうか。
それでも未来を変えたいというあなたは。。。
フィッティングスタジオへのお越しを、お待ちしております(笑)。
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それでは、また次回。
徳嵩力一
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徳嵩 力一
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私もゴルフを始めて15年以上軽いクラブで軽く振って100一桁前半の我流ゴルフをやっていいました。あるゴルフ練習場でたまたま当時のトーナメントシニアプロのワンポイントアドバイスをして頂く機会があり見てもらったところ、あなたのスイングはまあ悪くはないんだけど手打ちになってるからこのままのスイングなら将来100以下は難しいよ・・・ゴルフのスイングはもっと大きな筋肉を使って肩をもっと回して振るんだよと言われました。しかし15年続けた我流スイングを変えるにはさらに10年くらいかかりました。去年こころを入れ替えるつもりで神田店でフィティングを受けてゴルフクラブを購入しビジネスゾーンの練習に励んでいます。購入したクラブは当初ショートアイアンが特に重たく感じましたが、最近は練習場でもラウンドでも前の軽いクラブより安心してスイングできます。ただ安心しすぎて手打ちになると途端にミート率が悪くなるので重いクラブはいい目安になってます。